大阪交野市「源氏の滝」は姫の伝説が伝わる心霊スポット!夜泣き石は必見!

交野八景の一つに選ばれている「源氏の滝の清涼」。それとは裏腹に、この「源氏の滝」にはある悲しい伝説が残っています。何でも源氏の姫というお姫様が不憫な最期を遂げたという。そのせいか、夜になると姫の泣き声が聞こえてくるという「夜泣き石」という石が存在しています。

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目次

  1. 1交野八景の一つ「源氏の滝」
  2. 2「源氏の滝」の概要や伝説について
  3. 3「源氏の滝」で噂の心霊現象
  4. 4「源氏の滝」を訪れたい季節は?
  5. 5「源氏の滝」のアクセス情報
  6. 6「源氏の滝」で自然の美しさを堪能しよう!

交野八景の一つ「源氏の滝」

大阪交野市には「星」にまつわる地名が多く存在していて、かの有名な「天の川」伝説の舞台にもなっています。初夏にはホタルが踊り舞う有名な景観を味わえることで有名な交野市。ホタルが舞い踊るその様子からも「天の川」を連想させたのかもしれません。

そんな交野市には交野遺産とも呼ばれている「六角堂」や「不動明王」もあり、初夏にはホタル、秋には紅葉が美しい演出をしてくれる景観美麗な公園、その公園の一角にある、今回の主役である交野八景の一つに選ばれた「源氏の滝の清涼」、落差がおよそ18メ-トルある「源氏の滝」があります。

今回はそんな交野八景の一つに選ばれた「源氏の滝」について、その概要、アクセスや駐車場などの情報をご紹介していきます。

悲しい伝説の残る心霊スポット

さて、交野八景の一つに選ばれた「源氏の滝」ですが、一方では、周辺で夜な夜な子供の泣き声や、夜に訪れるとこの世の者ではない何かと遭遇したり、夜に写真を撮ると人魂が写ったりと噂されていて、有名な心霊スポットとしての顔も持っています。

何でも、この「源氏の滝」には、昔々の「源氏の姫」というお姫様が不憫な死を遂げたといった悲哀伝説が残されていると語り継がれています。そのことが切っ掛けになったのかは定かではありませんが、「源氏の滝」の周辺にある「夜泣き石」という石からは、その姫の泣き声が聞こえてくるという伝承も残されています。

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「源氏の滝」の概要や伝説について

ここからは、「源氏の滝」の概要や「源氏の滝」にまつわる伝説についてお伝えしていきます。源氏の滝公園や滝の大きさ、「源氏の滝」と名付けられた由来、かつてこの場所が修験道の場所であったことの名残の六角堂や、源氏の滝の周辺にたくさん存在している不動明王の像。

そして、今回の主役の「源氏の滝」、その「源氏の滝」にまつわる悲しい伝説などについて、その詳細を解説していきます。

源氏の滝公園から行ける滝

「源氏の滝」は自然豊かで清涼感のある風光明媚な「源氏の滝公園」の中に存在しています。広葉樹の中、川のせせらぎを耳にしながら滝へと向かう小道を進んで行くと、落差およそ18メ-トルもある迫力ある「源氏の滝」が出迎えてくれます。

また、この公園ではBBQもできる場所があったり、夏の暑い日にBBQを楽しんだ後、木々が生い茂った公園の中をマイナスイオンを浴びながら、「源氏の滝」の清涼感を味わってみる、極上の時間と思い出を作れるのではないでしょうか。

滝の大きさは?

源氏の滝の大きさですが、落差がおよそ18メートルあり迫力があります。かつて、この滝は修験道の滝行にも利用されていたようです。確かに18メートルある落差から滝に打たれるのは、かなりの修行になりそうです。

名前の由来は?

