四方を海に囲まれ、空気のきれいな北海道は、良質な魚、肉、野菜がふんだんに採れる「グルメ天国」。美味しいものを食べる目的で北海道を訪れる旅行者は後を絶ちません。そこで、少しずつでもいろいろなお料理を試せるバイキングは、旅行者の強い味方にもなってくれるでしょう。

好きなものばかりを食べてしまい、栄養のバランスが崩れがちな子供には、バイキングがおすすめ。旅行者だけでなく地元の人も、日曜日に子供を連れてランチバイキングに出かけてみてはいかがでしょうか。

そこで今回は、札幌市内のおすすめのランチバイキングのお店を、32店舗ご紹介します。ディナーバイキングと内容はさほど変わらなくても、安い値段で楽しめるのがランチバイキングの良いところ。ぜひ、胃腸の調子を整えて、ご家族でお出かけください。

それでは、比較的安い庶民的な居酒屋から、格調高い高級ホテルのランチバイキングまで、選りすぐりの25店舗をご紹介していきましょう。

「ザ ブッフェ 大丸札幌店」は、デパートの中でランチバイキングが楽しめるお店。買い物帰りに立ち寄れるので便利です。安い追加料金で、職人さんの握った新鮮なにぎり寿司も、食べ放題になります。

ビルの最上階にあり、見晴らしも抜群。オープンキッチンが自慢のお店ですので、調理風景も楽しむことができます。子供が喜ぶこと間違いなし。60歳以上がシニア料金で、他店より低めに設定されていますので、若いお祖父ちゃん、お祖母ちゃんと、小さな子供の親子三世代で利用するのもおすすめです。

「鶴雅（つるが）ビュッフェダイニング札幌」は、北海道産の食材にこだわった本格的な和食のランチバイキングを楽しめるお店です。天ぷらや寿司、鉄板焼きなどの高級料理も追加料金なしで食べられるのも、このお店のおすすめのポイントです。

見逃すことのできない平日のランチイベントや、お得なクーポンの情報は、公式HPをご確認ください。安い料金設定のバイキングのお店でありながら、一流店を感じさせるシックで落ち着いた内装も魅力です。

「ハプナ」は、札幌プリンスホテルのなかにあるバイキングレストラン。天井が高く、開放感のあるお店です。調理人が目の前で寿司を握ってくれたり、天ぷらを揚げてくれるので、目と舌で二度楽しめます。

5種類のジェラートのなかから、好きなものを好きなだけ選べるデザートコーナーも女性や子供に大人気。

予約は不可となっていますが、平日の13：30以降に利用する女性には、レイトプランが適用され500円程度お得になります。料理の内容は同じですので、13:20頃に入店してしまわないよう、くれぐれもご注意ください。

「中華料理 満漢楼（まんかんろう）」は、本格的な中華料理を安い料金で楽しめるお店です。常時50種類もの中華料理とドリンク、デザートまで付いて、1,100円（2019年9月現在）という嬉しい料金設定。またリンク先のクーポンを使えば、制限時間を無制限にするか、料金を100円値引きするか、どちらかのサービスを利用できます。

また、ディナータイム限定になりますが、テーブルオーダー制のバイキングが個室でも楽しめます。ご家族水入らずでゆっくり食事ができておすすめ。

「中国料理 万里（ばんり）」は、ロイトン札幌ホテルのなかの中国料理のお店。万里では、四川料理をベースに、広東・上海・北京料理の良いところを取り入れた、オリジナルの中華を提供しています。

こちらのランチバイキングは、子供にも人気の飲茶が中心。実施日は、土曜日、日曜日、祝日のみとなりますが、テーブルオーダー制を採用していて、バイキングでありながらも、リラックスしながら食事ができます。

「菜蒔季（なじき）」は、札幌駅に直結したステラプレイスセンターの6階にあるバイキングのお店。とても人気のあるお店なのですが、予約ができないので、開店前から列ができています。

