下関「赤間神宮」は安徳天皇を祀る竜宮城のような神社!ご利益&御朱印情報!

綺麗な玄界灘を望む山口県下関市には、竜宮城のような情景が堪能できる「赤間神宮」があります。デートや観光におすすめの赤間神宮はパワースポットとしても大人気です。赤間神宮の歴史や見どころをご紹介しながら、赤間神宮の魅力に触れていきます。

下関「赤間神宮」は安徳天皇を祀る竜宮城のような神社!ご利益&御朱印情報!のイメージ

目次

  1. 1下関随一のパワースポット「赤間神宮」
  2. 2「赤間神宮」の概要とご利益を解説
  3. 3「赤間神宮」の境内の見所は?
  4. 4「赤間神宮」の御朱印&お守り情報
  5. 5「赤間神宮」の参拝時間やアクセス方法
  6. 6「赤間神宮」で源平合戦の歴史に触れる時間を!

下関随一のパワースポット「赤間神宮」

山口県最大の人口を誇り、本州最南端の場所に位置する山口県下関市。日本海と玄界灘、瀬戸内海を望む海は絶景のポイントとして多くの観光客が訪れる街です。歴史の偉人も数多く輩出している山口県下関市は、歴史的建造物も数多くあり、大河ドラマの撮影などでも頻繁に利用されています。

さて、そんな山口県下関市ですが、多くの神社やお寺が随所に存在し、信仰深い街としても知られています。数ある下関市の神社の中でも屈指のパワースポットとして有名なのが「赤間神宮」です。

まるでおとぎ話の浦島太郎に登場する竜宮城に足を踏み入れたかのような外観は、下関市の中でも有名な観光スポットとなっています。そんな赤間神宮でご利益を授かり、スピリチュアルな体験をするべく、赤間神宮まで参拝へと向かいましょう。

安徳天皇を祀る神社はまるで竜宮城!

山口県下関市で屈指のパワースポットとして有名で、スピリチュアル体験ができる事で知られている赤間神宮の主祭神は「安徳天皇」です。平安時代の名将平清盛の娘とご主人の高倉天皇の実子となる御方です。

安徳天皇は、壇ノ浦の戦いで祖母の二位尼と共に入水自殺を図り、8歳という若さで亡くなってしまいました。そして、入水する前に二位尼が安徳天皇に対して読んだ詩が元になって、現在の美しい赤間神宮が誕生したと言われています。

おとぎ話の世界に訪れる事ができ、竜宮城を体感できる非日常空間が味わえるだけではなく、強大なエネルギーを持つパワースポットとスピリチュアル体験を通して様々なご利益に授かれるのが、赤間神宮最大の魅力でもあります。

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「赤間神宮」の概要とご利益を解説

山口県下関市にある屈指のパワースポット、赤間神宮に参拝してスピリチュアルな体験をしながら、素敵なご利益に授かりましょう。その前に、まずは赤間神宮が創建される成り立ちや歴史、主祭神である安徳天皇について深く知る事も重要な要素となってきます。

まずは赤間神宮に訪れて、赤間神宮とはどんな神社なのか、安徳天皇と赤間神宮とはどんな関係があるのかなどに触れていきながら、赤間神宮で授かれるご利益やパワースポット、スピリチュアル体験について見ていきましょう。

赤間神宮と安徳天皇の歴史について

赤間神宮を調べる上で必ず名前に上がるのが「安徳天皇」です。安徳天皇は1178年に高倉天皇と平清盛の娘平徳子の間で生を受けました。特に大きな病気をすることもなく、すくすくと成長を続ける安徳天皇でしたが、とある悲劇が安徳天皇を襲います。

それは、平安時代の中でも最も過酷な合戦と言われている、1185年に発生した壇ノ浦の戦いです。当初は平家優勢で戦いは進んでいきましたが、源家が劣勢を跳ね返し、平家は徐々に追い詰められていきます。そして勝負が決する前に負け戦を確信した平清盛の奥様二位尼が安徳天皇を抱きかかえて入水自殺を遂げてしまいます。

辞世の歌「海の中の都」を再現

平清盛の奥様二位尼が安徳天皇を抱きかかえて入水する前に、安徳天皇を想った詩を詠みます。それは「今ぞ知る みもすも川の おんながれ 波の下にも 都ありとは」です。暗く冷たい海の中にもきっと住みやすい都があるんだよと、当時8歳だった安徳天皇を想う優しさと愛情が詰まった詩です。

