長崎発祥!ご当地スイーツ「ミルクセーキ」とは?レシピや作り方を解説!

『ミルクセーキ』は日本でもよく飲まれているスイーツの一つです。長崎県のとある喫茶店では『ミルクセーキ』が独自の発展を遂げて、『食べるミルクセーキ』として日本で最初に販売されました。今となっては有名になったスイーツドリンク『ミルクセーキ』について紹介します。

長崎発祥!ご当地スイーツ「ミルクセーキ」とは?レシピや作り方を解説!のイメージ

目次

  1. 1「ミルクセーキ」とは
  2. 2「ミルクセーキ」の発祥
  3. 3「ミルクセーキ」のレシピ&作り方
  4. 4「ミルクセーキ」の自販機商品やホットなどのアレンジ
  5. 5「ミルクセーキ」は懐かしのスイーツ!

「ミルクセーキ」とは

ミルクセーキ』はオーストラリアやカナダで広まったドリンクでした。日本に渡来してきた後、長崎県のとある喫茶店がかき氷を使った『ミルクセーキ』として販売して日本中に広まりました。今では自販機で夏場はアイス冬場はホットで陳列されています。シャーベット状のミルクセーキ』は全国各地の喫茶店で食べることができます。

長崎発祥のご当地スイーツ!

ミルクセーキ』といえばもったりとした甘さのあるドリンクですが、長崎発祥のシャーベット状ミルクセーキ』は飲むというよりは食べる感覚のスイーツドリンクです。喫茶店発祥で「ツル茶ん」というお店が夏の暑さを涼しくするために開発したそうです。

「ミルクセーキ」の発祥

ミルクセーキ』は海外発祥だと前述しました。海外の『ミルクセーキ』には2種類あり、「アメリカンスタイル」と「フレンチスタイル」があります。「アメリカンスタイル」の作り方はアイスクリームや牛乳が入っているのに対して、「フレンチスタイル」は牛乳を使わず、クラッシュアイスと練乳を使うのが特徴です。

長崎のシャーベット状『ミルクセーキ』は「フレンチスタイル」の『ミルクセーキ』に近いイメージです。海外では『ミルクシェイク』と呼ばれており、アイスドリンクとして飲まれています。海外で発祥した当時はアルコールが入っており、カクテルとして作られたそうです。

牛乳に甘味料などを加えた飲み物

ミルクセーキ』の主な材料は牛乳、卵黄、砂糖、そして香り付けとしてバニラエッセンスを加えて作られます。前述した「アメリカンスタイル」では卵黄を使わずにチョコレートや果物のシロップを混ぜることもあるそうです。日本ではどちらのスタイルも『ミルクセーキ』という総称で呼ばれています。

エッグノッグというカクテルからきている

ミルクセーキ発祥当時はアルコールが入っていたそうです。元は「エッグノッグ」というカクテルをモチーフに作られたそうで、「エッグノッグ」の作り方は牛乳、砂糖、クリーム、全卵、そこにブランデーなどのお酒を混ぜて作ります。全卵とお酒を使っているので強壮剤の役目も果たしていたそうです。

長崎市の喫茶店「ツル茶ん」が考案

長崎県にある「ツル茶ん」というお店がシャーベット状『ミルクセーキ』を開発しました。「ツル茶ん」はテレビ番組秘密のケンミンショーでも紹介されて、トルコライスがおいしいお店としても有名です。「ツル茶ん」には『ミルクセーキ』とトルコライスを求めて多くの人が来店し、客席は賑わっています。

九州最古の喫茶店

ツル茶ん」は「九州最古の喫茶店」と云われており、創業は大正14年とお店の雰囲気もレトロで喫茶店が好きな方には堪りません。メニューや雰囲気は昔ながらの喫茶店という感じだそうです。『元祖長崎風ミルクセーキ』は¥680で販売されており、多くの芸能人も訪れているとのこと。

ツル茶ん(つるちゃん)の基本情報

【店名】 ツル茶ん(つるちゃん)
【問い合わせ】 095-824-2679
【住所】 長崎県長崎市油屋町2-47
【アクセス】 長崎路面電車「思案橋」電停から徒歩1分
思案橋駅から62m
【営業時間】 9:00~21:00(L.O)
日曜営業
【定休日】 無休
【予算】 ¥1,000~¥1,999
【参考リンク】 https://tabelog.com/nagasaki/A4201/A420101/42000064/

「ミルクセーキ」のレシピ&作り方

ミルクセーキ』は家庭でも簡単に作ることができます。特殊な材料や調理器具を必要としないので、ぜひ作ってみてください。それでは簡単な作り方を紹介します。

レシピ&作り方①牛乳などの材料を用意

ミルクセーキ』の作り方はいろいろありますが、主な材料は牛乳、砂糖、卵黄、バニラエッセンスです。お好みでチョコレートシロップや果物シロップを用意してください。卵アレルギーがある方は卵を抜いてアイスクリームを入れると良いでしょう。

レシピ&作り方②材料をミキサーにかける

ミルクセーキ』は元々カクテルだったのでシェイカーを使います。しかし、かき混ぜることができればいいので、ミキサーに材料を入れて混ぜます。小さな泡ができるくらいまでミキサーにかけましょう。お好みでクラッシュアイスを入れるなどして完成です。

ミキサー無しでも作れる?

