2020年04月05日公開
2020年09月05日更新
「軍艦島」の心霊情報まとめ!多数の怪奇現象の噂や立ち入り禁止区域とは?
長崎の軍艦島はご存じですか?一度くらいは名前を聞いたことがあると思います。軍艦島は海底から石炭を発掘するために昔はたくさんの人が住んでいた島です。現在は廃墟と化し心霊現象があるとの怖い噂があります。そんな心霊スポットで有名な軍艦島をご紹介していきます。
軍艦島の心霊情報とは
日本 【軍艦島(端島)】 pic.twitter.com/aUEkCzDwgP
— きれいな世界の絶景とっておきの (@zekkei_juju) April 4, 2020
長い間、軍艦島は立ち入り禁止でした。立ち入り禁止になった真実は、閉山後に誰も住まなくなった建物が廃墟となり危険だったからです。
しかしその建物の見た目から心霊現象があるからとか、何か怖いことがあって意図的に閉鎖されたとか、いろんな噂が流れ立ち入り禁止になった真実から離れていきました。しかし、本当に心霊現象があるとの噂も絶えません。
長崎県の軍艦島は最恐の心霊スポット!
立ち入り禁止になっていた軍艦島ですが、世界文化遺産に登録され、軍艦島も多の危険な建物が取り壊され整備されたことで、現在は立ち入り禁止は解除され上陸できるようになりました。
観光できるようになってからも、立ち入り禁止区域はあり、すべての廃墟を見学することができるわけではありません。それが更に心霊スポットとして噂される要因となっているようです。
心霊写真や怪奇現象など怖い噂が絶えない
3号棟職員住宅跡
— たちばな (@Mc_TACHIBANA) April 3, 2020
建物下に見える斜面は端島本来の海岸線の跡である#長崎 #端島 #軍艦島#コロナで気が滅入るからみんなの写真で旅行しょうぜ pic.twitter.com/ExNmPKYTrC
軍艦島への立ち入り禁止が解除されてから、観光で上陸出来るようなったために人が多く訪れるようになりました。そんな中で観光客が記念に写真撮影をすると、心霊写真が撮影されたとか心霊現象を目撃したなどと言われるようになり、それまではまだ噂だった心霊スポットの心霊現象が真実だと語られるようになりました。
「軍艦島」の基本情報
【名称】 | 軍艦島「端島(はしま)」 |
【住所】 | 長崎県長崎市高島町端島 |
【電話番号】 | 095-829-1314 (長崎市観光推進課) |
【公式サイト】 | http://www.gunkanjima-nagasaki.jp/at/ |
「軍艦島」とは
世間からは「軍艦島」と呼ばれていますが、本当の名前は「端島(はしま)」と言います。元々は小さな島で南北が320m、東西が120mほどしかありませんでした。
しかし炭鉱が活発になるにつれ、島は埋め立てられてどんどん大きくなりました。そして南北に480m、東西に160m、敷地面積は最初の3倍ほどになりました。この大きさになるまで6回も埋め立てられたそうです。
島は堤防に囲まれ、鉱員やその家族が住む住居や公共施設などが建ち並び、コンクリートの要塞のようになりました。「軍艦島」と呼ばれるようになった理由は、長崎にあった造船所で作られた軍艦の「土佐」に島の形が似ていたからだということです。
明治から昭和に海底炭鉱で栄えた島
軍艦島が本格的に石炭を採掘し始めたのは明治時代になってからです。1890年に三菱が島を所有するようになってから昭和に入り1974年に閉山するまで炭鉱で採掘は続けられました。
最盛期には人口密度が東京都より高かった!
