「平戸城(亀岡城)」は港町に聳える長崎の名城!歴史や観光の見所を解説!

港町に聳える平戸城は、長崎の平戸市にある名城といわれています。パワースポットとしても有名な場所である平戸城のアクセス方法や歴史や観光の見所や城下町についてを含めた、長崎県の平戸島にある平戸城を存分にご紹介させていただきましょう。

「平戸城(亀岡城)」は港町に聳える長崎の名城!歴史や観光の見所を解説!のイメージ

目次

  1. 1「平戸城(亀岡城)」とは
  2. 2「平戸城(亀岡城)」の特徴
  3. 3「平戸城(亀岡城)」の観光見所
  4. 4「平戸城(亀岡城)」の周辺観光スポット3選!
  5. 5「平戸城(亀岡城)」アクセス&駐車場情報
  6. 6「平戸城(亀岡城)」で歴史と観光を満喫しよう!

「平戸城(亀岡城)」とは

平戸城長崎県平戸市にあるお城で別名、亀岡城ともいわれています。平戸城はひらとではなくひらどじょうと読みます。平戸城は長崎県の平戸島の北部に位置します。平戸島は長崎県の北松浦半島の西海上にある島となります。

もうこの時点で、わくわくするような立地条件のような気がしてならないのですが、平戸城の魅力を観光や歴史スポット、文化財である事、そしてまたわくわくがつのる、御城印について、宿泊施設予定のことや、アクセス、駐車場情報をご紹介します。

港町に聳える長崎の名城!

長崎県は町並みの景観も素晴らしく、城下町や歴史の部分からも様々な点で観光が出来る場所として有名な場所です。なかでも、平戸城は、平戸島という島に位置し、この平戸島は重要文化的景観でもあり観光でも有名な場所となっています。

そのような港町に聳える長崎の名城である平戸城をぜひ、しっかりと歴史を学びながら観光へと楽しんで頂きたいと思います。港町にある城下町ということでも、素晴らしい景観もおすすめです。前述の通り御城印を頂けることや宿泊施設予定についてもご紹介しますね。

「平戸城(亀岡城)」の特徴

平戸城は重要文化的景観であるということでも解るように、素晴らしい景観を持つ場所に位置しています。平戸島という島にあるということで、九州本土を眺めることが出来るという点でも観光としてスバ来意場所になっています。

また、港町にある城下町ということでの景観も、地続きの場所に位置する城下町とは違った風情を感じることが出来ます。また周辺にも文化財として残っている資料館や歴史的にも名高い場所がありますので、ぜひ足を運んで頂きたい場所になります。

特徴①城主は平戸藩主松浦

平戸城の特徴の1つめは、歴史についてをお伝えしたいと思います。平戸城は、安土桃山時代の末期に肥前国平戸藩初代藩主である松浦鎮信が、築いた城です。下松浦党の棟梁であった松浦鎮信が、豊臣秀吉の九州諸将との戦いである九州平定に加わりました。

その後、松浦党で最大の大名となり、松浦の姓を名のることになるのですが、松浦党で最大の大名となり、前国平戸藩初代藩主である、松浦鎮信が築いた歴史ある平戸城は、破却されるという結果となりました。それはなぜか、次の項目でお伝えしたいと思います。

徳川家へ疑いを晴らすために自ら城を壊した

松浦鎮信が築いてきた平戸城は、完成間近となった1613年即ち慶長18年に、突如、松浦鎮信が城に火を放ち自ら城を壊したとされています。この件には、2つの説があげられています。1つ目は跡取りであった、久信の死に落胆したためという説です。

そして、もう1つが徳川家への疑いを晴らすため、ということなのですが、松浦鎮信は前述の通り豊臣秀吉と親交が厚かったことが伺えますので、徳川幕府からの信任を得ることが必要であったともされており、疑いを晴らすため、自ら城を壊したともいわれています。

特徴②再築城が叶った異例の歴史を持つ

松浦鎮信が自ら築いてきた城を壊すという事でも歴史ある平戸城なのですが、その後も異例の歴史をもつ平戸城です。元禄15年すなわち1702年に、第4代藩主であった松浦重信が、その当時は隠居により改名され、松浦鎮信となっていました。

その松浦鎮信が平戸城の再築城を幕府に願い出て、翌年に許可を得たとされています。江戸時代中期に、お城を築くという許可が出たのはまさに異例といわれており、異例続きの平戸城の歴史は深く、ぜひその平戸城をしっかり体感して頂きたいと思います。

