「ひろしま美術館」には近代絵画が豊富に揃う!展示作品や入館料を解説!

「ひろしま美術館」は、広島県を代表する人気のアートスポットです。ゴッホやピカソなどの著名な画家の作品や、定期的に開催される企画展などの展示が満載です。ひろしま美術館の展示作品や入館料、割引などのお得な情報などもご紹介していきます。

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目次

  1. 1「ひろしま美術館」は近代絵画が揃う美術館
  2. 2「ひろしま美術館」はどんな美術館?
  3. 3「ひろしま美術館」の展示作品は?
  4. 4「ひろしま美術館」の入館料と割引情報!
  5. 5「ひろしま美術館」のアクセス&駐車場情報
  6. 6「ひろしま美術館」の近代絵画とカフェで優雅な時間を!

「ひろしま美術館」は近代絵画が揃う美術館

緑豊かな木々に囲まれた「ひろしま美術館」は、たくさんの近代絵画を展示している美術館です。広島市中央公園内に位置しており。地元の人々が集う憩いの場や観光地としても人気です。美しい芸術作品の数々をはじめ、おしゃれなカフェやミュージアムショップなどの見どころもたくさんあります。ここでは、「ひろしま美術館」の魅力を余すことなくご紹介してきます。

展示作品や入館料など徹底ガイド!

ひろしま美術館はルノワールやモネなど印象派の作品をはじめ、ポスト印象派のゴッホやスペインを代表するピカソなど多くの作品を所蔵しています。常設展示だけでなく、定期的に開催されるコレクション展示や特別展も魅力です。

また、ひろしま美術館にはお得な入館料で観覧できる割引制度も充実しています。数多くの展示作品や入館料、割引情報もご紹介するのでぜひチェッックしてください。

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「ひろしま美術館」はどんな美術館?

「ひろしま美術館」は、地元の人から観光客まで訪れる人気のアートスポットです。広島では原爆の歴史からの復興を目指し、様々な取り組みが行われてきました。「ひろしま美術館」もその1つで、心の喜びとやすらぎの場として機能しています。ここでは、ひろしま美術館の歴史やカフェなどの館内施設についてご紹介します。

広島銀行が広島市中央公園内に開館

ひろしま美術館は、1978年に広島銀行の記念事業として設立されました。復興の道を歩んできた歴史と原爆犠牲者の方への鎮魂の祈りや平和への願いが込められた施設です。美術館の本館は原爆ドームをイメージして設計され、本館を取り巻く回廊は厳島神社をモチーフにしています。

広島を代表する世界遺産を取り入れ、復興への願いと平和への祈りが一層感じられる造りとなっています。広島市の中央に位置する中央公園の敷地内にあり、広島城や中央図書館などの施設と合わせて人々の憩いの場となっています。

創立100年の記念事業

ひろしま美術館が設立された1978年は、広島銀行の創業100周年の年でした。地域に根差し、地元の人々と一体になって復興に取り組んできた地元企業ならではの創立記念事業です。ひろしま美術館のテーマである「愛とやすらぎのために」という言葉のとおり、これまで多くの人たちにとってのやすらぎの場として愛されてきました。

絵画は約300点・コレクションは約90点展示

ひろしま美術館では印象派を中心とした近代美術作品を約300点所蔵しており、そのうち約90点のコレクションを常設展示しています。ゴッホやピカソ、モネなどの著名な西洋画家の美術作品から、黒田清輝や横山大観などの日本を代表する画家の作品も所蔵しています。

中庭をみながらくつろげるカフェ「ジャルダン」

ひろしま美術館に館内には、ゆっくりと寛げるカフェ「ジャルダン」があります。カフェには開放感のある大きな窓があり、中庭の美しい景色を楽しむことができます。四季折々の風景を望みながら、おしゃれな雰囲気でカフェメニューを堪能できるのも魅力です。展示作品を観覧する合間に、軽くお茶を楽しんだりカフェランチを味わうのもおすすめの楽しみ方です。

ランチメニューもあり

カフェ「ジャルダン」では、コーヒーや紅茶などのドリンクからランチメニューまで楽しむことができます。広島で人気のベーカリーカフェ「アンデルセン」のパンが食べられることもあり、ランチタイムには多くの人が訪れます。

なかでも、好みのサンドイッチを選べる「ジャルダンプレート」や、美味しいアンデルセンのパンを堪能できる「アンデルセンプレート」が人気です。カフェメニューは開催されている企画展によって変わることもあり、イベントとコラボした限定メニューにも注目です。ひろしま美術館のおしゃれなカフェで優雅なカフェタイムを過ごしてみませんか。

ミュージアムショップにはオリジナルグッズも!

