豚骨ラーメン、明太子、もつ鍋だけが博多のグルメではありません。博多には鉄なべと言う餃子店が数多くあります。餃子は博多っ子のソウルフードなのです。皮はパリパリして、中身がジューシーで丸い鉄なべに並べられたのが博多鉄なべ餃子です。

行列ができる鉄なべ餃子店は、博多では珍しくありません。グルメな博多っ子は美味しければ開店前からでも行列は当たり前のことです。しかも美味しい鉄なべ餃子は持ち帰りもできるので大人気です。今回は博多一口餃子人気No.1「博多祇園鉄なべ」をご紹介します。

博多には「鉄なべ」と名前を冠する餃子店はいくつもあります。「博多祇園鉄なべ」の起源は、北九州八幡西区折尾に1958年開店した「やまとぎょうざ鉄なべ」です。

そこで働いていた姉妹が博多駅前に1963年屋台の鉄なべ餃子店を開業したのが博多の鉄なべの始まりと言われています。その後、屋台を引継いだ親族が祇園にも店を構えて現在の「博多祇園鉄なべ」へと受け継がれて行ったのです。

「博多祇園鉄なべ」は、祇園駅から徒歩3分、博多駅からは10分くらいのところにあります。近くには博多のシンボル、キャナルシティ博多や博多山笠の櫛田神社もあります。赤い暖簾に白地に書かれた「博多鉄なべ」の店舗入口には、早くも開店時間前から行列ができています。

行列を見ると地元の人だけでなく観光客も多く並んでいます。午後6時くらいになると会社帰りのサラリーマンが並び始めます。営業が始まっても店舗内は混雑必須でひっきりなしに賑わっていますが、混雑を避けたいなら持ち帰りもあるので便利だと評判です。

博多の餃子と言えば、一口サイズの餃子です。普通の餃子に比べて一口サイズなので女性も気軽にパクパク食べることができます。また、ビールとも相性が良いのでサラリーマンのお酒のおつまみにもおすすめです。

一口餃子は鍋に接している部分は焦げ目はほとんど付いていませんが、表面はしっかり狐色に焼き目が付いていて不思議です。これは焦げ目が付いたら表にして出しているからです。少し待って食べれば裏面も焼けてちょうど良くなります。

博多の鉄なべ餃子の歴史は浅く、「博多祇園の鉄なべ」が現在の場所へ移転して来たのが2006年です。多くの博多っ子に愛され続けている鉄なべ餃子はこれからさらなる進化をするかもしれません。一口のサイズの鉄なべ餃子の具は、豚ひき肉、ニラ、ネギ、玉ねぎ、にんにくです。

「博多祇園の鉄なべ」は訪れた人がまた帰って来たくなるお店と言われるほど心地よい雰囲気にあふれるお店です。

「博多祇園鉄なべ」のおすすめ餃子は、毎日一つ一つが手作りだと言うことです。その日に作ったものをアツアツで提供してくれて、どれも皮はパリパリしてジューシーな餃子はいくらでも食べられます。平気で2~3人前食べる人が多いのも頷けます。

芸能関係者も多く訪れる「博多祇園鉄なべ」の餃子は、インスタ映えもすると評判です。ただインスタ映えを考えたら4人前位がちょうど良いでしょう。ぎっしり並べられた狐色の餃子は一口サイズのため、2,3人前では少ない印象を受けるかもしれません。

店内には有名人のサインや写真も飾られているため、店内での撮影は原則禁止ですが料理に関しては撮影ができるのでインスタに活用してみて下さい。

「博多祇園鉄なべ」の餃子を美味しくいただくには、なんと言ってもおすすめは柚子胡椒でしょう。福岡県八女郡で獲れた柚子を使い1年分をまとめて手作りするこだわりようです。店舗のご主人が八女の出身で柚子には強いこだわりがあるのです。

