「鹿児島神宮」のご利益や御朱印を紹介!初午祭が有名なパワースポット!

鹿児島神宮は、鹿児島を訪れたら一度は参拝したいパワースポットのひとつです。五穀豊穣や安産祈願などで1年を通して多くの人が訪れます。厄払いも祈願される初午祭は周辺も賑わいます。鹿児島神宮のご祭神やご利益、御朱印やお守りについてもご紹介します。

「鹿児島神宮」のご利益や御朱印を紹介!初午祭が有名なパワースポット!のイメージ

目次

  1. 1鹿児島神宮とは
  2. 2鹿児島神宮の御祭神とご利益
  3. 3鹿児島神宮の「初午祭」
  4. 4鹿児島神宮の御朱印
  5. 5鹿児島神宮のパワースポット
  6. 6あわせて行きたい鹿児島神宮周辺の神社
  7. 7鹿児島神宮の施設詳細情報
  8. 8安産祈願は鹿児島神宮へお参りしよう!

鹿児島神宮とは

鹿児島を訪れたら一度は参拝したいパワースポットの鹿児島神宮は、元祖竜宮伝説の発祥の地にあります。一之宮神社と川上天満宮と共に鹿児島三社の一つと言われていて、神武天皇の時代にできたといわれています。初午祭で有名で、厄払いや安産祈願で多くの人が訪れます。鹿児島神宮の由緒や、創祀やご祭神に関する神話についてご紹介していきます。

由緒は神代にまで遡る大隅国一之宮

パワースポットとして有名な鹿児島神宮には海幸彦と山幸彦の伝承の地といわれていて、創祀は神代までさかのぼると言われています。御祭神の彦火火出見尊はまたの名を山幸彦と呼ばれていて、筑紫の国の開拓を始めたことで有名です。彦火火出見尊は鹿児島神宮のある地に高千穂宮という皇居を営み、人々に様々なことを教えたといわれています。

祭神の彦火火出見尊は580年の天寿を全うするまでこの地で農耕や畜産、漁業や狩猟など生活の基盤を安定させることについて人々に伝えたと言われています。また、平安時代の醍醐天皇の延喜式には大社という神社の格を与えられ、大隅国一之宮として篤く崇敬されていました。江戸時代には末期まで千石をもっていたと伝えられています。

その後も皇族から篤く信仰され、勅使皇族の参拝は20回を超え、昭和10年と49年には昭和天皇が参拝に訪れました。現在の鹿児島神宮の社殿は、1756年に島津重年によって造営されたものです。

元祖龍宮伝説「海幸山幸神話」の伝わる地

鹿児島神宮は日本神話として有名な「海幸山幸神話」が伝わる地域です。「海幸山幸神話」は竜宮伝説の先駆けとして広く知られています。海幸彦と山幸彦という兄弟神についての神話で、兄の海幸彦の釣り針を失くした山幸彦が海の神様の宮殿を訪れ、釣り針と潮盈珠(しおみつたま)と潮乾珠(しおひるたま)を手に入れ兄を打ち負かすというストーリーです。

鹿児島神宮の御祭神とご利益

鹿児島の中でも人気のパワースポットである鹿児島神宮には神代にまで遡る古い歴史があることで有名です。元祖竜宮伝説といわれている神話に登場されている神様が主祭神としてお祀りされているのも特徴です。

また、鹿児島神宮ではご利益にちなんだお守りも多くの種類があります。災難厄除けや開運招福のお守り、安産のお守りや交通安全のお守りもあります。鹿児島神宮にお祀りされている御祭神やご利益についてお伝えしていきましょう。

農水産業の守り神「天津日高彦火火出見尊」

主祭神の「天津日高彦火火出見尊」(あまつひこひこほほでみのみこと)は別名を山幸彦といい、海幸山幸神話に登場する人物のひとりです。主祭神の天津日高彦火火出見尊は農水産業の守り神と呼ばれており、五穀豊穣や大漁満足のご利益がある神様として有名です。

初代乙姫母性の神「豊玉比売命」

主祭神の天津日高彦火火出見尊と一緒にお祀りされているもうひと柱の神様が「豊玉比売命」(とよたまびめのみこと)です。豊玉比売命は天津日高彦火火出見尊の后として一緒に主祭神としてお祀りされています。また、竜宮伝説に登場する乙姫のモデルになったともいわれています。

主祭神の豊玉比売命は、海の神様である大海神(おおわたつみのかみ)の子どもで、生まれ育ったわたつみの宮は竜宮城のモデルになったと言われています。海幸山幸神話で山幸彦が訪れた海の神様の宮殿にいたのが豊玉比売命であったと伝えられています。豊玉比売命は安産や子宝といったご利益の他、漁業繁栄や農業守護のご利益があるといわれています。

戦うアイドルユニット「八幡神」

鹿児島神宮には全国正八幡の本宮でもあることから、正八幡宮、国分正八幡、大隅正八幡ともいわれています。主祭神と一緒にお祀りされている相殿神の品陀和気命(ほむだわけのみこと)は八幡大神ともいわれており、古くから八幡宮として地域の人から崇敬されていたことがわかります。

郷土玩具の鯛車は有名!

