長崎銘菓「カスドース」は濃厚&激甘スイーツ!その味や販売店を紹介!

「カスドース」はカステラをアレンジして作られた長崎県伝統のお菓子です。非常に甘く濃厚な味わいのカスドースは、ポルトガルから伝えられた歴史あるものです。カスドースの歴史や味、作り方、カロリー、賞味期限、販売店について紹介していきます。

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目次

  1. 1「カスドース」とは
  2. 2「カスドース」の歴史
  3. 3「カスドース」の由来や味&賞味期限
  4. 4「カスドース」の製造販売店
  5. 5「カスドース」の他の販売店
  6. 6「カスドース」を食べてみよう!

「カスドース」とは

「カスドース」とは、カステラを使って卵や砂糖などでアレンジした、長崎県伝統のお菓子です。このカスドースは、安土桃山時代にポルトガルの宣教師によって伝えられた歴史あるものです。

カスドースの作り方は、まず一口サイズのカステラに卵黄にをくぐらせ、沸騰させた糖蜜で揚げ、さらに全体にグラニュー糖をまぶして完成します。この作り方から分かるように、カスドースは非常に甘くハイカロリーなお菓子なので、緑茶やお抹茶、ブラックコーヒー、砂糖控えめのカフェオレとともに食べると、よりおいしく味わえます。

こちらの記事では、カスドースの歴史やカスドースの名前の由来、味、作り方、カロリー、賞味期限などの概要、カスドースの販売店について紹介していきます。また、カスドースは長崎空港長崎駅、さらに東京でも販売しています。わざわざ長崎県まで足を運ばなくても、気軽にカスドースを味わうことができます。

長崎県平戸市発祥の伝統菓子

カスドースは、長崎県平戸市発祥の伝統菓子です。歴史をさかのぼること1550年、長崎県平戸にポルトガルの貿易船が入港してきたことがきっかけとなります。ポルトガルから伝わってきたカスドースは、現在も幅広い人から長く愛されるお菓子となりました。

カスドースは長崎空港や長崎駅でも販売しているので、本店へ行かなくとも味わうことができます。賞味期限は少し短めなので、お早めに食べることをおすすめします。

「カスドース」の歴史

「カスドース」の歴史についてまとめました。カスドースは安土桃山時代にポルトガルから伝わりました。鶏の卵や砂糖をたっぷりと使用したカスドースですが、当時はどのような存在のお菓子だったのか、歴史とともに詳しく振り返っていきましょう。

歴史➀安土桃山時代にポルトガルから伝わる

カスドースは、安土桃山時代にポルトガルから伝わったといわれています。1543年に日本ではポルトガルとの南蛮貿易が始まり、1550年になると長崎県平戸にポルトガルの貿易船が入港してきました。それがカスドースが伝わるきっかけとなりました。

宣教師によって製法を伝授

カスドースは、宣教師によって製法を伝授されました。カスドース、1550年に長崎県平戸へ入港したポルトガルの貿易船に乗っていた宣教師から、南蛮菓子の一つとして作り方を伝えられました。その他の南蛮菓子にはカステラやコンペイトウが挙げられます。したがってカステラとカスドースは同時期に日本へ伝えられたものなのです。

歴史②平戸藩外不出の御用菓子

カスドースが平戸に伝えられてからは、平戸藩外不出の御用菓子となりました。当時ぜいたく品とされていた鶏の卵や砂糖をたっぷりと使用したカスドースは、大変高価なお菓子なため、庶民が口にすることはできませんでした。

歴史➂明治以降には皇室献上銘菓に

明治以降には、カスドースが皇室献上銘菓となりました。当時は非常に贅沢なお菓子とされたカスドースは、このような地位の高い人しか口にすることができませんでした。

歴史④戦後は平戸の郷土菓子に!

戦後になると、カスドースが平戸の郷土菓子として庶民に出回りました。一般庶民にはカスドースの作り方はもちろん、これまでこのようなお菓子が存在するということすら知りませんでした。それから平戸の郷土菓子として現在に伝わります。

「カスドース」の由来や味&賞味期限

「カスドース」の概要についてまとめました。カスドースの名前の由来、味、作り方、カロリー、賞味期限について詳しく紹介していきます。カスドースの作り方は意外にも簡単なので、自宅で挑戦してみてください。カスドースの賞味期限は少し短めなので、早めに食べることをおすすめします。

カスドースの名前の由来は?

カスドースの名前の由来についてまとめていきます。カスドースの「カス」は、カステラを指します。カスドースの「ドース」は、ポルトガル語で「甘い」という意味です。
○○で作られたカスドースは、「カステラ+甘い」という意味がこめられています。

カスドースの味は?