ここで、赤間神宮が登場しますが、安徳天皇がまだ存命の時にはまだ現在の形を形成してはいませんでした。阿弥陀寺と言われるお寺として活動していましたが、明治時代を経てお寺から神社へと姿を変え、1940年に赤間神宮の名前が付けられました。

当時の神社は太平洋戦争の空襲により焼失してしまいましたが、再建の際に二位尼の詠んだ詩を参考にして、海の都をイメージした神社を再建する動きが広がり、現在の竜宮城のような赤間神宮が再建されました。

ご利益は「安産祈願や水難守護」が代表的

赤間神宮には強大なエネルギーを発するパワースポットとして人気がありますが、これは海が参道になっている事から海からエネルギーを発している事に起因しています。

当時まだ8歳という若さで生涯を閉じた安徳天皇と海のエネルギーから、赤間神宮は子供と海のご利益に授かれる事で、安産祈願や水難守護が代表的なご利益となっています。更に、海と言えば魚ですので、魚が大量に獲れる漁業繁栄のご利益にも授かる事ができます。

スピリチュアルな場所でパワスポ巡りにも人気!

赤間神宮は、海の参道からエネルギーを頂けるパワースポットとして人気を集めています。その他至る所がパワースポットの場であるとして、多くの方が赤間神宮のパワースポットを求めて参拝に訪れます。

パワースポットとしてだけではなく、スピリチュアルな体験ができる事でも話題となり、カップルや夫婦たちがスピリチュアル体験や安産祈願のご利益を授かりに赤間神宮を訪れています。

耳なし芳一の舞台でもある?

スピリチュアル体験ができ、安産祈願などのご利益に授かれる事で人気のある赤間神宮ですが、とても怖い怪談話の舞台である事でも有名です。それは「耳なし芳一」で、小泉八雲氏が書いた怪談話しは現在でも多くの方に語り継がれています。

盲人であった芳一は平家物語を琵琶に乗せて物語を語っていました。そして、あまりの物語の美しさに平家の亡霊が物語をぜひ聞かせてほしいと芳一と連れ去っていきます。芳一が着いた先には多くの平家武将や関係者が待ち構えており、芳一は壇之浦の戦いを琵琶に乗せて語っていきます。

そして毎晩聞かせてほしいと亡霊に頼まれて願いを聞き入れた芳一でしたが、お坊さんに止められてしまいます。平家の亡霊は芳一の耳だけをもぎとっていき、霊界へと帰っていきました。

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年間通して様々なイベントを開催

スピリチュアル体験と安産祈願などのご利益に授かるため、毎年多くの方が赤間神宮を訪れていますが、赤間神宮では、スピリチュアル体験と安産祈願のご利益に授かれる願いを込めて、年間を通して様々なイベントを開催しています。

1月は初詣で安産祈願をする夫婦たちが列を作ります。そして季節毎に多くのイベントを催し、10月には源平合戦から明治時代までを描いた舞台を開催しております。この舞台は大盛況となっており、スピリチュアル体験と安産祈願のご利益に授かりながら舞台を見れる夢のようなイベントに参加する事ができます。

「赤間神宮」の境内の見所は?

赤間神宮を訪れる方は安産祈願のご利益に授かる夫婦やカップルだけではありません。竜宮城と言われる見どころたっぷりの赤間神宮では、多くの日本人観光客や外国人観光客が訪れています。この絶好の観光スポットの顔を持つ赤間神宮の見どころやおすすめのスポットを余すとこなくご紹介していきます。

①水天門

赤間神宮でぜひ見ていただきたいおすすめのスポット、まず最初にご紹介するのは「水天門」です。国の有形文化財に指定されている事でも有名な赤間神宮屈指の観光スポットとなっています。

竜宮造りという、日本ではあまり見る事ができない珍しい造りとなっており、白と朱に塗り分けられた外観が大きな特徴です。屋根は飾りが金色に塗られており、珍しさと新しさで記念撮影を楽しむ方が多いのも魅力の一つです。

②外拝殿

赤間神宮でぜひ見ていただきたいおすすめのスポット、続いてご紹介するのは「外拝殿」です。別名大安殿と呼ばれているスポットは、水天門のをくぐって獅子の間の石段を登ったところにあります。周囲には緑が美しい木々が皆様をお出迎えしてくれます。中央部の額には有栖川宮幟仁親王殿下が書いた「赤間神宮」の立派な額が飾られています。

