宮島「弥山」の登山コース情報を解説!初心者や子供向けのルートは?

宮島にある弥山は弘法大師ゆかりの山で気軽に登山が楽しめます。日帰りで初心者、子供でも登山が楽しめるコースを紹介しましょう。四季の変化を感じながら弥山を登山するのはきっといい思い出になるでしょう。宮島の最高峰「弥山」は絶景パワースポットです。

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目次

  1. 1宮島のパワースポット「弥山」の登山ガイド!
  2. 2宮島の登山で人気の「弥山」について
  3. 3宮島「弥山」の登山ルート情報
  4. 4宮島「弥山」の登山に必要な持ち物や服装
  5. 5宮島「弥山」の登山で絶景の感動を!

宮島のパワースポット「弥山」の登山ガイド!

世界遺産「厳島神社」を抱く宮島、嚴島神社の後背地で、806年に弘法大師が開基したとされる標高535m、信仰の対象にもなっている最高峰「弥山(みせん)」があります。弥山原生林は国の天然記念物に指定されていて、世界遺産「嚴島神社」指定区域の一角を担っています。

今回はパワースポットとしてもしられる「弥山」に登山をする際に、おすすめのコース、とりわけ初心者や子供が登山をするのに気を付けておきたい点をまとめてみました。参考にしていただけたら幸いです。

ルートや持ち物などを事前にチェック!

宮島の最高峰である弥山は古くから信仰の対象でもあります。標高も高くなく気軽に登山ができるので登山初心者をはじめ子供を連れたファミリーにも人気の山です。そうはいっても危険が全くないわけではありません。

実際に選ぶルートによっては岩が多いところもあったり、急斜面があったりなど思わぬ事故も過去には起こっています。そこで登山をする前に確認をしておきたいルートや服装、持ち物などをチェックする必要があります。紹介しますので一緒に見て行きましょう。

弥山の基本情報

名称 弥山
住所 広島県廿日市市宮島町
営業時間 弥山展望台 利用時間10:00~16:00
(トイレは24時間利用できます)
URL 宮島観光協会公式サイト

アクセス方法&駐車場情報

弥山山頂までのアクセス方法ですが、宮島桟橋から徒歩の場合約2時間程度かかります。ロープウエーを使用した場合、宮島桟橋からロープウエー紅葉谷駅まで徒歩約25分、紅葉谷駅から獅子岩駅までロープウエーで約15分、下車後徒歩約30分で山頂の展望台に到着します。

なお、紅葉台公園入口からロープウエー紅葉谷駅までは無料送迎バスがあります。所要時間は約3分です。駐車場は宮島の桟橋のところにありますから、そちらに駐車して下さい。山頂まで車でアクセスは出来ません。また、紅葉シーズンなどは宮島で駐車場が確保できない可能性もありますからご注意下さい。

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宮島の登山で人気の「弥山」について

春は新緑、秋は紅葉、夏は涼を求めて、冬は雪見と年間を通じて登山者が絶えない霊峰「弥山」はルートによっては初心者でも登山が楽しめるとういうことで広島県内でもおすすめスポットになっています。最近では女性の登山者も増えています。

パワースポットとして注目される弥山について詳しく見て行きましょう。知れば知るほど魅力ある山だと気づくでしょう。

弘法大師空海が修業をした弥山

唐から戻った弘法大師が立ち寄った宮島で「弥山」に出会い、ここを霊地として修行をすることにしました。獅子岩駅から約20分ほど登ると弥山本堂と霊火堂があり、御堂を建て修行に使った火が千二百年以上たった今も燃え続けていて、「消えずの火」といい、古くより伝わる弥山七不思議のひとつと言われているます。

また、霊火を守る霊火堂は、恋人の聖地にも認定された幸せを呼び込むパワースポットとしても人気があります。

七不思議と呼ばれる自然物がある

神が宿る神秘の山、弥山には7つの不思議な伝説が残されています。「消えずの火」」は、弘法大師が修行の際に焚かれてからいまだに消えず、広島市の平和記念公園の「平和の灯火」の元火にもなりました。「錫杖の梅」は、弥山本堂横にたたずむ八重の紅梅で、弘法大師が立てかけた錫杖が根をはり、ついには梅の木になったという不思議な話が残っています。

その他には、本堂の裏側を少し下った所にある「曼荼羅岩」、畳数十畳分もの巨大な岩盤には古来より弘法大師の書であると伝えられる文字と梵字やイラストが刻み込まれています。「干満岩」「拍子木の音」「しぐれ桜」「龍燈の杉」があります。登山と一緒に七不思議を探訪してみませんか。

弥山のおすすめの登山時期は?

弥山の登山シーズンですが年間を通して楽しめますが、登山をするならおすすめは初夏がいいでしょう。あまり暑くなく、雨も比較的少ないので登山には最適な季節だと言えます。気になる害虫などもこの時期ならまだそれほど多くありません。

弥山での注意点や禁止事項

弥山は標高が535mと低いので服装が軽装で登山をしがちですが、登山用の靴は履いた方がいいです。足元には岩がごろごろしている所も一部あります。また雨上がりなどは滑りやすくなりますので注意が必要です。水分補給は大切なので持参して下さい。

弥山に限ったことではありませんが、登山をする上でのルールとして、ごみは持ち帰ること、たばこなど火気厳禁、植物を踏んだり、摘んだりしない、動物に餌を与えない、登山道以外の道に入らないなどです。自分だけではなく、後から来る人にも気持ちよく登山をしてもらうために一人一人がルールを守って登山をしましょう。

宮島「弥山」の登山ルート情報

宮島「弥山」は、標高が低い山ですが急斜面もあり、一度道に迷うと危険が伴います。そこでポピュラーな登山コース3つを紹介します。難易度に違いがありますが初心者や子供でも楽しめるコースもあるので参考にして下さい。

登山ルート①紅葉谷コース【初心者・子供向け】

「紅葉谷コース」は、初心者向けの緩やかなコースなので子供にもおすすめです。厳島神社の裏手にある紅葉谷公園からロープウエー乗り場を横眼に進むと登山口があり、登山道に入ると紅葉やカエデなどが続きます。秋は特に見事な紅葉が見られます。

その先に赤い天然橋が見えてきます。少し歩くと、ロープウェー獅子谷駅からの道と合流する紅葉谷分岐点に到着、そこから約20分で山頂が見えてきます。

所要時間や日程は?