作り方の説明ではミキサーを使っていましたが、家庭にミキサーがない場合はボウルと泡だて器を使ってよく混ぜれば作ることができます。砂糖が解けづらいので、練乳を代用することで簡単に作ることができます。

レシピ&作り方③お好みでトッピング

ミルクセーキ』が完成したら仕上げにシナモンナツメグパウダーをトッピングしてもおいしく飲むことができます。お好みでブランデーなどのお酒を加えると、「エッグノッグ風ミルクセーキ」になるのでおすすめです。ホットで飲みたい方は電子レンジを使えば簡単に『ホットミルクセーキ』になります。

「ミルクセーキ」の自販機商品やホットなどのアレンジ

今では『ミルクセーキ』が全国の自販機で購入することができます。自販機で購入できる『ミルクセーキ』と、さらに詳しい『ミルクセーキ』のアレンジレシピを紹介します。

自販機商品①パレードのミルクセーキ

パレードというブランドから販売されている『ミルクセーキ』は知る人ぞ知る、懐かしの『ミルクセーキ』です。色はミルクティーのような優しい色で、キャラメルのような甘さと風味に人気があります。一度製造中止されましたが、現在は復刻版として自販機やネットで販売されています。

自販機商品②北海道クリーム仕立て贅沢ミルクセーキ

こちらはポッカサッポロから販売されている『ミルクセーキ』です。冬限定の商品でホットで自販機に陳列されています。甘党の方におすすめで、糖分摂取にはもってこいの商品です。もう1種類ホットチョコレートも販売されているので『ミルクセーキ』とお好みで飲んでみてください!

自販機商品③濃厚リッチメープルミルクセーキ

こちらはコクGrandTimeから販売されている『ミルクセーキ』です。『ミルクセーキ』にカナダ産メープルシロップを使用しており、ホッと一息つきたい方におすすめの商品になっています。甘さはほかの商品と比べて控えめで、飲みやすいので甘いのが苦手な方も飲むことができます。こちらもホット限定の商品です。

アレンジレシピ①ホットミルクセーキ

【材料】 分量
牛乳 160ml
グラニュー糖 15g
卵黄 20g
バニラエッセンス 数滴
(お好みでシナモン) 1本

ホットミルクセーキ』の作り方を紹介します。先ほど紹介したミキサーでの作り方ではなく、本格的な作り方です。アレンジでシナモンを入れることで、チャイのような風味になります。

卵黄、グラニュー糖を白っぽくなるまでよく混ぜ合わせます。そこに牛乳を加えて混ぜて、鍋に移して中火にかけます。ここでお好みでシナモンを入れてください。湯気が出るくらい(65℃~70℃)まで温めて、最後にバニラエッセンスを数滴入れて完成です。焦げ付きやすいので混ぜながら温めてください。

アレンジレシピ②アイスミルクセーキ

【材料】 分量
牛乳 200ml
砂糖 15g
卵黄 20g
3,4個
バニラエッセンス 数滴
(お好みでバニラアイス) 30g

先ほど紹介したミキサーでの作り方の詳細です。ミキサーがなくても作ることができるので家庭で作ってみたい人は必見の『アイスミルクセーキ』レシピになります。

卵黄、砂糖をよく混ぜ合わせ、牛乳に溶きます。合わせたらザルに通して漉しますバニラエッセンスを加えて、氷の入ったグラスに入れて完成です。お好みでバニラアイスを入れてください。あふれてしまう可能性もあるので大きめのグラスを選ぶと良いでしょう。

アレンジレシピ③ミルクセーキプリン

【材料】 分量
市販のミルクセーキ 190g
寒天粉 小さじ1(5㏄)
①水 200ml
【カラメル】  
グラニュー糖 大さじ2(30㏄)
②水 20ml

実は『ミルクセーキ』と寒天を合わせることで、絶品のプリンに変わります。このレシピは市販のミルクセーキ』を使うことができるので、忙しい人や料理が苦手な人にもおすすめです。簡単にスイーツを作ることができるので、ぜひ試してみてください!

まず寒天粉①水に入れて中火にかけます。寒天粉が完全に溶けたら、弱火にして『ミルクセーキ』を加えて煮詰めます。沸騰する寸前で火を止め、粗熱をとってから冷蔵庫で冷やして完成です。カラメルソースグラニュー糖を鍋にかけて茶色っぽくなったら、すぐに火を止めて完成です。お好みでかけてみてください。

「ミルクセーキ」は懐かしのスイーツ!

ミルクセーキ』にはいろいろな種類があるのは中々知られていないようです。「ツル茶ん」の『シャーベット状ミルクセーキ』やアレンジレシピの『チャイ風ミルクセーキ』さらにはプリンのようなスイーツにも変わるという『ミルクセーキ』には、いろいろなレシピがあるので、ぜひ試してみてください!

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この記事のライター
荒木 龍太
元料理人。和食、イタリアン、スパイスなど専攻しておりました。

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