石狩の漁港朝市でシャコの刺身を食べよう!海鮮BBQも楽しめる名物市場!

石狩市厚田漁港の朝市は、石狩市内の3つの漁港朝市のひとつで、札幌から車で1時間ほどで、旬の新鮮なシャコやうになどの海産物が市場価格で購入できることで人気の朝市です。隣の厚田海浜プールで、購入した新鮮な海産物のバーベキューも楽しめます。

石狩の漁港朝市でシャコの刺身を食べよう!海鮮BBQも楽しめる名物市場!のイメージ

目次

  1. 1石狩市の厚田漁港朝市とは
  2. 2石狩市の厚田漁港朝市の魅力
  3. 3石狩市の厚田漁港朝市のおすすめ海産物
  4. 4石狩市の厚田漁港朝市の押さえておきたい情報
  5. 5石狩市の厚田漁港朝市で新鮮な海産物を堪能しよう!

石狩市の厚田漁港朝市とは

石狩市厚田漁港の朝市は、国道231号線を海側に入ったところにあって、コの字型に15件ほどの店舗が立ち並ぶ朝市です。

主に石狩市厚田で獲れた海産物や加工品などの商品を朝市で販売していて、平日でも開いていますが、やはりたくさんの店の営業する土日祝日が、市場に活気があっておまけも多く狙い目です。駐車場は近くに多くありますが、土日だと全て埋まってしまうほどの人気の朝市です。

シャコやうにの海鮮やバーベキューも楽しめる名物市場

この石狩市厚田漁港の朝市では、石狩市内3つの漁港朝市のうち一番開催期間が長く、季節ごとに港で獲れたての新鮮な旬の海産物が、その場でバーベキューで食べられます。

シャコは鮮度が落ちるのが早いため、消費地ではゆでてあるのがほとんどですが、ここでは生で美味しく味わうことができます。また、朝市でうにやホタテなどを買って隣の厚田海浜プールでバーベキューを楽しむこともできます。

石狩市の厚田漁港朝市の基本情報

名称 厚田(あつた)港朝市
所在地 北海道石狩市厚田区厚田7-4
電話 0133-78-2006(石狩湾漁業協同組合本所)
営業時間 毎年4月上旬から10月中旬まで、6:30~14:00
商品がなくなったら閉店
定休日 営業期間中は休みなし、シケなどの荒天の場合は休漁のため休み
アクセス (バスの場合)
・JR札幌駅「札幌ターミナル」7番のりば、
または、「北5条西一丁目」バス停から中央バス「厚田支所行」
乗車で約100分、「厚田支所」下車、徒歩10分
・「札幌駅前ターミナル」中レーン11のりばから、沿岸バス特急
はぼら号増毛経由便「羽幌行」乗車で約65分、「厚田支所」下車、
徒歩10分
(車の場合)
JR札幌駅から、札樽自動車道「札幌北IC」経由
国道231号を留萌方面へ、約40キロ70分
駐車場 あり
公式HP http://www.city.ishikari.hokkaido.jp/site/sightseeing-guide/1605.html#atsuta

厚田漁港朝市の開催期間&営業時間

石狩市厚田の漁港朝市は、毎年4月上旬から10月中旬まで開かれ、毎朝6:30から14:00ごろまで、但し商品がなくなったら閉店になります。営業期間中は朝市の休みはなしですが、シケなどの荒天の場合は休漁のためお休みになることがあります。

石狩市の厚田漁港朝市の魅力

石狩市厚田漁港の朝市の魅力について、「開催時期が長い」「獲れたてが安い」「下処理を教えてくれる」「バーベキューが楽しめる」の4つの魅力でご紹介しましょう。

魅力①時期によって異なる海産物

石狩湾で獲れる海産物は、時期によって旬が違います。ここ石狩市厚田漁港の朝市は、他の朝市よりも長い期間開催され、4月から6月はカレイ類・ヒラメ・ソイ・タコ、5月から6月はシャコやマメイカ、6月から8月はホタテ、7月から8月はうに、9月から10月はサケ、4月から10月は加工品(干物、佃煮・ぬかにしんなど)が購入できます。

石狩市厚田漁港の朝市では、期間内でも不漁の時は買えない商品もありますが、基本的に加工品はいつでも買えますので、何かしらの収獲が得られるのはうれしいです。

魅力②採れたて新鮮な海産物を安く購入できる

石狩市厚田漁港の朝市は、漁港に隣接した朝市なので、漁港価格でとれたての新鮮な海産物商品が手に入ります。とれたての鮮度の良いお値打ちの商品を目当てに、シーズンが到来すると札幌からも多くのお客が石狩市厚田漁港の朝市に集まります。

