日本初の商社?坂本龍馬ゆかりの地「亀山社中記念館」で幕末の歴史を偲ぶ!

長崎県長崎市にある「亀山社中記念館」について紹介します。あの坂本龍馬が設立に関わった亀山社中に関する展示が行われており、日本初の商社としての活動が学べるのです。亀山社中記念館の展示品やお土産、アクセス情報についてチェックしましょう。

日本初の商社?坂本龍馬ゆかりの地「亀山社中記念館」で幕末の歴史を偲ぶ!のイメージ

目次

  1. 1「亀山社中記念館」とは
  2. 2「亀山社中記念館」の特徴
  3. 3「亀山社中記念館」の展示
  4. 4「亀山社中記念館」のアクセスやお土産
  5. 5「亀山社中記念館」で幕末の歴史を感じよう!

「亀山社中記念館」とは

長崎県長崎市にある「亀山社中記念館」について紹介します。亀山社中は幕末維新の代表格である坂本龍馬が設立した貿易会社です。亀山社中記念館には坂本龍馬を含めた歴史が紹介されています。

貿易が盛んな長崎の歴史を学べる展示品が豊富で、たくさんのお土産が扱われているのでチェックしましょう。亀山社中記念館で坂本龍馬が目指した、新しい日本の姿を学ぶことができるのです。

坂本龍馬が組織した日本初の商社跡に建つ記念館

坂本龍馬は幕末維新として薩長同盟に大きく関わりました。しかし、新政府の政治に関わることはなく、世界に向けた商社を作ることに尽力したのです。そのため、坂本龍馬は日本初の商社を設立したと考えられており、その跡地に建つのが亀山社中記念館なのです。

亀山社中は坂本龍馬が中心となり結成した「海援隊」が元となっており、現代で言う株式会社に近い仕組みを持っていました。メインは商社活動でしたが、その他にも私設海軍などの活動も行っており、新しい時代に合わせて誕生した組織といえるでしょう。

「亀山社中記念館」の特徴

亀山社中記念館にはどういった施設なのでしょうか?亀山社中記念館の特徴や館内の様子について解説します。亀山社中記念館には、あの坂本龍馬ファンとして有名な芸能人も関わっているそうです。

亀山社中に関わった人物の名札なども復元されており、幕末末期の時代を感じられる記念館となっています。どこかタイムスリップしたような落ち着いた雰囲気の中で、歴史がどのように変わっていったのか学ぶのがおすすめです。

長崎市が当時の姿に限りなく近く改修・復元

亀山社中記念館は2009年8月1日から公開が始まった施設です。元々は「亀山焼」という陶器を焼いていた場所が廃窯になったことで、坂本龍馬たちが亀山社中のための施設としたのだとか。

そして坂本龍馬たちが使っていたその場所を、建物所有者と長崎市が話し合って亀山社中記念館としたのです。長崎市は記念館にするにあたり、施設を当時の姿煮限りなく改修・復元を行っています。

当時から使われていた柱などを再利用した館内

坂本龍馬が設立に関わったというだけあって、亀山社中記念館には多くのゆかりの品々が展示されています。例えば当時の柱を再利用しており、その柱は坂本龍馬がもたかかっていたというエピソードもあるようです。

当時の柱などを再利用しているというところには、長崎市が少しでも坂本龍馬と感じられるような記念館にしたかった、という気持ちが感じられるでしょう。建物の細かな再利用や復元に中j木しながら、その歴史を堪能するのがおすすめです。

高台にあって長崎の街が見下ろせる

亀山社中記念館にアクセスするときに感じるのは、少し道のりが大変という点かもしれません。というのも、長崎は非常に坂が多い土地柄なため、亀山社中記念館も坂道を進んで行った先にあります。

しかし、そういった道のりの高台にあるため、美しい長崎の街並みを見下ろせるのです。焦らずじっくりと坂を登ってアクセスし、そういった景色を堪能するのも良いでしょう。坂本龍馬たちも長崎の景色を眺めながら、新しい時代に胸を躍らせていたかもしれません。

名誉館長は坂本龍馬に造詣が深い武田鉄矢

かつてドラマで坂本龍馬を演じ、自らもフォークバンド「海援隊」として活動している武田鉄矢が亀山社中記念館の名誉館長を務めています。武田鉄矢が名誉館長に就任したのは2011年1月22日のことでした。記念館の知名度アップにも大きく貢献したといえるでしょう。

また、亀山社中記念館の「坂本龍馬立像」の肖像画は、武田鉄矢が寄贈したものとなっています。坂本龍馬の雰囲気を知るために重要な作品です。亀山社中記念館の中でも目立つ展示品なので、寄贈した人が武田鉄矢であることを知って驚くかもしれません。

