長崎名物「チリンチリンアイス」とは?味や値段・販売店を徹底解説!

長崎で食べられる冷菓チリンチリンアイスは、昭和の懐かしい味と屋台での販売方法を今も守り続けている長崎名物のひとつです。チリンチリンアイスの歴史やどんな種類の味があるのか、値段や販売場所、また自宅での作り方などを詳しくご紹介していきます。

長崎名物「チリンチリンアイス」とは?味や値段・販売店を徹底解説!のイメージ

目次

  1. 1長崎名物「チリンチリンアイス」とは
  2. 2「チリンチリンアイス」の歴史
  3. 3「チリンチリンアイス」の味
  4. 4「チリンチリンアイス」の種類
  5. 5「チリンチリンアイス」は自分で作れる?
  6. 6「チリンチリンアイス」の販売店や値段は?
  7. 7長崎名物「チリンチリンアイス」を食べてみよう!

長崎名物「チリンチリンアイス」とは

長崎で名物として親しまれているチリンチリンアイスは、昭和35年から長崎で販売されている長い歴史のある冷菓です。屋台で売り歩く昔懐かしい販売方法とバラの花のような可憐な見た目も可愛らしいく、毎年、ガイドブックに載るほど今や観光客定番のスイーツとなっています。

チリンチリンアイスは長崎では定番のスイーツで、小学校の運動会では必ず校門前でチリンチリンアイスの屋台が来るのが当たり前だそうです。長崎市では夏の暑い日にチリンチリンアイスを食べることが、小さいころからお決まりの習慣となっています。

地元で50年以上親しまれる名物アイス

チリンチリンアイスは昭和35年に生まれた長い歴史を持つアイスです。販売は長崎の株式会社前田製菓が行っており、発売以来、こだわりの作り方と味、屋台で売る販売方法を守り続けています。

今でも長崎の各観光名所付近やイベントなどでも、昔ながらのチリンチリンアイスの屋台が楽しめます。売り子のおばちゃんもとてもフレンドリーで、気さくに話しかけてくれるのも特徴です。長崎の観光ついでにぜひ試してみたいアイスとなっています。

チリンチリンアイスには5種類もの味があり、ご当地限定や復刻版の味も販売されています。今回は長崎名物のチリンチリンアイスについての歴史、味の種類について、値段や販売場所などの情報に加え、自宅でも作れる作り方などを詳しくご紹介していきます。

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「チリンチリンアイス」の歴史

昔懐かしい味やレトロな販売方法が長崎で50年以上親しまれている、「チリンチリンアイス」はどのように長崎名物として愛される存在になったのでしょうか。チリンチリンアイスの販売元の前田製菓や名前の由来など、チリンチリンアイスの歴史についてご紹介していきます。

前田冷菓が昭和35年から製造販売

チリンチリンアイスの歴史は長く、昭和35年(1960年)に長崎市内にある株式会社前田冷菓が製造・販売をはじめたアイスです。チリンチリンアイスの「ちりんちりん」「チリンチリン」「氷花」は株式会社前田冷菓の商標登録となっています。

長崎市内ではチリンチリンと音が鳴れば、チリンチリンアイスが来たなと、子供時代を懐かしむ人も多いそうで、チリンチリンアイスがいかに市民の生活に定着した長崎名物かということが伺えます。

由来は流し売りをしていたから

チリンチリンアイスはなぜチリンチリンと言うのでしょうか。前田製菓の創業当時の昭和30年代は、野菜や魚、子供たちに人気だった紙芝居などのさまざまな行商が、町中をチリンチリンとベルを鳴らしながら練り歩いていました。

当時の前田製菓でも同じく、チリンチリンアイスをチリンチリンとベルを鳴らしながら、割烹姿の売り子さんが屋台販売していたことから、チリンチリンアイスという名前が愛称として付いたそうです。

現在も創業時の味を守り続けている

前田製菓のチリンチリンアイスは創業時の味を今でも守り続けており、今でも昭和時代の懐かしい味を味わうことができます。最近では昭和の味を再現した復刻版の味も人気です。

また、屋台を押しての移動販売方法もユニークです、売り子さんが小さなヘラを使ったバラの花を作る作り方も、長い歴史の中で今も変わらず守り続けています。売り子さんの中には長い間、チリンチリンアイスを作っている人も多く、手早くバラの形を作る姿はまさに職人技で観光客にも評判です。

「チリンチリンアイス」の味

長い歴史をもつチリンチリンアイスですが、今も変わらず昔のままの味を守り続けています。冷菓独特の爽やかさは夏の暑い日に食べたくなる味です。ダイエット中の人にも嬉しい低カロリーであるのも特徴です。チリンチリンアイスがどんな味なのか、食べたことがない人にもわかりやすく解説していきます。

