京都「首塚大明神」には平安の鬼・酒呑童子の首が眠る!心霊現象やご利益は?

京都にある心霊スポット「首塚大明神」をご存知ですか。今でも深い怨念が残っていると恐れられている京都で一番怖い場所です。「首塚大明神」にまつわる怪奇現象はたくさんあります。今回はそのいくつかの心霊現象を歴史とともにご紹介します。

京都「首塚大明神」には平安の鬼・酒呑童子の首が眠る!心霊現象やご利益は?のイメージ

目次

  1. 1鬼の伝説が纏わる「首塚大明神」
  2. 2「首塚大明神」の伝説や鬼の酒呑童子とは?
  3. 3「首塚大明神」で噂の心霊現象
  4. 4「首塚大明神」へ行く際の注意点やアクセス
  5. 5「首塚大明神」は伝説が起因の心霊スポット!

鬼の伝説が纏わる「首塚大明神」

京都は1200年以上、都として歴史の表舞台に登場して来ました。そして京都は多くの戦が行われ血が流れ、疫病や、災害などに見舞われ、そこからいろいろな怖い伝説が残る魔界の地として知られています。

こうした伝説の中で、特に怨念が今も残ると言われる「首塚大明神」が今回ご紹介したい心霊スポットです。京都にあると言われる心霊スポットの中でも今でも来る人を拒むような独特な雰囲気の最大最強のスポットです。

しかし、悪いことばかりではなく、首塚大明神は病にも効くとされ、ご利益があると言われています。どう言った病にご利益があるのかも解説します。また、アクセス方法も簡単にご紹介します。

京都府亀岡市にある神社

首塚大明神は、京都市内から国道9号線を使い亀岡方面に向かう途中の老ノ坂峠にある神社で、ここは京都の西に境に位置する場所です。都のこうした境目に当たる場所に伝説が残されたスポットがいくつもあります。

京都のミステリースポットとしても有名!

京都でも有数のミステリースポットとして知られている首塚大明神は、亀岡から老ノ坂トンネルを抜けて右手脇道から入った奥にあります。車だとつい通り過ぎてしまうかもしれません。首塚大明神に続く道すがらには、廃墟と化したモーテルなどが軒を連ねています。

また、民家もわずかですがあってその奥に首塚大明神が祀られた神社があります。首塚という通り、この神社には、平安時代に京の都を荒らし回った鬼の首が葬られていると言われています。

今でもその怨念があると言われていて、恐れられています。日本三大妖怪に数えられる鬼とは一体どんなものだったのでしょうか。なぜ首塚大明神がそれほど恐れられているのか解説しましょう。

「首塚大明神」の伝説や鬼の酒呑童子とは?

首塚大明神に祀られている鬼とは、「酒呑童子」のことです。平安時代に丹羽国にある大江山に住んでいたとされ、仲間を連れて都を襲い、物を盗み、姫君を連れ去るなどしたとされています。

当時の一条天皇は、この鬼たちの仕業に手を焼き陰陽師安倍晴明に命じて占わせたところ、酒呑童子らの仕業だと判明し、退治をすることになったのです。

鬼退治は源頼光のほか四天王と呼ばれた渡辺綱、坂田公時、碓井貞光、卜部季武によって行われました。坂田公時とは、ご存知あの昔話に出て来る金太郎のことです。

酒呑童子の首が鎮められている

一条天皇に酒呑童子の退治を命じられた源頼光と家臣の坂田公時をはじめとする四天王たちは、酒を飲ませて酔い潰れた酒呑童子の隙をついて討ち果たし、首を切り落とします。しかし、都に凱旋する際に、老ノ坂峠で子安地蔵のお告げを聞きます。

お告げは、都に不浄な鬼の首を持ち込むず、ここに置いてゆけというものでした。そのお告げを聞いて、坂田公時が鬼の首を持ち上げようとしたところ重くてびくともしなかったため、仕方なく鬼の首を埋めて塚を作ったのです。これが、首塚大明神のはじまりです。

最強の鬼!酒呑童子とは?

酒呑童子は、丹羽国の大江山に住んでいたと言われる鬼の頭領です。盗賊でもあり、京の若者などが拐われました。酒呑童子が大江山に住みついたのは、最澄が比叡山に延暦寺を建てたために行き場を失なったからでした。

退治したのは源頼光ら四天王

一条天皇は源頼光をはじめ四天王(渡辺綱、坂田公時、碓井貞光、卜部季武)に、鬼の征伐を命じます。ただ酒呑童子と茨木童子らにそのまま対峙するのは不利なため、毒酒を飲ませて泥酔させて、寝込みを襲い鬼を征伐したのです。

首を切り落とされても、鬼は頼光を噛み付いて離れなかったと言われています。征伐した証として討ち取った鬼の首を京に持ち帰ろうとしますが、子安地蔵に京に不情な鬼の首を持ち込むことを咎められため、老ノ坂峠に葬ることにしたのです。

酒呑童子は死に際に罪を後悔

一説によると酒呑童子は死の間際に今まで自分がしでかした罪を悔い、死後は首から上に病気を持つ人々にご利益をもたらす守護神となることを誓ったと言われています。

今では、病に苦しんでいる人にご利益があったという話もあるくらいです。酒呑童子は本当に改心して人々を守ってくれているのもしれません。

大明神として祀られた理由

伝承では子安地蔵に老ノ坂峠に置いて行くように言われた酒呑童子の首を鎮めるために、子安寺蔵の地蔵堂も建立されたと言われています。

その後、酒呑童子が残した言葉通り、害悪をなした鬼でしたが、病気を患っていた人々がご利益を得て回復するようになりついに大明神として祀られることになったのです。

首の上の病気にご利益がある

霊験あらたかと言われるように、今でも首から上の病に悩む人々がここを訪れ祈願をしていきます。死後は人々の苦しみを助けることを誓った酒呑童子は、こうして今なお熱い信仰を受けているのです。