こちらのバイキングの特徴は、化学調味料や合成添加物を控えた身体に優しいお料理が60種類も揃っていることで、子供や高齢者にも安心。とくに、旬の野菜を使ったヘルシーな料理が充実しています。

イタリア料理店でもある「オールデイ・ダイニング ヴェルデ」は、ANAホリデイ・イン札幌すすきのホテルの2階にあり、すすきのの駅から徒歩で2分という抜群のロケーション。イタリアを連想させるおしゃれで明るいインテリアも魅力です。

大好評、シェフの調理実演「ライブキッチン」は、日替わりで用意され、スケージュールは公式HPで確認できます。イタリア料理店ということもあり、パスタや肉料理が充実。ホテル内のバイキングなのに、1,300円という安い料金も魅力のひとつです。

「スピカ」は、札幌ガーデンパレスホテルのウエスタン料理のお店。こちらのランチバイキングは、メイン料理を選び、そのほかのサラダ、デザート、パン、ライス、ドリンクが食べ放題となっています。バイキングメニューのなかに、カレーがあるのもユニーク。

メインは、1,000円～1,300円程度(2019年9月現在）と大変リーズナブル。残念なことに、平日限定メニューになりますが、夏休みや冬休みに子供連れでお出かけください。

「アンド スウィーツ! スウィーツ! ビュッフェ! アリス 札幌ル・トロワ店」は、不思議の国のアリスをテーマにしたスイーツバイキングのお店です。女性なら誰もが大好きなアリスの世界にどっぷりと浸ってみましょう。

30種類以上のケーキが並ぶスイーツ中心のラインナップですが、サラダやパスタ、ピザ、ストーブ料理も充実していますので、十分「ランチ」にもなります。アリスのキャラクターに囲まれて、お父さんもお母さんも、たまには童心に返って時間を忘れてみましょう。

「エイトライスフィールドカフェ」は、ホテルノースゲート札幌の地下にあるレストラン。札幌駅からすぐの便利な場所にあります。終電に乗り遅れたときにも使える24時間営業のお店です。

こちらのランチバイキングの魅力は、なんといっても安い料金設定。もちろん、内容や味にも手を抜いてはいません。子供が大好きなイタリア料理が中心のラインナップとなっています。おしゃれな店内には、海外から取り寄せたソファーが置かれ、雰囲気も抜群。

「ノーザンテラスダイナー」は、札幌グランドホテルのフランス料理店で、毎月テーマに沿ったランチバイキングを楽しめます。ちなみに2019年9月のテーマは「京都」。古都京都の魅力を、北海道産の食材を使い表現しています。

一流ホテルのバイキングにしては、2,400円（税サ込／9月現在）と安い料金設定で、デザートやドリンクを含む約40種類のメニューを、時間無制限で楽しめます。こちらもシェフの調理風景を見られる「ライブクッキング」を実施しています。

「オードリー」は、札幌ビューホテル 大通公園にあるレストラン。南イタリアの市場をイメージした内装は、明るく陽気な雰囲気。こちらの看板メニューは、富士山の溶岩石を使った「武藏窯（むさしがま）」で食材を焼き上げるグリル料理の数々になります。

シェフのパフォーマンスを見ながら食事ができるので、子供連れにも大好評のお店です。日曜日も平日と同一料金で開催しています。

一部除外日はありますが、最長3時間の食事を楽しむことができます。もちろん、スイーツやソフトドリンクも食べ放題、飲み放題となっていますので、食事のあとのカフェタイムも明るい雰囲気のこのお店を利用できます。札幌のバイキングとしてはやや高めの料金設定ですが、実のところは、お財布に優しいお店なのです。

「レストラン＆バー｢SKY J｣ ＪＲタワーホテル日航札幌」は、地上150mの位置から、札幌の街並みを見下ろしながらバイキングを楽しめるお店。JR札幌駅直結の「ＪＲタワーホテル日航札幌」35階に位置しています。

