2022年02月10日公開
2023年04月27日更新
名水百選!鳥取「天の真名井」の美しい清流と絶品パフェに癒される♪
山陰を代表する名水百選に選ばれた「天の真名井(あめのまない)」は、1日の水量約2500トンと言われ、生活用水、農業用水など、地元の人々の生活に欠かせない資源とされています。本記事では、「天の真名井」の魅力と絶品パフェについてご紹介します。
鳥取の名水「天の真名井」
鳥取県の西部にある米子市内には「天の真名井」という名水があります。環境庁が厳選する「名水百選」や厚生労働省の「おいしい水研究会」にも選ばれ、山陰を代表する名水として知られています。
古事記や日本書紀では「神聖な井戸」という意味で記されており、生活用水や農業用水など、生活に必要な資源としても利用され、住民にとっては欠かせないものです。
景勝も素晴らしい観光スポット
天の真名井は質の良さだけでなく、景勝も評判のスポットです。中国地区内で最高峰とも言われる秀峰大山の麓の湧水ということもあり、緑豊かな環境で穏やかに流れる光景は人々に癒しを与えます。
めっちゃ水綺麗だった天の真名井でも見て涼んで下さい。 pic.twitter.com/NPUOYHWWBE
— たか3ふぉと (@takasan_photo) June 28, 2022
川筋には茅葺きの水車小屋があり、落ち着いた町並みに溶け込む佇まいには趣があります。駐車場やあずまや、遊歩道もあり、ゆっくりと観光ができるようになっています。
天の真名井の名前に恥じない質と景勝は、地元民や観光客に人気のスポットです。
「天の真名井」の概要と魅力
「天の真名井」という名の由来には深い意味があり、人々の生活に必要不可欠だと言われています。そんな「天の真名井」の由来や、詳しい概要と魅力についてご紹介します。湧水の持ち帰りも可能なので、ぜひ参考にしてください。
古事記で「神聖な井戸」の意味
「天の真名井」は古事記や日本史の中で「神聖な井戸」「天界のすばらしい井戸」と示されています。現在最古の書物と言われる古事記と、それに並ぶ最古の歴史書である日本史において「天の真名井」とは神聖な水に対して付けられます。
古事記には「高天原」の神聖な井戸ともされており、この高天原は古事記の中では神々が生まれ住まう場所とされていて、とても崇高な場所だということが分かります。
清浄な水の中の最上級が由来
「天の真名井」は清浄な水に付けられる最大級の敬称とされています。この清浄な水の中の最上級が由来とされていますが、もう1つ由来があります。「天の真名井」のもう1つの由来は、古事記からきています。
古事記の中の物語の1つにある記紀神話「あめのまない」が由来で「天の真名井」と呼ばれるようになりました。古代から絶えず湧出する湧水として、遠い昔から大切にされており、地域住民にとって必要不可欠な湧水として今も尚、親しまれています。
昭和60年「名水百選」に選ばれる
古事記や日本史での逸話もあり、昭和60年(1985年)には環境庁が厳選する名水百選に選ばれました。生活用水としても使われている天の真名井は、煮沸殺菌してペットボトルで販売されているほど美味しく、厚生労働省の「おいしい水研究会」でも全国32市の一つとして名前が挙がっています。
米子市には秀峰大山がある関係で名水スポットが多いですが、天の真名井はその中でも代表的な泉として親しまれています。また、ニジマスの養殖にも利用されているこの湧水は、宇田川の源流ともなっています。
平成2年に周辺が整備された
自然の多い天の真名井は観光客が訪れることが増えたことで、平成2年(1990年)に遊歩道や駐車場が整備されました。10台以上も車が停められる駐車場から300m離れた場所には、長閑な雰囲気をそのままにした天の真名井が佇んでいます。
淀江の天の真名井という名水百選、手を浸けるとしびれるほど冷たい。周辺の集落もなかなか良い。 pic.twitter.com/eGr3XzDvV9
— 孫右衛門@郷愁小路 (@mago_emon2) August 19, 2020
大山観光道路を車で走っていると、道路沿いに山小屋風の建物が見えます。それが、「淀江どんぐり村」というドライブ途中の立ち寄りポイントと言われる施設です。
目の前に雄大な大山を望む好ロケーションにあり、施設内では、名水で育った採れたての野菜やフルーツをはじめとする町の特産品が販売されている「ときめき市」が行われています。レストランもあり、名産のどんぐりを使った麺類や地元食材を使った料理が味わえます。
天の真名井 pic.twitter.com/q7uaVl6t35
— たか3ふぉと (@takasan_photo) June 27, 2022
前庭には、すぐ近くに湧く「本宮の泉」の水汲み場があり、多くの人に澄んだ水が提供されています。この水は持ち帰りも可能です。
「本宮の泉」は、昭和60年鳥取県の「因伯の名水」の「暮らしの中の泉」に選定されており、日量30,000トンを湧出する豪快な名水です。
水車小屋・遊歩道・東屋ができた!
