2020年07月20日公開
2020年07月20日更新
甲賀ファミリーランド跡は現在立ち入り禁止?当時の様子や解体後を調査
忍者屋敷や観覧車などがあった遊園地、「甲賀ファミリーランド」をご存じですか?滋賀県に存在していた「甲賀ファミリーランド」遊具が撤去される前は動くはずのない観覧車が回っていたりと心霊現象も確認されています。当時、現在含めて調査していきます。
目次
甲賀ファミリーランドとは?
甲賀ファミリーランドは滋賀県甲賀市郡甲西町にあった遊園地ですが、閉鎖して立ち入り禁止になっても心霊マニアや廃墟マニアが多く訪れ、現在は解体されて、一部建物が残っている場所となっています。
オープン当時は非常に人気が高かった場所がなぜ、閉鎖され解体されたのかご紹介していきます。また、心霊現象や甲賀ファミリーランド以外の遊園地廃墟についても併せてご紹介します。
滋賀県の有名な廃遊園地
#甲賀ファミリーランド
— 栗原 亨(廃墟Explorer管理人) (@GSX1100SSSL) May 10, 2020
悲しいぐらい美しい空間。
2度と見ることのできない景色がデジタルの中で生き続ける。 pic.twitter.com/QUt9WJ9Ig3
甲賀ファミリーランドは滋賀県甲賀市郡甲西町にあった遊園地で、甲西町は大阪市と名古屋市の間に位置していた町で、県内でも人口が多い町としても有名でしたが残念ながら現在は統廃合により湘南市として生まれ変わっています。
当時は滋賀県だけでなく、県外からも多くの人が訪れていましたが交通の便が非常に悪く、リピーターはあまり訪れなかったと言われています。結果的に閉園してしまいましたが、閉園後も心霊体験や廃墟見たさに訪れる人が後を絶ちませんでした。
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甲賀ファミリーランドの当時の様子は?
廃棄遊園地が綺麗すぎる〜🎵
— Ayana (@aya_tachu) March 24, 2014
まわりつづける観覧車
甲賀ファミリーランド pic.twitter.com/e6Tlt6eMSn
心霊スポット、廃墟の名所としても有名な甲賀ファミリーランドですが、当時はどういった様子だったのでしょうか。オープンから、どんなアトラクションがあったのか、なぜ閉園したのか、そしてどうして心霊、廃墟スポットとして人気になっていったのかを詳しくご紹介します。また、甲賀ファミリーランドで心霊体験した人の情報などもお伝えします。
1970年ごろに作られた巨大遊園地
廃墟探索してみたいな…
— レク乃サスケ (@GS_doll_owner) April 12, 2020
この写真「甲賀ファミリーランド」って場所なんですけど、この状態でまだ残ってるのかな?!
スゲー、行ってみたい! pic.twitter.com/F9Uj26ZI70
甲賀ファミリーランドは1970年頃に滋賀県甲賀市甲西町に存在していた非常に巨大な遊園地で、滋賀県で最大の広さを持つ遊園地として人気になりました。甲賀カントリー倶楽部の敷地内にあったこともあり、ファミリー層だけでなくゴルフ客の集客も見込んでいたと言われています。
1985年に閉園してしまいますが、立ち入り禁止にも関わらず心霊マニアや廃墟マニアが多く訪れることとなり、危険な遊具などは全て解体されてしまいました。
忍者屋敷などのアトラクションも
甲賀ファミリーランド pic.twitter.com/yq0LfJRPEo
— 世界の投棄された廃墟たち (@haikyo_world) June 27, 2020
甲賀ファミリーランドといえば観覧車が有名ではありますが、甲賀は忍者の里としても有名な場所だったこともあり園内には忍者屋敷がありました。その他にもメリーゴーランドやゴーカート、子ども汽車や回転ブランコ、お化け屋敷、フィールドアスレチックなどありました。
しかし非常に広大な敷地を誇っていたため、アトラクションとアトラクションの間は非常に距離があることでも有名でした。立ち入り禁止になり、解体されて廃墟になった現在でもそのその面影を見ることができます。
1985年に経営難により閉園し廃墟に
甲賀ファミリーランド「滋賀県」 pic.twitter.com/fNdTUFjncp
— 世界の投棄された廃墟たち (@haikyo_world) May 17, 2020
甲賀ファミリーランドは1970年頃にオープンすると、県内外から多くの人が訪れる人気遊園地となりましたが、非常に交通の便が悪かったと言われています。道の傾斜も酷く、子供連れや年配の人には非常に不便な場所で、リピーターを減らすきっかけとなったようです。
結果的に、入園者が減ってしまい経営難となり、閉園となってしまいました。そして閉園後に遊具が残されていたこともあり、廃墟として廃墟マニアや心霊スポットになっていったのでした。
不気味な観覧車が話題となり心霊スポットに
1985年に閉園した甲賀ファミリーランドですが、立ち入り禁止の場所となってからも遊具が残されており、その中でも観覧車は風が吹くと自然と動いてしまう状態になっており、「ギィィィイイ」という金属音を鳴らしながら少しずつ動いていく様は非常に恐怖を感じるものだったようです。
現在は立ち入り禁止の場所にも関わらず多くの人が訪れるため、観覧車も含めたほとんどのアトラクションが解体されており、その不気味な光景を見ることはありませんが、廃墟の中で音を鳴らしながら動く観覧車の姿は異様な光景であったことは間違いありません。
写真撮影をするとオーブが写るという噂も!?
