2020年07月11日公開
2020年07月11日更新
「青山トンネル」は三重最恐の心霊スポット!事故や電話ボックスの噂を調査
青山トンネルは、三重県にある非常に有名な最恐心霊スポットの一つです。どうして心霊スポットと言われるようになったのか、その由来や心霊現象が起きる場所、青山トンネルの現在の状況など、青山トンネルの心霊スポットに関する情報をまとめました。

「青山トンネル」とは
【No.0528:青山トンネル】三重県津市白山町垣内と伊賀市下川原を繋ぐトンネル。「通過中に黒い影が車内に侵入して来たり、携帯電話に謎の着信が来たりする」「付近の電話BOXの前に親子の霊が出没する」などの噂がある。 pic.twitter.com/uo1q2UJquq
— 【閲覧注意】心霊スポット (@SpiritSpots_) July 5, 2020
三重県にある、「青山トンネル」というトンネルをご存知でしょうか。現在でも車で通行できてしまう、一見すると普通のトンネルなのですが、ある一定の人たちには非常に有名な心霊スポットです。特に、夜になると一部の人たちがこぞって肝試しにやってくる場所となります。
三重県津市にあるトンネル
青山トンネルは、三重県の県庁所在地である津市に存在するトンネルです。特に変わったところはないように見える青山トンネルですが、どうしてこんなにも有名になったのでしょうか。この記事では、この青山トンネルにまつわる怖い噂やその噂の真相、青山トンネルへのアクセス情報などについてご紹介します。
「青山トンネル」が心霊スポットと言われる理由
そもそも、どうして青山トンネルがそんなにも有名な心霊スポットになってしまったのでしょうか。実は、青山トンネルが一躍有名になったある事故が関係しているのです。歴史的にもかなり有名な事故で、当時はメディアも大きく取り上げ、一躍青山トンネルの名前を全国区に押し上げた事件となっています。
この事故のことを知れば、どうして青山トンネルにこんなにも多くの霊の報告が上がっているのかを理解することができるはずです。
1971年に起きた列車事故
青山トンネルから旧東青山駅方向を見る、もうここに二度と列車が来ることはない、完全に死んだ空間 #旧東青山駅巡検 pic.twitter.com/YjJtvxFbUM
— るい(14世) (@B747_300SR) March 5, 2017
青山トンネルが有名になったのは、1971年10月25日に起こった凄惨な列車事故が関係しています。「近鉄大阪線列車衝突事故」、通称「青山トンネル事故」と呼ばれるこの出来事は、非常に多くの犠牲者が出たことで一躍、全国的に有名になりました。
メディアで大きく取り上げられただけでなく、この事故をきっかけに路線の主であった近鉄の工事計画までも、大きく変えることになりました。それだけ、この事故が日本に与えた衝撃が大きかったということでしょう。
近鉄大阪線の列車がトンネルの壁に衝突
旧総谷トンネル(三重)昭和46年,列車の正面衝突事故が起きた廃トンネル。 その事故により従業員,乗客ら25名死亡,255名負傷。 青山トンネル事故として史上に名を刻む。 pic.twitter.com/L4GscXmyYF
— 観覧注意 恐怖映像 (@rimilolohegy) June 25, 2020
この日、当時の近鉄大阪線では、事故が起こる1時間程前から、青山トンネル内では原因不明の列車誤停止が何度か起こっていました。急勾配の下り坂で停止してしまった列車を、ブレーキが全く効かない状態で動かしてしまったことで、暴走した列車は最終的に時速120kmもの速度で青山トンネルの壁に正面から衝突してしまったのです。
死者25名重軽傷者288名の大惨事に
この悲惨な事故では、死者が25名、重軽傷者288名という、とんでもない数の犠牲者を出すことになりました。この事故の後、近鉄は元から予定されていた大阪線を複線化するという工事を予定よりも前倒しで行い、今では事故のあった青山トンネルは廃線となって、ひっそりと朽ちるのを待つだけの場所となっています。
実は事故が起きたのは違うトンネルだった
ここまで話を聞いて、あれ?と思った方も多いのではないでしょうか。実は、この話に出てくる「青山トンネル」というのは、現在心霊スポットとして有名な「青山トンネル」とは別の、列車専用のトンネル「総谷トンネル」というトンネルです。
本来の名前は総谷トンネルなのですが、通称で「青山トンネル」と呼ばれていたことから「青山トンネル事故」という風に呼ばれるようになり、たまたま同じ三重県にあった自動車用の「青山トンネル」と結びついて、こちらのほうが有名になってしまったのです。
「青山トンネル」で噂の心霊現象
心霊スポットの由来となった事故が発生したのは別のトンネルだったのですが、現在でも訪れることのできる青山トンネルでも、数々の心霊現象が報告されています。中でも有名なものについて、5つほどご紹介しようと思います。
心霊現象①心霊写真が撮れる
青山トンネルでは、よく心霊写真が撮影されてしまう、という話があります。心霊写真の多くは、単純に光が映り込んでしまった写真も多いですが、この場所で撮った写真には、明らかにあり得ないものが写っているものも存在します。そういった話が苦手な方は、とにかくこのトンネル内では写真を撮らないことをおすすめします。
心霊現象②トンネル前の電話ボックス
青山トンネルの心霊現象の話で最も有名なのが、青山トンネルの手前にある電話ボックスに霊が出る、という噂です。深夜、トンネルに入ろうとしたら、手前の電話ボックスに母子の姿を見たとか、夜中に突然電話ボックスの電話が鳴り出した、とか、多くの体験談が報告されています。
一説によると、この電話ボックスは霊界とつながっているのでは、という話もあります。確かに、夜中に突然電話ボックスの電話が鳴ったというのは非常に恐ろしい体験ですし、鳴っている電話を取ったところ、すぐに切れてしまった…というのも、なんだか不気味です。
心霊現象③女性が車に乗り込もうとした
青山トンネル前にある電話ボックスでは、女性が乗り込もうとしてきた、という心霊現象も報告されています。電話ボックスの心霊現象の話を聞き、この電話ボックス付近に車を停めているところ、女性が車に乗り込もうとしてきたというのですから、その衝撃は凄まじいものだったに違いありません。
心霊現象④車に突然黒い影が入って来る
また、トンネル内を通過中に、黒い影が車に入ってきたという目撃体験もあります。この体験は大抵深夜帯での報告が多く、そもそも人通りなどほとんどないようなトンネル内ですから、影が動いて入ってくるというのがどれだけ不自然なことであるかは、想像に難くありません。
心霊現象⑤車の窓から手を出すと髪の毛が絡まる
最後に、ぎょっとする心霊現象の報告例をご紹介します。この青山トンネル内を走っている最中に窓から手を出したところ、女性のもののような長い髪の毛が絡まってきた、という体験が報告されているのです。一説には、この髪の毛は心霊写真に写る霊のものだとか、車に乗り込もうとしてきた女性だとも言われています。
「青山トンネル」の現在の状況は?