ひろしま美術館には、オリジナルグッズやカタログなどを販売するミュージアムショップがあります。ピカソやゴッホなどの著名な作家の名画を自宅で楽しめる所蔵作品の複製画やカタログなどは、美術館へ訪れた記念にぴったりです。

黒猫マグカップやカードスタンド、オリジナルトランプなど、ひろしま美術館でしか購入できないオリジナルグッズも満載です。また、特別展に関連した商品や可愛いグッズも期間限定で販売されます。美術館の展示を楽しんだ後は、ミュージアムショップでお土産にもぴったりの限定グッズを購入してみてはいかがでしょう。

「ひろしま美術館」の展示作品は?

ひろしま美術館は印象派の作品を中心とした、約300点の絵画を所蔵しています。ゴッホやピカソなどの有名な西洋近代美術を代表する作家だけでなく、黒田清輝や横山大観など日本を代表する作家の作品もあります。ここでは、ひろしま美術館で楽しめる展示作品や特別展についてご紹介していきます。

ルノワール・モネなどフランスの印象派の作品

フランス印象派を代表する画家「モネ」や「ルノワール」の名前は、芸術に詳しくない人でも聞いたことがあるのではないでしょうか。モネとルノワールは、特徴的な技法である筆触分割の実験を始めたことで有名なフランス印象派に欠かせない作家です。

ひろしま美術館では、モネの「セーヌ河の朝」やルノワールの「パリ、トリニテ広場」などの名画を所蔵しています。ルノワールに至っては絵画のみならず、「勝利のヴィーナス」と呼ばれるブロンズ像作品も所蔵しています。

ゴッホなど「ポスト印象派・新印象主義」の画家の作品

ひろしま美術館には、ポスト印象派や新印象主義の画家の作品も展示されています。なかでも、後期印象派運動の中心となったオランダ出身の著名な画家「ゴッホ」は有名です。印象派の鮮やかな色彩を継承しながら新たな作風を生み出したゴッホは、ポスト印象派を代表する画家として知られています。

ひろしま美術館にはゴッホの代表作「ドービニーの庭」が展示されています。「ドービニーの庭」はゴッホが晩年に描き上げた作品で、この作品を見るためだけに訪れる価値があるほどの傑作です。ミュージアムショップでは「ゴッホ《ドービニーの庭》のすべて」という本も販売しているので、合わせてチェックしてみてください。

「フランス近代美術」コレクションを収蔵

ひろしま美術館では、「フランス近代美術」のコレクションを中心に収蔵しています。フランス近代美術とは、1860年代から1970年代までの作品とされていて、世界中で知られる数多くの名画が誕生しています。フランス近代美術の芸術様式としては、ルノワールやモネに代表される印象派やゴッホなどのポスト印象派が有名です。

「印象派の父」と呼ばれたマネの作品やポスト印象派のひとりであるセザンヌの作品など、見どころある絵画が満載です。フランス近代美術コレクションを展示する企画展も開催されるので、ぜひ素晴らしい芸術作品の数々に触れてください。

ドラクロワなど「ロマン派」の作品

ひろしま美術館は、文学や音楽にも影響を与えたロマン主義の作品も所蔵しています。自分の描きたいものを自由に描く作風が特徴で、美術館にはロマン派の画家として有名な「ウジェーヌ・ドラクロワ」の絵画が展示されています。印象派の画家やピカソにも影響を与えたドラクロワの絵画は、ひろしま美術館のなかでも注目度の高い作品です。

ピカソの作品も展示

20世紀最大の芸術家として知られ、世界的にも有名な「ピカソ」の名前は1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。ひろしま美術館では「フォーヴィスムとピカソ」という展示コーナーに、ピカソの作品を展示しています。

ひろしま美術館はピカソの作品を全部で8点所蔵しており、独創的な作風が魅力の作品に触れることができます。ピカソの展示エリアは撮影可能となっているので、世界を代表するピカソの作品と一緒に写真を撮るのもおすすめです。

