鹿児島〜沖縄間のフェリー情報まとめ!運行情報や料金&所要時間は?
鹿児島から沖縄へは飛行機で向かう事もできますが、フェリーを利用するのもおすすめです。今回の記事では、鹿児島~沖縄間をフェリーで移動する際の料金や時間、フェリーの特徴などについて紹介します。フェリーのメリット・デメリットについても紹介するので参考にして下さい。
目次
鹿児島〜沖縄間をフェリーで渡ろう!
鹿児島~沖縄間は飛行機でもアクセス可能ですが、フェリーを利用してみてはいかがでしょうか?今回の記事では、鹿児島~沖縄間をフェリーで渡る際の、料金や運行時間などについて紹介します。予約やペットの乗船の可否などについて紹介します。
気になる料金や所要時間を中心に徹底解説!
今回の記事では、気になる利用料金や、所要時間などを中心に徹底紹介していきます。航路などについても紹介するので、飛行機での利用を考えていた方も是非チェックしてみてください。
鹿児島〜沖縄間にフェリーで行く方法
路線:鹿児島~奄美~沖縄航路
— タケツカ乗車録 (@Taketsuka_rec) July 17, 2020
行先:那覇港
事業者:マルエーフェリー
船舶:フェリー波之上
区間:鹿児島新港→本部港
備考: pic.twitter.com/04Zps6xJfo
まずは、鹿児島から沖縄へフェリーで行く方法について見ていきましょう。航路、1日の運航数や、フェリーでの移動時間などについて紹介するので、フェリーでアクセスする場合にはどういった特徴があるのかを順番にチェックしていきましょう。
フェリーの航路について
鹿児島〜奄美〜沖縄を結ぶ姉妹たち✨
— TOBBY (@tobby_rjcc) June 15, 2019
クイーンコーラル8とフェリーあけぼの pic.twitter.com/ZkGr7yQj5g
沖縄から鹿児島までを結ぶ旅客航路はマルエーフェリーとマリックスラインとで1便ずつ運行されていますが、鹿児島と奄美大島、徳之島、沖永良部島、与論島、沖縄本島とを結ぶもののみとなっています。
飛行機でモ各島への上陸は可能ですが、あえてこちらの航路を利用する観光客の方も多いのだそうです。飛行機、フェリーそれぞれにメリット、デメリットがあるので、詳しく知りたい方はこの後の見出しをチェックしてみてください。
運行は1日1便!
飛行機が苦手な方でも鹿児島から沖縄へ向かう事ができる便利なフェリーですが、こちらの航路の運航は、1日に1便のみとなっています。万が一乗り過ごしてしまうと次の日までホテルや車中泊などで待機する必要が出てきてしまうので、フェリーを利用の際は乗り遅れないように注意しましょう。
フェリーは全部で4隻
沖縄と鹿児島を結ぶ航路ではフェリーは2社で運営していると紹介しましたが、フェリーはマルエーフェリーの「フェリーあけぼの」、「フェリー波之上」、マリックスラインの「クイーンコーラルプラス」、「クイーンコーラル8」の合わせて4隻があります。これらのフェリーの料金や運行時間などについては、後ほど詳しく紹介します。
鹿児島のフェリー乗り場は?
とりあえず鹿児島市
— エンド🌟ラストグッズ通販!! (@sekiryumaru3132) November 21, 2019
沖縄行きフェリー乗り場に着いたのさ!! pic.twitter.com/WmP65svFpM
こちらの航路のフェリーに乗る場合、鹿児島での乗り場は「鹿児島新港」になります。鹿児島新港へのアクセスは、車やバス、タクシーなどがおすすめです。バスでアクセスする場合にはポートライナーバスに乗って、鹿児島中央駅から鹿児島新港まで向かいましょう。
タクシーを利用する場合には、鹿児島中央駅から15分、鹿児島空港からなら50分ほどで到着します。また、奄美・沖縄フェリーターミナルの横には、駐車場もあるので、車でアクセスしたけれど車は置いていきたい、といった時でも便利です。
沖縄のフェリー乗り場は?
フィルイーズ宗谷さんもいる那覇港 pic.twitter.com/flm21IpC9W
— 大吟醸船長 (@capttsune) December 6, 2019
沖縄のフェリーは那覇港と本部港とがありますが、観光で利用する機会が多いのは那覇港の方ではないでしょうか。那覇港へは、那覇空港から車で7分、那覇ICから25分、路線バスなら那覇バスターミナルから徒歩10分ほどで到着する様です。両方のアクセス方法を把握して、フェリー乗り場にスムーズに向かえる様にしておきましょう。
移動時間はどれぐらいかかる?
