島根・隠岐諸島の絶景名所「ローソク島」を遊覧船観光!時期や確率も解説!

テレビでも話題になったローソク島の絶景は島根県の隠岐にあります。ですが、いつ見れるかご存じですか?あの絶景を見るには色々と条件があるんです。こちらではローソク島への行き方は勿論、遊覧船情報や注意事項、行き方、そしてきれいな夕日の出る時期までご紹介致します。

島根・隠岐諸島の絶景名所「ローソク島」を遊覧船観光!時期や確率も解説!のイメージ

目次

  1. 1島根・隠岐諸島の「ローソク島」が最高にロマンチック!
  2. 2「ローソク島」は隠岐諸島を構成する島の1つ
  3. 3「ローソク島」が見られる時期や確率
  4. 4「ローソク島」近くにあるローソク島展望台
  5. 5「ローソク島」へのアクセス&駐車場情報
  6. 6「ローソク島」で奇跡の瞬間に立ち会おう!

島根・隠岐諸島の「ローソク島」が最高にロマンチック!

時に自然同士の偶然が重なり、何とも言えない光景を作り出す事があります。それはダイヤモンド富士であったり、蜃気楼による宙に浮かぶ船であったり、時と場所はさまざまですが、その一瞬の光景は作られたものでないからこその美しさがあります。

そんな場所が神の集まる国・島根にもあります。一見ただの突き出た岩ですが、夕方の僅かな時間だけその岩の先に夕日が重なり新たな姿を見せてくれるのです。その光景からその岩はローソク島と名が付き、現在では観光名所の一つとして知られ、パワースポットとしても注目を集めています。

夕日に浮かび上がる海上のローソク

昨今ではリラックスアイテムとしてアロマで香り付けされた背の低い蝋燭がメジャーですが、お仏壇や時代劇などに見る蝋燭と言えばある程度背の高いものではないでしょうか。

そんな蝋燭に似た形状をしている事から名前が付いたのが、このローソク島です。グーグルマップでは人が上陸出来るものではない事から『島』ではなく『岩』として紹介され、本物の蝋燭の様に着火する先端の尖りがあるが特徴となっています

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「ローソク島」は隠岐諸島を構成する島の1つ

島根県に属している隠岐島(おきしま)は島根県北部に広がる日本海に浮かぶ4つの島と180あまりにも及ぶ小島の事を指します。その中でローソク島があるのは島後(どうご)と呼ばれる島です。隠岐島の中では最も面積が広く、空港も設置されています。

人口は23000人と少なく、手付かずの自然が多く残っており、ジブリに出てきそうな自然と共存する神社も点在しています。隠岐ならではのブランド岩牡蠣や隠岐牛、さざえカレーなどもあり食の観点からも魅力多き場所です。

なお、観光スポットとしては海中公園も多く、スキューバダイビングをされている方には人気のスポットの一つです。海の水が透明な事から魚群や海藻がはっきりと見る事が出来るそうです。

そして、マリンスポーツのその後は地酒もかかせません。獲れ立ての魚介類と共に頂けるのは海が近い場所の特権です。日本酒が好きな方でしたら『隠岐誉』や『初桜』『菊水』などの銘柄を聞いた事はありませんか。

奇跡の絶景に思わず時が止まる隠岐の島

離島である事からローソク島のある方角には地平線のみが広がり、景色を邪魔する建物はありません。その立地によりあの奇跡の光景が形作られる訳です。この奇跡を見る為に毎年多くの方がカメラ片手に訪れます。

しかし、見る為には運も必要です。確率はそれほど高くありませんが、実際に見る事が出来たならば、その光景に言葉を失う事間違いなしの絶景です。さらに隠岐には多くの絶景スポットがある事から都会では見られない美しい風景を写真や心に焼つけることができます。

4つの島からなる隠岐諸島

先程紹介した隠岐島あるいは隠岐諸島は主に4つの有人島で構成されています。ローソク島のある島後(どうご)をはじめとし、西南部にあるのが西ノ島、中ノ島、知夫里島の3島で、これをまとめて島前(どうぜん)と呼んでいます。

観光業が盛んな場所であり、伝統行事なども都会からの旅行者には新鮮に映る事でしょう。離島である為、当然行き方には船もしくは飛行機が必要となります。行き方が難しい隠岐諸島。しかし、その手間をかけてもきたいと思わせる魅力があります。

ローソク島は夕日と岩が重なり合った瞬間だけに現れる

火の灯ったローソクのような姿はいつでも見る事が出来る訳ではありません。太陽は毎日昇り沈むのだから毎日見れたらと思うのですが、夕日の微妙な位置関係が大きく左右する為、見られる時期は限られています。この点に関してはこの後詳しく解説させて頂きます。