ランチバイキングの名所は「パノラマブッフェ」。北海道産の食材を使った洋食や中華、デザートが楽しめます。800円程度の安い追加料金で、グラスワインやスパークリングワインなどが、嬉しい飲み放題に。日曜日も同じ料金でお楽しみいただけます。

「ろばた 鳥一心（とりいっしん）」は、札幌で人気の焼き鳥店。平日のランチは定食のみとなりますが、土曜日、日曜日、祝日は、「ウィークエンドプレミアムランチブッフェ」を開催しています。2,000円という安い料金設定ながら。焼き立ての焼き鳥はもちろん、新鮮な握り寿司、ステーキ、天ぷらまで楽しめ、お得感一杯。

「バイキングレストラン／ラ・ベランダ」は、人気ビジネスホテル、アパホテルのなかのバイキングレストラン。地下鉄すすきのの駅から徒歩5分のロケーションです。

カジュアルなビジネスホテルですが、お刺身や天ぷらを含む30種以上の創作料理が並び、スイーツやドリンクも食べ放題飲み放題となっています。チョコレートファウンテンやソフトクリームも登場します。

「Churrasco Bower BLOGAD（シュラスコ バウアー ブロガド）」は、札幌駅からわずか徒歩2分の抜群のロケーション。シュラスコには柔らかくコクのある北海道産のジャージー牛を使用しています。

土曜日、日曜日、祝日限定の「シュラスコビュッフェランチコース」は、大人料金1,980円（税抜）で、3種類の牛肉と、ポーク、チキン、ソーセージなどの肉料理が食べ放題。1,280円の追加で飲み放題も付けることが可能。90分の時間制限がありますが、追加料金（30分500円）で延長も可能です。

「レストラン ボルドー」は、フランス料理店ということもあり、ランチバイキングもフランス風。専門のスライサーで切った生ハムやチーズ、クロワッサンなど、おしゃれなメニューが並びます。常時3種類そろえたチーズも自分好みのサイズにカットしてくれます。内装は店名の通り、大人っぽいボルドーで統一。

また1,300円（2019年9月現在）の追加料金で、12種類のワインが飲み放題に。生ハムやチーズがあれば、つぎはワインが欲しくはなりませんか。

「Dining&Bar 179（いちななきゅう）」では、北海道産の食材を使用したランチバイキングが大人気。メニューはなんと50種類にもおよびます。とくに石窯で焼いたできたてのピザコーナーには、何度も足を運んでしまいそう。シェフが注文を受けてから、その場で作ってくれる料理は、日替わりになっていますので、公式サイトをご確認ください。

「海鮮問屋 魚のあんよ ススキノ店」の一番の魅力は、とことん安い料金設定です。今回、ご紹介する25軒のなかでも一番リーズナブル。とはいえ、海鮮どんぶりや焼き物、サラダなど、内容は、一般のランチバイキング以上で、ソフトドリンクも付いています。

子供料金も440円と破格の安さなので、ご家族連れにおすすめなのですが、日曜日のランチタイムは定休となっています。夏休みなどにご利用ください。

「オールデイダイニング メム」は、ANAクラウンプラザホテル札幌の2階に位置するバイキングレストランで、約50種類ものお料理を、時間無制限で楽しめます。また、1,200円の追加料金で12種類ものワインが飲み放題。火曜日と木曜日はレディースデーで、女性客には20％の割引があります。
 

「畑のはる」は、「芸術の森センター」にある、ヘルシーな家庭料理中心のランチバイキングが楽しめるお店。実家のお母さんやおばあちゃんが作ってくれるような、素朴で優しい家庭料理で心も身体も癒されてください。コーヒーや紅茶だけではなく、栄養満点の野菜ジュースが常時数種類用意されています。

「ランデブーラウンジ」は、高級ホテル、ホテルニューオータニイン札幌の1階にあるレストランで、日本料理・上海料理・フレンチ・スイーツ専門のシェフたちの技が、一度に楽しめるバイキングのお店。日曜日を含む毎日、同じ料金で開催しています。