「亀山社中記念館」の展示

亀山社中記念館の展示品について紹介します。坂本龍馬に関する展示品や亀山社中の歴史が学べる展示品となっているのです。貿易の街である長崎の歴史を学ぶ上でも貴重な亀山社中記念館に訪れてみましょう。

龍馬を感じるゾーン

亀山社中記念館に訪れて気になるのは、坂本龍馬に関する展示品といえるでしょう。坂本龍馬に関する展示品の中では複製されたブーツや刀、また書簡などが展示されています。坂本龍馬は外国の品々を好んで利用しており、その一つが当時の日本では珍しいブーツだったのです。

残念ながら坂本龍馬が実際に履いていたものは現存していませんが、当時に近いものが復元されています。坂本龍馬の写真でもブーツを履いているものが確認でき、新しいもの好きだった性格をうかがい知るこtができるのです。

亀山社中「薩長連合の原動力」

当時の歴史を知る上では、亀山社中記念館の「薩長連合の原動力」という展示ゾーンをチェックしましょう。このゾーンでは坂本龍馬が姉に送った手紙などが展示されており、薩長連合に関する思いなどを知ることができるのです。

薩摩も長州もそれぞれの考えや意地があったため、なかなか両者が手を取り合って倒幕を行うというのは難しい実情がありました。しかし、坂本龍馬はそういったお互いのプライドではなく、新しい時代のために手を取り合う仲介役を担当し、見事に薩長同盟を成功させています。

海援隊〜ウミヨリタスケ〜

亀山社中記念館では「海援隊〜ウミヨリタスケ〜」という展示ゾーンで、海援隊に関する展示品を鑑賞できます。坂本龍馬たちによる日本初の商社と考えられており、秘書役だった長岡謙吉によって日々の記録が記された書簡が確認できます。

海援隊の結成に至った流れや薩摩の関係者とのやり取りも記されており、大きく歴史が変わっていく中で、坂本龍馬たちが目指したものを知ることができるでしょう。それだけに坂本龍馬が志半ばで暗殺されてしまったことを惜しむ人も多いのです。

「亀山社中記念館」のアクセスやお土産

亀山社中記念館のアクセス方法やお土産について紹介します。亀山社中記念館にアクセスする場合は坂を登っていく点に注意しましょう。記念館では珍しいお土産が販売されているので要チェックです。

アクセスの詳細

亀山社中記念館には「長崎駅」から長崎バスの70線、または50線を利用しましょう。長崎駅から長崎バスで「風頭山」で下車し、そこから徒歩15分ほどとなっています。また、路面電車では3,4,5番系統を利用して「新大工町」で下車、徒歩20分ほどとなっているのです。

注意点は亀山社中記念館へは坂を登っていくことになります。徒歩15分から20分といえども疲れるという人が多いのだとか。一番ベストな方法は長崎駅などからタクシーで向かうのが良いでしょう。また、自家用車の場合は駐車場が無いのでおすすめできません。

お土産は?

亀山社中記念館では珍しいお土産が販売されています。レトロなものを再現したものがあり、海援隊が使っていた和英辞書や英語ノートなどが人気のようです。海援隊に関係するお土産をゲットして、歴史を感じてみましょう。

「亀山社中記念館」の基本情報

【名称】 亀山社中記念館
【住所】 長崎県長崎市伊良林2丁目7番24号
【アクセス】 バス:「長崎駅」から「風頭山」下車、徒歩15分
路面電車:「長崎駅」から「新大工町」下車、徒歩20分
【入館料】 大人:300円
高校生:200円
小中学生:150円
【公式サイト】 https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/1047/
【備考】 ・駐車場なし
・坂道のため、タクシー利用がおすすめ

「亀山社中記念館」で幕末の歴史を感じよう!

長崎県長崎市にある亀山社中記念館について紹介しました。坂本龍馬が関わった海援隊や亀山社中に関する重要な資料が展示されている記念館といえるでしょう。また、実際に坂本龍馬たちが居た施設を再利用しているのも注目のポイントです。

長崎は鎖国時代も西洋諸国と関わりがあった国なので、亀山社中もそういった中で次の時代に向けて動いていたことが伺える展示が豊富といえます。坂本龍馬ファンだけでなく、多くの歴史ファンにとって貴重な記念館といえるでしょう。亀山社中記念館に訪れて幕末の歴史を感じることをおすすめします!

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この記事のライター
浅倉恭介
動物や料理、カメラやギターが好きです。カメラを持ち歩いて各地を旅行しています。コンビニの新商品を定期的にチェックし...

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