口に含んだ時の氷菓独特の爽やかさが特徴

チリンチリンアイスは通常のアイスクリームとはちがい、シャリっとしたシャーベットに近い食感の冷菓となっています。昔は、アイスクリンと呼ばれていた昭和時代のアイスクリームの味や食感に近いアイスとなっています。

チリンチリンアイスの味は、どのフレーバーもさっぱりとした爽やかな味わいが特徴です。甘すぎないという点もリピートしたくなる味の秘密となっています。また、バラをかたどった見た目のせいか、花の香がするという声もあります。

驚くほど低カロリー

チリンチリンアイスは驚くほど低カロリーで、一個あたりのカロリーは約62カロリーほどだそうです。旅の途中だと甘いものをついつい口にしたくなりますが、チリンチリンアイスだと低カロリーなので、観光の途中で食べ歩きするのにもおすすめです。

チリンチリンアイスは人工甘味料を一切、使っていないので小さい子供も安心して食べられます。低カロリーなので、少し何か口にしたいという時にもぴったりです。また、ダイエット中の人にも嬉しい冷菓で女性にも人気のスイーツです。

ほんのり残るミルクの甘さとコク

チリンチリンアイスは食べるとほんのりとミルクの甘さとコクがあり、シャーベットとアイスクリームの間のような食感となっています。イメージは昭和のアイスクリンに近い食感となっています。軽めの食感なので間食にもおすすめです。

チリンチリンアイスは長崎のご当地限定や、季節などその時々で変わる期間限定の味などさまざまな種類のフレーバーがあり、何度も訪れてもちがう味を楽しめるため、長崎に行く度にリピートしたくなる冷菓のひとつとなっています。

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「チリンチリンアイス」の種類

長崎名物の冷菓チリンチリンアイスには、さまざまな種類のフレーバーがあります。長崎の観光名所である出島限定の味や、昭和時代に親しまれていた復刻版のバナナ味もあり人気となっています。チリンチリンアイスのフレーバーの種類について詳しくご紹介していきます。

種類は5つ

チリンチリンアイスの屋台出店場所では基本、5つの種類から味が選べます。昔からある定番のプレーン味の他に、長崎出島限定のチョコレートや復刻版のバナナ味などもあります。また、季節限定でストロベリーやフルーツ味が出るのも特徴です。ここでは基本の5つの味のそれぞれの特徴について詳しく記載していきます。

ー種類①プレーン味

チリンチリンアイスの一種類目はプレーン味です。プレーン味はチリンチリアイス創業以来の長い歴史の中で今も変わらず長崎市民に愛されている昔ながらの味です。

プレーン味は昭和時代のアイスクリンの懐かしい味となっています。ほんのりとしたミルクの甘さとコクがストレートに味わえる、前田製菓オリジナルの味でチリンチリンアイス定番のフレーバーとなっています。

種類②ゆうこう味

チリンチリンアイスの二種類目はゆうこう味です。ゆうこうとは、長崎県産のゆずや橙などの柑橘類系のフルーツで、希少価値が高く幻の果実と言われています。

ゆうこう味のチリンチリンアイスは、ゆうこうの香りが高く、すっきりとした柑橘系のフレーバーが楽しめる味です。シャーベットに近い食感で、夏の暑い日にさっぱりとしたものが食べたいときにもおすすめのフレーバーです。

種類③出島限定チョコ味

チリンチリンアイスの二種類目は出島限定チョコ味です。出島限定チョコ味は、チョコレート発祥の地と言われている出島のチリンチリンアイス限定で販売されているチョコ味となっています。このチョコレート味のチリンチリンアイスを食べるために出島に行く人もいます。ビターなチョコレート味は、大人にも人気があるフレーバーです。

種類④復刻バナナ

チリンチリンアイスの四種類目は復刻バナナ味です。復刻バナナ味はチリンチリンアイス創業当時、昭和30年代ごろに販売されていた、懐かしいバナナの味を再現したものです。一口食べるとほんのりとバナナの香りがします。復刻バナナ味は昭和時代を思い出す、チリンチリンアイス想い出の味となっています。

種類⑤そのぎ茶

チリンチリンアイス五種類目はそのぎ茶味です。そのぎ茶とは長崎県東そのぎ町産の玉緑茶です。香りが高いお茶として親しまれています。チリンチリンアイスのそのぎ茶味には粉末状の抹茶ではなく、あえて茶葉をそのまま使用し、そのぎ茶の香りがたつような作り方をしています。そのため、アイスの中にある茶葉の食感まで楽しめるのも特徴です。

カップアイスの販売も

チリンチリンアイスは移動販売だけでなく、カップアイスの販売もしています。カップアイスにはプレーン味、ゆうこう味、そのぎ茶の3種類があります。コーン付きのものより、カップの方がさらにカロリーダウンです。

チリンチリンアイスのカップアイスは、各屋台販売の出店場所で購入が可能です。カップ入りアイスだとお持ち帰りも可能なので、チリンチリンアイスをお土産にするのにもおすすめとなっています。前田製菓から直接買う場合は卸売での販売をしています。

「チリンチリンアイス」は自分で作れる?