整備の際には、観光にも地元民にも利用しやすいよう、水車小屋と遊歩道、東屋が作られました。遊歩道は平成3年度に作られた真名井公園の横から続く道で、天の真名井まで続いています。
遊歩道から見る畑や川、町並みからは古き良き田舎の光景が広がり懐かしい気持ちが味わえます。
天の真名井の手前には、水車小屋と東屋が鎮座しています。水車小屋のかや葺き屋根と水車には苔が生え、その姿に趣を感じる人も多いです。水車小屋横の東屋で満足するまで気分を味わってください。
また、この水車小屋は、唱歌「五一じいさん」に相応しい場所として、県の童謡唱歌百景に選ばれており、作曲者も鳥取県出身者です。水車小屋の外には同曲の歌詞も飾られています。
1日約2500トンの豊富な湧水
「天の真名井」の水について詳しくご紹介します。「天の真名井」の水温は一年を通して約14度に保たれており、湧水量は日量2,500トン。水質が良いため、採水場での飲用や持ち帰り、自宅で楽しむことも出来ます。
湧水だけでなく、米子市の水道水も名水の恩恵を受けています。実は、米子市の水道水は厚生労働省の「おいしい水研究会」で全国32市の一つにも選ばれています。
採水場で持ち帰りも可能!
天の真名井公園近くにある駐車場には、水汲み場が設置されていて、天の真名井の湧水の持ち帰りができるようになっています。公園側の入り口のすぐ横に設置されており、持参したボトルなどの容器に無料で入れることができます。
生活用水にも使われ、国内でも美味しいと呼び声の高い天の真名井をぜひ飲んでみてください。水を持ち帰り、料理などに使ってみるといつもと違った味わいになるかもしれません。
「天の真名井」の大人気パフェ情報!
【真名井@米子】いちじくパフェ(季節のパフェ)🍨ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"(๑´ㅂ`๑)ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"
— nimo (@nimo_with_wiz) September 20, 2019
近場に、天の真名井という湧き水もあるよ💧(2枚目)#ニモ飯#ニモ旅 pic.twitter.com/WIIToaT0Jy
ここまで「天の真名井」について詳しくご紹介しましたが、皆さん「天の真名井」についてどんな印象を持ちましたか?きっと、綺麗な水が流れる自然豊かな場所といったような印象を持たれているのではないでしょうか。
実は、「天の真名井」は自然の豊かさだけではありません。SNS映えにぴったりな行列のできるパフェが「天の真名井」の近くにあります。その大人気な「天の真名井」のパフェについてご紹介します。
「真名井ばあちゃんのせせらぎレストラン」のパフェ!
SNS映えをするパフェがあることで有名になった「真名井ばあちゃんのせせらぎレストラン」では、いちごが大量に使われているいちごパフェが大人気です。
そのボリュームとトゲトゲしたインパクトのある形から、SNSで話題になり、今では平日でも行列のできる場所として有名になっています。現在はパフェの持ち帰りも可能となっていて、自宅に持ち帰り楽しむことも出来ます。
「天の真名井」のすぐ近くにある
「真名井ばあちゃんのせせらぎレストラン」は、米子市淀江町の「天の真名井」の近くあります。
〒689-3412 鳥取県米子市淀江町稲吉285−2
SNS映え間違いなしの絶品パフェ
パフェ①いちごパフェ ”スーパーの1パック分のイチゴの量!”