「紅葉谷コース」は、後半に80段の石段が続きますが、紅葉谷駅~弥山山頂まで約2.5キロメートル、所要時間は片道約1時間半~2時間(休憩含む)の日帰りコースです。途中のトイレは紅葉谷公園内・弥山本堂・弥山展望休憩所にあります。

登山ルート②大聖院登山コ-ス【石段が多い】

「大聖院登山コ-ス」は、石段が多く初心者には少しきついコースになるかもしれません。真言宗御室派の大本山大聖院の手前の道を左手に進んだところに登山口があります。近くには「白糸の滝」と呼ばれる水量の少ない滝を見ることができます。

さらに登山道に沿って歩いていくと、一丁109mを表す「丁石」やお地蔵さまがところどころに見られます。ここからは踏ん張りどころ、約2200段の石段がひたすら続くため、途中で景色を眺めながら休憩を挟むとよいでしょう。十八丁目にあたる仁王門からは、弥山本堂を通って山頂までは約10分で到着できます。

所要時間や日程は?

新しく積み上げられた石の階段が続く「大聖院登山コ-ス」は、大聖院~弥生山頂まで約3キロメートルのコースで、片道約1時間半~2時間(休憩含む)の日帰りコースです大聖院・弥山本堂・弥山展望休憩所にトイレがあります。

登山ルート③大元コ-ス【弥山原始林を散策】

「大元コ-ス」は、桜の名所大元神社すぐ先の大元公園から、沢づたいに登って行くコースです。基本的に石とコンクリートで舗装された道を歩くので難易度は低いと言えます。弥山原始林を歩く醍醐味は「大元コ-ス」ならではの不思議な雰囲気を感じながら散策ができます。弘法大師が訪れたと伝わる岩屋大師にある80メートルの断崖は迫力あります。

駒ヶ林分岐点から約5分歩くと駒ヶ林山頂に行けば、弥山の展望台が見えてきます。ここから15分ほどで山頂に到着します。

所要時間や日程は?

大元神社~弥山頂上まで約3.2キロメートルの「大元コ-ス」は、片道約2時間~2時間半(休憩含む)の日帰りコースです。トイレは、大元公園・弥山本堂・弥山展望休憩所にあります。

ロープウエーで気軽に登山も!

登山口から山頂まで歩くと子供や年配者だと疲れてしまいます。その場合は、ロープウエーを利用したらいかがでしょう。ロープウエー乗り場まで無料バスも運行しているので便利です。区間は紅葉谷~獅子岩です。

料金や営業時間は?

ロープウェイの料金は大人片道1000円(往復1800円)、小人片道500円(900円)です。営業時間は12月~2月まで9:00~16:30、3月~10月まで9:00~17:00、11月は8:00~17:00、GW特別運転・お盆特別運転期間中は8:30~17:30となっています。

宮島「弥山」の登山に必要な持ち物や服装

弥山の登山に必要な持ち物を事前に確認しておきましょう。低い山と言っても注意しなければならない事項もあります。ポイントを絞って解説します。特に子供連れに方は注意が必要です。

①歩きやすい服装と靴

服装ですが動きやすい服装がいいでしょう。ただ、害虫例えばスズメバチや蚊、マムシといった外敵から身を守るためには肌をあまり露出しない服装がおすすめです。朝晩が肌寒い季節は羽織るものが1枚あるといいかもしれません。

靴はスニーカーか登山靴にして下さい。サンダルやヒールは怪我の元です。弥山は平たんな道ばかりではありませんし、岩も出ている所がかなりあります。また、慣れない靴は靴擦れの原因にもなるので、事前に履いて足を慣らしておきましょう。

②飲料水

飲み物(500mlペットボトル)、甘いもの(アメ、チョコ等)を持参して下さい。山頂に展望デッキがありますが、自販機はありませんし、湧水もありません。また、体力を消耗した時は糖分が疲れを癒してくれます。子供連れの方は特に、飲み物と甘いものは余分に持参するよう心掛けて下さい。

③日焼け止め対策グッズや帽子

街の中にいる時より山の上は紫外線が強く当たります。紫外線を浴びると疲労の原因にもなります。日差しを遮るためにも日焼け止め対策はしっかりしましょう。女性だけでなく子供や男性もUVクリームを利用しましょう。

また帽子は日差し除けにもなります。また急な雨の時も直接頭を濡らすと体温低下の原因になります。是非、帽子は用意しておきましょう。

宮島「弥山」の登山で絶景の感動を!

宮島には世界遺産、厳島神社だけでなく弘法大師とゆかりのある弥山があります。弥山は初心者や子供も楽しめる登山スポットです。登山ルートをしっかり把握して、服装や靴など準備を怠りなくしましょう。神の島と御神体に触れて素晴らしい思い出になることでしょう。

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この記事のライター
MASA
わんこと旅行が大好きな会社員です。皆さんにとって魅力ある旅情報を発信してして行きますのでよろしくお願いします。

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