③内拝殿

赤間神宮でぜひ見ていただきたいおすすめのスポット、続いてご紹介するのは「内拝殿」です。外拝殿の奥にあり、両側には四角の浅い池が広がっています。安徳天皇を祀った神社らしい造りがイメージできる拝殿となっています。

④大連神社

赤間神宮でぜひ見ていただきたいおすすめのスポット、続いてご紹介するのは「大連神社」です。日本の租借地であった中国の大連市に建立されていた神社を日本に持ち帰り、赤間神宮で再建した神社となっています、

大連神社の中には、中国の神宝が奉納されており、現在でも大切に保管されています。当時の資料を見る事ができる大連記念資料館や緑と黄色の紋など、見どころたっぷりのスポットとなっています。大連神社の御朱印も人気があります。

⑤紅石稲荷神社

赤間神宮でぜひ見ていただきたいおすすめのスポット、続いてご紹介するのは「紅石稲荷神社(べにしいなりじんじゃ)」です。石段に鳥居でできたトンネルをくぐって、社殿へと向かいます。

紅石稲荷神社は、赤間神宮の裏山に創建されており、神社からは玄界灘と関門海峡が一望できます。紅石稲荷神社創建の歴史が解説してある案内板もありますので、歴史好きな方はぜひ訪れてみましょう。

⑥日本西門鎮守八幡宮

赤間神宮でぜひ見ていただきたいおすすめのスポット、続いてご紹介するのは「日本西門鎮守八幡宮」です。赤間神宮の隣に創建されている神社で、1200年の歴史を持つ最古の神社です。日本の西門にあたる玄界灘を護っており、京都の石清水から分霊されたと言われています。壇之浦の戦いの際、源義経が勝利を願って参拝した神社としても有名です。

⑦平家一門の墓

赤間神宮でぜひ見ていただきたいおすすめのスポット、続いてご紹介するのは「平家一門の墓」です。14基のお墓が2列に並んでおり、源家に滅ぼされるまでの平家の歴代当主や藤原家のお墓を見る事ができます。

前列には平有盛や清経に教経、資盛に友盛や、教盛に知盛のお墓が並んでいます。後ろの列には平家長に盛嗣、忠房に時子、そして平家に仕えた藤原忠光に景経、景俊のお墓が並んでいます。

⑧芳一堂

赤間神宮でぜひ見ていただきたいおすすめのスポット、続いてご紹介するのは「芳一堂」です。赤間神宮左手にある水天供養塔の奥側に芳一堂があります。耳なし芳一の木像が飾られており、芳一が耳をもぎ取られた原因となる平曲を詩っています。芳一堂のすぐ横に平家一門のお墓があります。

⑨安徳天皇阿弥陀寺陵

赤間神宮でぜひ見ていただきたいおすすめのスポット、最後にご紹介するのは「安徳天皇阿弥陀寺陵(あんとくてんのうあみだじのみささぎ)」です。

8歳の若さで短い生涯を閉じた安徳天皇が眠っている陵墓です。安徳天皇阿弥陀寺陵は阿弥陀寺陵とも呼ばれていますが、江戸時代まで赤間神宮が阿弥陀寺として活動していたため、現在でもその呼称が引き継がれています。

「赤間神宮」の御朱印&お守り情報

赤間神宮で参拝をして安産祈願のご利益に授かり、様々な見どころスポットを見学した後は、赤間神宮を参拝した証明となる御朱印を授かりましょう。御朱印とは、お寺や神社がお参りや参拝をした証として発行している証明書であり、日本全国のお寺や神社が個性的な御朱印を発行しています。

現在御朱印集めはブームとなっており、日本全国の御朱印情報を詳しく掲載している専門のホームページもあります。赤間神宮でも発行している御朱印をぜひゲットして、安産祈願などのご利益に授かりましょう。

4種類の御朱印が貰える!