先日崩落してしまいました
— 軍艦島デジタルミュージアム (@gunkanjima_gdm) April 3, 2020
30号棟をいろんな角度から!!#軍艦島 #長崎 #世界遺産#軍艦島デジタルミュージアム#軍艦島コンシェルジュ pic.twitter.com/QnrDZa95KT
元々の端島から3倍程の大きさになったとはいえ、軍艦島は狭いため、建物は密集して建ち、5000人以上の人々がひしめき合って暮らしていました。一番多い時で現在の東京23区の人口密度の9倍にもなっていたそうです。
島の中には学校や寺院、警察に役所、娯楽施設などもあり、生活に必要な施設は充分にありましたが、植物を植えるようなところは少なく、ほどんど緑がない島でした。
戦後エネルギーが石炭から石油へと移行し衰退
戦争中までは貴重なエネルギーである石炭を発掘し続け、軍艦島は繁栄を続けていました。しかし、戦後にエネルギーバランスが変わります。世界は石油をエネルギーとし始め、日本も海外から大量に石油を輸入し始めました。エネルギーだけでなく、石油はあらゆる分野で使用することができるため、現在でも中心的に活用されています。
1974年に閉山され無人島になる
絶対にビビる恐怖の廃墟 bibiruhaikyo 54分
— 絶対にビビる廃墟 (@bibiruhaikyo) April 3, 2020
軍艦島 国:日本(長崎県)
名称:もう有名な軍艦島(正式名称は端島) 1974年に無人島となり廃墟化しているが、近年、産業遺産としても注目されている。 pic.twitter.com/DsX1cvHqQ3
長年にわたり石炭を算出していた軍艦島ですが、エネルギーが石油に替わったため、1974年に炭鉱は閉山されることとなりました。閉山により、それまで住んでいた住人は引き払い、軍艦島は無人島となりました。
2000年以降は廃墟ブームで再び注目される
すげ!!いいね!と思うたけどスマホ変えたから旅行の写真が残ってない アーカイブにあった軍艦島 pic.twitter.com/NAlWg14Lsa
— ワカメ👶🍼(0w0) (@wakanatrium) April 3, 2020
2000年代に入って軍艦島は「近代化遺産」として注目されるようになりました。大正時代から昭和の歴史ある集合住宅が非常に貴重だったからです。ちょうどそのころに日本では「廃墟ブーム」が起こりました。長年放置されていた軍艦島でしたが、そこから観光できる島にしようと動き始めました。
軍艦島は少しずつ整備され、「軍艦島上陸ツアー」などが企画されるようになってからは、観光客が押し寄せるようになりました。
2015年には世界遺産に登録
5年前の写真出てきた
— 娘一号 (@musume1gou) April 3, 2020
はおんす来た時に軍艦島行ったやつ!!!
フィルムカメラ持って楽しかったなー pic.twitter.com/XDkK7Nrsnc
軍艦島は2015年に世界文化遺産に登録されました。現在でも当時の暮らしの様子が分かる面影は残しているため、大変貴重な建物だと認められたためです。大正5年に建築されたコンクリートの建物は日本最古と言われています。屋上では庭園が造られ、野菜などが育てられていて、地面が少なく緑も無い軍艦島での貴重な栄養源と癒しも与えていました。
時間の流れにより廃墟化してしまっている軍艦島ですが、ただの廃墟ではない当時の活気が感じられる島です。
「軍艦島」が心霊スポットと言われる理由
軍艦島到着ゥ!ガニ君いわく心霊スポットとも言われてるらしい(( ༎ຶ ◡︎︎༎ຶ)
— Mako凛/まこりん (@MAKO71298136) June 9, 2019
こええ(´ω`) pic.twitter.com/C2jElZZEua
軍艦島は石炭を採掘していたので、当然危険が伴う仕事でした。そんな中で、事故も多発していたことは容易に想像できます。
そんな軍艦島が閉山したことで、当時の悲惨な事故で苦しんだ人たちの怨念が残っていて、心霊現象を起こしていると怖い噂がささやかれるようになりました。そんな心霊スポットと言われている軍艦島での真実はなんだったのでしょうか?