フェリーで鹿児島から沖縄へ向かう場合、移動時間は約25時間となっています。長距離を移動するときは飛行機を利用する方が多いかと思われますが、飛行機に慣れている方だとあまりの長い時間に驚くかもしれません。
楽しい船旅を演出しよう!
鹿児島と沖縄とを結ぶ航路だと1日以上かかってしまうフェリーでの旅ですが、景色を楽しんだり、フェリーでの長い移動時間を活用して普段出来なかったことをしておく、など時間は有効に使いましょう。
また、フェリーから眺めることが出来る景色は、飛行機から眺めるものとはまた違った魅力があるはずです。今回で次の見出しからは鹿児島と沖縄とを結ぶ航路でのフェリーの種類などを紹介していくので、フェリーでの旅に興味が出てきた方は引き続きチェックしてみてください。
フェリーの種類と料金を解説
三菱重工 下関造船所にマルエーフェリー「フェリーあけぼの」がドック入りしてました! pic.twitter.com/jGVaamRjlv
— たぬきねこ (@JGXC4035370) May 29, 2018
ここからは、それぞれのフェリーの種類と、料金とを解説していきます。フェリーは「フェリー波之上」、「フェリーあけぼの」、「マリックスライン」の3つに分けて紹介するのでチェックしてみてください。
フェリー①フェリー波之上
フェリー波之上、出航5分前。 pic.twitter.com/taHEWRXrWV
— 日暮肝蔵 (@higurashikanzo) April 19, 2018
フェリー波之上はマルエーフェリーが運行しているフェリーで、バリアフリーに配慮していたり、船内が北欧風の雰囲気になっているといた特徴があります。乗船可能な最大人数は707人で、この後で紹介するフェリーあけぼのよりも少し多い人数となっています。
料金は?
特等 | 37200円 |
1等 | 29760円 |
2等 | 14880円 |
学生割引 | 11910円 |
寝台A | 6280円 |
寝台B | 2080円 |
自動車 (3m未満) |
53100円 |
受託手荷物 | 520円 |
自転車 | 2900円 |
原動機付自転車 | 5810円 |
自動二輪車 | 7250円 |
ペット室利用料 | 1570円 |
上記は、マルエーフェリーのフェリー波之上の鹿児島~那覇の航路の料金情報です。寝台と「等」の付く部屋とは料金が大きく異なりますが、その分ゆったりと休める部屋となっています。フェリーに乗る際は長時間乗るということも考えて、じっくり部屋タイプを決めましょう。
運行時間は?
フェリー波之上の運行時間は、鹿児島を18:00発となっています。その後名瀬や与論、本部などを経由し、翌日の19:00に到着するので25時間と丸1日以上かかる事になります。かなりの時間を船で過ごすことになるので、時間をつぶせるものも持っていくと良いでしょう。
船室や船内の特徴について
フェリー波之上の船内は北欧をイメージしているそうで、すっきりしていながらもこ洒落た雰囲気となっています。パブリックスペースにはカラフルな椅子も設置されており、船内の雰囲気を明るくしてくれます。授乳室や売店などもあり、施設も充実している様です。ただ、シャワールームはカーテンで仕切るタイプになっているので、気になる方は注意しましょう。
フェリー②フェリーあけぼの
一昨日乗ったフェリーあけぼのが停泊中 pic.twitter.com/99NntaeC3u
— のうさ (@mimisut) September 21, 2020
続いて紹介するのは、同じくマルエーフェリーから運行しているフェリーあけぼのです。こちらもバリアフリー設計となっており、高級感のある雰囲気になっているのが特徴です。旅客は、最大678人まで乗船する事が可能です。
料金は?
フェリーあけぼのはフェリー波之上と運行している会社が同じで、料金設定も同じになっている様です。上記の表をチェックして、どの部屋を利用するかの参考にして下さい。
運行時間は?
運行時間についてもフェリー波之上と同じで、18:00に鹿児島を出港して、翌日の19:00に那覇に到着するスケジュールとなっています。どの船が運行されるかは日替わりで変更されるので、公式サイトでスケジュールをチェックしておきましょう。
船室や船内の特徴について
フェリーあけぼのは木目調のデザインが特徴で、少し高級感のある雰囲気となっています。フェリー波之上にはエントランスに大階段がありましたが、こちらはエスカレーターがあるので、お年寄りの方でも利用しやすいのではないでしょうか。
パブリックスペースも広く作られており、開放感を感じさせるものとなっています。また、こちらの売店では酔い止め薬の販売も行われています。
フェリー③マリックスライン
マリックスラインの「クイーンコーラルプラス」に乗ります。 pic.twitter.com/OUrfdhA2t5
— 賀曽利隆 (@kasotaka70) November 29, 2017
最後に、マリックスラインのフェリーの特徴・料金などについて紹介します。クイーンコーラルプラス、クイーンコーラル8には、どういった特徴があるのでしょうか。
料金は?
