出雲で作られる名器「出西窯」の魅力とは?一緒に楽しむカフェも紹介!
出雲の名器として知られる「出西窯」の焼き物は、日常に馴染むデザインと良心的な値段が人気です。観光にもおすすめの工房見学や併設されたカフェなど、出西窯をより楽しめる見どころも満載です。出西窯の歴史や魅力、製品の特徴などをたっぷりとご紹介します。
目次
綺麗なブルーが有名!出雲の名器「出西窯」
出西といえばこのブルー💙 pic.twitter.com/QxpIOaFB8M
— ミキ (@mmmapleee__) February 25, 2019
島根県出雲市にある「出西窯」は、創業80年を超える歴史の深い窯元です。出西ブルーと呼ばれる美しい色合いが特徴のお皿やカップなどの焼き物は、出雲を代表する名器として知られています。
自由に見学できる工房は観光客も多く訪れる出雲の人気スポットで、併設されたおしゃれなカフェも魅力です。ここでは、出西窯の歴史や焼き物の特徴をはじめ、販売店や値段などの情報もたっぷりとご紹介していきます。
値段もお手頃♪お皿やカップの焼き物
連休に買ったマグカップ☕️
— なみね。@ぽんこつ (@naminemaru) September 23, 2020
出西窯の青いやつずーっと欲しかったから嬉しい😊
夫は黒色🙌 pic.twitter.com/RNzB88ZSm3
出西窯で作られるカップやお皿は、手頃な値段で購入できるのも多くあります。出西窯の商品は、日常使いにはもちろん、大切な人への贈り物や出雲のお土産にもぴったりです。出西窯の焼き物は、工房の隣にある販売館や通販サイトなどでも販売されています。出西窯の素敵な器の中から、お気に入りのカップやお皿を見つけてみてはいかがでしょう。
「出西窯」の歴史や概要について
出雲市の観光地としても人気の「出西窯」は、長い歴史を持つ老舗の窯元です。職人さんたちの作業姿を間近で見学できるのも、出西窯の魅力です。ここからは、作り手さんたちの想いが込められた焼き物の特徴や出西窯の歴史、販売店情報などをご紹介します。
出西窯の発祥や歴史について
出西窯のはじまりは、1947年までさかのぼります。5名の青年が、2名の賛助者の協力を得て創業し、民藝運動や海外の陶芸家たちの影響を受けながらたくさんの陶器を創り出してきました。創業から80年を超えてもなお、たくさんの人たちに親しまれる商品を生み出しています。長い歴史のなかで数々の賞も受賞しており、1996年には島根県ふるさと伝統工芸品に指定されています。
作る人たちの願い
出西窯の職人さんたちは、創業当初からの想いを大切にもの作りへと取り組んでいます。「健康なあたたかい暮らしの器作りの願い」と「それぞれを生かし合う温かい集団の願い」の、大きく2つの願いがあります。安価な値段設定や郷土の原料を使用して作られるお皿やカップには、職人さんたちの変わらぬ器作りへの願いが込められています。
創業当初から大切に引き継がれている作り手の想いは、器とともに多くの人たちの元へ届いています。職人さんたちの丁寧な仕事ぶりを間近でみられる工場見学は、出西窯の願いに触れることのできる貴重な体験です。ぜひ、工場見学も合わせて楽しんでみてください。
「出西窯」の製品について
先日出雲で購入した、出西窯のボウルと小皿。
— なしょこ(山川なおこ) (@nashoko705) August 20, 2020
吸い込まれそうな群青色で、ぜーーーんぶ買いたかった…!
大切に使おう。 pic.twitter.com/Jd56sYR4Cd
出西窯では、日常に取り入れやすいデザインの器を良心的な値段で販売しています。出西窯で作られる器の数々は、「台所の道具」として私たちの日々の暮らしを豊かにしてくれます。出西窯を代表する「出西ブルー」のお皿や実用性が高いモーニングカップ、エッグベーカーなど暮らしを彩る様々な種類の製品を販売しています。
手作業で生み出される器は、1つ1つ表情が異なるのも特徴です。同じ種類の製品であっても、ちょっとした色合いや形状が違っているのも手作りならではの魅力です。工房の横に併設された販売館にはそうした豊富な種類の製品が手頃な値段で並んでいるため、選ぶのに困ってしまう人も多いでしょう。
焼き物の特徴は?