さらに重なって見えるのは海上の遊覧船からのみという条件が付きます。ただ出航してくれさえすれば、だいぶ確率も上がりあと一息といった具合です。良いポジションに接近した際は船長さんがアドバイスをくれるとの事ですので、カメラ媒体を落とさないようにお気を付け下さい。

海に浮かぶ細長い奇岩としても人気

ならば、ローソクが見られるその時期だけが人気なのかといえば答えはノーです。数々の小島を抱える隠岐島の中でもローソク島のような変わった形の岩はそう多くありません。

日本という観点で見ても細長く残っているのは稀であることから、ローソクだけの姿もそれはそれで貴重です。絶景となるそれは運が絡みますが、ローソク単体でしたら時期を選ぶ事がない為、こちらだけを日中に見に来られる方もいらっしゃいます。

大山隠岐国立公園の一部に指定

大山隠岐国立公園とは環境省が定めている国指定の自然公園の事を言い、その範囲は隠岐島のみならず出雲大社や大山を含むものとなっています。そして、景色や環境のみならずそこに生息する生き物も含まれ、オキサンショウウオやウミネコもその対象になっています。

「ローソク島」が見られる時期や確率

さて、ここからは具体的に絶景が見られる時期や時間についてを詳しくご紹介していきたいと思います。ただし、本当に自然のことゆえに参考程度でご理解下さい。条件が満たされない限り、指定の時期であっても見る事は叶いません。見られたならラッキーくらいの心積もりで、旅行プランを立てて頂くのがベストではないかと思われます。

最もキレイなローソク島が見られる時期

ローソク島のベストショットを狙うのであれば時期は秋、9~10月がオススメです。なぜなら、やはり秋の夕日の方がきれいに映りやすいからです。

空気の状態も雨上がり等で違ってくるように、春夏に比べて適度な温度差が良い夕日に出会える確率が上げてくれます。ちなみにローソク島への遊覧船自体は4月から10月まで運行しています。

ローソク島の見られる確率

ローソク島自体は天気さえ悪くなければ年中見られる訳ですが、火が灯ったように見える状態となると確率はぐんと下がります。しかも遊覧船の出航時間も日没に合わせて当日決められる為、事前予約の後時間確認も必要となります。

遊覧時間は約50分でそのうち行き帰りの時間を省いて撮影となりますので、どれだけ難しいかは想像する事が出来るでしょう。正確な数字は判りませんが、一度の出航で絶景が撮れたなら僥倖と言えるでしょう。

ローソク島の見所

蝋燭の芯に灯る夕日が見れれば最高ですが、時にさらに変わった写真を撮る事も出来ます。それは風になびく炎の光景です。こちらは雲も関わってくるので更に難易度が高くなるでしょう。

ともあれ、夕日のみならずローソク岩自身の姿もみて下さい。約500年もの昔に出来た火山岩が海上20mもの高さで聳え立っている姿はなかなか見られるものではありません。

ローソク島を見るための注意点

何度も繰り返しになってしまいますが、まずは確実に見られるものではないという事です。遊覧船にしても海の状態が悪ければ当然出航は見送られます。波の高いエリアとなる為、欠航の日も少なくあまりせん。

ですから、どうしても見たいのであればいい時期である9~10月に数日に渡って計画を組んでおく事が必要です。それでも難しい場合がある事を事前に肝に銘じておいて下さい。絶景も1日にして成らずと考えて、おいて頂ければと思います。

遊覧船からしか見ることができない

ローソク島に火が灯った状態を見る為の遊覧船は4~10月末まで要予約にて2か所の港から出航しています。こちらに乗る事であの絶景を撮る事の出来る条件が一つ満たされるという訳です。出航時間は当日に決定であり、海の状態を見て欠航になる事も少なくありません。

価格は大人(中学生以上)3000円、小人(小学生)1500円で約50分程度の遊覧時間となっています。船が苦手な方は予め酔い止め等を飲んでおく事が必要です。

名称 ローソク島遊覧
問い合わせ先 隠岐の島町観光協会
島根県隠岐郡隠岐の島町中町目貫の四61番地
隠岐ジオゲートウェイ1F
電話 08512-2-0787
アクセス 西郷港から車で約40分
運行期間 4/1~10/31 ※要予約
出航場所 隠岐の島町南方
福浦岸壁あるいは赤崎岸壁
 ※出航15分前に集合
駐車場 あり
URL 隠岐観光web

天気や自然の条件で見られないことも

時期が良くても自然には逆らえません。曇りや雨の日は勿論見る事が出来ませんので、ご注意下さい。もし、こちらへの旅行を計画されるのであれば、最優先は『天気』となります。天気予報のチェックは忘れずに致しましょう。