現在の城は市によって復元

ただ、もちろん現在の平戸城は、江戸時代に許可を得て築いた平戸城そのものではなく、明治4年すなわち1871年にあった廃藩置県の廃城令によって、廃城となったため搦手門と狸櫓を残し、お城の建物は解体されることとなりました。

昭和37年の1962年に、模擬天守及び復興が行われ、天守には松浦党の資料など様々な資料館となっています。現在、城跡は亀岡公園となり市民の憩いの広場でありグラウンドなどがあります。また亀岡神社の境内もあるので観光スポットとして人気の場所です。

国指定重要文化財がある

前述のように、平戸城の天守には松浦党などの様々な資料がある資料館となっていて、国の重要文化財である環頭大刀が展示されています。環頭大刀とは、かんとうたちと読みます。起源は中国で、高麗剣こまつるぎとも呼ばれる刀です。

刀の柄である柄頭(つかがしら)の装飾である形状が環状になっているものを、環頭大刀と呼びます。こちらは歴代の藩主が手厚く保護されてこられ、国指定重要文化財として、現在も残っているこちらも歴史ある重要文化財ですので見ごたえがあります。

特徴③周辺は異国情緒漂う城下町

ヨーロッパ諸国の貿易港であった平戸港はまさに、異国情緒が漂う城下町となっています。皆さんご存知である歴史的人物で日本と深い関係にあった、フランシスコ・ザビエルがキリスト教を布教した始まりは、まさに平戸であるといわれています。

長崎は全体的に異国情緒が漂う町だと感じられる方は多いと思いますが、こちらの平戸は港町であり、城下町であるというところが、まさにおすすめの観光地となりますのでぜひ体感して頂きたいば場所です。

特徴④登城記念になる御城印も集められる

登城の記念になる、御城印が平戸城にはあります。御城印は平戸城他、お城でスタンプを集める御城印集めは近頃流行になってきているスタンプラリーのような内容です。御城印のある場所は時期によって変更がありますので、随時ご確認ください。

御城印を集めるというのはスタンプを集めるということで、御朱印帳に記載いただき、拝受するという方法ではないのですが、御城印のスタンプを集めるということで、コンプリートしていくというのも一種のゲーム感覚で、ぜひ御城印集めをしてみて頂きたいと思います。

特徴⑤平戸城内で宿泊も可能に?

平戸城内で宿泊と聞いて驚く方もいらっしゃるのではないかと思いますが、平戸城は2020年夏頃の予定で、宿泊施設化の改修工事が現在進んでいます。平戸瀬戸に突き出ている懐柔櫓(かいじゅうやぐら)が宿泊施設に変わる宿泊施設化改修工事が行われている場所です。

平戸城を含め、お城に宿泊するということは、特にヨーロッパではお城や宮殿で宿泊出来るという歴史と文化を学ぶという点や体感するという点で、実施されていることが多く、2017年に宿泊公募をしたところ国外からも4241組応募があったようです。

「平戸城(亀岡城)」の観光見所

平戸城の歴史や城下町についてや御城印や文化財について、そして宿泊施設化についてなどなどをご紹介させて頂きましたが、ここからは平戸城の観光見所をご紹介させて頂こうと思います。平戸島にある平戸城の魅力はもうなんとなく感じて頂けていそうですね。

見所①天守閣

平戸城の第1の見所紹介は、もちろん天守閣です。平戸島にある平戸城とご紹介しただけでも、皆さんはなんとなくご理解頂けていたと思うのですが、三方を海に囲まれている平戸城は絶景を眺める事が可能です。

さすが、重要文化的景観である平戸島ならではというところです。また、こちらの天守閣からは、平戸大橋を眺めることが出来、自然の中の赤い橋が目に鮮やかに入ってきますので、平戸島の観光をするならば平戸城の天守閣にのぼること、といっても良さそうです。

平戸の歴史などの展示

平戸城の天守閣は、絶景を眺望できることだけではなく、復興再建された平戸城の天守閣は、地下1階もあり、5階建てになっている内部も見所がたっぷりあるのです。前述させていただいた、国指定重要文化財である環頭大刀も展示されています。