「源氏の滝」の名前の由来ですが、一説には、この源氏の滝公園の近くに「開元寺」というお寺があって、その呼び名がなまって「源氏」になり、その「元寺の滝」が「源氏の滝」となったと言い伝えられています。

一方の説は、昔々源氏の滝公園のこの場所にあった里に住んでいた、美しいお姫様の名前が源氏の姫と言われており、その姫がこの滝に身投げした悲しい伝説から、そう呼ばれたともされています。

「源氏の滝」に伝わる源氏姫の伝説

この「源氏の滝」にはとても悲しい伝説が残されています。かつてこの交野の里に、美しい源氏の姫と梅千代という男の子が住んでいました。2人はとても仲が良く一緒に暮らしていました。そんなある日、山賊たちがやってきて里を襲い、源氏の姫と梅千代を誘拐して行ってしまいました。

山賊たちには女頭がいて、彼女が源氏の姫と梅千代を一目見て、その子らがかつて自分が産んで、泣く泣く手放した子らだと気づきました。しかし、時すでに遅く、梅千代は山賊たちに襲われたショックで既に亡くなっており、源氏の姫は梅千代を奪われた憎しみから、女頭を梅千代の敵として短刀で刺してしまった後でした。

女頭は死にゆく中、源氏の姫に「自分が母親であること、梅千代が弟であること」を告げます。源氏の姫は弟を失くして自らの手で母親を殺したショックから、この滝に身を投げて自らも命を絶ちました。

「源氏の滝」にはこのような悲しい伝説が語り継がれています。交野百選の一つに選ばれている風光明媚な「源氏の滝」ですが、その裏にはこのような悲しい伝説が残されていたのです

「夜泣き石」とは?

「源氏の滝」のほど近くには、「夜泣き石」という石があります。分からなかったとはいえ、自らの手で母親を殺し、最愛の弟まで失くしてしまった源氏の姫が、その悲しみから、その石を通して泣いているのではないかという伝承があります。

「夜泣き石」には、そんな無念を抱えた源氏の姫の思いが乗り移っているのかもしれません。夜になると泣き声が聞こえてくるという「夜泣き石」ですが、恐ろしいというよりむしろ、悲しいイメ-ジのほうが強いですね。

「源氏の滝」は修験者の修行場

かつてこの地は修験道の行場とも言われていました。源氏の滝やその公園のところどころに厳かに存在している不動明王の地蔵がその名残を表してくれています。落差18メ-トルはある源氏の滝では滝行が行われたとされていて、この地で多くの修験者が修行をしていたことが伺えます。

修験者に必要とされている不動明王の不動の心、苦行を積んできた修験者が不動の心を手に入れた時に祀られる不動明王。この地で数多くの修行をこなし、源氏の滝の滝行をこなして不動の心を手に入れた修験者たち。この地に数多くある不動明王の地蔵がそのことを物語っているように思えます。

不動明王を祀った六角堂もある

「源氏の滝」の横の階段を登って行くと正法山宜春院見えてきます。かつては修験道の山岳仏教が盛んだったこの地、正法山宜春院には有名な六角堂があります。この六角堂には修験道の大本尊である不動明王、「源氏の滝」不動明王が祀られています。

この六角堂は一度全焼してしまったのですが、中にある不動明王は全焼から免れたと言われています。

ご利益もある?

心霊スポットとして有名な「源氏の滝」ですが、正法山宜春院六角堂の不動明王の話にもあるように、この場所にはただならぬ強い運気がながれているようです。この地がかつて修験道の地であったことからも、この六角堂の不動明王のご利益からも、この地に訪れたら運気が上がるとされています。ぜひ、一度訪れてみると良いでしょう。

「源氏の滝」で噂の心霊現象

交野八景の一つに数えられている風光明媚な「源氏の滝」ですが、その裏の顔として悲しい姫伝説があること、そして夜になると一変して、大阪一と言われるほどの恐ろしい心霊スポットとして有名であることはお伝えしてきました。

そこで、ここからは、そんな「源氏の滝」のもう一つの顔、心霊スポットとしての「源氏の滝」の心霊現象をお伝えしていきます。

心霊現象①夜に子供の幽霊が現れる

先ず最初に上げられている心霊現象は、ここ「源氏の滝」では、かつて滝から転落して亡くなった子供がいて、その後、この場所でその子供の泣き声らしき声が聞こえてきたり、その子供の幽霊を目撃したといった目撃情報が話されています。

実際のところは定かではありませんが、夜うっかり源氏の滝に訪れてしまうと、そういった体験をするかもしれません。

心霊現象②人魂が目撃されている

つづいての心霊現象ですが、かなり多くの人たちが体験している心霊現象になります。写真を撮ると人魂が写るという心霊現象です。この現象に関しては数々の人魂の写った写真が報告されているので、この辺り一帯にはたくさんの人魂たちが集まってくるのかもしれません。