カスドースの味についてまとめていきます。カスドースは非常に強い甘みが特徴です。カスドースを口に入れると、まずはガリガリとしたザラメを感じ、ふわふわなカステラ生地の食感になります。そして卵の濃厚さと砂糖の強い甘みが口に広がります。食べ終わっても甘さは続くので、ブラックコーヒーと一緒に食べるのが良いでしょう。

カスドースの作り方

カスドースの作り方についてまとめていきます。カステラを食べやすい大きさに切り、それを卵黄を全体にくぐらせます。お湯に砂糖を溶かした糖蜜を、粘りが出てくるまで沸騰したら、卵黄を含んだカステラを入れます。表面の卵黄が固まるまで火を通し、最後に全体にグラニュー糖をまぶします。

カスドースの作り方は意外にも簡単で、材料も手に入りやすいものばかりなので、ぜひ自宅で挑戦してみてください。

カスドースのカロリー

カスドースのカロリーについてまとめていきます。カスドースのカロリーは明確にはわかりませんでした。カステラのカロリーが100グラム当たりおよそ319.1キロカロリーです。そこから卵や糖蜜をくぐらせることで、100キロカロリー~200キロカロリーが追加されると仮定します。したがって約400~500キロカロリーほどだと考えられます。

カスドースの賞味期限は?

カスドースの賞味期限についてまとめていきます。製造しているお店にもよりますが、カスドースの賞味期限は製造日より約7日~14日とされています。無添加で保存料が入っていないため、あまり日持ちはできません。

お土産として渡す際には事前に賞味期限を確認しておきましょう。このようにカスドースの賞味期限は少し短めなので、購入後は早めに食べることをおすすめします。

「カスドース」の製造販売店

「カスドース」の製造販売店についてまとめました。カスドースの販売店として有名なのが、「平戸蔦屋」「湖月堂老舗」の2つが挙げられます。どちらも歴史ある販売店で、長く愛され続けています。それぞれの販売店の概要やカスドースの特徴について紹介していきます。

平戸蔦屋

平戸蔦屋は、カスドースの元祖とも言われています。平戸蔦屋は1502年創業され、九州で最も古いとされる老舗のお菓子店です。東京の日本橋にある「長崎館」という長崎県のアンテナショップや、オンラインショップでも販売しています。平戸蔦屋のカスドースは卵の黄身のような濃い黄色で、まんべんなくザラメがまぶされています。

平戸蔦屋のカスドースの値段は、5個入り1,080円、10個入り2,160円、15個入り3,240円、20個入り4,320円です。平戸蔦屋のカスドースと他のお菓子も入った詰め合わせセット(小)3,888円も販売されています。平戸蔦屋のカスドースは長崎空港や長崎駅で購入することができます。

400年以上の歴史!九州最古の菓子店

カスドースの製造販売店である平戸蔦屋は、400年以上の歴史をもつ、九州最古の菓子店といわれています。現在も昔と変わらない作り方で作られていて、多くの人から愛され続けています。

平戸蔦屋のカスドースはそのまま食べてももちろんおいしいのですが、軽くオーブントースターで焼いて温めることで、まるでフレンチトーストのようなふわふわ食感が楽しめます。緑茶やブラックコーヒー、砂糖控えめのカフェオレとともに食べるとよりおいしくいただけるでしょう。

昔と変わらぬ製法のカスドース

平戸蔦屋のカスドースは、昔と変わらぬ製法で作り上げています。カステラを卵黄にひたし、お湯に砂糖を溶かした糖蜜で揚げていき、そこにキラキラとしたザラメをまぶします。無添加で保存料が含まれていないため、賞味期限は製造から約14日と短いですが、小さな子どもでも安心して食べることができます。
 

名称 戸蔦屋
住所 平長崎県平戸市木引田町431
電話番号 0950-23-8000
営業時間 9:00〜19:00
定休日 なし
公式HP https://www.hirado-tsutaya.jp/

湖月堂老舗

湖月堂老舗はのカスドースは、数々の賞を受賞しています。昭和28年の「第一回全国菓子工芸展」にて厚生大臣賞を受賞しました。その後昭、和29年には「カスドース」を商標登録し、認定されました。厳選された素材を使い、一つ一つ丁寧に手作業で作られています。甘みを抑えたカステラを使うことで、甘すぎず風味の良いカスドースに仕上げています。

湖月堂老舗のカスドースの値段は、3個入り550円、5個入り970円、10個入り1,840円です。湖月堂老舗のカスドースは長崎空港や長崎駅で購入することができます。

ポルトガル伝来のお菓子を作り続ける老舗店

カスドースの製造販売店である湖月堂老舗は、ポルトガル伝来のお菓子を作り続ける老舗店です。

卵黄に浸したカステラを糖蜜にくぐらせ、グラニュー糖をまぶした「カスドース」。ソフトな生地で、アーモンドの風味が濃厚な焼き菓子「ポルトガル煎餅」。蜂蜜を使わずに厳選されたみずあめを使って作られた、やさしい甘さの「南蛮かすていら」など、さまざまなポルトガル伝来のお菓子がそろいます。

しっとり濃厚なカスドース

湖月堂老舗のカスドースは、しっとりとしていて濃厚な味わいが特徴です。湖月堂老舗はカスドースのために、甘さ控えめで荒めのカステラ生地を作り、しっかりと乾燥させることで卵黄が生地に染み渡ります。

