奈良の廃神社「白高大神」は屈指の心霊スポット!中井シゲノとの関係は?

伝説の祈祷師中井シゲノが愛した地である「白高大神」は、現在奈良県屈指の危険な心霊スポットとして名を馳せています。この白高大神が何故恐怖の心霊スポットとなってしまったのか、中井シゲノの人生と共に今宵白高大神への旅に参りましょう。

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目次

  1. 1奈良の廃神社「白高大神」とは?
  2. 2「白高大神」ってどんなところ?
  3. 3「白高大神」と中井シゲノの関係は?
  4. 4「白高大神」の危険な場所や心霊情報は?
  5. 5「白高大神」のアクセス&駐車場情報
  6. 6面白半分で訪れてはいけない「白高大神」

奈良の廃神社「白高大神」とは?

奈良県は奈良市、大和田町山中には、数多くの伝説を残しながらも廃墟と化してしまった神社があります。その名も「白高大神(しらたかおおかみ)」と言い、足を踏み入れた方々からは背筋も凍るような怪奇現象が次々と報告されています。

恐怖体験の伝承者である稲川淳二さんも思わず絶句してしまったという危険極まりない心霊スポットで、近隣住民の方はもちろん、日本全国の心霊マニアを震え上がらせてしまうほどになりました。しかし、元々は多くの信者が通い詰めた聖地でもあります。

奈良県最恐と言われる心霊スポット

白高大神は、太平洋戦争終結後まで、熱心な信者を抱える由緒正しき神社として、多くの方が修行に訪れていました。その教祖様が中井シゲノという女性です。中井シゲノさんは、盲目でありながら日本を代表する巫女様として、そして祈祷師として白高大神を愛し、守り続けてきました。

しかし、中井シゲノさんが亡くなった後は状況が一変し、廃墟と化してしまった白高大神は、稲川淳二さんをも恐れる危険な心霊スポットになってしまいました。この白高大神はどのような神社だったのか、どのような心霊現象があるのか、場所や行き方など、中井シゲノさんの人生を振り返りながら一緒に白高大神を目指しましょう。

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「白高大神」ってどんなところ?

白高大神は、奈良県奈良市大和田町に位置しており、周辺には滝壺や防空壕などほとんど整備されていない山中にあります。一時期は修行の場所として中井シゲノさんや熱心な信者さんが多く集い、中井シゲノさん指導の下、崇高な修行の場所として有名でした。

京都でも由緒正しき神社である京都伏見稲荷大社のお墨付きを得て、新興宗教玉姫教会の修行の場所として名を馳せてきました。奈良県は数ある有名な宗教の総本山がひしめいていますので、その中でも有名になるという事は、中井シゲノさんがどれだけ凄い人物だったかが伺えます。

奈良で有名な廃神社

一時期詠歌を全うしていた白高大神ですが、現在では廃墟となってしまい、近隣住民は危険な場所として、稲川淳二さんを始めとする全国の心霊マニアからは、本当に危険な心霊スポットとして有名になってしまいました。稲川淳二さんを震え上がらせた恐怖の心霊体験は、興味本位で白高大神に近づくのは危険な場所として認知されています。

悪霊に取り憑かれた16歳少女の噂

白高大神は、興味本位で近づくと危険な場所になっていますが、稲川淳二さんの心霊話がさらに危険度を高めてくれます。とある16歳の少女が面白半分で白高大神を訪問し、白高大神近くの防空壕で悪霊に取り憑かれてしまいます

そして少女はなすすべもないまま、精神に異常をきたしてしまい、ついには老婆のようになってしまったという恐ろしい話もあります。

稲川淳二が紹介して一躍有名に

白高大神は、廃墟となった神社というだけで、一部の心霊マニアのみ知っているという時代がありました。しかし、稲川淳二さんが「恐怖の現場~終わらない最恐伝説~」シリーズで白高大神を紹介してから、日本全国で危険な心霊スポットの場所として有名になりました。

白高大神は危険?それとも聖地?

白高大神は、稲川淳二さんの話でもあるように、危険な場所として認知されていますが、かつては伝説の祈祷師が修行の場所で利用した事で有名でした。そして、古くからの信者は現在でも聖地として巡礼に訪れています。稲川淳二さんの話も真実であるならば、伝説の祈祷師を信奉している信者もまた、聖地として白高大神を愛しています。

「白高大神」と中井シゲノの関係は?

白高大神を語るには絶対に外すことのできないキーマンが存在します。祈祷師として、日本を代表する巫女として名前を馳せた「中井シゲノ」さんです。稲川淳二さんが語る白高大神では、必ず中井シゲノさんの話が登場します。

祈祷師(シャーマン)中井シゲノとは?