この地は修験道の行場でしたから、この地で修行していた修験者たちが未だに修行に励んでいるのかもしれません。

心霊現象③夜泣き石から泣き声が聞こえる

最後は夜泣き石です。かつてこの地で亡くなった源氏の姫の泣き声が聞こえてくるということから名づけられたので、その歴史も古く、年季の入った説明書きの看板まであるくらいですから、これはもう間違いようのない心霊現象といっても良いでしょう。

ただ、この夜泣き石が夜な夜な泣き声を上げるのは、愛しい自分の母親と弟を亡くして、自らもその命を絶った源氏の姫の悲しい物語が背景にあることを考えると、怖いというより胸が痛くなるような悲しみを覚えます。

「源氏の滝」を訪れたい季節は?

さて、ここからは心霊スポットとしての「源氏の滝」ではなく、交野八景に選ばれた「源氏の滝」として、その概要や見どころなどをご紹介していきます。訪れる季節はいつ頃が良いか、どのタイミングで訪れれば良いかなどをお伝えしていきますので、ぜひ、参考にしてみてください。

初夏のホタル

「天の川」の舞台であることをうなづかせる初夏の「源氏の滝」の景観。この交野市の初夏の名物ホタルです。初夏になると大勢のホタルたちが舞い降りてきて、まるで「天の川」を作っているかのような景観をホタルたちが演じてくれています。

ほんのりと熱くなり始める初夏、ホタルたちが繁殖の為にこの地にやってきます。この季節、そんなホタルたちに会いに来て、源氏の滝のエネルギーをもらえば、何か良いことが起こりそうな、ホタルたちの天の川が願いを叶えてくれそうな、そんな予感さえします。

秋の紅葉

つづいて、「源氏の滝」に訪れると良いおすすめの季節は秋の紅葉の季節です。「源氏の滝」がある「源氏の滝公園」は「大阪みどりの百選」に選ばれているくらいみどりが豊かな場所。そんな緑が朱色や黄色に色づき始める秋の紅葉の季節、この紅葉が絶妙な演出をしてくれます。

ぜひ、一度この季節に訪れてみることをおすすめします。この世のものとは思えない幻想的な紅葉の景観が見られることでしょう。

夜に訪れるのは危険なので明るい時間に!

最後は、訪れることはおすすめしない時間帯です。この「源氏の滝」は何度もお伝えしているように、夜になると心霊スポットとしての顔に様変わりします。聞いた話によると、霊が憑依してしまって連れて帰ってしまう人たちもいるとか。

心霊スポットはとても刺激的な場所ですが、そういった後を引く危険性もありますので、そこのところは慎重に見極めて、なるべくなら、刺激よりも安全を取って、夜に行くことは控えましょう。

「源氏の滝」のアクセス情報

ここまで「源氏の滝」についてお伝えしてきてどういうところか分かったところで、次は「源氏の滝」までのアクセスをお伝えしていきます。電車で行ったほうが良いのか、車で行ったほうが良いのか、駐車場はあるのか、そういった情報をお伝えしていきます。参考にしてください。

駐車場がない!

「源氏の滝」のある場所は、奥深い自然の中にあります。そういったところは往々にして駐車場がありません。この「源氏の滝」も例外ではなく、近くには駐車場がありません。路肩が駐車場変わりとなる感じなので、駐車禁止の切符を切られてしまう可能性があります。駐車場の心配のない公共機関を利用することをおすすめします。

「源氏の滝」の基本情報

住所 大阪府交野市東大字倉治2-15-1
アクセス 倉治バス停から徒歩20分
駐車場
URL 公式サイト

「源氏の滝」で自然の美しさを堪能しよう!

夜になると心霊スポットとしての恐ろしい顔を持つ「源氏の滝」ですが、初夏にはホタル、秋には見事な紅葉を見ることができて、実際のところは、心霊スポットというより景観が美しい場所になっています。

交野八景のひとつである「源氏の滝の清涼」を味わい、大阪みどりの百選の緑豊かな自然を味わいながら、この地にまつわる悲しい伝説を思い浮かべてみると、あるいは、怖いというより、そこはかとない趣深い思いにかられるかもしれません。今年はこの昼と夜のまったく違う顔を持つ「源氏の滝」に、ぜひとも訪れてみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
田中さちこ
ようこそ(^^)/わたしが文字でつむいだトラベルームへ。 お読みいただいている方が、「わぁ、懐かしい~、また...

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