普通運賃(大人) | 14880円 |
学生割引 | 11910円 |
寝台料金 | 6280円 |
洋室料金 (クイーンコーラルプラスのみ) |
1040円 |
自動車 (3m未満) |
53100円 |
ペット室使用料金 (クイーンコーラルプラスのみ) |
1570円 |
マリックスラインでの利用料金は、上記の通りとなっています。マリックスラインでもペット室の利用が可能ですが、クイーンコーラルプラスのみの施設となっているので注意してください。また、自動車の料金は3m未満のもので、車長が長くなるとその分料金は高くなっていきます。
運行時間は?
クイーンコーラルプラスもクイーンコーラル8の場合も、鹿児島港を18:00に出港し、翌日の19:00に沖縄の那覇港に到着するので、マルエーフェリーと同じになっている様です。また、運行時間は、天候などの都合で変更になる場合もあります。
船室や船内の特徴について
クイーンコーラルは木目調やブルーを基調としており、海を感じさせる雰囲気となっています。特等はかなり広く、ホテルの一室の様にゆったりと過ごすことが出来そうです。
また、クイーンコーラルプラスには洋室があるのも特徴で、2段ベッドが並んだ形となっています。ゲームコーナーや広々とした展望風呂なども有り、ゆったりお風呂を楽しみたい方にもおすすめです。
鹿児島〜沖縄間にフェリーで行くメリット
フェリー波之上(2020年9月MHI下関)#マルエーフェリー pic.twitter.com/CeBgoVa1d7
— くろねこ (@Tobata_CAT) September 9, 2020
続いて、鹿児島~沖縄間をフェリーで行くメリットについて紹介します。車やバイクの搭載の可否についても紹介しているので、マイカーやバイクに沖縄でも乗りたい方はチェックしてみてください。
車も一緒に移動できる
沖縄と鹿児島とを結ぶフェリーでは、車も一緒に移動することが出来ます。もちろん飛行機では車と一緒に移動することは出来ないので、フェリーならではのメリットと言えるでしょう。ただ。車にも運賃は掛かりますし、予約が必ず必要となる、など自分だけが乗る場合とはルールが変わってくることもあるのでしっかりと確認をしておきましょう。
バイクや自転車ものせられる?
鹿児島と沖縄とを結ぶフェリーでは、バイクや自転車をのせることも可能です。沖縄へ着いてから、バイクでツーリングを楽しみたい、といった事も可能でしょう。バイクや自転車の場合、車ともルールが異なってくる場合があります。
例えばマルエーフェリーですとバイクなどを載せる場合は予約センターに載せたいという旨を伝える必要がありますし、乗船は出港の1時間前までに完了している必要があります。バイクや自転車と一緒にフェリーに乗りたい方も、ルールなどには注意しましょう。
ゆっくり船旅を満喫したい方は是非!
沖縄⇆鹿児島間のフェリーからとった波の写真。場所によって、色が変わる海って素敵だ。でも、やっぱり沖縄の海が好き。#沖縄好き#海 pic.twitter.com/20ahjxDKT3
— JUMI2 (@marumaru0k7wa) August 10, 2020
なによりフェリーの最大のメリットが、ゆっくり船旅を満喫できる、といった点です。船から見る海は距離が近く、フェリーが水しぶきを上げながら進む様子を見れることもあります。
飛行機からの景色も雲と空とのグラデーションを楽しめたりと魅力的ですが、より「海」を感じたいならフェリーもおすすめです。また、フェリー内は施設も充実しており、シャワーがカーテンではなく扉になっているタイプや、バリアフリー設計で車いすの方でも利用しやすくなっているフェリーなどもあります。
鹿児島〜沖縄間にフェリーで行くデメリット
鹿児島から沖縄へフェリーで移動する際は、メリットだけでなくデメリットもあります。飛行機と比較して、どういった点がデメリットとして挙げられるのでしょうか。
車やバイクは料金が高くなる
先ほど紹介した通り、車やバイクを船に載せる際は別料金がかかります。バイクの場合は7000円ほどで済みますが、自家用車の場合53000円ほどとなかなかの高額になります。
フェリーを候補に入れている方の中には運賃の安さを理由にする方もいるかと思いますが、車やバイクを一緒に載せていきたい方の場合はあまり料金面でもメリットはないかもしれません。
所要時間がかなり長いので疲れる
フェリーを使用する際の大きなデメリットとして、所要時間が長い、といったことがあげられるでしょう。沖縄と鹿児島を結ぶ航路の飛行機なら1時間20分ほどで到着しますが、フェリーだと25時間と1日以上かかってしまいます。
移動時間を短縮したい方や、船に酔いやすい方、ゆっくりと時間を過ごすのがあまり好きではない方にも、フェリーでの移動はあまり向かないと言えるでしょう。
鹿児島〜沖縄間にフェリーで行く際の注意事項
続いて、鹿児島~沖縄間をフェリーで行く際の、注意事項についても見ていきましょう。ペットと一緒に乗船したい方への注意事項も紹介しているので、チェックしてみてください。
乗船券をなくさないよう注意
行ってまいります( ̄▽ ̄)b#日本一周 #バイク #鹿児島 #沖縄 #フェリー pic.twitter.com/JCAGBaaQ4a
— ◇ 高橋 侃 ◇ (@akiraVSR10) June 24, 2018
フェリーを利用する際は、乗船券を決してなくさないようにしましょう。飛行機の場合ですとE-チケットでペーパーレスになっていたりしますが、フェリーの乗船券はチケットを受け取るタイプになっているので、どこにいったか分からなくなることが無い様、ファイルなどに入れてしっかり管理しておくのがおすすめです。
ペットは連れ込める?