鹿児島神宮にはゆかりのある郷土玩具が3つあり、それぞれ鯛車(たいぐるま)と香箱(こうばこ)、初鼓(はつつづみ)を呼ばれています。その中でも有名な鯛車は、海幸山幸神話に登場する赤女魚という鯛を模して作られたと伝えられています。くりっとした目が特徴的で、赤い魚の形をしたパーツの前後に枝を切っただけのタイヤが4つ足のようにつけられています。

鯛車を引っ張ると頭の部分が下がるような動きになります。この様子をみて、海幸山幸神話とリンクさせてのどに刺さった釣り針をとってもらったお礼をしていると言う説があります。現代ではなかなか見られない素朴な郷土玩具なので、見ているとほっとします。

お宮参りや七五三にもおすすめ

鹿児島神宮では、厄払いなど様々な祈願を受け付けて御祈祷を行っていますが、おすすめなのがお宮参りや七五三です。お宮参りは初宮参りとも呼ばれていて、子どもの健やかな成長を願って祈祷してもらうことをいいます。地域によって風習が違いますが、男の子は生後32日、女の子は生後33日目に神社にお参りをするとよいといわれています

また、毎年11月ごろ行われている七五三祭に伴う御祈祷も行っています。こちらも子どもの成長をお祝いするお祭りで、随時祈願の申し込みをすることができます。御祈願の受付は朝9時から16時半までで、申し込みをした人から順番に祈祷を受けることができます。社務所に一番近い駐車場は第1駐車場です。

鹿児島神宮の「初午祭」

五穀豊穣をはじめとした生活の豊かさのシンボルでもある主祭神の天津日高彦火火出見尊がお祀りされている鹿児島神宮では、1年を通して御田植祭や六月灯夏祭りなど様々な行事が行われています。その中でも一番大きなお祭りである「初午祭」についてご紹介します。

人馬一体で踊る鹿児島神宮の名物行事

鹿児島の人気パワースポットのひとつである鹿児島神宮の初午祭は、鹿児島県の三大行事の一つとして有名です。初午祭の起源は詳しくわかっていませんが、人々の生活に不可欠な農耕や畜産、漁業や狩猟について教えてくれた御祭神の彦火火出見尊に感謝すると共に、五穀豊穣や厄除け招福、家内安全を祈願するものです。

鹿児島神宮の初午祭は神社の創建時からあったと言われている伝統あるお祭りです。初午祭では御神馬の鈴懸馬を先頭に行列が練り歩き、御神馬の後ろにはたくさんの踊り連が連なって踊りながら鹿児島神宮に参詣します。広く知られている時代行列などと異なって踊って進んでいく初午祭の様子は全国でも珍しい鹿児島神宮の名物行事です。

元々は五穀豊穣を願う稲荷神の祭り

鹿児島神宮だけでなく、全国各地で初午祭というお祭りが行われていますが、もともとは五穀豊穣を祈る稲荷神のお祭であったと伝えられています。初午とは「2月最初の午(うま)の日」のことを言います。その起源は稲荷神社の総本宮である京都の伏見稲荷大社で、和銅4年の2月初午の日に稲荷大神が下りてきたことといわれています。

また、旧暦の初午の日は現在の3月にあたるのでちょうどその年の稲作をはじめる時期です。農耕のご利益がある神様である稲荷神をお祀りして五穀豊穣を祈願したといわれています。鹿児島神宮では毎年旧暦の1月18日を過ぎた次の日曜日に行われています

鹿児島神宮の御朱印

鹿児島神宮は、五穀豊穣や安産など様々なご利益がある神社です。また、初午祭など1年を通して行事が行われていたり戌の日に限定して安産祈願を行っているお社もあります。鹿児島神宮を参拝したら、御朱印やお守りもチェックしてみましょう。神社オリジナルの御朱印帳もあります。

鈴懸馬をあしらった華やかな御朱印帳

鹿児島神宮には色鮮やかなピンクのオリジナルの御朱印帳があります。初午祭で登場する鈴懸午と華やかな桜が一面にあしらわれた豪華な御朱印帳です。裏表紙には郷土玩具の鯛車がデザインされているのもほっこり和みます。

御朱印は格調高いシンプルデザイン

気になる御朱印は格調高いシンプルなデザインです。決して特別感のある御朱印ではありませんが、シンプルにまとまっているので、ご神域めぐりをしている人は授与所に立ち寄っていただくことをおすすめします。

鹿児島神宮のパワースポット

鹿児島神宮には主祭神がお祀りされている本殿以外にもパワースポットとして有名な場所があります。境内の石をお守りにして持ち帰ると安産のご利益があるといわれている人気スポットも。鹿児島神宮のパワースポットを参拝する前に抑えておきましょう。

丸石が安産のお守りに「石體神社」

鹿児島神宮の境内にある石體神社(せきたいじんじゃ)は安産のご利益があることで有名な神社です。昔から安産の神様として厚く信仰されていて、境内に積まれている丸石をお守りに持ち帰ると安産のご利益があるといわれています。創建は御祭神彦火火出見命が高千穂宮を治めていたときといわれています。