厚焼き玉子。
— FUMIE☆ (@FunShimane) January 14, 2020
出西ブルーに映える❤️#出西窯 pic.twitter.com/qobp8r19Kj
出西窯で作られる焼き物の多くは、シンプルながらも温かみのあるデザインが特徴です。あくまで「暮らしの道具」としての役割を大切にしているお皿やカップは、素朴ながらも美しいものばかりです。リーズナブルな値段設定も、普段の生活に取り入れやすい出西窯の焼き物ならではの特徴です。
焼き物の特徴は「土・釉・窯」の組み合わせで異なります。出西窯では、土や釉薬から薪などの原料にいたるまで、島根県産の天然素材を使用しているのも特徴です。郷土を大切にし、地域に根付いた器作りは、出西窯ならではの特徴といえます。また、出西窯にはのぼり窯と灯油窯、電気窯の3つの窯があり、「出西ブルー」の深みのある青色は灯油窯で生み出される色合いです。
使い方やお手入れ方法
安価な値段で暮らしにも馴染む出西窯の商品には、普段使いにもぴったりのお皿やカップがたくさんあります。素敵な焼き物を永く使用するためにも、使い方やお手入れ方法はとても大切です。使用前に水に浸しておくことや使用後は早めに洗って十分に乾かすこと、急熱急冷を避けることなどの注意点があります。
使いすすめるうちに釉薬表面にひび入るなど、焼き物ならではの味わいが楽しめるのも魅力です。出西窯の公式ホームページには、土鍋やエッグベーカーなどの特徴的な商品に関する使い方やお手入れ方法が掲載されているので、ぜひチェックしてみてください。
購入できる販売場所はどこ?
出雲で買ったもの。
— こっとん📧 (@konkon_saiko) October 19, 2019
出西窯のプレートとマグ。
工房にショップが併設されてます。
全て島根の原料から作られてるとか愛着が湧く😊 pic.twitter.com/VmJvZNpKwG
日々の生活に寄り添う出西窯の商品は、地元の人をはじめ、日本全国たくさんの人たちに親しまれています。出西窯の器を求めて、工房のある出雲へ足を運ぶ人も少なくありませんが、工房直営店以外にもいくつかの販売店や公式通販サイトがあります。出雲まで訪れるのが難しい方も、通販サイトや近くの販売店で購入できるとあれば安心です。
出西窯の製品を販売するお店は、北は東北岩手から南は九州の熊本まであります。販売店の詳しい情報は出西窯の公式ホームページに掲載されているので、気になる方はぜひご覧ください。
通販サイトでも購入可能なのでチェック!
出西窯の製品は、通販サイトでも購入可能です。出西窯が運営する公式通販サイトがあり、商品の写真をはじめ、特徴や値段などの詳細も記載されています。通販サイトではお皿やマグカップ、お茶碗などたくさんの商品が販売されていて、贈り物に最適なギフトラッピングも購入できます。
実際の商品に触れることができないため、通販で購入することに不安を感じる方もいるかもしれません。ですが、出西窯の通販サイトでは商品のイメージがつかみやすいよう、丁寧な商品説明と豊富な写真が掲載されているので安心です。また、通販サイトでは1度にたくさんの商品を購入できるので、店舗で購入する際に荷物の重さや大きさが気になる人にもおすすめです。
「出西窯」の魅力や楽しみ方
今日は久々に出西窯にいってました
— 食反 !(めし) (@meshideokawari) July 1, 2020
相変わらず楽しいぜ pic.twitter.com/g1jqwMco1U
「出西窯」は、出雲大社で有名な島根県出雲市にある窯元です。地元の原料にこだわり、生活になじみやすく安い料金が魅力の器は、出雲のお土産としても人気を集めています。
出西窯の製品は通販サイトでも購入可能ですが、焼き物作りを間近で見学でき、商品に直接触れられる窯元へ足を運ぶのもおすすめです。ここからは、1度は訪れてみたい「出西窯」の魅力や楽しみ方をご紹介していきます。
唯一無二の存在感「出西ブルー」
出西窯の名が一躍世に知られるようになったのは、「縁鉄砂呉須釉皿(ふちてっさごずゆうざら)」が優秀作品賞を受賞した平成元年の日本陶芸展です。縁鉄砂呉須釉皿にみられる深みのある美しい青色は「出西ブルー」との呼び名がつけられ、出西窯を代表する製品の1つとなりました。
縁鉄砂呉須釉とよばれる釉薬を使い、灯油窯で焼き上げることで生み出される「出西ブルー」の器は唯一無二の存在感です。全国各地から出西ブルーのお皿を求めて訪れる人も多く、通販サイトでは売り切れになっていることもしばしばです。出西窯でしか作り出せない、魅力あふれる「出西ブルー」の器を自宅に迎え入れてみませんか。
自由に見ることができる「工房見学」
出西窯の工房、自由に中入って見学できるのは知らなかった。めちゃくちゃオープンに開かれててちょっと感動する pic.twitter.com/d36WDdvg21
— YUKISUTANI (@sutaninnn) May 27, 2019
出西窯には、赤茶色の瓦屋根が魅力的な工房があります。出西窯では職人ひとりひとりにロクロが用意されていて、決められた種類の陶器を1人の職人が成形から釉掛けまで行っています。工房内は自由に見学でき、職人たちが黙々と作業に取り組む姿を間近で見ることが可能です。
