「知覧特攻平和会館」で学ぶ戦争の歴史と平和の尊さ!アクセス&駐車場も!
鹿児島県南九州市にある「知覧特攻平和会館」について紹介します。知覧特攻平和会館では実際のゼロ戦や戦闘機、そして特攻隊が残した遺書などが展示されています。どれも歴史的に貴重な資料であり、同じ過ちを繰り返さないための重要な施設をチェックしましょう。
目次
「知覧特攻平和会館」とは
鹿児島県南九州市知覧町郡にある「知覧特攻平和会館」について紹介します。日本が第二次世界大戦の際に行った特攻作戦に関する資料が展示された施設なのです。同じ過ちを繰り返さないためにも、知覧特攻平和会館で歴史を学ぶことが重要といえるでしょう。
戦争の歴史と平和の尊さをべる資料館
本日鹿児島に帰省しました。まずはお墓参りへ。浜崎家のお墓は知覧にあります。知覧は陸軍沖縄航空特攻作戦において特攻隊員を見送ったまち。
— 浜崎 美保 (@MIHOJHO) January 4, 2019
鹿児島にお越しの際はぜひ知覧特攻平和会館に足を運んで欲しいです。映画『俺は、君のためにこそ死にいく』も観て欲しい。 #鹿児島 #知覧 pic.twitter.com/0fAAMRF0Xq
知覧特攻平和会館の大きなテーマは特攻隊員などの戦争で亡くなった人たちの悲しい歴史を風化させないことです。その歴史を学ぶことで命の尊さを学ぶことができるといえるでしょう。知覧特攻平和会館には特攻隊員の遺書なども展示されています。
そういった貴重な資料や映画などを見ることで、二度と同じ過ちを起こさないようにすることが大きなテーマといえるでしょう。知覧特攻平和会館に展示されている遺書などは、遺族の協力のもと展示されています。平和は決して当たり前にあるものではなく、守っていくことを学びましょう。
「知覧特攻平和会館」の特徴や魅力!
戦争の悲惨さ、特攻隊員の決意を知ることが出来る知覧特攻平和会館の特徴を解説します。落ち着いた飾らない建物の中には、戦争の歴史や特攻隊の遺品・遺書などが展示されています。売店には展示などに関するパンフレットも販売されているのでチェックしましょう。
戦争の歴史について学べる
知覧特攻平和会館は、なぜ特攻隊員というものが生まれたのか、そして戦争とはどのような歴史の経緯から起きたのかを学ぶことができます。第二次世界大戦が開戦されたのは1941年12月8日のことで、ハワイの真珠湾に奇襲攻撃を仕掛けたことから始まりました。
日本が奇襲攻撃を仕掛ける至ったのは、様々な考え方があるそうです。すでに日本はアメリカなどから経済封鎖や領土に関して圧力をかけられており、戦争を起こすように仕向けられたという見方もあるといえます。知覧特攻平和会館は、そういった戦争の歴史を学ぶところから始まります。
特攻隊の遺品や関係資料を展示
浜松町のモノレール降り場の階段に知覧の特攻平和会館の電飾看板が在り、実物の四式戦「疾風」展示写真がドーンと出ていて驚きました(^ ^; pic.twitter.com/qijy8v4sjV
— よしぞうmaro' (@yosizo) February 6, 2020
遺族などの協力を得て、特攻隊員の遺品や関係資料が展示されています。家族や恋人に宛てた遺書が多数展示されており、どういった気持ちで最期に望んだのかを知ることができるでしょう。
その他にも特攻隊が直前まで記していた日記なども貴重な資料といえるでしょう。そして、特攻隊員だけでなく、その家族や恋人、学生などによる応援に関する資料も残されています。士気高揚のために作られた人形などは、当時の学生たちによる手作りのものです。
陸軍・知覧特攻基地の跡地
知覧特攻平和会館の中には当時を再現した「陸軍・知覧特攻基地の跡地」が展示されています。特攻勇士の像や鳥濱トメの灯ろう、一式戦闘機「隼」も復元されています。一式戦闘機の隼は平成19年に公開された映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」で使用されたものです。
また、知覧飛行場正門が跡地として残されており、当時の写真と比較して現在の姿を確認することができます。この場所で飛行訓練が行われており、いつ来るか分からない、その日を待ちながら活動していたことが伺えるのです。
売店でパンフレットを購入できる
昨日までまた一週間予備自補の訓練でした♪やっと半分!25km行軍キツかったけど楽しかった〜☺️
— 我那覇真子 (@ganaha_masako) October 27, 2018
皆さんも是非挑戦を!
