2020年11月10日公開
2020年11月10日更新
夜を守る古社!出雲「日御碕神社」で有名な砂のお守りや御朱印をGET!
出雲の「日御碕神社」は「日本の夜を守る」古社として有名な神社です。病気平癒のご利益があるといわれている砂のお守りは不思議な体験をした人が後を絶たず人気です。時間の許す限り拝観したい社殿やパワースポットといわれている稲荷神社など日御碕神社の見どころを紹介します。
目次
日本の夜を守る古社「日御碕神社」
日御碕神社遠景綺麗だったな pic.twitter.com/K3z6X8ot5c
— EXITP「もう冬」 (@EXITP_4646) November 1, 2020
「日御碕神社」(ひのみさきじんじゃ)は島根半島の西の端に位置する神社で、歴史ある神社です。「出雲国風土記」には「美佐伎社」として記されています。稲佐の浜から日御碕灯台へ続く街道から日御碕灯台全体を望むことが可能です。青い日本海をバックに映る朱の社殿はとても美しいと人気があります。その様子をみて日御碕神社を「竜宮城」と呼ぶ人もいるほどです。
そんな日御碕神社は火が昇る東の伊勢神宮が「日本の昼を守る」神社であるのに対して、「日本の夜の時間を守る」神社として古くから役割を果たしてきたと伝えられています。
島根で人気のスピリチュアルパワースポット
島根で注目のパワースポットといえば縁結びの神様を祀っていて旧暦の十月には全国の神様が集まるとされている出雲大社です。その他にも八重垣神社や熊野大社など数多くのパワースポットと呼ばれる場所がありますが、日御碕神社も島根を代表するパワースポットのひとつです。
「日御碕神社」は日本の夜を守るとされている神社で、人気のスピリチュアルパワースポットとして人気があります。不思議な砂のお守りがあったり、細部までこだわって彫られた彫刻が飾られている建造物など見どころがたくさんあります。パワースポット巡りをしている人も満足の神社です。
有名なご利益は「厄除け」
日御碕神社 厄除けできたかな⁇ pic.twitter.com/AQvXtTO9vg
— マツモトヒトミ(資格の勉強中) (@torako070724) April 15, 2014
アマテラスオオミカミとスサノオノミコトの姉弟の神様が祀られている日御碕神社の有名なご利益は「厄除け」だといわれています。その他にももともと島にあった神社であったことや、現在も海から近いため海上安全のご利益もあるとされています。
日御碕神社のご利益で有名なのが「厄除け」だといわれる所以は、病気平癒や交通安全に強力なご利益があるといわれている砂のお守りにあります。一般的なお守りは1年で返すことがほとんどですが、日御碕神社の砂のお守りはずっと持っていても良いとされています。
他にも縁結びや商売繁栄・交通安全のご利益も!
日御碕神社は他にも縁結びや商売繁栄、交通安全のご利益もあるといわれています。また、縁結びや五穀豊穣、安産祈願、金運招福などのご利益もあるとされており、多くの人が様々な祈願で参拝に訪れます。
「日御碕神社」の2つの美しい社殿や見所
出雲の「日御碕神社」は日沈宮(下の宮)と神の宮(上の宮)の2つの社殿からなっており、両方の社殿を総称して「日御碕神社」といいます。創建は第3代の安寧天皇の時代にまで遡ると伝えられています。
また、日御碕神社は伊勢神宮と同等の重要な役割を果たしてきた場所として知られています。出雲のパワースポットのひとつとして有名な「日御碕神社」の2つの美しい社殿や見どころについてご紹介します。
①日沈宮(下の宮)
今回のツーリングの目的は日御碕神社なんだ。
— ⚡マサオKJ⚡ 12/23『#0F4C81』CYNHN崎乃奏音 (@kusu45pp4s) September 15, 2020
ここに天照大神を祀る日沈宮にお参りしたくて!