白高大神創設者中井シゲノさんは、日本全国にその名を轟かせた伝説のシャーマンとして有名です。1903年に奈良県の農家に生まれます。叔母さんが巫女さんを務めている傍ら、すぐにその才能が開花し、8歳で神が舞い降りたという伝説があります。

神のお告げの下、修行を重ねた中井シゲノは19歳になりました。この時結婚し、主婦として巫女としてささやかながら幸せな生活を営みます。そして長男と長女を授かりますが、22歳の時、中井シゲノの身にある不幸が訪れてしまいます。

22歳で失明し、滝壺で滝行を続ける

中井シゲノが結婚し、子供を授かった22歳の時、事故にあってしまいます。この事故がきっかけで中井シゲノは両目を失明してしまいます。両目を失った中井シゲノは、心の眼を開眼すべく更に修行に打ち込む事になります。

そして、白高大神建立の場所となる滝壺で修行を開始することになりました。この滝壺は観音菩薩が祀られていた事から、当時は行き方が分かりやすい事でも有名でした。

更に、この滝壺は古来、目の見えない皇子を持つ天皇が、目が見えるように願いを込めて綺麗な滝壺の水で、皇子の目を洗ってあげていました。そして、皇子の目が見えるようになったという伝説があったのです。一縷の望みをかけて中井シゲノは滝行に精を出す事になります。

狐の神様の夢をきっかけに大阪へ

滝行に打ち込んでいた中井シゲノの前に、ある時真っ白な姿が映ります。それは、滝壺を護っている守護神白高(しらたか)という狐の神様でした。寝ている間に現れた狐の神様は、中井シゲノにお告げをし、姿を消します。

目覚めた中井シゲノは、まばゆいばかりの光と色を感じるようになります。そう、彼女の目が見えるようになったのです。白高様の奇跡に恵まれた中井シゲノですが、3年後夫を亡くしてしまいます。その後、白高様のお告げに従い、一路大阪を目指す事になります。

滝行の道場として「白高大神」を開く

中井シゲノは何故大阪に向かったのか、それは白高様が夢の中で「大阪の玉姫神社を目指せ」というお告げがあったからなのです。そして、たどり着いたのが安居天神境内に建立されている玉姫神社でした。

玉姫神社に到着すると、神主様にこれまでのいきさつを説明します。奈良県で巫女をしていた事、事故で両目を失明した事、白高様が夢に出てきてお告げを授かった事、そして再び両目に光を宿した事全てを打ち明けます。

全ての話を聞き終えた神主様は、中井シゲノに玉姫神社を譲る事を話します。そして、中井シゲノは再び奈良にも戻り、今まで修行を重ねてきた滝壺の場所に「白高大神」を建立する事になります。中井シゲノの元に信者が少しづつ増え始めます。

新興宗教「玉姫教会」の教祖へ

滝壺の場所を修行の場に、白高大神を建立した中井シゲノは再び大阪に出向きます。大阪で修行を重ねていく内に、信者が増えていく事になります。信者の悩みを言い当て、これからの人生において的確なアドバイスを送る中井シゲノの元には政治家や官僚、会社経営者までもが足を運ぶようになりました。

そして、稲川淳二さんの話しでも頻繁に登場する玉姫教会という新興宗教の教祖に君臨する事になります。それでも浮かれる事無く厳しい修行を続ける中井シゲノの噂は、京都の伏見稲荷大社まで届くことになりました。

京都伏見稲荷大社のお墨付きの由緒正しき神社に

京都伏見稲荷大社に招かれた中井シゲノは、これまでの人生を宮司さんに話します。そして、1939年に中井シゲノは京都伏見稲荷大社の特別講社になりました。京都伏見稲荷大社のお墨付きを得た中井シゲノの名声は、瞬く間に日本全国に知れ渡る事になります。

天才的な巫女として人生を全う

中井シゲノは、太平洋戦争終結後も修行と教祖を全うし「神の声を聴ける天才祈祷師」として名声を得る事になります。修行の場所はもちろん白高大神です。不治の病に苦しむ方や悩みを抱える方を次々と受け入れ、白高大神には、日本全国から多数の信者が通い続けました。

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「白高大神」の危険な場所や心霊情報は?

