熊本ラーメンの店は熊本市内には沢山ありますが、その中でも熊本ラーメンの名店と言われているのが天外天です。地元の方をはじめ多くのお客さんでいつも賑わっており、本店と熊本駅店の2店舗がありますが、営業時間中はいつも行列ができている人気店です。

天外天のラーメンに魅了されて、週末ともなると県外から訪れる方も多くさらに混み合います。コクがあるのにさっぱりとしたスープが使われており季節を問わず食べたくなるため、年間を通してランチタイムもディナータイムも混み合っているのも納得です。

地元の熊本県民も、一度食べた人も魅了する熊本ラーメンの有名店である天外天ですが、他の熊本ラーメン店と何が違うのでしょうか。そこでその魅力を解明すべく、天外天のラーメンの特徴について解説していきます。

見た目からはこってりしているように見える天外天のスープは、豚骨をベースとしてそこに鶏ガラを加えて5時間も時間をかけてたきあげているためあっさりとした味わいです。しつこさがないので、最後の一滴まで飲み干したくなるような味わいです。

天外天で使われている麺は、熊本ラーメンらしい中太のストレート麺です。少し硬めに茹で上げられた麺とさっぱりとしたスープとの相性は抜群です。替玉をすることもできるので、スープの飲みすぎてしまうと替玉ができないので注意が必要です。

天外天のラーメンやチャーシューメンには、豚の脂の旨みも味わえるトロッとした食感のチャーシューがのせられています。あっさりとしたスープに少しこってりとしたチャーシューは好相性で、こってりとした豚骨スープのラーメンが好きな方にもぴったりです。

天外天といえば、盛り付けの最後にたっぷりとかけられたローストガーリックのパウダーが特徴です。ローストされていることから香ばしさもあり、ラーメンを香り高い一杯に仕上げてくれます。このニンニクパウダーは、天外天の代名詞ともいえる存在です。

卓上にはギョーザのタレや替玉した際に使用するラーメンのタレと合わせて、紅ショウガとニンニクの醤油漬けが置かれています。卓上にはありませんが、おろし生ニンニクもオーダーの際にお願いすると追加で淹れてもらうことが可能です。好きな味わいに味変して、自分だけの一杯を楽しんでください。

天外天の卓上調味料で1番人気かつ他ではみかけないのがニンニクの醤油漬けです。スライスされて器にたっぷりと入っており、好みでラーメンに追加することができます。ガーリックパウダーもたっぷりとかかっていますが、食感のあるニンニク醤油漬けを加えるとさらに香りがアップします。ニンニク好きな方は是非トライしてみてください。

熊本ラーメンの名店である天外天のメニュー構成はとてもシンプルです。そんな天外天のおすすめのメニューをご紹介していきます。初めて天外天を訪問される際は、是非参考にしてみてください。

トロトロのチャーシューが3枚とたっぷりのニンニクパウダーでインパクトのあるビジュアルで提供されるのが、定番のラーメンです。他にまネギときくらげがのっておりシンプルな構成です。あっさりとしたスープは飲みやすいですが、替玉をされる方はスープの飲みすぎに注意しましょう。

豚骨と鶏ガラの優しい味わいのスープに辛味を効かせた辛口ラーメンは、小辛・中辛・激辛から辛味を選ぶことができます。辛口ラーメンにもニンニクパウダーがたっぷりとかかっており、コク深い味わいの中に辛味を感じる一杯です。

丼ぶり一面に花が開いたかのようにトロトロのチャーシューが10枚ほどのっている、ボリューム満点のメニューがチャーシューメンです。しっかりとした味わいのチャーシューが、あっさりとしたスープとの相性は抜群です。お腹いっぱいになること間違いなしです。

天外天ではトッピングは3種類のみです。ラーメンには定番である黄身が少しトロッとした「煮卵」、ネギ好きにおすすめの「追加ネギ」、さらに珍しいのが「焼きバラ干しのり」です。ネギはもともと乗っているのですが、その他のトッピングはトッピングして初めて味わうことができるので、一度はトライしてみてください。

小ぶりの焼きギョーザは、卓上にあるギョーザのタレと添えられている柚子胡椒で食べるのがおすすめです。パリパリに焼き上げられた皮は薄目で、餡はしっとりとした濃厚な味わいです。ライスと半ギョーザのセットをラーメンに250円追加でつけることもできるので、少し餃子が食べたい時にはおすすめです。

熊本ラーメンの有名店である天外天の店舗は2店舗ありますが、場所も離れていますし、提供されるメニューや営業時間も異なります。天外天の店舗情報について、詳しくお伝えします。

天外天は、熊本市内に2つの店舗があります。1つ目は創業30年を超える本店と、2つ目は2018年オープンの熊本駅店です。実はこの2店舗は営業時間も提供メニューも異なります。訪問の時間や食べたいメニューに合わせて選んでみてください。

平成元年にオープンした天外天本店は、カウンター10席のみのお店です。18時のオープン前から行列ができており、深夜2時までの営業ですが客足が途絶えることはほぼありません。早めの時間はディナーとしてラーメンを味わう方、深い時間になるとお酒を楽しんだ後にラーメンを楽しむ方でいっぱいです。

本店では、ラーメン、辛口ラーメン、チャーシューメンを味わうことができます。ただ、ギョーザは提供していないので注意が必要です。スープがなくなり次第営業が終わってしまうので、閉店ぎりぎりだと食べれないこともあります。

JR熊本駅の改札を出て1分のところにある肥後よかモン市場内にあります。天外天熊本駅店は、これまで本店で営業していなかったランチライムと日曜日にも天外天のラーメンを食べれるようになったため、天外天ファンの間では話題となりました。

また、本店では提供していない焼きギョーザを味わうことができるので見逃せません。ただチャーシューメンの提供していないので注意が必要です。店はオープンスペースになっており、カウンター席のみで13席となっています。駅近で便利なこともあり、終日行列ができています。

天外天本店は夕方からの営業だけであったため、ファンの間ではランチタイムに食べたという声が多くありました。そんな中後からできた天外天熊本駅店は11時から23時までの通し営業のため、ランチタイムに天外天のラーメンが食べられるようになりました。

ランチタイムに天外天のラーメンを味わいたい場合は、熊本駅直結の熊本駅店に行ってみてください。ただ、熊本駅店にはチャーシューメンがないので注意が必要です。定休日がないので、いつでも天外天の美味しいラーメンを食べることができます。

ランチ営業はなく18時からの営業にはなりますが天外天本店は26時まで、ニンニクパウダーたっぷりのパンチのあるラーメンを味わうことができます。飲んだあとの〆のラーメンとして利用する方も多く、深夜にも関わらず行列が絶えません。

天外天本店では、ボリューム満点のチャーシューメンを食べることができるので、チャーシューメンが食べたい方はディナータイムに天外天本店を訪れてみてください。

熊本で大人気の天外天のラーメンやトッピング、サイドメニュー、さらには店舗情報についてお伝えしました。本店と熊本駅店ではランチタイムの営業の有無など営業時間や提供メニューが異なりますので、都合に合わせてどちらかを選んで訪れてみてください。天外天のラーメンにはまること間違いなしです。