ずっと駐屯地内の生活だと世間と離れた感じがしましたが、
今日はこれから知覧特攻平和会館に取材の下見に行ってきます。パンフレットを読むだけでも胸が詰まる思いです。 pic.twitter.com/B28vQjJjEG
知覧特攻平和会館の売店では、特攻に関する資料をおさめたパンフレットも販売されています。また、公式サイトでは知覧特攻平和会館のリーフレットがダウンロードできます。事前に資料の展示品やアクセス、駐車場や売店に関する情報などもチェックできます。
売店ではそういったパンフレットやお土産が販売されています。売店では鹿児島の知覧に関するお土産も販売されており、紅茶やお菓子、お茶さむらいという南九州市のキャラクターグッズも置かれています。平和だからこそ、そういった美味しいものやかわいいグッズも売店で手に入るといえるでしょう。
「知覧特攻平和会館」の楽しみ方は?
知覧特攻平和会館の見所を紹介します。様座な展示品があり、映画にも使われた戦闘機も存在しています。特攻隊に関する歴史を学ぶ上でも、知覧特攻平和会館にアクセスしてみましょう。
見所①ゼロ戦
博物館の中ではゼロ戦(零戦)が展示されています。このゼロ戦は複製品ではなく、実際に戦争で使用され海に墜落していたものなのです。昭和20年に発見されており、その後の昭和55年になって引き揚げられました。
ゼロ戦は長きに渡って海の中にあったことから、かなり腐敗が進んでいたものの、その姿を留めています。実際のゼロ戦を間近に見れるという貴重な展示であり、ゼロ戦に関する展示物が合わせて行われています。
見所②一式戦闘機「隼」
また、先ほど紹介したように一式戦闘機「隼」も展示されています。2007年に岸恵子や窪塚洋介主演で映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」が公開されました。石原慎太郎が映画の製作総指揮・脚本を手掛けた映画であり、特攻隊を扱った内容となっています。
知覧特攻平和会館の展示で学んだ後は、映画を鑑賞するのもおすすめです。映画には有名な俳優が多く出演しており、作品も高く評価されました。映画を通して、より深く特攻隊員のことを学んでみましょう。
映画にも使用される
映画に使用された隼は、非常に忠実に復元されています。現在も知覧特攻平和会館で展示されており、美しい桜の木の下にあるのです。ゼロ戦とは違って実物ではないものの、映画で使用するために、本物と変わらない見た目で復元されているのでチェックしましょう。
また、四式戦闘機「疾風」も展示されています。こちらの疾風は原型を良好な状態で留めたものとなっており、レストアも行われています。当時の日本の航空機技術を間近に見れるものとなっており、その技術力に驚かされることでしょう。
見所③1,036人の隊員の遺影と遺書
【知覧特攻平和会館】
— RYO (@ryoimai7) September 27, 2018
特攻隊員の遺影や遺品、記録等を通じて戦争のむなしさや命の尊さを感じてきました。今言えることは命を大切にし、無事に日本一周を終わらせ、教員に復帰して戦争に関することをはじめ、旅を通じて見たこと・聞いたこと・感じたことを子供達に絶対に伝えたいということです。 pic.twitter.com/TT8z9gTI9i
知覧特攻平和会館の中央展示室では、1,036人の隊員の遺影と遺書が展示されています。これらは陸軍沖縄特攻作戦において亡くなった隊員たちのもので、亡くなった日付などに合わせて展示されているのです。
亡くなった人だけのものだけでなく、残された家族などの証言映像なども公開されており、戦争の悲惨さを学べるゾーンとなっています。大切な人を守るために出陣した隊員たちが最期に残した遺書などの手紙を鑑賞しましょう。
見所④三角兵舎
特攻隊員が過ごした兵舎、三角兵舎
— たけさこ💩日本一周完 (@take_obi1011) June 4, 2019
知覧飛行場の史跡たち pic.twitter.com/oYpVPVqqpN