もちろんオーソドックスに醤油と自家製ラー油、お酢でいただくのもおすすめですが、「博多祇園鉄なべ」に来たら柚子胡椒は試す価値ありです。

行列が絶えない評判の「博多祇園鉄なべ」の餃子は、2人前から持ち帰り注文ができます。自宅でゆっくり味わうのもおすすめですが、博多に出張や観光で訪れた方がホテルに持ち帰って部屋で食べるのも通な食べ方のようです。

店舗内では落ち着かないとおっしゃる方には是非、持ち帰りでお好きな場所で「博多祇園鉄なべ」の餃子を堪能してみて下さい。

博多祇園鉄なべでは、餃子以外にもおすすめメニューがあります。夜しか営業していない博多祇園鉄なべですが、行列ができるほどの人気なのは餃子以外にも絶品メニューがあるからです。

いつでも博多に来れる方ならいいでしょうが、せっかく博多祇園鉄なべに来たなら絶品メニューを楽しんでみませんか。いくつかご紹介しますから参考にして下さい。

博多でお酒のおつまみと言えば、枝豆の他に酢もつと答える方は多いのではないでしょうか。もつを湯通ししてポン酢をかけたシンプルなメニューですが、博多では大人気の一品です。臭みがなく食べやすいので、鉄なべ餃子の出来上がりを待つ間、酢もつを摘みながら一杯やるのもおすすめです。

博多祇園鉄なべのポテトサラダは、昔懐かしいりんごが入ったサラダで、りんごの酸味でさっぱりとした美味しさが人気のメニューです。付け出しとして食べるのに最適です。

博多祇園鉄なべおすすめのメニューに、「手羽先の煮」があります。酢もつ同様に餃子ができるまでの間のおつまみに好評です。酢もつが苦手と言う方には、手羽煮はいかがでしょうか。甘辛い醤油と秘伝の味付けが病みつきになります。

柔らかく煮込んだ鶏肉は、骨から身がスルッと剥がれるほど柔らかく食べやすくなっています。おすすめの食べ方は、身をご飯に乗せて食べる方法です。お茶漬けにして食べる方もいるほどです。

博多祇園鉄なべのおすすめメニューにおでんがあります。居酒屋では定番の人気メニューですが、博多祇園鉄なべでは締めに食べるのが一般的です。

博多では屋台でおでんが主流ですが、居酒屋の店舗など特に冬に行列を作って待っている間に体が冷えてしまいますから、おでんは絶対おすすめメニューです。

持ち帰りができる行列のできる博多で人気の一口餃子「博多祇園鉄なべ」の店舗情報をお伝えしましょう。数多くある鉄なべ餃子の中で、「博多祇園鉄なべ」は名物女将目当てで来店する客もいるとか。博多に行く際は、覗いてみて下さい。

初めて鉄なべで餃子を食べる方は、円形に埋め尽くされている餃子をどこから箸を付ければいいのか迷うかもしれません。鉄なべは熱くて火傷しますから、触らないようにして下さい。餃子も熱いので食べる時は注意しましょう。

「博多祇園鉄なべ」の営業時間は17:00~23:00の夜だけなので注意して下さい。定休日は日曜日と祝日、お盆と年末年始となっています。

いつ行っても行列ができてしまう博多祇園鉄なべですが、予約がおすすめです。並ばないですんなり入店ができるので県外からせっかく来店するなら、予約をして行く方がいいでしょう。

博多祇園鉄なべへのアクセスですが、JR博多駅から徒歩で約15分、地下鉄を利用するなら、「祇園駅」で下車、5番出口を出て徒歩3分で到着します。西鉄バスをご利用の方は、JR博多駅から祇園町バス停下車して徒歩3分です。

店舗専用の駐車場はありません。ただ周辺にはコインパーキングもありますので、そちらに駐車をお願いします。

手作り一口餃子が大人気の行列必須の「博多祇園鉄なべ」を紹介しました。博多のソウルフード鉄なべ餃子は、食べやすくビールにあいます。博多に行ったら、是非「博多祇園鉄なべ」の熱々餃子を堪能して来て下さい。

喧騒の店舗では気後れする方は、持ち帰りもできるので旅先でも安心して注文ができます。美味しい博多祇園鉄なべをお好きな場所で召し上がって下さい。