壱岐・対馬へフェリーで旅に！発着所の詳細や料金&所要時間を解説！

壱岐・対馬へは広々していて快適なフェリーでの移動がおすすめです。また、快適ながらも運賃が比較的安く、横になれるシートも存在するフェリーは利点がたくさんあります。

フェリーでは車と一緒に乗って移動することができます。対馬や壱岐で車に乗って観光したい人にとってはフェリー一択でしょう。また、壱岐や対馬でレンタカーを借りるにしても、どうしても時間的制約や、行動に制限がかかってしまういます。

そのため、自家用車での観光をしたい人や時間的制約に縛られずに観光したい人におすすめなのが壱岐・対馬方面のフェリーです。

ここからは対馬・壱岐行きのフェリーについて紹介していきます。まずは九州郵船が運航しているフェリーの運行料金やその買い方、所要時間、そして発着所について取り上げていきます。

九州郵船は「ジェットフォイル」という高速艇でのフェリーの運行もあることが特徴です。ジェットフォイルでは従来のフェリーよりも大幅に短時間で博多から壱岐・対馬を結んでいることが特徴です。

しかしながら、ジェットフォイルでは車ごとの移動はできないので、乗船港の駐車場で駐車するか、別便のフェリーで運んでもらうかの2つになるため、注意が必要です。

九州郵船の運賃の目安は上の表のとおりです。なお、小学生は大人運賃の半額(10円未満は切り上げ)です。なお、車両を載せたい場合は別途運賃が発生するため、公式HPでの確認をしましょう。なお、ジェットフォイルには車両の積み込みはできません。ジェットフォイルでは往復するのに7日間以内に往復する場合、復路のみ1割引きを受けられます。

壱岐・対馬への九州郵船フェリーの乗船券の予約・購入方法として、フェリーは電話での予約、ジェットフォイルは電話とインターネット両方での予約が可能です。電話とインターネットでの受付は出航日の1か月前から前日まで受け付けています。

注意点としては電話予約の場合、本社や各発着港への電話となるため、営業時間内でないと予約することができません。また、定員がある乗り物なので、夏休みなどの繁忙期前には混みあうので、早めに予約しましょう。

九州郵船の運行する壱岐・対馬行きフェリーのほとんどは博多から壱岐を経由し対馬へ向かいます。所要時間の目安としては博多から壱岐が1時間20分、博多から対馬は4時間40分ほどを要します。

また、ジェットフォイルだと博多から壱岐は1時間10分、博多から対馬は2時間15分ほどです。また、博多港から対馬への直行便がジェットフォイルにはあり、博多から対馬の所要時間はわずか1時間55分です。そのため、博多港から対馬へ向かう人におすすめです。

九州郵船のフェリー・ジェットフォイルのダイヤは時期によって変更されるので、前もってホームページでのダイヤを確認してからの利用をおすすめします。

九州郵船の博多と壱岐、対馬間のフェリー・ジェットフォイルの発着港は博多港、芦辺港、郷ノ浦港、印通寺港、厳原港、比田勝港、唐津東港の発着所があります。また、フェリーとジェットフォイルでの乗り場が違う場合もあります。

博多港は繁華街の天津からも近く、町の中心部からアクセスしやすいのがポイントです。また、船のターミナルビルの近くには飲食店が多数あり、出航までの待ち時間に食事をするのにも便利です。

芦辺港は壱岐の中心部の近くにある港です。付近には箱崎漁港や小弐公園があり、壱岐の観光地とのアクセスが良いことが特徴です。

ここからは壱岐・対馬フェリーについて紹介していきます。壱岐・対馬フェリーが運航しているフェリーには3種類があり、フェリーつばさ、フェリーみかさ、そしてSTU48号です。最も大きいフェリーつばさの船内には個室や和洋室、そしてサウナまで用意されています。

また、フェリーみかさ、STU48号は甲板やゆったりと配置された座席など、快適に移動できるような空間になっています。壱岐・対馬フェリーの料金、所要時間、そして発着所についても紹介していきます。

壱岐・対馬フェリーの旅客運賃は上の表のようになっています。また、旅客運賃に関しては、中学生以上が大人料金、小学生が小人料金、そして小学生未満の小児は無料です。車などの車両を積載する場合はドライバー込みの運賃設定となります。

また、ドライバーの他に複数人がフェリーを利用する場合、これとは別に運賃が発生しますので、詳しくは公式HPの料金表を確認しましょう。また有人車については、往復で利用すると復路のみ2割引きを受けることができます。

壱岐・対馬フェリーの乗車券の予約はインターネットでの受付は行っていません。そのため、電話のみの受付となっております。予約は乗船の1か月前から受け付けています。注意点としては定員数が少ないため、車を乗せずに旅客のみの乗船は断られる場合もあります。