青山トンネルが、とても恐ろしい心霊スポットであるということがお分かりいただけたと思います。では、現在の青山トンネルはどんな状況になっているのでしょうか。心霊スポットとして有名な「青山トンネル」だけでなく、かつて列車事故が起きた「総谷トンネル」の現在についても、ご紹介します。
現在も普通に車が通行できるトンネル
心霊スポットらしい、、、
— 田んぼの名は (@SouichiroT) January 4, 2017
行ってきた
結果
なにも感じなかったので居ません!笑
その前の短い橋に花束とかいつも置いてあるんだけどなんなんだろうねアレ
#青山トンネル
#電話ボックス
#三重県伊賀市 pic.twitter.com/X0DVcfUwpu
心霊スポットとして有名な青山トンネルは、現在でも普通にトンネルとして使用されていて、普通に車などで通過することも可能となっています。国道165号線を進んで青山峠を通過している途中に存在していて、普通にトンネルの中を走ることもでき、現在でも多くの人が肝試しなどで訪れています。
事故のあったトンネルは?
#三重心霊スポット【No.0530:旧総谷トンネル】三重県津市白山町上ノ村と白山町佐田の境にある近鉄大阪線旧線の廃トンネル。1971年に列車衝突事故で25名が死亡。「女性の声が聞こえてくる」「死者の霊が出没する」などの噂がある。pic.twitter.com/W6FJeDufP0
— れぷとん@心霊スポット最前線(半bot) (@lepton0726) April 30, 2020
では、1971年に凄惨な事故の現場となった総谷トンネルは、現在ではどうなっているでしょうか。実はこちらの総谷トンネルを通過していた路線は、複線化に伴い廃線となったため、現在は使用されていません。列車以外は通ることができないものだったので、廃線となった今では、総谷トンネル自体も使われず、ひっそりと朽ちるのを待っている状態です。
中に入れるが通行禁止になっている
ちなみに、廃線となりはしましたが、特に危険はないと判断されているためか、トンネルの入り口付近まで行くことは可能となっています。ただし、通行禁止の場所で、トンネルの入り口には柵が立てられています。
すぐにくぐり抜けられてしまうほどの簡易的なものですが、崩落の恐れがないとは言い切れないので、絶対に中に入るのはやめておきましょう。こちらのトンネルも心霊スポットとしては非常に有名なので、こちらでも心霊写真を撮影する人が多いのですが、入り口から撮影するだけでも、多くの霊が映り込むと話題になっています。
心霊スポットとして訪れる人も!
旧総谷トンネル。三重県内では旧青山トンネルとして名の知れた心霊スポット。昭和46年に列車の正面衝突事故が起き、事故により従業員、乗客ら25名死亡、255名負傷 pic.twitter.com/lI40tmAg
— one (@1_one_one) June 28, 2012
近くまでいくことはできてしまうので、未だにこちらの総谷トンネルも、心霊スポットとして肝試しに訪れたり、心霊写真を撮ろうとやってくる人は後を断ちません。亡くなった方の人数ももちろん凄まじさを物語っていますが、負傷者たちの生き霊も彷徨っている可能性があるので、訪れる際にはくれぐれも注意してください。
国道165号線にある青山トンネルは、どちらかというと主に県外の人たちに有名な心霊スポットなのですが、総谷トンネルは特にコアな心霊スポット好き、また県内の人たちに有名な心霊スポットとなっています。どちらも甲乙つけがたい怖さではありますが、死者数の多さで言えば、間違いなく総谷トンネルのほうが多いはずです。
「青山トンネル」の基本情報
名称 | 青山トンネル |
住所 | 三重県津市白山町垣内国道165号線 |
「青山トンネル」は悲惨な事故に起因する心霊スポット
先週娘と出かけた心霊スポット、総谷トンネル(青山トンネル)入れなかったけどね~~この奥にあの事故のあったトンネルがあります pic.twitter.com/uJpozXPrNc
— およね (@gabo7143) September 18, 2016
青山トンネルが、壮絶な過去を持つ心霊スポットであるということが、お分かりいただけたと思います。心霊現象の報告数や、心霊写真の撮影数もかなり多く、間違いなく三重県内でも最恐の心霊スポットの一つに数えられています。もしこちらの心霊スポットを訪れるのであれば、霊に引きずられないよう、十分注意してください。