フェリーにはバイクや自転車を載せることは出来ましたが、ペットと一緒に乗船することは可能なのでしょうか。ペットを飼っている方は、こちらも併せて確認しておきましょう。
ケージがあれば預けられる!
ペットは3辺の和が2mかつ60cm幅以内のケージ(バスケット)に入ることが出来るなら、ペット室に預けることが可能です。
ただ、どの部屋タイプでも一緒に乗船することは出来ず、ペットだけ専用の部屋となるので注意しましょう。他のペットと同室になりますし、生死に関してはフェリー側では責任を持てないのでこちらも留意しておく必要があります。ペットルームは常時出入り可能なので、時々顔を見せて安心させてあげましょう。
ペット室利用料がかかる!
ペット室を利用するには、別料金がかかります。とは言っても値段は鹿児島からなら1500円ほどで、車のように高額ではないので安心してください。ケージは、2個までペットルームに持ち込みが可能だそうです。
船酔いする方は酔い止め必須!
今月フェリーに乗るから
— アキラ (@c1XX9U1nW7deoA4) October 3, 2017
酔い止めを買っとこう(^o^) pic.twitter.com/otMbPgiwfH
フェリーには横揺れ防止のフィンスタビライザーが付いていますが、船に酔いやすい方は中止ましょう。普段あまり酔わない人でも、旅の疲れなどで状況が変わると、酔いやすくなることもあるので注意が必要です。
酔いやすい、にくいにかかわらず、あらかじめ酔い止めを購入して手荷物に入れておきましょう。また、フェリーによっては売店で酔い止めの薬を販売していることもあります。いざとなったら、こちらも活用しましょう。
フェリーのチケットを買おう!
最後に、鹿児島と沖縄とをつなぐ航路の、フェリーのチケットの買い方について紹介します。予約方法や、プランなどについても併せて紹介しているのでこちらもチェックしてみてください。
予約は必要?購入方法は?
沖縄と鹿児島を結ぶ航路のフェリーに乗る際は、予約をしておきましょう。特にゴールデンウイークや年末年始などは予約で満席になってしまう事も多いため、確実に利用するためにも予約は忘れずに行ってください。また、有人車の場合には、予約は必須となっています。
マルエーフェリーの場合ですと予約は電話、もしくは「WILLWER TRAVEL」というサイトから行えるようなので、こちらをチェックしてみてください。電話で予約を行った際には、支払いは当日、窓口で行う事になります。乗船前には乗船申込書に記入する必要があるので、時間には余裕を持って受付に向かうようにしましょう。
割引やセットプランもあるのでチェック!
沖縄~鹿児島間のフェリーの料金は、値段が割引されていたり、お得なセットプランになっていることもあります。中には500円分のクオカードが付いたお得なプランなどもあるので、予約をする前にサイトの情報を見比べてみるのがおすすめです。
鹿児島〜沖縄間をフェリーでゆったり船旅!
【内航/フェリー】マルエーフェリー/北九州-沖縄、開設。週3便の定曜日サービス https://t.co/vo8eiQcbkB pic.twitter.com/VW2vWXgWEd
— 日本海事新聞社 (@kaijiweb) March 26, 2019
今回の記事では、鹿児島~沖縄間を運航する、フェリーの特徴や料金などについて紹介しました。料金は高くなりますが車やバイクを載せることも可能ですし、ゆったりと海を見ながら移動が出来るといったメリットもあります。デメリットについてもあらかじめチェックしておき、快適な船の旅を愉しみましょう。