焼き物が完成するまでの過程を直接見学できるだけでなく、職人さんたちへ気になることを質問することもできます。職人さんたちは作業中であっても気さくに答えてくれるので、より深く出西窯の器作りを知ることができます。一般の方の工房見学は営業日であればいつでも可能ですが、団体の場合は事前に予約が必要なため注意してください。
ほっこり休憩スペース「無自性館」
これは無自性館のお茶スペース。このカップの色と質感、たまらん pic.twitter.com/88h0gIjyee
— ゆきっ先生♒👻 (@y_kie) May 25, 2018
出西窯の工房見学を楽しんだ後は、隣にある「くらしの陶・無自性館」でゆったり過ごすのがおすすめです。出西窯で作られた器の数々が展示販売されていて、直接手に取りながら選ぶことができます。工房直営の販売店ということもあり、ここでしか手に入らない製品との出会いも魅力です。
館内には休憩スペースも用意されていて、出西窯で焼き上げられたカップでコーヒーやお茶をいただくことができます。実際に使ってみることができるので、器選びに悩んでいる人には嬉しいサービスです。並んでいるたくさんの商品の中からお気に入りの器を見つける時間もまた、出西窯の楽しみ方の1つです。
柳宗理ディレクション
出西窯、無自性館は二階に柳宗理のコラボ商品や柳宗理デザインの商品もありました。 pic.twitter.com/nOl58BHI6T
— うりんこ (@KiyoTakenaka) August 27, 2016
数千点の製品が展示販売されている「くらしの陶・無自性館」には、柳宗理ディレクションコーナーも設けられています。出西窯の歴史にも影響を与えた柳宗理先生デザインの商品や書籍は、出西窯をより楽しめる魅力の1つです。
展示販売スペースは、自然の素材を生かした趣ある建物の雰囲気と相まって、素晴らしい空間となっています。柳宗理先生デザインの商品や美しいカップを手に取りながら、ゆったりとした時が流れる癒しの時間を過ごしてみてはいかがでしょう。
出西窯とコラボ!カフェ「ル コションドール出西」
転職先決めたので帰省するも、パン活1店目から定休日とか持ってるわ。雪も降ってきたし。#パン活 #島根県 #ル_コションドール出西 pic.twitter.com/pTcepIMLPh
— 伊藤宏史 (@hiromushi_310) February 5, 2020
出西窯の敷地内には、有名ベーカリーとコラボしたカフェ「ル コションドール出西」があります。地元の食材を使用したパンやランチメニューを、出西窯のおしゃれな器で楽しめる人気のベーカリーカフェです。
手頃な値段のパンが豊富に用意されていて、出西窯のマグカップで美味しいコーヒーを堪能することもできます。出西窯と一緒に足を運びたい、おしゃれなベーカリーカフェ「ル コションドール出西」についてご紹介します。
看板メニューもいろいろ♪
「ル コションドール出西」は、ベーカリーにカフェスペースも併設されています。パンのメニューに加え、カフェスペースで食べられるサンドイッチプレートやスイーツなどのメニューも豊富です。地元の特産を使ったカレープレートや大人気のプリンなど、いろいろな看板メニューが用意されています。中でも、特におすすめの看板メニューをご紹介します。
ランチは地元特産「出西生姜カレー」
ルコションドール出西 pic.twitter.com/DmHbBVkjvw
— ゆいのすけ (@nanatenko) January 27, 2019
ルコションドール出西の看板メニュー1つ目は「出西生姜カレー」です。地元の特産品「出西生姜」を使って作られているカレーで、ランチタイム限定のメニューです。「スパイシ鶏キーマ」と「アボカドと鰹のレモン鶏キーマ」の2種類があり、どちらも楽しめる「2種あいがけ」メニューも用意されています。
すべてサラダ付きのメニューとなっているので、お腹の空いたランチタイムにぴったりです。出西窯の器に盛り付けられたカレーは、おしゃれ見た目が写真映えすると人気です。
看板スイーツ「出西プリン」
“出西プリン”をいただきます! (@ ル コションドール出西 in 出雲市, 島根県) https://t.co/lPO12K2CiQ pic.twitter.com/NOWBKT0e90
— たし君 (@tashikun_0808) March 21, 2020
ルコションドール出西の看板メニュー2つ目は「出西プリン」です。魅力的なスイーツメニューの中でも「出西プリン」は、出西窯の器をそのまま調理器として使用しているルコションドール出西ならではのスイーツです。
有機卵を使ったプリンの優しい甘さと特製ソースの美味しい組み合わせが堪能できます。安心安全な材料を使用しているので、小さい子ども連れの方にもおすすめです。
楽しさ2倍!美しいマグカップに珈琲も♪
コーヒーや紅茶などのドリンクメニューも充実していて、出西窯の美しいマグカップで味わうことで楽しさは2倍です。カフェで見たマグカップを求めて、窯元横の販売店へ足を運ぶ人の姿も見られます。出西窯の器で美味しいカフェメニューが楽しめるのも「ル コションドール出西」ならではの魅力です。
焼きたてパンはテイクアウトOK!