石體神社では初戌の日と戌の日に安産祈願の祈祷を受けることができます。受付は9時半から午前11時40分までと限られているので、安産祈願をしたい方はチェックしておきましょう。また、受付時間外と戌の日以外は鹿児島神宮で安産祈願を受けることができます。

なでると願いが叶う「竜宮の亀石」

鹿児島神宮を参拝する前に立ち寄りたいのが、竜宮の亀石というパワースポットです。山幸彦海幸彦伝説によるものと伝えられている、亀にそっくりの形をした自然石です。参拝する前にこの竜宮の亀石をなでると願いが叶いやすくなるといわれています。一見穴がたくさんあいたボコボコの石ですが、よく見ると亀の形なので参拝前に訪れましょう。

あわせて行きたい鹿児島神宮周辺の神社

鹿児島神宮は厄払いや安産祈願、五穀豊穣などで多くの人が参拝します。パワースポットとしても有名な鹿児島神宮の周辺にあるおすすめの神社にもぜひ立ち寄りたいところ。あわせていきたい鹿児島神宮周辺の神社を2つご紹介します。

厄払いにご利益あり「祓戸神社」

まずおすすめなのが厄払いにご利益があるといわれている祓戸神社です。霧島市にある神社で、厄払いのご利益があるとされている祓戸四神がお祀りされています。災厄や穢れを払ってくれるといわれているパワースポットでもあります。厄払いにご利益がある祓戸神社の御朱印は車で約5分の場所にある伊勢神社でいただくことができます。

祓戸神社はJR国分駅から徒歩約10分ほどでアクセスすることができます。ご祭神はイザナギ大神とイザナミ大神と祓戸四神です。祓戸四神はイザナギ大神が黄泉の国から戻ってきたときに穢れを落とした際に生まれた神様で厄払いのご利益があるとされています。最近運気が落ちているなと感じる人に訪れていただきたい神社です。

住所 霧島市国分府中町14-17
アクセス JR国分駅から徒歩約10分
参拝時間 参拝自由
駐車場 無料駐車場あり
参考サイト こちらを参照

天孫を祀る「霧島神宮」

同じく霧島市にある霧島神宮は天孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を主祭神としてお祀りしている鹿児島の有名パワースポットです。その創祀は6世紀ごろといわれていて、昔から崇敬されている神社です。七五三や結婚式のほか、厄払いや長寿祈願で多くの人が訪れる神社です。お守りや御朱印もチェックしましょう。

霧島神宮は境内の参拝自由ですが、授与所は8時から17時半が受付時間となっています。厄払いの御祈祷を受けたり、御朱印やお守りをうけたい人は時間内に訪れるようにしましょう。霧島神宮には無料の駐車場が500台、バスの駐車場も10台あります。最寄のICは溝辺鹿児島空港ICで約40分でアクセスすることができます。

住所 鹿児島県霧島市霧島田口2608-5
アクセス 溝辺鹿児島空港ICから約40分
参拝時間 参拝自由
※授与所は8時~17時半
駐車場 あり
公式ホームページ https://kirishimajingu.or.jp/

鹿児島神宮の施設詳細情報

初午祭をはじめ1年を通して多くの人が参拝に訪れる鹿児島神宮。訪れる際にチェックしておきたい拝観時間や駐車場についてお伝えします。

拝観時間と受付時間

鹿児島神宮の拝観時間は8時半から17時までで、参拝自由です。御祈祷は9時から16時半まで受け付けているので社務所で申し込むようにしましょう。摂社の石體神社で安産祈願を受けたい場合は、毎月初戌の日と戌の日の9時から11時40分のみなので注意しましょう。

駐車場情報

鹿児島神宮には無料の駐車場が約350台分あります。本殿に一番近いのは第1駐車場で、続いて第2、第3駐車場、大駐車場と続きます。駐車台数は多めですが、初詣や初午祭など行事が行われる日は混み合うこともありますので、時間に余裕をもって出かけることをおすすめします。

鹿児島神宮の基本情報

住所 鹿児島県霧島市隼人町内2496-1
アクセス JR日豊線隼人駅から徒歩約15分
東九州自動車道 隼人西ICから車で約10分
参拝時間 8時半~17時
駐車場 無料駐車場350台あり
公式ホームページ https://kagoshima-jingu.jp/

安産祈願は鹿児島神宮へお参りしよう!

https://www.photo-ac.com/main/detail/1875143?title=%E6%89%8B%E6%B0%B4%E8%88%8E%E3%80%80%E7%A5%9E%E7%A4%BE%E3%80%80%E5%8F%82%E6%8B%9D

大きな無料駐車場がある鹿児島神宮は、安産や厄払いのご利益を授かりに多くの人が参拝に訪れる人気のパワースポットです。お参りの際には御朱印やお守りも忘れずチェックしましょう。安産祈願で有名な鹿児島神宮へぜひお参りしてみてください。

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この記事のライター
nanairohatch
地元奈良が大好きな東京都民です。趣味は神社仏閣巡り、今年は車で北海道キャンプ旅行を企画中!

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