心霊スポットとして有名になった現在の甲賀ファミリーランドですが、実は目立った心霊現象は起きていません。しかし写真撮影をするとオーブが写るという噂は多く、多くのアトラクションが解体した後もオーブや心霊写真が写るという話は後を絶たないようです。
そして、広大な土地ゆえに灯りがなく、夜になると暗闇の中に廃墟が存在しているため、肝試し感覚で訪れる人が多いようです。
甲賀ファミリーランドの解体後の様子は?
甲賀ファミリーランド
— 朽ちゆく廃墟 (@vlvh0nz4) August 22, 2016
廃観覧車 pic.twitter.com/GhskYK31dC
甲賀ファミリーランドが解体された後の様子はどうなったのでしょうか。立ち入り禁止後に解体され、廃墟と化した遊園地の跡地は一体どうなったか、ご紹介していきます。
廃墟ブームで施設内に無許可で立ち入る人が急増
甲賀ファミリーランド
— 朽ちゆく廃墟 (@vlvh0nz4) November 4, 2016
廃棄された蒸気機関車の乗り物。
木が生い茂り先がわからない。 pic.twitter.com/dPVifboVHJ
甲賀ファミリーランドは開園当時は人気だったものの、どんどん人気が低迷して閉園してしまいましたが、閉園後は廃墟ブームなどの影響で廃墟マニアの間で人気が高まり、無許可で立ち入る人が急増してしまいました。
廃墟に関する雑誌や廃墟サイトでも多く取り扱われ、風に吹かれて動く観覧車があったこともあり廃墟マニアだけでなく心霊マニアや肝試しをする人たちも現れるようになりました。そこで所有者がほとんどの施設を解体する結果となってしまいました。
2008年に全ての遊具が撤去
甲賀ファミリーランド…今はもうない。 pic.twitter.com/cgLxsk7nQs
— 白兎@月の輪熊(兄) (@KR_ASAKAZE) January 16, 2017
甲賀ファミリーランドは閉園後に廃墟マニアや心霊マニアなどの無許可で立ち入る人が増えたため、2008年に全ての遊具が撤去されることとなりました。
現在では開園当時からある建物がいくつか残されているのみでほとんどが解体されてしまっています。草木が生い茂り、道という道もほとんどなくなってしまい、完全な廃墟となっているようです。
現在は一部の廃墟化した建物が残っている
甲賀ファミリーランド
— 廃墟にシビれる、あこがれるゥ! (@ruine_ruins) January 11, 2014
滋賀県 pic.twitter.com/27z1h6Iwik
現在は、一部の廃墟化した建物が残っているだけとなっています。甲賀ファミリーランドの所有者が危険と判断してほとんどの施設を撤去しましたが、一部の建物は撤去が困難であったり、撤去費用が高すぎて撤去できないものが残っている状況です。
敷地内への立ち入りは禁止?入れる?
今は無き甲賀ファミリーランドの観覧車(廃墟)
— 理恵 (@savarinchantil) March 22, 2014
昔は山の中にも遊園地がありました。 pic.twitter.com/aZdVnrFtHl
現在でも甲賀ファミリーランドへの立ち入りは禁止されているようですが、未だに立ち入ることが可能な入り口までドライブをしたり、肝試しに敷地内に侵入しようとする人は多いようです。そして、訪れる人が後を絶たないせいか、甲賀ファミリーランド周辺は巡回警備も行われているようです。
甲賀ファミリーランドのアクセス方法
甲賀ファミリーランドは滋賀県JR草津線の三雲下車徒歩1時間ほどの場所にあり、徒歩でのアクセスは困難といっても良いかもしれません。しかし、甲賀ファミリーランドは私有地であり、無許可で入ることはできませんので注意しましょう。
他にもある有名な遊園地廃墟4選!
