南紀白浜や熊野古道など観光スポットが多い和歌山県ですが、怖い噂が絶えない心霊スポットも数多くあります。今回は和歌山にある心霊スポットに注目して、特に心霊体験談が語られる18箇所をご紹介していくので必見です。

和歌山の心霊スポットの特徴は、観光スポットとして人気の場所で幽霊目撃談があることです。中には自殺の名所となっているスポットもあり、怖い体験をしたといった報告もあります。今回ご紹介する心霊スポットは廃墟もありますので、くれぐれも肝試しをする際は十分に注意するようにしましょう。

それでは、和歌山の心霊スポットをご紹介していきます。まずは第18位から第7位までにランクインした心霊スポットです。

第18位は「ホテル太公望」です。かつてホテルとして営業していた太公望は、海の近くに位置するため和歌浦の素晴らしい景色が望めると評判でした。

「日本の夕陽百選」にも選定されたこともありましたが、2013年に廃業。長らく廃墟でした。ツタが絡まるおどろおどろしい怖い雰囲気だったためか、幽霊が出る噂が出回るようになりました。2017年にリニューアルし、現在はホテルとして宿泊することが可能です。

第17位は、「友ヶ島」です。淡路島と和歌山の間にある友ヶ島は、国立公園に指定されている無人島です。沖ノ島、虎島、神島、地ノ島の4つの島を総称して「友ヶ島」と呼び、ノスタルジックな雰囲気を感じられると人気の観光スポットでもあります。

しかし一方で心霊スポットの噂が絶えません。友ヶ島には明治時代に建設された砲台や探照灯などが残されていることから、軍人の幽霊が出ると評判です。実際に「軍人の足音がした」「人影を見た」などの体験談もあります。

最近ではホラーゲームやホラー映画の舞台として使用されたことでも話題となりました。肝試しと観光の両方を楽しめるスポットです。

第16位は「七洋園」です。七洋園は第18位で紹介した「ホテル太公望」の隣にあり、かつてホテルとして多くの人が宿泊した施設でした。

営業中は「まるで廃墟のような怖い雰囲気を味わえる」と廃墟マニアから人気があった七洋園ですが、2018年にオーナーが亡くなってしまったことにより廃業。現在は、本当に廃墟となっています。

七洋園は過去に自殺や事件などが発生したことはありません。しかしながら、ホテルとして営業していたころから「寝ていると体が重く感じる」「オーブが写る」と言った噂が絶えず流れていたスポットです。また現在は立ち入り禁止となっているため、肝試しなどすることは不可能です。

第15位の「大川峠」は、友ヶ島を眺めることが出来るため絶景ポイントとして、かつて人気がありました。しかしながら2006年、隣に大川トンネルが完成したこともあり現在は通行止めとなっています。廃道なので車両は入ることが出来ませんが、幽霊が出ると評判です。

大川峠は断崖絶壁となっているため、使用していた頃は事故も多く、また自殺者が相次いでいました。そのため「首なしライダー」や「自殺者の幽霊」などの体験談が絶えず流れています。

なお現在は車両通行止めとなっている大川峠ですが、徒歩もしくは自転車で通行可能です。かつて営業していたレストランの廃墟などがあるので、肝試しにはぴったりでしょう。

第14位は、勝浦町の「那智滝」です。落差133ｍから一気に落ちる滝の姿は圧巻で、那智滝は落差日本一を誇っています。全国にある有名な滝は観光スポットとして人気がある一方で、幽霊の噂も付き物です。那智滝も同様に、滝近くで写真を撮るとオーブや幽霊が写ると言われています。

第13位は、「倉谷温泉」です。紀の川市からの中心地から倉谷川の上流に進んだ山深い場所にある倉谷温泉は、かつてホテルとして営業していました。1986年に廃業し、現在は巨大な廃墟となっています。もちろん廃墟なので、立ち入って肝試しはできませんので注意してください。

倉谷温泉は、「自殺したオーナーが幽霊として出る」と言った体験談があります。実際にはオーナーは自殺しているという事実はありませんが、崩れ落ちた廃墟を見ると幽霊が出そうな雰囲気を感じさせます。

第12位は「鷹の巣遊園」です。鷹の巣遊園は、和歌浦の雑賀崎灯台近くにあります。最近まで観光スポットとして営業していましたが、現在は廃業となっています。鷹の巣遊園の中へは立ち入ることはできません。

鷹の巣遊園では、断崖絶壁を降りることができ、スリルと絶景を楽しめることが出来ました。また和歌山県の指定天然記念物に指定されている「上人窟」の中に入ることもできましたが、現在は道が崩壊してしまい行くことはできません。

廃墟となってしまう以前から、心霊の噂もある鷹の巣遊園。鷹の巣遊園に行くと、「誰かに見られているような視線を感じる」と言った体験エピソードがあります。

第11位は、観光スポットとしても人気が高い「高野山 奥の院」です。青森の恐山、京都と滋賀にまたがる比叡山を含んで「日本三大霊場」として有名な高野山。霊場と言うことから高野山では様々な心霊体験があります。

そして特に心霊体験が多いのが、高野山 奥の院です。高野山 奥の院では、「霊感のある人が立ち入ると多くの幽霊を見る」「井戸を覗き、自分の姿が映っていないとあと3年で死ぬ」など噂が途切れません。

夜に高野山 奥の院では、案内人と一緒に巡るナイトツアーが開催されているので、ぜひ肝試しとして参加されるのもおすすめです。

第10位は和歌山城近くにある「汀公園」です。汀公園では、1945年7月9日に起きた空襲によって多くの人が犠牲となった悲しい場所です。

現在はなくなっていますが、過去公園には地下駐車場がありました。その地下駐車場の壁には子供を抱いた母親のシミがあり、消そうとしても消せないことから心霊スポットとして有名だったそうです。なおその後供養を行い、供養した途端シミが消え、当時新聞に掲載されるほど大きな話題となりました。