復元されたものとして「三角兵舎」も貴重な展示品です。特攻隊員たちは、半地下になってい兵舎で出撃の日まで待機していたそうです。三角兵舎は知覧特攻平和会館の横にある杉林の中に復元されており、実際に中を覗くことができます。
こちらにも特攻隊員たちの手紙や遺書が残されており、最期の時間をどのように残したかを体感できるといえるでしょう。死んでいく者たちと残されてた人たちの悲痛な叫びが聞こえてきそうな展示品といえます。
「知覧特攻平和会館」周辺の戦争遺跡
知覧特攻平和会館周辺には様々な戦争遺跡が残されています。知覧特攻平和会館とは別のスポットもアクセスしてみましょう。どのスポットも平和に対する強い願いがこめられています。
戦争遺跡①知覧平和祈念通り
知覧特攻平和会館にアクセスする道のりに「知覧平和祈念通り」があります。特攻に関わった1,036人の慰霊灯籠が建設されています。知覧特攻平和会館にアクセスする中でチェックしておきましょう。
現在は多くの人々による寄付で1200以上の慰霊灯籠が建立されています。慰霊灯籠の数は、それだけ多くの人々が戦没者に対する気持ちの現れともいえます。人々が戦争の悲しさを風化させたくない、という強い気持ちを感じるスポットなのです。
戦争遺跡②油脂庫
旧知覧飛行場油脂庫 pic.twitter.com/lvqTFFjLx8
— 花瓶 (@ikicyann) June 28, 2019
特攻隊員が戦闘機で訓練する際に使った、燃料が保管されていた「油脂庫」も残されています。戦闘機の潤滑油やグリースが保管されていたのだとか。戦争の中で米軍による空襲を受けており、油脂庫には生々しい跡が残されています。
戦争遺跡③知覧飛行場の正門跡地
旧知覧飛行場 弾薬庫跡 pic.twitter.com/85vxzo05AN
— うきぴ (@pingpangmako) September 18, 2017
こちらも少し紹介しましたが、知覧特攻平和会館のそばに「知覧飛行場の正門跡地」が残されています。いまは平和でのどかな場所となっていますが、この正門を通った先には訓練場がありました。
戦争遺跡④給水塔
知覧飛行場の正門
— 上野陽立 (@hitachitahi) August 18, 2019
弾薬庫
給水塔
着陸訓練施設跡 pic.twitter.com/WSjZMDSku4
遺書などの展示も貴重ですが、飛行場の跡地には「給水塔」が残されています。訓練場は台地に建設されていたため、給水塔に水を貯めて使用していたそうです。訓練するための施設の工夫が感じられる建設物です。
給水塔の高さは約13mとなっています。実は作られた地盤が良くなかったため、少し給水塔が傾いています。もちろん補修されて倒れる可能性は少ないですが、場合によっては給水塔が撤去される可能性もあるため、はやめにチェックしておくことをおすすめします。
戦争遺跡⑤着陸訓練施設
知覧にある着陸訓練装置。
— ベタ藤原 (@betafujihara) April 17, 2014
ここにワイヤーを張って架空の地面を設定し、着陸の模擬訓練をしていたらしひ。 pic.twitter.com/qQtFrARrCl
戦闘機を操縦する上で、着陸は非常に重要な要素でした。隊員たちにその着陸を体感させるために櫓を設置し、そこからワイヤーで降下させていたそうです。その着陸訓練施設が残されており、様々な訓練を行いながら過ごしていたことが伝わってきます。
その他にも弾薬庫跡や防火水槽、掩体壕や対空無線通信施設跡など様々な戦争に関する遺物が残されています。知覧特攻平和会館を鑑賞するのと合わせて、周辺の遺物をチェックするのもおすすめです。いまはひっそりと残された施設は、戦争の物悲しさを代弁しているといえるかもしれません。
「知覧特攻平和会館」のアクセス&駐車場や料金情報
売店もある知覧特攻平和会館ですが、そのアクセスや駐車場情報を紹介します。施設を鑑賞する際の料金も合わせてチェックしましょう。地元の名物なども売店で販売されているのでおすすめです。
知覧特攻平和会館は少しでも多くの人達が訪れられるように料金や駐車場も利用しやすいように設定されています。周辺にも多くの戦争を学べる施設があるため、戦争の歴史を知るためにも訪れてみましょう。
アクセス方法は?