ピカソの子息寄贈の「マロニエの木」

美術館の正面入り口の庭には、ピカソの子息から寄贈された「マロニエの木」が植えられていることでも有名です。美しい緑の木は、毎年5月頃になるとピンクの花を咲かせます。マロニエの木の隣には「マロニエの泉」も設置されていて、心地よい時間を過ごすことができます。ぜひ、ピカソの作品と合わせて「マロニエの木」にも注目してみてください。

アンリ・マティスなど「フォーヴィスム」の作品

ピカソの作品があるコーナーには、20世紀初頭の絵画運動「フォーヴィスム」の作品も展示されています。フォーヴィスムの中心人物とされている「アンリ・マティス」や「モーリス・ド・ヴラマンク」の絵画を見ることができます。フォーヴィスムは鮮やかな色合いと平面的な描写などが特徴で、日本では「野獣派」とも呼ばれています。

シャガールなど「エコール・ド・パリ」の作品

20世紀前半にパリで芸術活動を行なっていた画家たちを総称して「エコール・ド・パリ」と呼んでいます。フランス出身でない画家たちも含まれていて、旧ロシア出身のユダヤ人画家「マルク・シャガール」もその1人です。美術館ではシャガールをはじめ、イタリア出身のモディリアーニや日本人画家フジタの作品を見ることができます。

浅井忠や黒田清輝などの「日本近代洋画」

ひろしま美術館にはフランス近代美術だけでなく、日本洋画や日本画も展示されています。「日本近代洋画」の展示スペースには、日本に西洋絵画を根付かせた「黒田清輝」や油絵の第1人者として知られる「浅井忠」の作品などがあります。西洋の芸術文化に影響を受けた作品などが多くあり、日本の近代美術の歴史に触れることができます。

竹内栖鳳や横山大観の「日本画」

西洋の絵画に対して生まれた「日本画」の作品も展示されています。明治から昭和にかけて日本画の歴史における重要な役割を担った「横山大観」や京都で活躍した「竹内栖鳳」など、日本画を代表する画家の作品を見ることができます。東洋と西洋を融合させた作風の「橋本関雪」や、美人画で有名な「上村松園」の作品なども見どころです。

特別展の開催もあり!

常設展だけでも十分見応えのあるひろしま美術館ですが、定期的に特別展の開催もおこなっています。これまで、「印象派のいろは」「ちびまる子ちゃん展」「せなけいこ展」など魅力的な特別展示の数々を開催してきました。

展示内容はもちろん、特別展とコラボしたカフェメニューやオリジナルグッズも魅力です。普段の常設展示とは違った雰囲気を楽しめるので、ぜひ企画展の情報もチェックしてみてください。

「ひろしま美術館」の入館料と割引情報!

見どころがたくさんある「ひろしま美術館」は、子どもから大人まで楽しめる人気のミュージアムです。休日に訪れたり、企画展示へ足を運んだり、いつ訪れても楽しめる魅力が満載です。ここからは、ひろしま美術館の入館料とお得な割引情報をご紹介します。

入館料は?

ひろしま美術館の入館料は、常設コレクションの展示と企画展の共通料金となっています。基本の入館料は大人1,300円、高校生と大学生1,000円、小中学生500円となっています。ですが、企画展の内容によって入館料が変動することもあるので注意が必要です。

開催している企画展の内容や入館料は公式ホームページで確認できるので、事前に最新情報をチェックするのがおすすめです。

割引情報!

ひろしま美術館には、入館料が安くなるお得な割引サービスも用意されています。20名以上の団体割引や65歳以上の割引サービスをはじめ、お得な割引クーポンもあります。

なかでも、本州四国連絡高速道路株式会社が発行している「せとうち美術館ネットワーク割引券」は、個人でも団体割引が適用された入館料で観覧できるのでおすすめです。割引サービスを利用して、お得な入館料で存分に美術館を堪能してみませんか。

メンバーズ制度がある?