魅力③魚介類の下処理方法を教えてくれる

魚介類の下処理に経験が少なく、また、食べてはいけない部分などの知識が足りない方も多いでしょうが、この石狩市厚田漁港の朝市では、お店の方々がやさしく下処理の方法を教えてくれます。さばき方を教えてもらえますと、買って自宅でお料理したくなりますね。
 

魅力④購入した魚介類をバーベキューで食べられる

「鮮度が命」の魚を自宅に持ち帰ると鮮度が落ちてしまい、できればその場で楽しみたいですが、ここ石狩市厚田漁港の朝市では、獲ってから時間を経たずに隣の厚田海浜プールでバーベキューを楽しむこともできます。

石狩市の厚田漁港朝市のおすすめ海産物

それでは石狩市厚田漁港の朝市で購入できる、おすすめの海産物商品をご紹介しましょう。漁港の朝市の一番のうれしいところは、獲った後に時間が経っていない新鮮な海産物商品が通常よりお安く購入できることです。さらに、できれば現地で新鮮な海産物商品を食べたいですね。

おすすめ海産物①殻付きウニ

うにと言えば海鮮丼や殻ごとバーベキューで食べると美味しいですね。消費地のお寿司のネタでは値段が高い代表のうにですが、ここ石狩市厚田漁港で獲れる殻付きのむらさきうには、多少日によって値段が違いますが、1キロ1,000円~1,500円で買うことができます。

朝市の良いところは、スーパーなどよりも安いうえに、おまけで2、3個くれることがあり、ついつい多く買い過ぎてしまいます。

うにの購入時間帯はいつ?

石狩市厚田漁港の朝市でのうにの購入時間で注意すべき点があります。その日にうにを収獲した漁船が帰ってくる時間は早くて朝8時半です。それ前の時間帯に売られている商品はおそらく前日獲ったうにであることが多いので、その日収獲したうにを入手したいなら、漁船が帰る朝9時前後が狙い目でしょう。

ただ、朝市では行列ができている間はおまけも期待できませんし、お店の方との交流も望めませんから、行列のなくなる10時過ぎあたりが、購入にはベストのタイミングかもしれません。

北海道内で食べるべきうに丼特集はこちら!

Thumb北海道で絶対食べるべき極上うに丼12選!旬の時期や産地・種類も解説!
美味しいうに丼を食べるなら北海道です。北海道でうにが食べたい人におすすめの極上うに丼が食べれ...

おすすめ海産物②加工品

ここ石狩市厚田漁港の朝市の名産品で「浜の母さんの味」と呼ばれる「飯寿司(いずし)」をご紹介しましょう。飯寿司とは、獲られた海産物に塩を振り、野菜を加え、糀(こうじ)や米と混ぜて発酵させた加工商品で、冷凍で保存されます。

厚田では、紅サケ、ハタハタ、子持ちハタハタ、カジカ、ニシン、カレイなどの現地で獲れる海産物に、ニンジンやショウガなどの野菜を加えた飯寿司が売られています。1パック330グラム1,000円が標準の価格です。

飯寿司はそのまま食べても美味しいですが、日本酒やワインのつまみとしてもよく合います。保存ができるのでお土産にも良いでしょう。

石狩市厚田漁港の朝市では、その他にも、甘塩加工した浜干しの宗八や、中辛のぬかにしん(2本500円ほど)、沖漬けのマメイカなどの加工品が購入できます。

おすすめ海産物③宗八やニシン

宗八(ソウハチ)はカレイ科に属する魚で、名前の由来は江戸時代に人気のあった男性の髪型「総髪(そうはつ)」に形が似ていることから名付けられたそうです。

旬は晩秋から冬の寒い時期、産地で刺身として食べられれば絶品で、食感よく縁側も美味しいです。お腹が白く、脂にクセがあり、干物にすると活きてくる魚で、産地以外では干物として売られることがほとんどです。

そんな宗八ですが、ここ石狩市厚田漁港の朝市ではスーパーで売られるよりも大きくて安く鮮度の高い宗八が3枚1,000円ほどの値段で買うことができます。塩焼きにしたり、振り塩をして軽く干して焼いたりすると美味しいです。カレイの飯寿司は宗八で作られています。

