「山口県立美術館」で楽しむ絵画の魅力とは?グッズやカフェ情報も解説!

様々な展示企画や特別展示物などなにかと話題がある山口県立美術館には絵画を楽しむだけでなく、ワークショップ、講演会など気になるイベントもあります。絵画の魅力と美味しいカフェやグッズ情報、アクセス方法など盛りだくさんの山口県立美術館をご紹介します。

「山口県立美術館」で楽しむ絵画の魅力とは?グッズやカフェ情報も解説!のイメージ

目次

  1. 1雪舟らのコレクションがそろう「山口県立美術館」
  2. 2「山口県立美術館」の収蔵品や展示品について
  3. 3「山口県立美術館」のカフェとミュージアムショップ情報
  4. 4「山口県立美術館」のアクセス&駐車場情報
  5. 5「山口県立美術館」の絵画と心地良いカフェでゆったり♪

雪舟らのコレクションがそろう「山口県立美術館」

雪舟、狩野芳崖、香月泰男などのコレクションを中心に、山口県にゆかりのある作家の作品展、西洋絵画などの特別展やイベント、講演会などを開催している「山口県立美術館」の魅力や併設されているカフェなどの情報を紹介します。

美しい絵画とカフェが人気の「山口県立美術館」

展覧会をはじめ様々なイベントや展示企画が行われている山口県立美術館ですが、おすすめは森の中の美術館と評される美しい木々を眺めながら人気カフェでくつろげるところです。美術に興味がなくてもカフェだけでも楽しめるのでいらしてみてはいかがでしょうか。

「山口県立美術館」の収蔵品や展示品について

山口県亀山町にあるパークロード沿いの自然に囲まれた一画に山口県立美術館は1979年に建設されました。周囲には山口県庁舎やイエズス会のフランシスコ・ザビエルを記念して建てられた聖堂などもあります。

山口県立美術館の所蔵品は、山口県出身の画家である香月奏男の作品が寄付されたことが契機となりました。その後、晩年を山口県で過ごした雪舟、幕末から明治期の日本画家で長府藩出身の近代日本画の父と呼ばれる狩野芳崖の作品を中心に、山口県ゆかりの画家の作品を幅広く所蔵展示をしています。

山口県ゆかりの作家を中心としたコレクション

雪舟、狩野芳崖、香月泰男などを中心に山口県にゆかりのある作家の作品を所蔵している山口県立美術館ですが、その他には、山口市秋穂出身の小林和作、松田正平、小田海僊などそのコレクションもかなりの数にのぼります。

①水墨画で有名な雪舟

雪舟は画家としての人生をほとんど山口で過ごしました。特に中国で水墨画を学んでから帰国後は目覚ましい活躍ぶりがうかがえます。曲線的な柔らかい筆致で描かれた絵や、大和絵風の肖像画、実景を対象にしてスケッチ風に描かれたものなど、残されている作品は技法・ジャンルともにきわめて多様化していて、中国帰国後の作風にそれらが見てとれます。

主な作品として「山水図巻」「牧牛図・牧童」「牧牛図・渡河」「束帯天神図」などが山口県立美術館で所蔵されています。特に晩年の作品は完成度が高いと言われています。

②雲谷派の日本画

代々毛利家の絵師として仕え、萩を拠点に幕末まで存続した「雲谷派」は、雪舟の流れを汲んだ線描が強く硬直的な真体水墨画的な山水画を手がけていました。また、あまり知られていませんが花鳥画においても秀でた才能を発揮し、描かれた動物の表情もユニークです。

③狩野芳崖の日本画

狩野芳崖は、幕末の長府藩(現在の下関市)御用絵師の家に生まれ、幼少より画才を見せ始めます。明治15年(1882)に来日したフェノロサから遠近法や明暗法を学び表現方法に取り入れました。絶筆となった「悲母観音」は、フェノロサに学んで狩野派の画法と西洋画法を融合した傑作と言われています。

④香月泰男の洋画

香月泰男は、今の山口県長門市出身で透明感のある抒情的なスタイルを確立した画家です。シベリア抑留を経験し、帰国後は平洋戦争とシベリア抑留の体験を「シベリア・シリーズ」を発表します。黒と黄土色をベースにした独特の色彩と人間性への深い洞察に富んだテーマは、今日も高く評価されています。

香月泰男は自らが体験したシベリア抑留に対する答えを作品に求めていたのかもしれません。しかし、抑留された時間の倍以上もの時間を費やしても作品でその答えが完結することはなく、結局彼が亡くなったことで完結したと言っても過言ではないでしょう。

さまざまなイベントも人気

山口県立美術館では作品の展示だけでなくもっと深く作品を理解できるようにイベントなどを開催しています。主なものがギャラリートークや講演会、ワークショップなどです。親子で参加したり、展示された絵画のことが良くわからなくてもイベントに参加することで興味がわいて理解が深まります。

作品に付いている説明文を読んでもピンと来ない方は多いのではないでしょうか?そういった方もイベントに参加すれば展示品を楽しく鑑賞できるようになるかもしれません。

①ギャラリートーク

山口県立美術館のギャラリートークは、学芸員やボランティアの方から美術館にあるコレクションなどの作品の説明を聞きます。エピソードや意外な話も直接聞けるチャンスです。主に週末開催されていて予約も不要で参加費用も無料です。作品にまつわる裏話なども聞けるかもしれません。

②講演会&講座

次に講演会や講座も行われています。こちらは先着もあれば予約制のものもあるようです。特別展示に合わせて学芸員が行うもので、スライドを使って特別展の見どころを、わかりやすく解説するスライドトークなどをやっています。