中井シゲノは1991年、89歳でこの世を去ります。天才的な彼女の後継者になる人物は現れず、白高大神は閉鎖となってしまいました。そして、彼女の人生そのものであった白高大神は彼女の霊が住み着いているとされ、稲川淳二さんも行き方に戸惑うほどになりました。

面白半分で近づいてはならない白高大神周辺には、防空壕や滝壺狐の像や鳥居廃屋があります。白高大神の危険な場所の代表例として、防空壕や滝壺など行き方を踏まえながら一緒に白高大神を探検してみましょう。

①防空壕

白高大神を深く進んでいくと、滝行の修行場でもあった防空壕があります。16歳の少女が老婆になったきっかけでもある防空壕です。防空壕に近づいた人の中では、「防空壕で写真を撮ったら白い影が映った」、「防空壕に入った瞬間肩が重くなった」、「防空壕に入った時から頭痛が止まらない」など報告例が多数挙がっています。

②観音菩薩を祀っている滝壺

防空壕を出たら、次は中井シゲノが修行していた滝壺に向かいましょう。この滝壺の近くには目が見えなくなった人が治ったと言い伝えがある観音菩薩が祀られています。中井シゲノは観音菩薩まで足しげく通い、目が見えるようになるまで修行を続けてきました。

③朽ち果てた鳥居

白高大神はもちろん、全国の神社には欠かせないアイテムが鳥居です。白高大神の行き方を調べる目印にもなります。この鳥居の裏側には、「宗教法人玉姫教会 教祖中井シゲノ」と記されています。白高大神の一歩はここから始まります。

④首の落ちた狐の像

白高大神を語る上で外せない存在が、中井シゲノと狐の神様です。白高様という狐の神様に出会えた中井シゲノは狐をこよなく愛し、そして狐の像を造るまでになりました。しかし、風化なのか狐の像にあった首は胴体と離れてしまいます。この像には狐の霊が憑依しているのではないかとも言われています。

⑤荒れ果てた廃屋

白高大神には、修行や中井シゲノが金言に使った屋敷がありましたが、閉鎖後は手つかずの状態になってしまい、現在では荒れた廃屋と化してしまっています。この廃墟で自殺者がでたという廃墟でも、白い煙のようなものが見えた、廃屋に近づいた途端目まいがしたなど、恐ろしい報告が多数挙がっています。

「白高大神」のアクセス&駐車場情報

白高大神には、面白半分で行くと恐ろしい心霊体験に遭遇すると言われています。しかし、しっかりと身体を清めお参りをし、お祓いをすれば素晴らしいパワースポットになるとも言われています。さて、白高大神までの行き方はどのようにすれば良いのか、アクセス方法を見ていきましょう。

行き方は?

白高大神までの行き方は、バスか車、バイクなどが一番良い交通手段です。バスでの行き方は奈良交通バス「若草台バス停」まで向かう事です。しかし、便が少なく最終便も早く終わってしまうため、時刻表には十分注意しましょう。

車やバイクでの行き方ですが、ここでもバスと同様若草台バス停までしか進む事ができません。白高大神までは雑木林を通って歩く事になります。白高大神までの行き方は案内板が掲げてありますので、案内板の行き方に従って白高大神を目指しましょう。

駐車場情報は?

白高大神まで車でアクセスした場合、どうしても気になるのが駐車場です。残念ながら白高大神の専用駐車場は用意されておりません。バス停の邪魔にならないスペースに車を停めるか、近隣の有料駐車場に車を停めてから、徒歩で白高大神を目指しましょう。

「白高大神」の基本情報

名称 白高大神(しらたかおおかみ)
住所 〒639-1058 奈良県大和郡山市矢田町1392
参拝時間 24時間
駐車場 無し

面白半分で訪れてはいけない「白高大神」

天才祈祷師中井シゲノが生涯愛した聖地白高大神は、彼女の人生そのものが描かれている自然が多数残されています。彼女が人生を懸けて修行をした場所は、面白半分で訪れた者には容赦なく襲い掛かり、身の毛もよだつ心霊体験を呼んでしまいます。

しかし、彼女を慕い信じ続けた信者は、今もなお白高大神に向かってお参りを続けています。そして、彼女を敬い、純粋な心で白高大神を参拝した方は、エネルギーとご利益を授かれる聖地として心に刻まれることでしょう。

怖いもの見たさ、面白半分で近づいたら恐ろしい目に合う白高大神ですが、中井シゲノが歩んだ人生と共に彼女を敬い、お参りをしましょう。そして、参拝後はしっかりとお祓いをして明日への活力にしていきましょう。中井シゲノが生涯愛した白高大神は、信じる人を暖かく迎えてくれます。

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この記事のライター
MrPatariro
サッカー、ライブ大好きで全国を飛び回っています。ついでに旅行と観光、グルメも楽しんでいます。

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