ニシンは、かつて米が穫れない松前藩では年貢をニシンで納めたことがあり、漢字で魚へんに非(魚に非ず米の代わり)でニシンと読ませたりします。ニシンは漁獲の変化の激しい魚で、かつて豊漁の際には「ニシン御殿」が建てられるほど儲かりました。

最近では干物、身欠きニシン、数の子などの加工品はほとんど輸入に頼っていますが、国内で流通するニシンの鮮魚は北海道産で、消費地ではやや高値で取引されています。

ニシンは「春告魚(はるつげうお)」とも呼ばれ、旬は3月下旬から6月下旬、その頃ここ厚田では脂の乗った丸干しニシンが2本500円程度で購入できます。ニシンは塩焼き以外にも、産地では刺身にしても、マリネや煮つけ、フライでも美味しく頂くことができます。

おすすめ海産物④ヒラメ

ヒラメは4月から6月ごろが旬です。5月ごろにはたくさんのヒラメが厚田漁港に水揚げされます。石狩市厚田漁港の朝市では、大きいヒラメが値段も一尾1,000円前後で購入できますので狙い目です。ヒラメは代表的な白身の魚で、刺身もフライにしてもおいしいです。

おすすめ海産物⑤タコ

お寿司では一般的なネタであるタコですが、ここ石狩市厚田漁港の朝市ではゆでたタコでもプリプリして弾力があり、イキがよくて美味しく、足100グラム130円、頭100グラム100円ぐらいの値段で販売されています。

朝市では、タコ足1本ですと重さ1キロもあり1,000円ぐらいで買うことができますので、刺身にしてわさび醤油で食べても美味しいですし、ぶつ切りにしてホタテとともにカレーに入れても美味しく頂けます。

おすすめ海産物⑥ホタテ

ホタテは二枚貝で、主に貝柱と、「ひも」と呼ばれる外套膜が食用になります。貝柱は刺身にしても、ちょっとしょうゆを垂らしたバター焼きにしても美味しいですね。生きているホタテは貝柱の力が強いので、指を挟まれないよう軍手着用で開いてください。また、ウロと呼ばれる黒い部分はカドミウムなどの重金属を含みますので食べないよう注意しましょう。

ここ厚田の朝市では、旬の6月から8月の間、少し大きめの2~3年物のホタテが一袋12~13枚1,000円で販売されます。大きめのホタテは貝柱も大きく、刺身をうになどと一緒に海鮮丼で頂くと美味しいです。なお、稚貝も1キロ300円ぐらいで販売されています。小ぶりなので味噌汁やワイン蒸しに使うと美味しいです。

おすすめ海産物⑦シャコ

シャコは古くは東京湾でも獲ることができたため、江戸前のお寿司では欠かせないネタで、シャコの握りを頼むとゆでたシャコに甘辛いしょうゆだれを塗ったものが握られて出てきます。

シャコの語源は、ゆでると花のシャクナゲのような色になるため石花蝦(シャクワエビ)、つかまえるとかんしゃくを起こすため癪蝦(シャクエビ)と呼ばれることからと言われています。

シャコは5月から6月が旬で、鮮度が早く落ちることから冷凍されますが、生食できるのは産地ならではです。ここ厚田の朝市ではシャコが1尾から売られていて、目安としてはオス70円、メス100円です。シャコはハサミで縁をぐるりと一周すると皮をむくことができ、煮たり揚げたりしても美味しいです。

おすすめ海産物⑧マメイカ

小型のイカを総称して豆イカ(マメイカ)といい、正式和名は「ジンドウイカ」「ヒイカ」です。ここ厚田では、マメイカの旬は5月から6月下旬までで、一袋800円から1,000円で販売されます。

マメイカとは言いますが、石狩市厚田漁港の朝市のイカは大きく、刺身にしても煮つけにしても美味しいです。7月以降販売のものは冷凍ものになります。沖漬けは船上でしょうゆ漬けにされパック500円ほどで朝市で通年販売されています。

おすすめ海産物⑨ハタハタ

古くは秋田県や山形県で特に珍重され、北日本では一般的なハタハタはスズキの仲間の魚で、雷鳴がとどろくような海が荒れる時に獲られることから、雷光の古語である霹靂神(はたはたがみ)から名付けられたと言われています。

ここ石狩市厚田漁港の朝市では一夜干しが10尾500円から7尾1,000円ぐらいで販売されますが、お店によってサイズや値段が違いますので、朝市を回ってみて購入されると良いでしょう。ハタハタの飯寿司も作られていて、330グラム1,000円で販売されています。