毎週金曜日はレディースデーで、女性は通常価格より300円程度の値引きがあります。ぜひ、公式サイトをご確認ください。

「シェフズレシピ」は、ホテルマイステイズ札幌駅北口の14Fにあり、眺望、雰囲気ともに百点満点のレストランです。北海道の食材を中心としたメニューは週替わりで、常時10種類以上のドリンクも飲み放題です。

ランチバイキングの目玉メニューは、自家製ローストビーフ。ホテルのレストランながら、大人1,500円といった安い料金設定も良心的です。

「シーズンズ ビュッフェ レストラン」は、サッポロファクトリーのなかにあるヨーロピアンスタイルのバイキングレストランで、ナポリピザやパスタ、パエリア、チョコレートファウンテンなど、なんと80種類を超えるメニューが楽しめます。

子供用の椅子もあり、家族連れに優しいお店。お得なクーポンがありますので、公式HPのチェックをお忘れなく。グラスワインは赤、白ともに410円（2019年9月現在）です。

「ミア・アンジェラ 池内」は、おしゃれで洗練されたイタリア料理店。北海道産の食材にとことんこだわった本格的なイタリアンが楽しめます。使用するパスタは、イタリアの評価会で「品質No.1」に選ばれた「ディヴェッラ」。

もちろん、ランチバイキングもイタリアンづくし。ピザやパスタはもちろん、デザートまでイタリアンで、テンションが上がること間違いなし。デザートなしのコースは300円ほど安い料金になりますが、後悔のないよう、スタッフに内容を確認してみましょう。

いつもと違う方法で調理した料理に挑戦することで、もしかすると、子供の「食べず嫌い」がなおるかもしれません。そして、ランチバイキングを実施している一流ホテルも多いので、子供なりのマナーも学べ、親としては一石二鳥です。

ランチバイキングは、高級ホテルでもない限り、2,000円未満の料金設定のお店が多く、ご家族全員で利用しても安心です。また最初から料金が決まっているので、子供が注文しすぎて、親がひやひやするということもありません。ランチバイキングは家計の強い味方です。

子供が小さいと旅先でもあまり遠出はできないもの。そんなときは、ホテルのランチバイキングがおすすめです。お腹が満たされ、子供が眠くなったときにも、すぐに部屋に戻ってお昼寝ができるメリットもあります。

平日料金よりは、やや高く設定しているお店が多いものの、セルフサービスというだけで、日曜日でも、コースの半額、三分の一程度の値段で、お腹いっぱい食べられるのがランチバイキングの良いところです。

日曜日も営業しているお店が多く、平日は学校にいる子供と一緒にグルメを満喫できます。朝食とランチを一緒にしてしまえば、お母さんの手間も省けます。

最近、ランチバイキングを時間無制限で楽しめるお店が増えてきました。子供連れだと、食事に時間がかかり、結局お母さんが満足できなかったのでは、子供も喜んではくれません。

空腹も限度を超えますと、逆に食べられないものですから、朝食抜きはおすすめできません。朝食はなるべく早い時間に軽く済ませて、開店と同時に出陣しましょう。

外食となると、何かと子供はしゃいでしまうものです。周りのお客さんに気を使っていては、お母さんも楽しめません。

そんなときは、個室のあるお店を選びましょう。選択肢はかなり限られてくるのですが、今回は、ディナーバイキングで個室を利用できるお店として「中国料理　満漢楼 ( マンカンロウ )」をご紹介しました。ちなみに個室でのバイキングは、ほとんどが「テーブルオーダー制」になります。

今回は、子供と楽しむランチバイキングというテーマで、選りすぐりの25店舗を紹介しました。小食の方の場合は、なかなか元は取りにくいかもしれませんが、多くの料理から自分の好きなものを選べる楽しさは、バイキングならでは。

お得なシニア料金を設定しているお店も多いので、日曜日に家族三世代で、ランチバイキングに出かけましょう。