カステラの味がきちんと残り、しっとりと濃厚な味わいとなっています。また湖月堂老舗のカスドースは、お抹茶と良く合う味わいとなっています。湖月堂老舗のカスドースの賞味期限は、製造から約11日です。
 

名称 湖月堂老舗
住所 平戸市岩の上町1247-2平戸物産館内
電話番号 0950-22-2063
営業時間 8:00〜18:30
定休日 年末年始
公式HP https://casdoce.com/

「カスドース」の他の販売店

「カスドース」の他の販売店についてまとめました。カスドースは長崎空港長崎駅でも販売しています。本店へ直接行かなくとも駅や空港で購入することができます。また、東京でもカスドースを販売しているところがあるので、長崎県まで足を運ばなくても、気軽にカスドースを味わうことができます。

長崎空港・長崎駅

平戸蔦屋と湖月堂老舗のカスドースは、長崎空港や長崎駅でも購入することができます。長崎空港内のお土産ショップにはカスドースが必ず置かれているので、空港を寄ることがある場合は探してみてください。

長崎駅周辺では、JR長崎駅から直結している「アミュプラザ長崎」という商業施設に、平戸蔦屋の店舗が入っています。湖月堂老舗の店舗は入っていませんが、お土産ショップで購入することが可能です。

東京の販売店

平戸蔦屋と湖月堂老舗のカスドースは、長崎空港や長崎駅以外にも、東京の販売店でも購入することができます。長崎県まで足を運ばなくても、気軽にカスドースを味わうことができます。「日本橋の長崎館」「恵比寿三越の菓遊庵」「銀座三越の菓遊庵」をピックアップして紹介していきます。

日本橋の長崎館

東京の販売店の一つ目は、「日本橋の長崎館」です。こちらの長崎館は、長崎県の特産品や名産を販売しているアンテナショップです。東京都の中央区に位置し人通りの多い場所なので、多くの人がにぎわう人気なスポットとなっています。カスドースやカステラ、長崎ちゃんぽんなど、幅広く多くの商品を扱っています。
 

名称 日本橋長崎館
住所 東京都中央区日本橋2-1-3
アーバンネット日本橋二丁目ビル1階
電話番号 03-6262-5352
営業時間 10:00~20:00
定休日 なし
公式HP https://www.nagasakikan.jp/index.html

恵比寿三越の菓遊庵

東京の販売店の二つ目は、「恵比寿三越の菓遊庵(かゆうあん)」です。こちらの販売店は東京都渋谷区に位置し、恵比寿三越の地下2階にあるお店です。菓遊庵とは、全国の名産品を集めて販売しているお店です。日によって取り扱っている商品が変わるため、事前に調べておくことが重要となります。

恵比寿三越の菓遊庵では、毎月25日にカスドースを入荷しています。売切れ次第終了となるので、なるべく早めに足を運びましょう。また入荷状況はその時の状況によって変わることもあるので、事前に問い合わせてみましょう。
 

名称 恵比寿三越
住所 東京都渋谷区恵比寿7-20-7
電話番号 03-5423-1111
営業時間 11:00~20:00
定休日 なし
参考HP https://www.mitsukoshi.mistore.jp/ebisu.html

銀座三越の菓遊庵

東京の販売店の三つ目は、「銀座三越の菓遊庵」です。こちらの販売店も、全国の名産品を集めて販売しています。こちらの販売店は東京都中央区に位置し、銀座三越の地下2階にあります。

銀座三越の菓遊庵では恵比寿三越の菓遊庵と同様、毎月25日にカスドースを入荷しています。売切れ次第終了となります。ま荷状況はその時によって変わることもあるので、事前に問い合わせてみてください。
 

名称 銀座三越
住所 東京都中央区銀座4-6-16
電話番号 03-3562-1111
営業時間 10:00~20:00
定休日 なし
参考HP https://www.mitsukoshi.mistore.jp/ginza.html

オンラインショップで取寄せも可能!

カスドースは、各販売店のオンラインショップで取寄せすることもできます。送料は地域によって変わりますが、長崎県まで足を運ばなくても、気軽にカスドースを味わうことができます。これを機会にカスドース以外のお菓子を食べてみるのも良いでしょう。

「カスドース」を食べてみよう!

カスドースはポルトガルの宣教師によって伝えられた、歴史の古い長崎県伝統のお菓子です。非常に甘く作られちょっとハイカロリーですが、特別な日に緑茶やブラックコーヒーとともに食べると、贅沢な気分になるでしょう。カスドースの作り方は意外にも簡単で、材料も手に入りやすいものばかりなので、ぜひ自宅で挑戦してみてください。

カスドースは長崎空港や長崎駅、さらに東京でも販売しています。わざわざ長崎県まで足を運ばなくても、気軽にカスドースを購入できます。賞味期限は少し短めなので、お早めに食べることをおすすめします。長崎県伝統のお菓子であるカスドース、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
つちま
なんといっても沖縄が大好き!沖縄に住んでいた経験を活かして、たくさん発信していきたいです。海外旅行は毎年必ず行き、...

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