(バンもんファンの人はわかるかな?) pic.twitter.com/PeSUibp9yR
「日御碕神社」の日沈宮(下の宮)は楼門の正面にある社殿です。この日沈宮は伊勢神宮が昼を守るのに対して「夜を守るように」という神勅によって祀られるようになったといわれています。
日沈宮の本殿を高台から見てみると、建物の妻に星と太陽と月を表した彫刻があるのが見えます。これは御祭神のスサノオノミコトとアマテラスオオミカミ、日御碕神社の近くにある月詠神社に祀られているツクヨミノミコトを表しているといわれています。
アマテラスオオミカミが祀られている
「日御碕神社」の日沈宮(下の宮)には日本神話ではあまりにも有名なアマテラスオオミカミが祀られています。スサノオノミコトの姉であり、伊勢神宮の内宮にもお祀りされている神様です。また、高天原の主神で日本の氏神のトップといわれている神様でもあります。
アマテラスオオミカミは伊弉諾尊が黄泉国から中つ国に帰ってきて禊をした際に、顔を洗うと左目から生まれた神様です。神の宮に祀られているスサノオノミコトは伊弉諾尊の右目から生まれた神様のため、アマテラスオオミカミの弟ということになります。
②神の宮(上の宮)
日御碕神社の上の宮から日本海が見えるんだけど、今日ちょっと海荒れててほんと雄々しくてそこの御祭神がスサノヲっていうのがほんと、もう、良いものを見せていただいた( ˘ω˘ ) pic.twitter.com/GKjqo5wKRV
— rinto🐢1日1絵停止中 (@rinto0329) August 25, 2017
「日御碕神社」の楼門をくぐり右手にある小高い場所に鎮座している社殿が神の宮(上の宮)です。神の宮(上の宮)にはスサノオノミコトが祀られています。スサノオノミコトといえば出雲の国造りをしたことで有名です。スサノオノミコトは全国のあちこちの神社で祀られていますが、日御碕神社はスサノオノミコトの日本総本宮です。
スサノオノミコトが祀られている
国造りを終えた後にスサノオノミコトが黄泉国に投げた柏の葉が止まったところに自分の魂を住まわせようといったところ、神の宮(上の宮)の後ろにある「隠ヶ丘」に止まったといわれています。その後スサノオノミコトの5世代後の孫である天葺根命(アメノフキネノミコト)が神の宮(上の宮)の場所にスサノオノミコトを祀りました。
出雲大社をはじめ、八重垣神社や熊野大社など出雲の周辺の神社にはスサノオノミコトを祀っている神社が点在しています。これはスサノオノミコトが出雲の国造りに貢献したことに由来していると考えられています。
元々は「経島」という海上にあった?
日御碕神社の元宮と思われる経島(ふみしま)は今ではウミネコの繁殖地として有名。今はウミネコいないシーズンで静かです。海岸からそっと手を合わせて遥拝。 pic.twitter.com/7XziC7I9aP
— kunato38 (@kunato38) January 18, 2020
「日御碕神社」はもともと日沈宮からほど近い場所にある「清江の浜」の「経島(ふみしま)」でアマテラスオオミカミが祀られていました。しかし、その後アマテラスオオミカミから神勅があり現在の場所に祀るようになったと伝えられています。経島は8月7日に行われる例祭以外は宮司でさえ立ち入りできません。
経島は日御碕神社から西へ100mの海上にある無人島で、国の天然記念物に指定されているウミネコの繁殖地として有名です。毎年11月下旬ごろから5,000羽ものウミネコがやってきて、4月から5月ごろに産卵し、7月ごろにひなが成長して再び飛び立って島を去っていきます。
周辺で海底遺跡が発見され話題に!
「経島」周辺の海底に古代の神殿があることが発見され、一時話題となりました。海底には玉砂利が敷かれた参道や石の階段など不思議な遺跡が広がっており、はるか昔は「経島」に神社が建てられる前は神事や祭祀が行われていたのではないかと推測されます。
パワースポット「稲荷神社」へ参拝!