ひろしま美術館では、より気軽に美術館を楽しめるように「メンバーズ制度」を設けています。美術文化の発展を目的とした会員組織や学生のためのフリーパスなど、ニーズに合わせた制度が用意されています。常設展示はもちろん、魅力的な企画展示も気兼ねなく楽しめるメンバーズ制度についてご紹介します。

女性のための「メープルサロン」

女性の方のみを対象としたメンバーズ制度が「メープルサロン」です。ひろしま美術館の「友の会」として1980年に設立されました。会員証を持っている人は無料で入館でき、回数は無制限となっています。また、特別展の招待券やカフェで利用できる割引チケットが配布されたり、お得な特典が満載です。毎年5月に更新されるメンバーズ制度で、年会費は7,000円です。

一般用「フリーパス」

一般の方が利用できるメンバーズ制度として「一般用フリーパス」が用意されています。マロニエカードと呼ばれるクレジットカードを作ることで、会員本人と同伴2名までがいつでも無料で美術館を利用することができます。

会員の年会費は5,000円で、クレジットカードは初年度が無料で、次年度より1,250円となっています。会費が高いと感じるかもしれませんが、合計3名まで利用できるので1年に2回以上訪れることができる地元の方などには嬉しい制度です。

学生用「フリーパス」

ひろしま美術館では、学生向けの「フリーパス制度」も用意しています。芸術をより身近に感じてもらい、美術館をたくさん利用指定もらえるようにと作られました。高校生以上の学生であれば誰でも入会可能で、1年間に何度でも美術館を利用できるお得なフリーパスです。申し込みはいつでもでき、年会費は2,000円となっています。

キャンパスメンバーズ

「キャンパスメンバーズ」は、学校教育に美術館を活用してもらい、学生や教職員が美術に触れ合う機会を増やすために設けられた制度です。学校や学部など、一定数以上での申し込みとなっています。

メンバーズに入会すると、学生証や職員証の提示で美術館を何度も利用することができます。県立広島大学や広島市立大学など、ひろしま美術館周辺の学校が制度に加入しています。

「ひろしま美術館」のアクセス&駐車場情報

ひろしま美術館は、広島市の中央に位置する中央公園内の施設です。地域の人々の憩いの場とない、観光客にも人気のアートスポットとして知られています。ここでは、「ひろしま美術館」へのアクセス方法や駐車場情報をご紹介します。

アクセス情報

「ひろしま美術館」は、広島市街地からアクセスしやすい中央公園にある美術館です。公共交通機関を利用する際は、路面電車に乗って「紙屋町東」かあるいは「紙屋町西」で下車後、歩いて約5分で到着できます。車でアクセスする際は、広島インターより約15分で到着です。美術館周辺は交通量が多いので、公共交通機関の利用がおすすめです。

駐車場は?

現在、ひろしま美術館には一般の駐車場がありません。以前は5台分の駐車スペースが用意されていましたが、2020年4月からすべて障がい者専用駐車場となっているので注意が必要です。一般の方は駐車場の利用ができないため、美術館周辺のコインパーキングなどを利用する必要があります。

営業時間&定休日について

美術館の営業時間は午前9時から午後5時までとなっていて、最終入館は午後4時半までです。特別展の開催時などは、営業時間が変動することもあります。

通常の定休日は月曜日となっていますが、特別展開催期間中には無休で営業しています。特別展の開催に応じて営業時間や定休日、入館料も変動することがあるので、公式ホームページで最新情報をチェックするのがおすすめです。

「ひろしま美術館」の基本情報

住所 広島県広島市中区基町3-2
営業時間 9:00〜17:00(最終入館16:30)
※特別展開催中は変動あり
定休日 特別展開催中を除く月曜日(祝日の場合は翌平日)
年末年始
入館料 一般1,300円、高大生1,000円、小中学生500円
※展覧会により変動あり
アクセス 広島電鉄「紙屋町東駅」より徒歩約5分
駐車場 障がい者専用駐車場のみあり
URL 公式HP

「ひろしま美術館」の近代絵画とカフェで優雅な時間を!

「ひろしま美術館」は、フランス近代美術を中心とした素晴らしい美術作品の数々を観覧できる美術館です。定期的に開催される企画展や美味しいランチが味わえるカフェなど、常設展以外の魅力も満載です。今度の休みには、ひろしま美術館で近代絵画に触れ、おしゃれなカフェで優雅な時間を過ごしてみませんか。

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この記事のライター
ちすけ
美味しいお酒と温泉が大好きです!旅行の前は必ずおいしいお酒が飲めるお店を事前にチェックして行きます。

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