#いいね鳥取
— ゆぅちゃん🍒🍊10m👶+21w🤰 (@yu_14635) February 28, 2021
鳥取県西部、「天の真名井」の近くにあるカフェの衝撃的な見た目で幸せで満たされるパフェ🥰
苺の時期が終わるまでにまた食べに行きたいなぁ〜🍓 pic.twitter.com/AmU8bdh8q6
真名井ばあちゃんせせらぎレストランはおもに蕎麦のお店なのですが、スーパーで売られている1パック分のいちごがたくさん使われているインパクト抜群のいちごパフェを作ってしまったために今ではいちごパフェが有名な店として知られています。
いちごパフェは期間限定で、いちごの採れる時期だけとなっており、11月から3月頃までいちごパフェを食べることが出来ます。それ以外の時期は、そのときに採れる果物や野菜を使ったパフェが提供されるそう。
パフェ②ブルーベリーパフェ ”通称「大仏パフェ」”
今日はお休みもらって
— sea𖡿𓆛𓆜𓆝𓆞𓆟🥞𐂂𐂂 (@sunkyou244) August 5, 2019
現実逃避してきましたw
教えていただいた
大仏パフェを食べました⚪⚪⚪
大粒のブルーベリーの酸味がアイスにもぴったり
甘すぎないお味で
美味しかった☺︎
季節ごとにフルーツが変わるみたいなので
また違う季節にも来てみたいな💛 pic.twitter.com/h85s0tPP36
いちごパフェの季節が終わり、次に話題となったのが大量のブルーベリーが使われた、通称大仏パフェです。大仏パフェの由来となったのは、大量のブルーベリーが大仏の頭に見えることから大仏パフェと呼ばれるようになったそうです。
このブルーベリーパフェは、夏限定で8月末頃まで味わえるとのことなので、食べたい方は夏に行くことをおすすめします。
パフェ③いちじくパフェ ”大きいいちじくをふんだんに使用!”
9月いっぱい限定のいちじくパフェ。10月頭まで提供しているとのことですが、9月で無くなることが予想されるので食べたい方は、9月中に行くことをおすすめします。
真名井せせらぎレストランに行ってきましただ。
— 空 (@shinatakasato) September 12, 2020
今月はいちじくパフェでした(・∀・)
美味しいんですが、底に潜んでたポン菓子でお腹いっぱいに。なんとか完食☆
うまうまでした〜☺ pic.twitter.com/MYvjBqNj5J
大きめないちじくが3つほど使われており、いちじくにかかっているソースも100%いちじくを使ったお手製のものです。
とってもジューシーで、パフェに使われているカップが透明ではないため、食べ進めていくうちにパフェの中身が分かるシークレットなパフェとなっています。
「天の真名井」のアクセス&駐車場情報
アクセス情報
米子道路淀江大山ICから車で10分、JR淀江駅より車で10分の所にあります。
駐車場は?
水源から300メートル、徒歩5分くらいのところに、米子市営駐車場があります。
「天の真名井」の基本情報
【名称】 | 天の真名井 |
【住所】 | 鳥取県米子市淀江町高井谷47 |
【アクセス】 | 米子道路淀江大山ICより車で約10分 JR淀江駅より車で約10分 |
【URL】 | https://www.city.yonago.lg.jp/9879.htm |
「天の真名井」で美味しい水とパフェを味わおう!
自然を存分に感じることができる「天の真名井」ぜひ皆さんも、名水百選に選ばれた「天の真名井」の水と、真名井ばあちゃんのせせらぎレストランで味わえる季節ごとに変わるパフェを堪能しに、「天の真名井」を訪れてみてはいかがでしょうか。