日御碕神社めっちゃ綺麗だった…癒された…うっうっ…稲荷神社すごいよかった…ありがとうありがとう… pic.twitter.com/iMvjZBcrue
— 和白ゆな💮 (@wsr_yuna430) March 13, 2017
「日御碕神社」の境内にはパワースポットとして注目されている「稲荷神社」もあります。稲荷神社は日沉宮からさらに階段を上った先にある神社で社殿は歴史を感じさせる趣があり、商売繫盛のご利益があるパワースポットだといわれています。「日御碕神社」を参拝する際には人気のパワースポットである稲荷神社にも立ち寄りましょう。
日御碕神社には歴史ある国宝もある
日御碕神社の甲冑と模写図~東京国立博物館
— まるす (@hirowuge) May 5, 2015
多分地元では見れない国宝が、東京で見れるなんて。 pic.twitter.com/zSt4qFKFZx
日御碕神社にはパワースポットや美しい社殿だけでなく歴史ある国宝もあります。塩治高貞が寄進したと伝えられている白糸威鎧(しろいとおどしよろい)は鎌倉時代の貴重な文化財でして保管がされています。
また、現在の本殿は徳川家光の命によって当時の松江藩主の京極忠高が1634年に着手した建物です。後に1644年に松平直政が完成させたと伝えられています。桃山時代の建築様式である権現づくりを今に伝えており、上の宮と下の宮の全てと境内にある石造の建造物は国の重要文化財に指定されています。
「日御碕神社」の砂のお守りとは?
厄除けのご利益で有名なパワースポットの日御碕神社でいただける有名なお守りに「砂のお守り」があります。知る人ぞ知るお守りとして有名な日御碕神社の砂のお守りについて詳しくご紹介します。
数量限定で授与される
肌身離さず持っているお守りは、出雲の日御碕神社の砂のお守り。
— 珪 (@hasemakiharuru) April 8, 2020
今日も平穏無事に過ごせますように。 pic.twitter.com/BRjnOcGPuJ
日御碕神社の砂のお守りは、数量限定で授与されるお守りで時間帯に関わらず運が良ければいただくことができるお守りです。そのため、授与してもらえたらとても幸運だといわれています。砂のお守りの砂は昔から出雲屋敷という地鎮祭の鎮めものとして使われる砂でお守りの袋に入った状態で授与されます。
神職に話して出してもらう
日の本の夜を護る日御碕神社の「砂のお守り」をGET!!
— ブヒィィィドリッヒ (@grunzen) July 21, 2019
欲しいと言わないと出してもらえない強力なお守りです。 pic.twitter.com/5MuUeRQ1ex
日御碕神社の砂のお守りは、授与所に他のお守りと一緒に並べてあるわけではありません。タイミングによっては社務所に砂のお守りが並んでいることもあるようですが、神職に「砂のお守りをいただきたい」と話していただくことが多いです。砂のお守りを希望する場合は神職に話して出してもらうようにしましょう。砂のお守りの初穂料は一体500円です。
砂のお守りの不思議な言い伝え
日御碕神社の砂のお守りには不思議な言い伝えがあります。もともと神社の敷地と同じように清らかな屋敷になるように使う砂を、群馬県に住んでいたとある男性が交通事故に遭って医師から見放された友人に砂を塗りつけたところ、命をとりとめたといわれています。また、命をとりとめただけでなく、事故に遭う前と同様に仕事ができるようにもなったと伝えられています。
その後不思議なエピソードは後をたたず、交通安全や悪霊退散、車の酔い止めなど不思議な体験をしたという人が大勢現れました。その後、日御碕神社の砂のお守りを崇敬する会が結成されるほどにまでなり、昭和49年には日御碕神社の境内に御神砂の碑が建てられました。
砂のお守りのご利益
日御碕神社。
— tosh (@Light_of_ruby) December 31, 2018
砂のお守りが有名らしいですが、数に限りがあるみたいで今日はもうありませんでした… pic.twitter.com/FE5d9HpB0E
不思議なエピソードが後をたたない日御碕神社の砂のお守りは、現在も多くの人から人気があるお守りです。タイミングによっては授与を行っていない場合もあるので貴重なお守りとして知られています。様々な不思議体験のエピソードがあることで有名な砂のお守りのご利益について詳しくお伝えします。