チリンチリンアイスを食べたいけれど、長崎に行くまで我慢できないという人は、自宅でチリンチリンアイスを作ってみるのもおすすめです。ここでは、チリンチリンアイスに似た作り方のレシピをご紹介していきます。自宅でチリンチリンアイス特有のバラの形も試してみてはいかがでしょうか。

チリンチリンアイスの作り方

シンプルなチリンチリンアイスの作り方です。チリンチリンアイスの味に似ているアイスクリンの作り方を参考にしています。材料には卵2個、牛乳2カップ、砂糖50~60グラム、練乳大さじ2と1/2を用意します。

作り方はとても簡単で、材料をすべてミキサーに入れ混ぜ合わせ、容器に入れて冷やし固めるだけです。途中で何回か混ぜ合わせるのがコツとなっています。ミキサーがない場合は泡だて器でも代用できます。

青森版チリンチリンアイスの作り方

チリンチリンアイスに似た、青森のリアカーアイスのレシピを参考に作り方をご紹介します。材料はゼラチン2グラム、冷水10ml、グラニュー糖80グラム、水420ml、塩ひとつまみ、ブドウ糖20グラム、液体甘味料3グラム、バナナエッセンス・食紅各適量、氷1.4キロ、塩600グラムを用意します。

鍋にグラニュー糖と分量の半分の水、塩を入れて弱火にかけ混ぜます。ブドウ糖、液体甘味料の順に加えその都度、よく混ぜます。砂糖が溶けたら残りの半分の水を加え温度を60度にし、冷水で溶かしておいたゼラチンを加え完全に溶かします。ボウルに移し、氷水で冷やします。バナナエッセンスや食紅を加え混ぜます。

大きめのボウルに氷と塩を入れ、マイナス20℃になるようにします。ボウルを重ねると温度上昇を防げます。真ん中に容器を入れてアイス液を入れます。底から徐々に凍っていくので、凍った部分をスプーンですくって混ぜます。これを繰り返し、水分がなくなったら、ハンドミキサーで撹拌します。

全体に白っぽくなったら容器に移し、一晩冷やします。冷やしたものを常温でボールに移し、なめらかになるまで混ぜれば完成です。

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「チリンチリンアイス」の販売店や値段は?

長い歴史を持つ長崎のチリンチリンアイスですが、現在はどこで購入できるのでしょうか。また、値段は今も昔と変わらない値段で販売しているのでしょうか。チリンチリンアイスの販売場所や購入方法、値段などをご紹介していきます。

前田冷菓の屋台

まずは長崎現地でチリンチリンアイスが食べられる前田製菓の屋台の情報です。チリンチリンアイスの屋台の出店場所は主に長崎市内の観光名所周辺となっています。

主な屋台の出店場所はめがね橋、グラバー園、平和公園、中華街、出島、水辺の森周辺、稲佐山展望台、長崎ペンギン水族館などで、販売時間は9時から17時です。現地に行くとパラソルを建てたチリンチリンアイスのレトロな屋台で、フレンドリーな売り子さんがチリンチリンアイスをその場で作ってくれます。

また、長崎まで行けない人は長崎のご当地アンテナショップや、各百貨店の長崎展などの祭事でチリンチリンアイスが販売されていることもあります。現地まで行かなくても、チリンチリンアイスが食べれるのは嬉しいですね。

前田冷菓の通販

チリンチリンアイスは、前田製菓サイトから通販でも購入可能です。コーンとボックス入りのチリンチリンアイスを梱包した地方発送も行っています。誕生日パーティーなどのイベントなど、子供とチリンチリンアイスを食べるのも楽しそうです。

値段は場所によって違う

チリンチリンアイスの値段についてご紹介します。チリンチリンアイスの値段は以前までは、一個100円が基本でしたが、現在の値段は200円から300円となっています。チリンチリンアイスの値段は販売場所やイベント会場によって違うこともあります。

長崎名物「チリンチリンアイス」を食べてみよう!

昔ながらの味や販売方法を守り続ける長崎名物のチリンチリンアイスは、長崎では小学校の運動会で出店されるなど、長い歴史を持ち長崎市民に親しまれ続ける地元の味です。

チリンチリンアイスは、めがね橋やグラバー園など長崎の主要な観光名所で販売を行っているので、長崎観光の間に気軽に食べれるのも特徴です。長崎に来た際には、是非チリンチリンアイスを食べてみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
LYN
九州生まれ、温泉旅行と食べ歩き大好き女子です。個人的に好きな温泉は、海を見渡せるパノラマビューがある温泉です。ご当...

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