「ローソク島」近くにあるローソク島展望台

船が苦手でローソク点灯は諦めるものの、夕日との1枚を写真に撮りたいというのであれば、近くにある展望台がおすすめです。点灯写真は撮れませんが、ローソク島を斜め下に見たパノラマな1枚を撮る事は出来ます。

展望台からは夕日が重なる風景を見ることはできない

点灯写真は遊覧船のみと申しました。ですので、重なる写真は難しいです。けれど、海に夕日という被写体はそれだけでもムードのあるものになります。しかも展望台からの景色であれば、海全体を捉える事ができます。

吹きっさらしに近い場所になる為、強風には気を付けましょう。帽子や傘が飛ばされてしまう可能性もあります。

船が苦手な人は展望台から楽しもう

酔い止め薬まで飲んで行きたくない方はこちらから楽しみましょう。遊覧船の出航時間を気にすることなく、ゆっくりと沈む夕日を眺めていられるのが展望台のいい所ではないでしょうか。

なかなか沈む瞬間を見た事がある人は少ないはずです。いつの間にか沈んでしまっていた夕日を隠岐の島ではゆっくり観察する事が出来、時間の流れも緩やかに感じる事が出来るかと思います。

ローソク島展望台へのアクセス

島後の港である西郷港からはおよそ直線距離で20km弱あります。島内は町営バスは巡回しているようですがこちらへの交通機関は見受けられませんでした。そのため、アクセスにはタクシーか車が必要となります。

展望台へは、国道485号経由にて外周を辿っていく行き方と、島内の真ん中を走り抜ける行き方があります。外周への行き方は時間がかかりますが、海辺を走る事から景色が楽しめます。

ローソク島展望台の基本情報

名称 ローソク島展望台
住所 島根県隠岐郡隠岐の島町
電話 隠岐の島町観光協会
08512-2-0787
アクセス 展望台まで西郷港から車で約50分
料金 無料
定休日 なし
駐車場 あり
URL 全国観るなび

「ローソク島」へのアクセス&駐車場情報

ローソク島には、上陸することは出来ません。そのため、ローソク島を見ることが出来る隠岐諸島への行き方を解説していきます。また、駐車場についても解説していくので、ぜひ参考にしてください。

アクセス情報

本土から島後への行き方は主に空路と海路の2つあります。まずは空路から紹介しますと、出雲空港より約30分で隠岐空港到着です。そこから展望台までは車で最短約46分、西郷港までは車で8分です。

海路の場合は七類港あるいは境港から西郷港までフェリーで約2時間半、高速船で1時間弱となります。車での旅行の際は、断然海路の方が適しているでしょう。

駐車場は?

ローソク島展望台を含め、空港、宿泊施設等にも駐車スペースはあります。そのため、自家用車でのアクセスも問題ありません。遊覧船への乗り継ぎの港にも駐車場はありますので、ご安心下さい。

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遊覧船の所要時間

遊覧船での所要時間は約50分です。海の状態により多少誤差はあるかと思いますが、それほど大きく変わる事はないでしょう。時間は日没となりますので、春や秋は1枚羽織るものを持っておいた方が良いと思います。

季節により出船時間の変更や運休あり

基本情報として表にも書きましたが、遊覧船の出航時刻は日没合わせとなる為、出航時間は当日決定します。事前予約した場合その場では教えて頂けませんので、当日は確認が必要です。

加えて、午前中は穏やかであっても夕方海が荒れたりした場合は安全が優先され運休する事があります。詳しくはその都度、隠岐の島町観光協会にお問い合わせ下さい。

ローソク島の基本情報

名称 ローソク島(ローソク岩)
住所 島根県隠岐郡隠岐の島町
面積 面積3,300平方メートル
URL 隠岐観光web(隠岐の島町観光協会公式サイト)

「ローソク島」で奇跡の瞬間に立ち会おう!

この奇跡の光景は『イッテQ』などのテレビ番組でも取り上げられ、旅行会社でもツアープランが組まれるようにもなってきています。やはり実物を見たいという方が増えているのでしょう。テレビを通してみるのと実際では感動の度合いが違います。

それに加えて、いつ行ってもその時にしか見られない唯一無二の1枚となりますから貴重なものです。自分だけのローソク島の風景を思い出として心に保存できるというのは嬉しいものではないでしょうか。

ゲームの中にありそうなそんな神秘的な景色ではありますが、隠岐島の自然はこれだけではありません。この滝も空の青に水飛沫が映えて絶景だと思いませんか。

歴史ある寺社も多く、自然多き観光地としてはおすすめです。ローソク島だけでは勿体なく、訪問した際は色々回って景色を満喫して下さい。

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この記事のライター
schezo2006
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