そして久しぶりにル コションドール出西にキタ。パン🍞❤ pic.twitter.com/HOHeUhLoCF
— ぴろちゃん (@koppi_05) May 25, 2020
「ル コションドール出西」は、出雲市の美味しいパン屋さんとしても有名です。豊富な種類のパンがずらりと並んでいて、中には出西窯の器にディスプレイされているものもあります。出西窯とコラボしたベーカリーならではのおしゃれな店内は、パンを選ぶ時間でさえも素敵に演出してくれます。
購入したパンはカフェスペースで食べることも可能ですが、テイクアウトもできます。食パンや惣菜パン、甘い焼き菓子など豊富な種類のパンが用意されています。ぜひ、出西窯を訪れた際は「ル コションドール出西」の美味しいパンをお土産に購入してください。
「ル コションドール出西」の店舗情報
住所 | 島根県出雲市斐川町出西3368 |
営業時間 | 《カフェ》 9:30〜17:00 《ベーカリー》9:30〜17:30 |
定休日 | 火曜日・第2、第4水曜日 |
料金 | 〜1,000円 |
アクセス | 山陰自動車道「斐川I.C.」より車で約7分 |
駐車場 | あり |
URL | 公式HP |
「出西窯」のアクセス&駐車場情報
工房見学をはじめ、展示販売店やおしゃれなカフェなどの見どころ満載の「出西窯」は、観光にもおすすめのスポットです。ここからは、休日に訪れたい「出西窯」へのアクセス方法や駐車場などの詳細情報をご紹介します。
アクセス情報
「出西窯」へのアクセスは電車やバスなどの公共交通機関がないため、車やタクシーの利用がおすすめです。最寄駅であるJR「出雲市駅」からはタクシーで約20分、出雲空港からもタクシーで約20分の場所にあります。
車を利用する際は、山陰自動車道「斐川インター」から約7分でアクセス可能です。出西窯の展示販売でたくさんのお皿やカップを購入したいと考えている方は、荷物が多くなるので車で訪れるのがおすすめです。
駐車場は?
出西窯の敷地内には、広い駐車場が完備されています。工房や無自性館、カフェとの共同駐車場となっていて、約80台の車が駐車可能です。駐車料金は無料のため、時間を気にせず工場見学や買い物を楽しむことができます。
「出西窯」の基本情報
住所 | 島根県出雲市斐川町出西3368 |
営業時間 | 9:30〜18:00 |
定休日 | 毎週火曜日(祝日を除く) |
料金 | 工場見学無料 |
アクセス | 山陰自動車道「斐川I.C.」より車で約7分 |
駐車場 | あり |
URL | 公式HP |
「出西窯」で歴史ある名器の魅力に迫る!
島根県の出西窯さんの美しいお皿にのせました(^-^) pic.twitter.com/4ThKXywYij
— ひつじ製菓 •完全予約制の洋菓子店🐑 (@hitsujiseika) June 30, 2020
島根県出雲市の「出西窯」は、素晴らしい器の数々を創り出す歴史のある窯元です。普段の生活に馴染むデザインや手頃な値段が魅力の器は、今もなお多くの人に親しまれています。日々の暮らしを豊かに彩り、幸せな気持ちを与えてくれる「出西窯」の名器に触れてみませんか。