③ワークショップ

美術館で行われている体験型のワークショップでは、予約参加が必要なものとそうでないもの、無料と有料のものがあります。子供と親が参加して工作したり楽しい時間が過ごせます。美術品を鑑賞するかたわらワークショップに参加してみなさんと交流するのもおすすめです。

④その他イベントで過去には大浮世絵展も開催

2014年には大浮世絵展が開催され、浮世絵の名品を日本国内および世界中から集めた展覧会でした。誰もが見たことのある有名な浮世絵が多く展示され、展示を通して浮世絵の歴史を知ることができました。浮世絵がお好きな方はもちろん、あまり詳しくはないけど興味はあるという方のきっかけになっと絶賛された浮世絵展でした。

時代ごとに浮世絵を並べ、それはまっさに浮世絵の教科書と言える展示でした。期間中は展示品の入れ替えを行い、何度も足を運んで浮世絵を鑑賞する人もいました。

「山口県立美術館」のカフェとミュージアムショップ情報

山口県立美術館にはおしゃれなカフェとミュージアムショップがあり、どちらも人気があります。カフェで一息いれたり、ショップで展示作品に関するグッズを買い求めたりしてはいかがでしょうか。その時にしか購入できないグッズは記念品になります。

野外彫刻が並ぶ中庭「県美の森」が眺望のカフェ

山口県立美術館の人気の秘密は、美術館やイベントだけではなく、館内にあるカフェでランチを楽しむこともできるという点です。お昼の事を心配せずに、一日中過ごすことができるのが嬉しいところです。カフェだけの利用も出来るので展示品を見なくても構いません。

美術館の庭を眺めながらのんびり過ごす時間はちょっとした贅沢です。「森の中の美術館」と言われる緑を見ながらお茶をしてみませんか?

安くて美味しいと評判

山口県立美術館内にあるカフェ「ラプリュムブルー」では、美味しい日替わりランチだけでなくデザートもおすすめですカフェのスイーツは展示中の作品のテーマをイメージしたデザートが評判で気軽に美味しいデザートが食べられます。

しかも、ここだけでしか食べられないデザートは一押しです。開催されている展示作品をチェックしてからどんなデザートが出て来る想像するのもたのしいのではないでしょうか。見ても楽しい、食べてもおいしい、カフェとスイーツの芸術のコラボです。

ミュージアムショップは観覧チケットなしでも利用可

山口県立美術館のミュージアムショップは明るく開放感のあるショップで、展覧会関連グッズのほか、美術館ならではのデザイン性あふれるグッズを揃えています。開催中の写真集は記念になります。観覧チケットをお持ちでない方も利用できるので、お土産やプレゼントにもおすすめです。

アートなグッズも多数そろえているのでデスク周りに飾ったりして、自宅や職場で楽しむこともできます。雪舟や浮世絵などの関連グッズも人気があります。

展覧会関連グッズ

山口県立美術館のミュージアムショップの魅力はなんといっても開催中の展示品に関するグッズが購入できることです。しかも開催期間中でなければ二度と購入ができないレアものが多いのも特徴です。そのためには、展示会スケジュールで気になる催し物が行われてないかチェックしましょう。

美術館ならではのデザイン性あふれる商品

山口県立美術館ミュージアムショップでは美術館ならではのデザイン性のあるグッズが販売されています。実際に展示を見た後に、展覧会の作品でグッズ化されているものを探すのも楽しいです。色合いや大きさなど自宅に置いてもおしゃれかどうか、考えながらショッピングをしてみてはいかがでしょう。

「山口県立美術館」のアクセス&駐車場情報

想像以上に楽しめそうな山口県立美術館のアクセス方法と駐車場穂についてまとめておきます。参考にして下さい。

アクセス情報

電車の場合は、JR新山口駅からが便利で山口線に乗り換え山口駅下車、徒歩約15分です。バスを利用する場合は、JR新山口駅から防長バス山口方面行きに乗り約30分で美術館前、市役所前もしくは県庁前で下車します。JRバス山口方面行きに乗る場合は約40分で県庁前で下車します。

車を利用する場合は、山陽自動車道なら防府東ICから約25分、中国自動車道広島方面からなら 山口ICから車で約15分、中国自動車道九州方面からなら小郡ICから車で約25分ほどかかります。

駐車場は?

駐車場は亀山公園駐車場及び美術館周辺の各駐車場をご利用下さい。なお、県庁駐車場は土・日曜、祝日のみ開放となりますのでご注意下さい。

「山口県立美術館」の基本情報

名称 山口県立美術館
住所 山口市亀山町3-1
電話番号 083-925-7788
営業時間 午前9時〜午後5時 (入館は閉館時刻の30分前まで)
料金 一般:300円(240円)/学生:200円(160円)
70歳以上及び18歳以下の方:無料 
URL 公式サイト

「山口県立美術館」の絵画と心地良いカフェでゆったり♪

山口県立美術館は、コレクション展に加え特別展示も楽しめる魅力溢れる美術館となっています。人気のイベントやワークショップ、カフェで楽しめるランチやスイーツなど盛りだくさんの楽しめるスポットが山口県立美術館にはあります。

芸術とあまり構えないで気軽な気持ちで訪れてみてはいかがでしょうか。作品にも味わいがあるかもしれません。是非、山口にお越しの際は山口県立美術館にお立ち寄り下さい。

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この記事のライター
MASA
わんこと旅行が大好きな会社員です。皆さんにとって魅力ある旅情報を発信してして行きますのでよろしくお願いします。

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