廃墟遊園地 pic.twitter.com/YIPRGU35Bi
— 世界の投棄された廃墟たち (@haikyo_world) July 19, 2020
甲賀ファミリーランド以外にも遊園地廃墟として有名な場所は日本各地に存在しています。その中でも有名な廃墟4選をご紹介します。
①奈良ドリームランド跡地
奈良ドリームランド跡地廃墟が、伐採で綺麗になって、木製コースターの姿が現れた。 pic.twitter.com/vUTT2pBbvF
— ひろし (@hiroyamkun) October 9, 2016
奈良県に存在していた奈良ドリームランドは1961年にディズニーランドに感銘を受けた実業家の手によってオープンしました。なんとディズニーに無償でノウハウを提供した大変珍しい遊園地でしたが、残念ながら2006年に閉園していしまいました。
こちらも甲賀ファミリーランドと同じくアトラクションは2016年の撤去作業ですべて撤去されており、現在は更地が残っているだけとなっています。
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②富士ガリバー王国
029.富士ガリバー王国
— 瞼ノ裏ノ花ノ記憶 (@AmaryllisMemory) May 14, 2020
かつて山梨県の上九一色村に存在したテーマパーク。1997年に開演するも、オウム真理教が拠点としたサティアン群の近辺という最悪のイメージを払拭できず、富士急ハイランドとの競合に敢え無く敗れ4年で閉鎖。その後は廃墟スポットとして名を馳せたが現在は一面更地となっている。 pic.twitter.com/F6nrIVTQpl
富士ガリバー王国は1997年にオープンした山梨県西八代郡に存在していたアミューズメントエコロジーテーマパークです。2001年には閉鎖する廃墟遊園地の中でも非常に短い営業期間でしたが、廃墟スポットとしては非常に人気が高い場所でした。
特に園内に横たわる巨大なガリバー像は人気で、落書きする人が非常に多かったようです。しかしこちらも甲賀ファミリーランドと同様に内部の廃墟はすべて解体されてしまいました。
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③新潟ロシア村
新潟ロシア村の廃墟やべぇな pic.twitter.com/H8E7lqZJYe
— 真面目人間ボン (@mazimebonn) May 2, 2017
新潟ロシア村は新潟県にあるロシアを題材にしたテーマパークでした。1993年にオープンし、10年後には閉園してしまいましたが、閉園後は心霊スポットとして非常に人気が出ました。元々ロシアとの異文化交流をテーマにしており、従業員もロシア人が多い場所でしたが、バブル崩壊により入園者が減ってしまい閉園となってしまったようです。
心霊スポットとして人気になった理由は廃墟になってから敷地内のホテルで火災が発生した為と言われています。明らかに不自然な火災ですが、何があったのでしょうか。
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④日光ウェスタン村
〔日光ウェスタン村〕
— 青01 写真倉庫 (@aoaopic_s2k) April 29, 2020
2006年に閉業してそのまま廃墟になったらしい?
不気味なんてもんじゃないでこれ... pic.twitter.com/ioU2CUFBLg
栃木県日光市にあった日光ウエスタン村は現在長期休園中ですが、再開するめどが立たないため、廃墟と化しています。アメリカ西部をテーマにしたテーマパークで、ロケ地などとしても利用されることが多かった人気のある場所でした。
しかし、2006年に長期休園が決まってから今まで再開はしていません。施設は当時のまま残されていますが、ほとんど廃墟状態で、廃墟マニアなどが訪れるせいか落書きも多くなってしまっています。
関連記事 日光にあるテーマパーク廃墟「ウェスタン村」の現在は?噂の心霊現象も調査
甲賀ファミリーランドはバブル時代に栄えた遊園地!
かつて、噂の甲賀ファミリーランドがあったゴルフ場 pic.twitter.com/xxDFzMnY4r
— ぷぅやん (@neopoohyan) May 24, 2020
いかがでしたか?甲賀ファミリーランドはバブル時代に栄えた遊園地で、残念ながら閉園してしまいましたが廃墟として人気が高まった遊園地です。
私有地の為、訪れることはできませんがネットや廃墟写真集などには多くの写真が残されているので興味のある方は是非見てくださいね。