理由①過酷な環境で働かされていた
軍艦島の労働は過酷でした。労働者は危険な環境の中で労働を強いられていたといいます。賃金は良かったとも言われていますが、それに見合わないほどの労働状況だったようです。
逃げ出したり自殺する人もいた
あまりに過酷な労働環境に耐えきれず、軍艦島から逃げようとした人も多かったようです。しかし見つかってしまうと、激しい拷問を受けることになったそうです。逃げることも出来ないと思った人の中には自殺を図った人も多いようです。そんな人たちの怨念が心霊現象を起こしていると言われています。
理由②危険な仕事で死亡者も多い
朽ちていくもの
— Macky/ME-SCAPE (@MEscape_photo) April 2, 2020
古いレンズ越しに見た軍艦島#photography #廃墟 #軍艦島 #ruin #ファインダー越しの私の世界ᅠ pic.twitter.com/39MLaW1FWk
炭鉱での仕事は危険と隣り合わせです。産出量が増えたことで更に仕事は厳しくなり危険な労働をしなくてはならなくなりました。
窒息死、圧死、爆死などで亡くなった
労働が過酷になってきて、このころには死亡事故も多発していました。おもに窒息死や圧死、爆死などが多かったそうです。日本人が1000人以上、朝鮮人も100人以上、中国人でも10人以上亡くなったそうです。たくさんの死者が出たことが心霊スポットと噂されるようになった理由のようです。
理由③外国人の強制労働があった
戦争中は近隣の外国人が強制労働させられていたといいます。その時に酷い扱いを受け、その恨みが残り心霊現象を引き起こしているとの噂です。しかし真実は日本人と同じ扱いを受けていたと言われています。労働そのものが過酷であったので、特に外国人に対して噂が出ているのかもしれません。
逃亡者には見せしめの拷問もあった
しかし過酷な労働に耐えきれず逃亡する人もいたというのは真実です。その見せしめなのでしょうか?拷問を受けることになったと噂されています。拷問で命を落とした人が心霊現象を起こしていると言われているのです。でもこれも本当は拷問などなかったという話もあるので、真実のところは分からないのです。
理由④立ち入り禁止がとかれ訪れる人が増えた
軍艦島無くなって欲しくないな。 pic.twitter.com/ITKaziUHEr
— フジサキ (@FGSKEM) April 1, 2020
一時期は立ち入り禁止であった軍艦島に改めて観光で入れることになってから、心霊スポットを見たいとたくさんの観光客が訪れています。心霊現象としては廃墟などで撮影をすると、顔のようなものが見えるなどよくあるお話です。しかしそれは噂の真実味を裏付けた結果になったようです。
体験談や心霊写真で真実味が増した
一度は立ち入り禁止になっていた軍艦島ですが、整備され観光ができるようになってから軍艦島でたくさんの心霊写真や心霊体験があったと言われるようになり、噂でしかなかった軍艦島の心霊現象が真実味を増したことで、軍艦島は心霊現象が起こるところとして有名になっていきました。
「軍艦島」の怪奇現象
心霊スポットと言われている軍艦島で体験された怖い心霊現象にはどんなものがあるのでしょうか?真実味のある話や、あまり心霊的ではない噂話などいろいろとあるようです。
怪奇現象①撮影した写真に手や人影が写った
心霊スポットによくある怖いお話ですが、軍艦島で撮影をしたら、いるはずのない場所に人影の心霊写真が撮影されていたとか、いるはずのない人の手の心霊写真が撮影されてしまったなどという心霊現象の話も多くあります。
怪奇現象②子供の声や変な音が聞こえた
軍艦島が栄えていた当時、炭鉱で働く人の家族も住んでいました。当然に結婚している人には子供もいたので、学校なども建設されていました。その時に住んでいた子供たちが心霊現象を起こして声が聞こえたり姿が見えたり、子供の手が心霊写真として撮影されてしまったなどという怖い話があります。
しかし心霊現象で言われるような、子供達が労働を強いられたり危険な目にあって亡くなったという話はありません。
怪奇現象③キャンプ中に1人いなくなった
心霊現象として軍艦島でキャンプをしていたら、次の朝に1人が消えていたという噂もあります。しかし観光が始まった当初から軍艦島に無断で上陸、立ち入りすることは禁止されています。ましてやキャンプなんてできません。この心霊の話は真実ではないと思われます。
怪奇現象④ストリートビューに手が写った
軍艦島のストリートビューを見ていると、何もないだろうところに手が撮影されたという話は有名です。その手はだれの手なのか分からないのですが、撮影者の手が映りこんだ撮影ミスとも言われています。
ストリートビューは立ち入り禁止区域も見られる
軍艦島の立ち入り禁止区域は、なんとGoogleストリートビューで見ることができます。Googleと長崎県が協力し、危険な立ち入り禁止区域に入ることを許されたため実現しました。
ストリートビューで撮影された立ち入り禁止区域は、実際に観光できる場所よりもはるかに廃墟が進み、心霊スポットらしく危険極まりない怖い建物が撮影されているため、廃墟ファンや心霊スポットファンにはたまらないと言われています。
真実を確かめに「軍艦島」に行こう!
心霊スポットとして有名な軍艦島は、現在はツアーでしか行くことができません。個人的に行きたいと思っても出来ませんので、事前に調べてツアーに参加して頂きますようお願いします。あと、天候によって上陸できないこともありますので、お天気や波の状態の確認も必要だと思います。