通常御朱印は、書置きや神主様や宮司様が直接書いて授かれる御朱印と、お祭りなどのイベントで発行される期間限定の御朱印の2種類が存在します。しかし、赤間神宮では4種類の御朱印帳と御朱印を用意しており、と空強く達筆に書かれた赤間神宮と日付、赤間神宮の印と家紋はパワーを頂ける御朱印として人気を呼んでいます。

受付時間と初穂料

赤間神宮で御朱印を授かるには、赤間神宮拝殿の隣りにある社務所まで行く必要があります。赤間神宮の御朱印と大連神社、日本西門鎮守八幡宮の御朱印を授かる事がでますが、受付時間は午前8時から夕方の5時までとなっています。御朱印を授かるための初穂料は1500円となっています。

御朱印帳の販売は?

赤間神宮では御朱印の他に、様々なデザインが施された御朱印帳が人気を呼んでいます。まず定番なのが、赤間神宮の例祭や先帝祭で催される上臈参拝の様子が描かれているデザインの御朱印帳です。

その他、水天門と波をあしらったデザインのものや、蘭陵王デザインの御朱印帳も人気があります。御朱印帳は1500円から2000円で販売されています。

お守りの種類は?

赤間神宮で一番のご利益と言えば安産祈願ですが、ご利益をより強固なものにするためにお守りはやはり必須のアイテムとなります。赤間神宮で人気のお守りは、安産祈願をメインにした子授けお守りでしょう。そして、金運アップのご利益にも授かれる金運お守りも人気があります。

その他には、交通安全のお守りが販売されており、様々な大きさや種類が選べます。中にはペットの健康を祈願したペット健康お守りや、恋愛を成就させる恋守のお守りがあり、更にお子様やお土産などでも喜ばれるキティちゃんデザインのお守りキティ守も販売されています。

「赤間神宮」の参拝時間やアクセス方法

赤間神宮で安産祈願などのご利益に授かり、竜宮城のような神社を巡ってお守りや御朱印を授かりたい方は、事前にアクセス方法を調べておく必要があります。ここからは、赤間神宮までのおすすめアクセス方法と参拝時間駐車場の情報を詳しくご紹介していきます。

赤間神宮の参拝時間は?

赤間神宮は、参拝をするのであれば24時間いつでも神社を訪れて参拝する事が可能です。しかし、御朱印やお守り、絵馬やお札を購入されたい場合は時間が決まっており、御朱印を授かる受付時間と同様、朝8時から夕方5時までとなっています。

そして、赤間神宮では宝物殿もおすすめのスポットではありますが、こちらは朝9時から夕方5時までとなっています。宝物殿の料金はお一人様100円となっています。

アクセス方法

赤間神宮までアクセスするのにおすすめの交通手段はやはりです。中国自動車道下関インターチェンジを降りたら、下関市役所に向かって車を走らせます。下関インターチェンジから約9分ほど走ったら、中央分離帯がある大きな交差点を左折します。そのまま道なりに進み、唐戸交差点を左に曲がり、国道9号線を道なりに進めば赤間神宮に到着します。

駐車場情報

赤間神宮では、普通車が60台ほど駐車可能な大型の駐車場を用意しています。国道9号線沿いにある阿弥陀寺公園の隣りにあり、海を眺める事ができる絶好のスポットとなっています。普段は駐車がしやすい駐車場ですが、週末やイベント時などでは混雑が予想されますので、時間に余裕を持って駐車場に向かいましょう。

赤間神宮の基本情報

住所 〒750-0003 山口県下関市阿弥陀寺町4−1
電話番号 083-231-4138
参拝時間 9:00~17:00
参拝料 100円
アクセス 中国自動車道下関ICより車で約15分
駐車場 有り
URL 公式サイト

「赤間神宮」で源平合戦の歴史に触れる時間を!

歴史の教科書で一度は必ず見る壇ノ浦の戦いや源平合戦。その戦いに深く関わっているのが赤間神宮です。歴史を育み、多くの人々や海を守り続けてきた赤間神宮は、竜宮城のような非日常空間とパワースポットが存分に味わえるスポットです。

出産を控えた方だけではなく、観光や様々なご利益に授かりたい方にはおすすめのスポットでもあり、水天門から眺める玄界灘は、正に絶好のロケーションと言って良いでしょう。山口県屈指の観光スポットでありデートスポットでもある赤間神宮、歴史の探究とスピリチュアルを求めに、ぜひ一度参拝に訪れてみましょう。

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この記事のライター
MrPatariro
サッカー、ライブ大好きで全国を飛び回っています。ついでに旅行と観光、グルメも楽しんでいます。

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