ここを訪れて祈願をして病から回復した話もあるようにご利益もあるようです。本当に病で苦しんでいる方がお詣りする神社ですから、心して参拝して下さい。

「首塚大明神」で噂の心霊現象

京都にはたくさんの危険な心霊スポットがあります。昔の人が伝承している通り邪悪な霊が住みついているのかもしれません。首塚大明神もその一つなのです。首塚大明神を訪れた人に数々の怪奇現象がその後起こったという噂があります。

心霊現象①心霊写真が撮れる

首塚大明神で心霊写真が撮れるという噂があります。確かに周囲は人も来ない、独特な雰囲気の場所です。ましてや夜になると明かりもなく真っ暗です。少なくとも昼間は明るいのであまり恐ることはありません。

ただし、興味本意でやたら写真撮影するのはやめましょう。ここは神聖な場所であることを忘れないで下さい。肝試し感覚で訪れるのはもってのほかです。

心霊現象②鳥居をくぐると呪われる

首塚大明神の心霊現象に、鳥居をくぐると呪われるという話があります。しかし、ここは宗教法人としても登録された神社で毎年例祭もおこなわれています。神社に詣でるのに鳥居をくぐらないで入るのは、裏口から入るのと同じです。

迷信を信じないで恐れずちゃんと鳥居をくぐりましょう。心静かにお参りするとご利益があるかもしれません。無礼な振る舞いこそ、後で祟られるかもしれません。

心霊現象③手水舎で手を洗わずに入ると呪われる

みなさんは神社にお参りする時は、手水舎で手を洗ってからお参りしませんか。不浄の手を水で清めてお祈りをするのは、当たり前のことです。

首塚大明神でも同じことなのですが、場所が場所だけに何か起こるのではないかという意味で手を洗わずに入ると呪われると言われるのかもしれません。

心霊現象④霊を目撃した人が多い

国道9号線の老ノ坂峠にある首塚大明神には昔から霊を見たという話は尽きません。さまざまな噂があって、霊感が強い人が体調を壊したりする話もあります。もし何か見ても危険ですから振り返ったりしないでお参りしたらすぐに帰りましょう。

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「首塚大明神」へ行く際の注意点やアクセス

源頼光が退治した酒呑童子を祀る首塚大明神へのアクセスですが、車で行くなら京都市内から国道9号線の老ノ坂トンネルを亀岡方面に抜けて、右側にある細い道から入ります。

バスでアクセスする方は、京都駅からお越しの方は京阪京都亀岡行きに乗り、老ノ坂峠バス停で降りると便利です。

バスをご利用の方は、帰りの時刻を確認してから首塚大明神へお参りに行きましょう。できるだけ明るいうちに帰れるようにしたいものです。また、アクセスするのにタクシーを利用される方は、そのままタクシーを待たせておくのが無難でしょう。

女性1人や夜に行くのは危険?

首塚大明神の周辺は人がほとんど住んでいませんし、往来もまずないと言えます。そのため、女性一人で行く場合は、明るい内に帰って来れるようにしましょう。日が暮れる時間になると街灯がないため辺りは真っ暗で危険です。

山の中なので夜間の一人歩きは危険があると考えて下さい。転んで怪我をしても民家もないことから、すぐに助けを求めることもできません。

峠にあり昼間でも薄暗く夜は真っ暗になる

首塚大明神は鬱蒼と茂った木々に囲まれるようにある神社です。昼間でも薄暗く、ひとけもありません。ただ4月に行われる例祭の時は氏子達や信仰者が多く訪れ賑やかになります。

「首塚大明神」のアクセス

首塚大明神のアクセスは、車かバスを利用していくことになります。バスは本数も少ないので帰りの時間を確認してから行くようにして下さい。

首塚大明神は、木々が散乱したりして足元が危険な箇所もあります。参詣する際は、十分注意してできれば一人では行かない方が無難でしょう。

JR亀岡駅から京阪バスに乗車

バスでアクセスする方は、JR京都駅か亀岡駅から京阪バスが便利です。老ノ坂峠バス停で下車するか、一つ先の峠西口から向かう方法があります。

「老ノ坂峠」バス停下車で徒歩約10分

老ノ坂峠でバスを下車して、首塚大明神まで徒歩で約10分ほどです。周囲には民家がほとんどなく静かな雰囲気なので不気味だと感じる人もいるかもしれません。神社まではなだらかな道で危険はありませんが、暗くなると兄元が見えないので危険です。

「首塚大明神」の基本情報

名称 首塚大明神
住所 京都府京都市西京区大枝沓掛町
URL 公式サイト

「首塚大明神」は伝説が起因の心霊スポット!

大江山は古くから鬼伝説が残るスポットです。「古事記」にも登場する歴史的な山です。源頼光や四天王が活躍した酒呑童子伝説は今でも首塚大明神に伝承されています。数々の呪いや心霊現象があるとされています。

遊び半分で首塚大明神には行くべきではありません。病を治してくれると古くから信じられて信仰されている神社です。畏怖の念と参拝させていただく気持ちでお詣りをして下さい。

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MASA
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