国指定重要文化財である環頭大刀の他、天守閣の内部は城主である松浦家の家譜や平戸島を含めた平戸市の歴史や、貿易についての歴史などの展示もされている展示場ですので、ぜひ歴史を体感してみてくださいね。

見所②狸櫓

平戸城の天守閣は、明治時代の廃城令によって解体されたため、再建されたのですが、狸櫓は建設当時から残っている建物です。ですので、建設当時の雰囲気や歴史を最も体感出来る建物となっていて、嬉しいことに内部を見学できるようになっています。

狸櫓は、正式名称多聞櫓たもんやぐらと呼びます。なぜ、狸櫓なのかというと、天保初年すなわち1830年頃に櫓の修理をすることが決まった際、小姓に化けた狸が藩主の枕元で一族を住まわせてもらえばこれからも守っていくと告げられその名がつけられたそうです。

見所③乾櫓

平戸城の見所3番目のご紹介は、二の丸跡である亀岡公園にある乾櫓(いぬいやぐら)です。こちらの乾櫓では60年以上という、歴史の中にもまた歴史がありというところである売店の運営がされています

お土産などの販売や、改修工事実施中は御城印であるスタンプもこちらで、押印することが出来ます。またこちらの乾櫓は桜の見ごろの季節には、さくら広場近くにあるため、お花見もしながらお土産を購入することが出来ますよ。

見所④地蔵坂櫓

平戸城はパワースポットとしても人気であるということなのですが、平戸城は山鹿流兵法をもとに再建されています。というのも、松浦鎮信は山鹿流兵法の祖である山鹿素行の弟子であったということです。

再建の際には石垣が日之岳城のものを使用されたことや、櫓や門、そして塀なども山鹿流兵法で作られたということでも有名です。そして今回ご紹介させていただく見所の地蔵坂櫓も山鹿流兵法で作られているので見ごたえのある場所となっています。

見所⑤見奏櫓

平戸城の見所ラストは、昭和35年である1960年にこちらは再建された見奏櫓です。もちろんこの櫓も山鹿流兵法での再建となっていますので、ぜひ体感して頂きたい櫓なのですが、平戸瀬戸に面している丘陵に建てられているという点でも眺望が素晴らしいのです。

また、見奏櫓の石柱上部には平戸梶紋が記されているのも必見であり、こちらもぜひ、見て頂きたい場所なのですが、見奏櫓の軒瓦に刻まれているのは、松浦家家紋の一つである三星ですので、歴史を体感するためにもぜひ見奏櫓自体もしっかり見てみて下さいね。

「平戸城(亀岡城)」の周辺観光スポット3選!

平戸島にある平戸城の魅力は今後の宿泊施設化であったり、城下町であったり、異国情緒であったりと本当にたっぷりとあることがご理解頂けたのではないかと思います。写真を見ているだけでも癒されるパワースポットですよね。

写真を見ているだけでも癒されるパワースポットを、ぜひ体感して頂きたいと思います。ここからは、周辺の観光スポットの観光情報やアクセス、駐車場情報なども含めてご紹介させて頂きますので、ぜひ参考になさって頂けると嬉しいです。

観光スポット①平戸オランダ商館

平戸城周辺の観光スポットをご紹介です。まずは平戸オランダ商館です。1609年に江戸幕府より貿易を許可され、平戸に設置した貿易拠点であった事も異国情緒あふれる城下町となった所以です。その平戸オランダ商館は1641年に幕府からの命令で取り壊されました。

平戸オランダ商館は取り壊され、貿易拠点は、長崎の出島に移り1922年に、平戸オランダ商館の跡地は国史跡の指定となり平戸和蘭商館跡としてその65年後に発掘調査が開始され、建物復元となり現在に至るという歴史を持つ場所ですのでぜひ足を運んで体感下さい。

平戸オランダ商館の基本情報

名称 平戸オランダ商館
住所 長崎県平戸市大久保町2477番地
営業時間 8:30-17:30
定休日 毎年6月第3火水木曜日
料金 大人310円(団体280円)
子供210円(団体180円)
アクセス たびら平戸口駅より車で11分
駐車場 平戸港交流広場駐車場をご利用ください
公式HP http://hirado-shoukan.jp/

観光スポット②亀岡公園

平戸城の周辺一帯が、亀岡公園となっているので、平戸城へ観光へ行く際には必ずこちらのおすすめ観光スポットを通るという亀岡公園のご紹介です。亀岡公園内に、国の登録有形文化財となっている亀岡神社もあることでも有名です。

