2020年08月13日公開
2020年08月13日更新
茨城「終わらない葬式の家」とは?名前の由来&噂の真相や場所を解説!
茨城県にある「終わらない葬式の家」は、有名な廃墟です。一度聞いたら忘れられないような名前の「終わらない葬式の家」は、なぜこう呼ばれるようになったのでしょうか?「終わらない葬式の家」の名前の由来や、廃墟がある場所、そして噂の真相などについてを解説していきます。
目次
「終わらない葬式の家」は茨城にある廃墟!
終わらない葬式の家に来ました。 pic.twitter.com/DBqqP3hGGw
— マーボー8bit (@marbow8bit) February 23, 2020
ホテルや病院、遊園地など、日本全国には様々な廃墟があります。廃墟の中には、心霊スポットとして有名な所もあり、多種多様な噂が広まっています。そして、今回ご紹介する廃墟も様々な謂れがあるスポットです。
「終わらない葬式の家」は、茨城県土浦市にある有名な廃墟です。別名、「権東の家」や「荒川沖の廃墟」とも言われていて、まことしやかな噂が流れています。
心霊スポットとしても有名!
呼び名の通り「終わらない葬式の家」は、心霊スポットとしても有名です。そのため、肝試しのために訪れる人も多くいます。なぜ「終わらない葬式の家」は、心霊スポットとして有名となったのでしょうか?その理由は、「終わらない葬式の家」で発見されたある物が関係しています。
そこで今回は、「終わらない葬式の家」がある場所や名前の由来、そして様々な噂などを徹底的に解説していきます!
「終わらない葬式の家」ってどんな場所?
「終わらない葬式の家」とは、どのような廃墟なのでしょうか?まずは、「終わらない葬式の家」がある場所や、どのような家なのかについて紹介していきます。
家の場所は?
茨城県内には、ブラックマンションやクィーンシャトーなどマニアには有名な廃墟がたくさんあります。その中でも特に有名なのが、「終わらない葬式の家」です。
「終わらない葬式の家」がある場所は、茨城県土浦市です。茨城県土浦市の中心部から少しずれた場所に、その廃墟はあります。土浦市の住宅街にポツンとある「終わらない葬式の家」は、そこだけ空気が異なっている印象です。
「終わらない葬式の家」の周辺には、今も多くの人が住む住宅が広がっています。しかしながら「終わらない葬式の家」の周りにだけ、なぜか住宅が建っておらず空き地です。空き地になっている真相は不明ですが、そこだけ空き地となっているため、より心霊スポットとしての噂が広まりました。
2階建ての1軒家
終わらない葬式の家 pic.twitter.com/J223sP0T7C
— ユニィ (@RX0_destoroi) September 27, 2019
「終わらない葬式の家」は、2階建てのごく普通の木造一軒家です。1961年から1975年くらいに家が建設されたと言われていて、横に細長い構造の珍しいタイプの住宅です。ただ、廃墟となってから長い年月が経過した「終わらない葬式の家」。現在は、住宅の東側部分が崩壊しています。東側にある1階と2階の部屋は、完全に崩れ、原形を留めていません。
肝試しで訪れる人も多い
茨城県土浦市の住宅街にある「終わらない葬式の家」ですが、その異様な光景や心霊スポットとして有名な点から、肝試しで訪れる人も多いです。肝試しで訪れる人が多いためなのか、1階部分の窓やドアは板で塞いでいます。ただし、崩壊が始まっている廃墟なので、1階の一部分では隙間が空いているようです。
YouTuberのフィッシャーズも訪れている
男性7人組Youtuberとして人気のフィッシャーズも、「終わらない葬式の家」を訪れています。動画では、「終わらない葬式の家」の名前の由来を始め、実際に現地を訪れ実況。そして名前の由来やネットじょうにある体験談など、様々な調査を行っています。
ネットには内部に侵入した動画や体験談も!
「終わらない葬式の家」は、茨城県内にある心霊スポットとして、とても有名です。ネット上には、実際に内部へ侵入した動画や体験談が多くあります。体験談のなかには、怖い思いをしたものや、不思議に感じたこと、そして名前の由来の真相に迫ったものなど様々です。
崩れかけている廃墟ということもあり、「終わらない葬式の家」へ許可なく入ることはできません。そのため、ネット上にある動画や体験談を見て、「終わらない葬式の家」へ行った気分に浸るのもおすすめです。
家の内部は生活感が残っている
「終わらない葬式の家」の中は、誰かがずっと生活していたような家電製品や荷物などが全て残されています。例えば、キッチンには炊飯器やお皿、鍋。居間には、工芸品の船や木彫りの像、そして高級品と思われるフランス人形などです。そして棚には、高そうな洋酒や洋書がずらりと残されています。
あまりにも、生活感があるまま残されている「終わらない葬式の家」。そのため、より不気味さが際立っていると言われています。
そして「終わらない葬式の家」にある生活品のなかで、特に注目してほしいのが「トロフィー」と「犬の血統書」です。「トロフィー」や「犬の血統書」は、いずれもジャパンケンネルクラブのものでした。
終わらない葬式の家わず!(・ω・)ノ pic.twitter.com/p7iUDKpSyW
— 阿部光彦 (@v3WGETdsFubYTrH) March 29, 2015
ジャパンケンネルクラブとは、犬の指導やトリマー、ドッグショーなどを開催している由緒ある一般社団法人です。このジャパンケンネルクラブのトロフィーや犬の血統書があるということは、この家に住んでいた人は、「大の犬好き」であるということが分かります。
また、洋書や高級なフランス人形や洋酒の数々から考えて、住民は優雅な暮らしをしていたとも言われています。
「終わらない葬式の家」の名前の由来は?