第9位は「旧風吹トンネル」です。1999年に新しく風吹トンネルが完成したことによって、使用されなくなってしまいました。現在はトンネルの両出口が鉄格子によって封鎖されており、中に入ることはできません。近くに火葬場があることやトンネルが古いことから、幽霊が出ると評判です。

旧風吹トンネルの心霊体験で一番有名なのが、「車でトンネルを走っていると気づかずに猛スピードになっていた」です。他にも「仲間とトンネル内を歩いていたらいつの間にか1人増えていた」と言った、背筋がぞくっとする情報もあります。

現在はトンネル内に入ることはできませんが、外から眺めるだけでも肝試しとして十分怖さを感じられます。

第8位は、海南市が一望できる「森林公園雨の森」です。高台にあるため日が暮れると夜景がきれいなスポットとして、カップルを始め多くの人が訪れる森林公園雨の森。しかしながら、様々な怖い噂があります。

森林公園雨の森では、過去に自殺や死体遺棄事件が発生。その他にも、「肝試しで訪れて、気が狂ってしまった」「女の子の幽霊が夜に走り回っていた」など心霊体験が語り継がれています。

第7位はわかやま電鉄貴志川線の「大池遊園駅」です。長閑な空気がする大池遊園駅は、近くにボートが楽しめる大池遊園があります。

田舎の原風景を眺めながら癒される場所ですが、夜になると人魂が出ると評判です。また、人魂の他に下半身がない妖怪「テケテケ」が出没するとも言われていて、実際に追いかけられたという声もあります。

引き続き和歌山の最恐心霊スポットを紹介していきます。次は第6位から第4位までです。ランクインしている心霊スポットは、テレビで取り上げられたり、戦時中の名残だったりと様々です。

第6位は「加太砲台跡」です。和歌山市の加太にある加太砲台跡は、第17位で紹介した友ヶ島と同じく戦時中に砲台が作られました。

砲台や砲台までの道はレンガ造りとなっていて、雰囲気は抜群。要塞となっているため、中は薄暗いです。加太砲台跡では、兵隊が歩く姿が目撃されたり気配を感じたりと言った心霊情報があります。

第5位は、南紀白浜空港近くにある「ブラックビル」です。和歌山でも有数の観光地である白浜にあるブラックビルは、巨大な廃墟。かつてリゾートホテルとしてオープンされる予定でしたが、資金不足により途中で建設が止まってしまいました。

40年以上放置されたことによりビル全体が黒く汚れてしまったことから「ブラックビル」と呼ばれ、心霊情報が後を絶ちません。廃墟のため現在は立ち入ることができませんが、「肝試しとして入った若者が足をつかまれた」「幽霊を見た」といった目撃情報や体験談があります。

第4位は、加太砲台跡近くにある「淡嶋神社」です。人形供養を行っている淡嶋神社は、全国から数えきれないほどの人形が集まっています。その数は2万体と言われていて、淡嶋神社の境内には隙間なく人形が並び、テレビの心霊特集で取り上げられることもありました。

いよいよ和歌山の最恐心霊スポットベスト3です。ベスト3にランクインした心霊スポットは、どれも知名度が高い場所ばかりです。

第3位は、南紀白浜にある「三段壁」です。景勝地としても有名な三段壁は、60ｍもの高さの岩壁が続いています。岩壁の下は洞窟になっていて、エレベーターで降り、観光することも可能です。

60ｍからの高さから眺める景色は素晴らしいですが、一方で自殺者も後を絶ちません。年10人以上もの人が飛び降り自殺をしていることから、周囲にはいのちの電話や看板などが設置されています。

過去には口紅で遺書を書いた女性が恋人ともに飛び降り自殺をしたこともあり、自殺者の幽霊目撃談が絶えないスポットです。暗い気持ちで三段壁を訪れると、自殺した幽霊によって引きずり込まれるといった噂もあるので、肝試しをする際は気を付けてくださいね。

第2位は、由良町と日高町に跨る「旧由良トンネル」です。由良トンネルが完成したことにより、旧由良トンネルを使用している方はほぼいません。現在も通行可能な旧由良トンネルは、怖い雰囲気が感じられるスポットです。

旧由良トンネルでは首なしライダーや、カップルが乗った幽霊が走るなど噂が流れています。「首なしライダーは、白バイで警察官が運転していた」と具体的な目撃談がありました。実際に旧由良トンネル近くには慰霊碑があることから、この場所で事故があったのは間違いありません。

トンネル内は明かりもなく、とても狭くなっています。夜に肝試しとして訪れると、とても怖い思いをするでしょう。

栄えある第1位は、「旧卒塔婆トンネル」です。深い山間にある旧卒塔婆トンネルは、名前からして怖いと感じてしまうでしょう。卒塔婆トンネルは卒塔婆峠があり、遥か昔は風葬が行われていたことからこの名が付けられました。

旧卒塔婆トンネルは、近くに卒塔婆トンネルが出来たことによって現在はほぼ使用されていません。過去に事故や事件はありませんが、「卒塔婆」と言う名前やトンネルが手作りで怖い雰囲気が漂うことから心霊スポットとして有名です。ただし旧卒塔婆トンネルへ行くまでに、舗装されていない道や切り立った崖を通るので肝試しする際は注意してください。

和歌山の最恐心霊スポットを紹介してきました。和歌山では数多くの心霊スポットがあり、どのスポットも怖い噂ばかりです。ぜひ今回ご紹介した心霊スポットを訪れる場合は、最善の注意を払って気を付けるようにしてください！