おすすめ海産物⑩秋鮭

「石狩と言えば鮭」と連想するぐらい有名ですが、秋の9月初旬から10月初旬に、群れを成し産卵回遊して河川に近づいて来たものを秋鮭言います。

鮭は古代から重要な食用魚で、素干しや塩引きにして加工されて、朝廷への献上物や租税代わりとされていました。日本ではイクラは鮭の卵を指しますが、「イクラ」はロシア語で、「卵巣」を意味する言葉だそうです。

ここ石狩市厚田漁港の朝市で鮭は、1キロ当たりオス600円、メス1,000円ほど、1尾にすると、オス1,400円、メス2,000円、メスはお腹にイクラが入っていますので高めで取引されます。

秋限定の朝市【朝獲りサケ直売所】

秋鮭が獲れる10月の下旬あたりまでの期間のみ、石狩湾新港東ふ頭では、「朝獲りサケ直売所」が開かれます。営業は朝7時ごろから12時ぐらいまで、売り切れ次第終了です。

朝獲れたばかりの秋鮭から取り出したばかりの筋子もお得に買え、「筋子のみそ漬け」はここでしか販売していない、地元のお母さんの手作りの人気商品です。

石狩市の厚田漁港朝市の押さえておきたい情報

石狩市厚田漁港の朝市で押さえておきたい情報を3つほど紹介します。参考にして頂きお得に海産物の買い物を楽しみましょう。
 

情報①お得に買い物する方法

石狩市厚田漁港の朝市では15件ほどお店がありますが、基本的には市場内の値段は統一されているので、値段の交渉もできず、極端に値段の違いはありません。

ただし、お店によって気前よくおまけしてくれるところがあります。そういうお店は特に地元のお客さんもよく知っていて、人が集まっていたり、多くのお客さんが列をなして並んでいたりします。よくお店を観察してみましょう。

情報②ミシュランガイド北海道「かねとも寿司」は閉店

2012年にミシュランガイド北海道でビブグルマン賞を取り、ボリュームがあって、ネタも新鮮なお寿司を食べさせてくれた「かねとも寿司」は、平日でも11時の開店前に行列ができる人気店でした。このお店を目当てに訪れたお客さんも多かったのですが、ご主人が高齢のため惜しまれながら2017年に閉店となりました。

今では石狩市厚田漁港の朝市近くの「食事処 前浜」さんが人気のようで、SNSによく名前が出てきます。地元で新鮮な海産物のお寿司や定食が食べたい方は訪ねてみてください。
 

情報③年に数回感謝DAYが行われる

石狩市厚田漁港では、厚田港朝市部会が主催による「厚田港朝市さかなデー」が年に数回不定期で開かれています。新鮮な厚田の海産物を、通常価格のさらに2割引きで購入することができます。

日曜日に開催されることが多いのですが、当日は全てのお店が7時にオープン、8時ごろには長蛇の列ができるほどお客さんが集まるイベントです。

12時ごろには商品が売り切れてしまうので、あらかじめ購入したい海産物の目星をつけて計画的に回りましょう。

石狩市の厚田漁港朝市で新鮮な海産物を堪能しよう!

石狩市厚田漁港の朝市は、新鮮な海産物を市場価格で購入できる人気の市場です。隣の厚田海浜プールではバーベキューも楽しめますし、海産物がお好きな方は、ぜひともこの石狩市厚田の朝市で旬の海産物を満喫しましょう。

おすすめの関連記事

Thumb石狩の美味しいおすすめラーメン15選!地元民も通い詰める人気店を厳選!
札幌のお隣、日本海に面した石狩市は石狩鍋や海鮮のイメージが強いですが、実は美味しいラーメン店...
Thumb石狩のおすすめ日帰り温泉特集!「番屋の宿」はカピバラが入浴で話題に?
緑豊かな自然と美味しい海鮮が食べることができることができることで有名な「北海道」。そんな北海...
Thumb【決定版】石狩の釣り情報特集!外さない釣り場ポイントや魚の種類を解説!
石狩には、釣りが堪能できるスポットが実はたくさんあるのです。またニシンやロックフィッシュの釣...
Thumb石狩の道の駅「あいろーど厚田」で休憩!日本海の絶景やご当地グルメ!
石狩市厚田にある道の駅「あいろーど厚田」。石狩や厚田の名物や、石狩産や厚田産にこだわった美味...

関連するまとめ

関連するキーワード

Missing
この記事のライター
yykarin3

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