「権東の家」や「荒川沖の廃墟」といった普通の名前が付けられている一方で、「終わらない葬式の家」とインパクトが強い名前で呼ばれているのでしょうか?「終わらない葬式の家」と呼ばれるようになったのは、廃墟にあった「あるもの」が関係しています。ここからは、「終わらない葬式の家」の名前の由来について解説していきます。
家にある遺影が関係
「終わらない葬式の家」と呼ばれるようになったきっかけは、廃墟にあった「遺影」でした。この家が廃墟っとなった後、探索していた人が2階で遺影を見つけます。そして驚くべき点は、遺影には黒いリボンがかけられたままの状態でした。
通常、遺影に黒いリボンをかけるのは葬式の最中か、遅くとも四十九日までです。この遺影があったことから、葬式の最中もしくは葬儀後に住民が失踪したということになります。なぜ遺影を置いたまま、この家に住む人はいなくならないといけなかったのでしょうか?
住民が住んでいたままの状態だった廃墟はたくさんあります。しかしながら、遺影がある廃墟は考えにくいです。この遺影が廃墟で見つかったことから、「いつまでも経っても終わることがない葬式の家」という意味で呼ばれるようになりました。
「権東の家」や「荒川沖の廃墟」とも呼ばれる
荒川沖の廃墟 pic.twitter.com/DitklAyTnf
— ローワー (@lower1116) May 20, 2020
「終わらない葬式の家」と呼ばれているほかにも、「権東の家」や「荒川沖の廃墟」とも名付けられています。なぜ「権東の家」と呼ばれているのか、由来については不明です。また「荒川沖の廃墟」と呼ばれていますが、荒川沖近くではなく、やや土浦方面の場所に廃墟があります。
遺影は誰かに持ち去られた?
遺影があることで有名となった「終わらない葬式の家」ですが、現在は遺影は残っていません。あまりにも心霊スポットとして有名となったためか不明ですが、住民の誰かが持ち去ったのかもしれません。ただ、住宅内には今も遺影を置いていたとされる仏壇がそのまま残っています。
「終わらない葬式の家」の噂の真相について
「終わらない葬式の家」は、様々な体験談や噂が流れています。ただ様々な体験談や噂があるものの、その噂は真相が不明のままが多く、謎が深まるばかりです。そこで、「終わらない葬式の家」の噂の真相について迫っていきます。
噂①持ち主が行方不明
「終わらない葬式の家」では、持ち主が行方不明となっていると言われています。持ち主が行方不明だからこそ、いつまでも廃墟が解体されないのかもしれません。
噂②家で事故か事件が起こった
「終わらない葬式の家」は、家でなんらかの事故か事件が発生したために、そのままの状態だと噂があります。「終わらない葬式の家」の中は、ある日突然人がいなくなったかのように、そのままとなっています。
特に台所は、鍋や食器を始め、調味料などが中身を残した状態で置かれていました。このことから、家で何らかの事故や事件が起きてしまったがゆえに、住民はいなくなってしまい、廃墟となったと言われています。
噂③お葬式が途中だったので成仏できていない
「終わらない葬式の家」に黒いリボンがかかった遺影が残されていたことから、「遺影の人物は成仏できていないのでは?」と噂が広まっています。もし黒いリボンがかかった遺影が本当にあったとすると、成仏できていないと言われているのは納得できます。ただし、黒いリボンがかかった遺影が現在見つからないため、真相については謎のままです。
噂④霊感のある人が行くと気分が悪くなる
「終わらない葬式の家」へ、霊感のある人が訪れると気分が悪くなる体験談が多く見かけます。特に家の中で体調不良が起こる体験談が多くあり、心霊スポットとして知名度に拍車をかけています。ただし、その真相は、家の中が土埃がすごいためだと言われています。
長年廃墟となり朽ちかけている「終わらない葬式の家」は、土埃がすごく、家の中はカビ臭くなっています。澱んだ空気の中、マスクなどをしないまま家の中へ入ると、すぐに気分が悪くなってしまいます。ハウスダストによる体調不良が、尾ひれがついてしまい「霊感のある人が行くと気分が悪くなる」と言われるようになってしまったのでしょう。
「終わらない葬式の家」は怖い噂が絶えない心霊スポット!
「権東の嫁」と聞いて「権東の家」を思い出した
— れれっぷ (@rereppu) November 26, 2016
権東が所属してた頃の水戸スレに書き込まれて何だろ?と思いつつうやむやになってた
茨城の有名な心霊スポットだったとは pic.twitter.com/hJpwAIDWbQ
茨城県土浦市にある「終わらない葬式の家」について、場所や名前の由来、噂などを紹介してきました。名前からして恐ろしい雰囲気が感じられる「終わらない葬式の家」は、黒いリボンがかかった遺影があると噂が広まっている心霊スポットです。
ただし現在は遺影がなくなり、家も崩れかかっています。謎が多い「終わらない葬式の家」ですが、崩れかかっていることもあり大変危険です。そのため、興味本位で近づかないようにしましょう。