①病が完治
日御碕神社の砂のお守りのご利益には、病が完治することが挙げられます。医者に見放されてしまうような重篤な病気やひどいけがでも砂のお守りをもっていると治るといわれています。これまでにも多くの人が砂のお守りを持っていたことによって病気が治ったという不思議体験をしています。
病気が完治することから、代理で砂のお守りをいただいてプレゼントする人もいるようです。しかし、自分でお守りをいただいて人に分けるのは良いものの、そのまま贈るのはあまり効力がないという説もあります。
②交通安全
砂のお守りに助けられたという人の中には交通事故に遭ってもケガは最小限で済んだという不思議なケースもあります。しかも何度も交通事故にあったものの不思議と命に支障はなく済んでいる人もいるほどです。
砂のお守りは、一般的なお守りと同様に日頃持ち歩いても良いのですが、自宅の庭に撒いてもご利益をいただくことができるといわれています。
「日御碕神社」の御朱印情報
右 出雲大社の御朱印
— サフィラ (@safira_saffy) July 7, 2020
左 日御碕神社の御朱印 pic.twitter.com/tplTNhbEo4
不思議な体験をすることで有名な砂のお守りを授与してもらえる日御碕神社ですが、日御碕神社の社殿を参拝したら御朱印も外せません。島根の日御碕神社でいただける御朱印情報についてご紹介します。
御朱印は楼門の社務所で授かれる
日御碕神社の御朱印は、境内の楼門にある社務所でいただくことができます。御朱印は参拝の証としていただくものですので、参拝してから社務所を訪れるようにしましょう。また、御朱印帳を持っている人は御朱印帳を忘れずに持参することをおすすめします。
受付時間と初穂料
日御碕神社の御朱印の受付時間は8時半から16時55分までです。季節や天候によって時間が前後する場合がありますので、参拝する際は時間に余裕をもって訪れるようにしましょう。また、御朱印の初穂料は300円です。
御朱印はシンプルなデザイン!
日御碕御朱印~ ありがたや~ #日御碕神社 #御朱印 pic.twitter.com/ArVbirxDoE
— マッツン (@matsuno0623) August 15, 2019
日御碕神社の御朱印はとてもシンプルなデザインになっています。中央部に日御碕神社の神印が押されていて、左右に「奉拝」の文字と参拝の日付を書いてもらえます。
御朱印帳の販売はなし!
御朱印に欠かせない御朱印帳ですが、日御碕神社では御朱印帳の販売は行っていません。事前に御朱印帳を用意して持参するか、紙に書いた御朱印をいただいて後日御朱印帳に貼り付けるようにしましょう。
「日御碕神社」のアクセス&駐車場情報
島根に数多くあるパワースポットの中でも不思議な体験をする人が後を絶たない砂のお守りで有名なのが日御碕神社です。国の重要文化財にも指定されている社殿は時間の許す限り細部まで見たいものです。また、日御碕灯台を訪れて美しい景色を楽しむのもおすすめです。島根の日御碕神社のアクセス方法や駐車場情報をご紹介します。
アクセス情報
日御碕神社へのアクセスはレンタカーや自家用車が便利です。出雲市駅からは約40分、松江駅からは車で約1時間でアクセスすることができます。
公共交通機関を使って日御碕神社を訪れる場合は出雲大社もしくはJR出雲市駅からバスを利用することが可能です。JR出雲市駅からは1番乗り場から日御碕行のバスに乗って約60分、出雲大社からは出雲大社連絡所でバスに乗って約20分で料金は500円です。
駐車場は?
日御碕神社には無料の駐車場が完備されています。週末やゴールデンウィーク、年末年始などは多くの人が参拝に訪れるため満車になることもあります。車で日御碕神社へ行く場合は時間に余裕をもって訪れましょう。
「日御碕神社」の基本情報
住所 | 島根県出雲市大社町日御碕455 |
営業時間 | 参拝自由 |
定休日 | なし |
アクセス | 松江駅から車で約1時間 |
料金 | 参拝無料 |
駐車場 | あり |
URL | 出雲観光サイト |
「日御碕神社」でご利益&砂のお守りを頂こう!
出雲大社からもほど近い場所にある「日御碕神社」は、多くの人が訪れる「日本の夜を守る」神社です。夕方の時間に訪れたら日御碕灯台まで足をのばして美しい夕日を眺めるのもおすすめです。「日御碕神社」でご利益と砂のお守りをいただきましょう。