知覧特攻平和会館は当時の飛行場などがあった場所に建設されているので、アクセスする場合は距離があります。例えば「鹿児島中央駅」からバスで「特攻観音入口」にアクセスする場合は1時間20分ほどかかります。
その他には鹿児島中央駅から「平川駅」か「喜入駅」に電車でアクセスし、そこから30分ほどバスで「特攻観音入口」を目指すという方法もあります。いずれも特攻観音入口から徒歩5分で知覧特攻平和会館にアクセスできます。
駐車場はある?
知覧特攻平和会館
— 『権太』🇯🇵 (@mutu70) February 10, 2016
駐車場も有ります
入館料必要です、
鹿児島の奥ですから遠いです。 pic.twitter.com/VVMEBSTMds
車でアクセスした場合、知覧特攻平和会館にある駐車場を利用しましょう。施設の駐車場は料金は不要です。駐車場は普通車が約500台、バスが約40台分となっています。駐車場は十分なスペースがあり、料金も不要なのでおすすめです。
知覧特攻平和会館に車でアクセスする場合は、九州自動車道から約45分となっています。駐車料金を気にせず、じっくりと知覧特攻平和会館を鑑賞できるでしょう。駐車場以外では車椅子やベビーカーなども無料で貸し出されています。コインロッカーも料金が返却式なのでおすすめです。
入館料金はいくら?
知覧特攻平和会館の開館時間は午前9時から午後5時までとなっています。施設は年中無休で運営されており、売店も同様です。知覧特攻平和会館の入館料金は大人が500円、小中学生が300円となっています。
また、団体料金は大人が400円、小中学生が240円となっています。その他、障害者手帳などによる入館料の減免もあるのです。知覧特攻平和会館にアクセスする際は、ミュージアム知覧とセットで鑑賞するのがおすすめです。共通券の料金は大人600円、小人400円なのでお得な料金となります。
「知覧特攻平和会館」の基本情報
【名称】 | 知覧特攻平和会館 |
【住所】 | 鹿児島県南九州市知覧町郡17881番地 |
【アクセス】 | 電車:「鹿児島中央駅」から「平川駅」、または「喜入駅」 そこからバスで「特攻観音入口」で徒歩5分 バス:「鹿児島中央駅」からバスで「特攻観音入口」、徒歩5分 車:九州自動車道から約45分 |
【公式サイト】 | http://www.chiran-tokkou.jp/index.html |
【備考】 | ・駐車場あり ・お土産などが販売されている売店あり |
「知覧特攻平和会館」で戦争の歴史を学ぼう!
念願の知覧特攻平和会館に! pic.twitter.com/omslzanWzg
— 👩🏻🔧TAKAHiRO👨🔧@時代劇を撮りましたえ♪ (@k66g66tmm) October 4, 2019
鹿児島県南九州市知覧町郡にある知覧特攻平和会館について紹介しました。特攻隊員の遺書などが展示されており、貴重なゼロ戦や当時の設備を鑑賞することができます。映画に使用されたものや、売店でパンフレットも販売されているのでチェックしておきましょう。
知覧特攻平和会館では戦争や特攻隊員が生まれた歴史を学ぶことができます。実際の特攻隊員の遺書などを読むことで、彼らの本音を知ることもできるでしょう。また、残された人たちが二度と同じ過ちを犯さないようにするという決意を知れる施設です。知覧特攻平和会館で戦争の歴史を改めて学びましょう!