また、お花見の季節には、非常に桜が綺麗で、二度咲き桜があるという事でも有名です。また桜だけではなく、樹齢が400年ともいわれているマキ並木など自然の楽しみが多いとともに、テニスコートや運動場などもある亀岡公園です。

亀岡公園の基本情報

名称 亀岡公園
住所 平戸市岩の上町1517
アクセス 平戸港交流広場から徒歩15分
駐車場
参考HP https://www.city.hirado.nagasaki.jp/kanko/shizen/shi28.html

観光スポット③松浦史料博物館

平戸城周辺の観光スポットとして、最後にご紹介させて頂くのは松浦史料博物館です。長崎県指定有形文化財としても有名で、旧松浦家住宅として有形文化財となっています。昭和30年の1955年10月に開館されたという歴史を持ちます。

12,500点にのぼる収蔵史料があり、国の重要文化財である紺糸縅肩白赤胴丸なども展示されています。また、別棟の茶室である閑雲亭もあり、そちらでは、松浦家当主の鎮信流茶道を体験できる体験講座も実施されています。

松浦史料博物館の基本情報

名称 松浦史料博物館
住所 長崎県平戸市鏡川町12 
営業時間 8:30-17:30
定休日 12月29日-1月1日
料金 大人:510円
高校生:300円
中学生:200円
小学生:200円
アクセス たびら平戸口駅より車で約11分
駐車場
公式HP http://www.matsura.or.jp/

「平戸城(亀岡城)」アクセス&駐車場情報

平戸城は亀岡公園内にあり、異国情緒あふれる城下町であることや、平戸島にあるので海に囲まれていて素晴らしい眺望であること、そしてパワースポットとしても、お花見の場所としてもおすすめの場所であることをご理解いただけましたでしょうか。

実際に平戸城周辺に足を運んで頂き、城下町や公園の雰囲気、潮風と共にお城や自然を楽しんで頂くために、アクセスや駐車場の情報や平戸城の基本情報をご紹介させて頂きたいと思います。

アクセス方法

まずは平戸城へのアクセスのご紹介ですが、公共交通機関でのアクセス方法は、電車で松浦鉄道・西九州線で日本最西端にあるたびら平戸駅で下車します。そこからは平戸行のバスへ乗車をして頂き、平戸市役所前バス停で降りて徒歩5分の場所です。

次に車でのアクセスですが、西九州自動車道の佐世保中央I.Cでおり、平戸大橋方面へ向かって頂くと、佐世保中央I.Cからは、約60分で到着します。桜の季節などは混みあう事も多いようですので、ご注意ください。

駐車場はある?

季節によっては混み合うことも多い、平戸城ですが、駐車場はあります。無料の駐車場になっているので料金に関しては特に安心ですね。まずは亀岡公園グラウンド駐車場が利用場所としては一番近く、乗用車20台大型バスは1台程度の駐車場となっています。

そちらの亀岡公園グラウンド駐車場が満車の場合は、レストハウス駐車場があり、そちらの収容台数は、乗用車50台大型バス2台ということなので、バス利用の場合はご予約や確認をする必要があるかと思いますのでご注意ください。

「平戸城(亀岡城)」の基本情報

名称 平戸城(亀岡城)
住所 平戸市岩の上町1458
営業時間 8:30-17:30
定休日 12月30・31日(薫蒸作業等による休館も有り要確認)
料金 大人510円
高校生300円
小中学生200円
アクセス バス:平戸市役所前バス停より徒歩約5分
車:佐世保中央I.Cから約60分
駐車場 無料有
公式HP https://www.hira-shin.jp/hirado-castle/

「平戸城(亀岡城)」で歴史と観光を満喫しよう!

平戸城や城下町、亀岡公園や桜や海など平戸島にある平戸城は本当に魅力たっぷりのパワースポットだと思います。歴史を学び、その歴史ある建物や、文化に触れるということは、国内でも国外でもぜひおすすめしたい学びだと思います。

2020年夏頃には宿泊施設となる予定の平戸城は今後も、学びを体感できる、素晴らしい観光スポットであると思いますので、ぜひぜひ皆さんも足を運んで頂けると幸いです。

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この記事のライター
seikoro
旅行や自然が大好きです。最近はBassを弾いて国内、海外でliveをさせて頂けているのでそんな中での旅情報も盛り込...

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