このため、車を港に駐車してフェリーを利用する際は注意してください。電話での予約は福岡予約センター、芦辺港、厳原港にて行っています。

壱岐・対馬フェリーの所要時間は、福岡~芦辺が2時間15分、福岡~厳原が5時間程度です。また、フェリーの配船の中には福岡~厳原を4時間20分で結ぶ直行便も金土日曜日を中心に運行されています。配船によっては運休が発生する期間もあります。

運休が行われる日は月や時期によってもまちまちなので、詳しい運行日程に関しては公式HPで確認しましょう。

壱岐・対馬フェリーの発着所は福岡の那、壱岐の芦辺、対馬の厳原の3つがあります。注意点として、予約を行う際は発着所の事務所まで電話をかけましょう。

壱岐には魅力あふれる観光名所がたくさんあります。周辺の美しい海やイルカと触れ合える施設、歴史のある神社など壱岐を訪れる時に立ち寄りたい場所であふれています。ここからは、選りすぐりの3か所を厳選して紹介していきます。

小島神社は「芦部のモン・サン・ミッシェル」とも呼ばれている神社です。どうしてこのように呼ばれているかというと、本家のモン・サン・ミッシェルと同じように干潮時にのみ参道が現れ、海岸と小島が結ばれるためです。

参拝できる時間は1日2回の干潮時のみと言われています。また、潮が戻り始めて戻れないようなことが無いように、事前に干満表を確認することがおすすめです。また、慣習として何一つ持ち帰ったりしてはいけないという決まりもあるので注意しましょう。

そして、壱岐にある神社の中でもパワースポットがあることで知られる神域とされている小島神社。陸と小島が砂の参道でつながった神秘的な神社に足を運んでみませんか。

壱岐は潮の流れから、豊かな海に囲まれていることで有名です。豊かな海があることからイルカが生息していることでも知られています。そんな壱岐にあるのが壱岐イルカパーク&リゾート。5頭のイルカが海浜公園内で飼育されており、写真撮影やえさやり(要予約)もできます。

また、管理棟の中にはカフェも併設されており、休憩する場所にもうってつけ。かわいいイルカたちに触れ合いに、壱岐イルカパーク&リゾートに足を運んでみませんか。

壱岐島の周辺部には多くの島々があります。その中の最北端の辰の島はエメラルドグリーンに輝く美しい海の中にある、美しい島です。辰の島は壱岐津島国定公園の特別保護区にも指定されています。

辰の島へ向かうにはまず、壱岐島の勝本港から運行している辰野島観光渡船を利用し、沖を10分ほどの場所にあります。周辺部は断崖絶壁もあるものの、上陸できる砂浜もあり、夏の時期には海水浴も楽しむことができます。

海水浴の時期は7月から8月、遠浅の海水浴に適している砂浜です。エメラルドグリーンに輝く砂浜で海水浴をしてみませんか。

対馬には海上にそびえる鳥居が特徴的な和多都美神社や烏帽子岳展望所などの神社、景勝地があります。また豊富な自然にはツシマヤマネコなどの貴重な固有種も生息し、実際に見ることのできる施設もあります。ここからは厳選の観光名所を3か所紹介していきます。

和多都美神社では海中にそびえる5つの鳥居が象徴的な神社です。干潮時には一番沖に建っている一の鳥居まで歩いていくことができます。また、満潮時には船やカヤック(有料)で海上にある鳥居まで参拝することができます。

また、海上の鳥居のみならず本殿も魅力あふれています。本殿から少し上がっていったところには、パワースポットとして知られる豊玉姫之墳墓まで参拝することができます。巨木が立ち並び、苔むした鳥居など、神秘的な雰囲気を感じ取ることができます。

対馬野生生物保護センターは対馬に生息・自生している、貴重な動植物の保護や調査などを行っている施設です。見どころは何と言ってもこちらで飼育されている絶滅危惧種のツシマヤマネコです。ツシマヤマネコを見られるのはここだけです。

対馬島の真ん中あたりに標高176mにある烏帽子岳展望所があります。ここからはリアス式海岸や周囲の山や島々、朝焼け、夕焼けを楽しむことができます。天候の良い時には韓国本土が見えることも。360度をぐるりと見回せる烏帽子岳展望所を訪れてみませんか。

壱岐・対馬へ快適に向かうのにうってつけなフェリー。飛行機と比べると少し時間はかかってしまいますが、車ごとの移動や、広い海を堪能できるので、ゆっくり旅をしたい人におすすめできる交通手段です。

また、壱岐・対馬には美しい自然をはじめ、様々な観光名所であふれています。特に夏の時期におすすめな壱岐・対馬へ運行されているフェリーで行ってみませんか。