大阪〜福岡を優雅な船旅はいかが?フェリーの料金や所要時間を徹底解説!

大阪と福岡を行き来するときの移動手段といえば新幹線がメジャーですが、優雅な船旅もおすすめです。大阪~福岡は阪九フェリーと名門大洋フェリーが運航しています。大阪~福岡間のフェリーを運航している各社の予約方法や料金、所要時間について詳しくご紹介します。

大阪〜福岡を優雅な船旅はいかが?フェリーの料金や所要時間を徹底解説!のイメージ

目次

  1. 1大阪~福岡間を結ぶフェリーをご紹介!
  2. 2①阪九フェリーについて紹介
  3. 3②名門大洋フェリーについて紹介
  4. 4フェリー旅のメリットについて
  5. 5フェリー旅のデメリットについて
  6. 6大阪~福岡間の移動手段にフェリーもおすすめ!

大阪~福岡間を結ぶフェリーをご紹介!

大阪と福岡の間を移動する際に選ばれることが多い交通手段には車や新幹線が挙げられます。新幹線は荷物が多くなると大変ですし、車での移動はリーズナブルですが、時間がかかり運転している人が休めないのが気になるところ。そんな方におすすめなのが大阪~福岡間を結ぶフェリーの利用です。

運航会社2社を徹底比較!

大阪~福岡を結ぶフェリー運航会社には阪九フェリーと名門大洋フェリーの2社があります。フェリーで移動すると車をフェリーに載せることができるので、運転手も休みながら移動することが可能です。2社あるフェリー運航会社の料金や予約方法、所要時間、おすすめポイントなどを比較しながらご紹介します。

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①阪九フェリーについて紹介

阪九フェリーは福岡県の新門司港と大阪府泉大津港または神戸港を結ぶフェリーを運航しているフェリー会社です。大阪の泉大津港から発着しているフェリーは2014年に新造船された比較的新しい船です。福岡と大阪を結ぶ阪九フェリーについて詳しくご紹介します。

フェリーの乗り場

阪九フェリーの乗り場は福岡県側は北九州の新門司港、兵庫県神戸市にある神戸港と大阪の泉大津が乗り場です。大阪の泉大津から乗船する場合は、泉大津駅が最寄駅です。駅からは連絡バスやタクシーで約10分でアクセスできます。車の場合は阪神高速湾岸線の泉大津インターチェンジからすぐです。

運航ダイヤと所要時間

福岡の新門司港と大阪の泉大津それぞれから17時半発で翌日朝6時着です。夜に出発して船内で一泊し、翌日の朝に目的地に着くようになっています。所要時間は12時間30分ほどです。

料金と割引・予約方法は?

阪九フェリーの料金は、お盆の時期と年末年始は特別料金が設定されています。また、インターネットで事前予約をすることも可能です。なお、12月27日ごろから1月5日頃の年末年始と8月9日から8月15日のお盆の時期を避けるとよりリーズナブルに利用することができます。

また、予約は窓口のほかにインターネットで行うことも可能です。インターネットから予約をすると料金が20%オフになります。その他にも予約する際に料金が時期によって変動するので、1カ月前を目処にインターネットから予約することをおすすめします。

車やバイクの輸送料金

阪九フェリーの乗船時に車やバイクも一緒に輸送してもらう際はそれぞれ料金が異なります。車は車両の長さによって料金が違います。3m未満の場合は13,610円からで6m未満の場合は26,810円です。通常期間と特別・繁忙期間でも料金が違いますので予約時に確認しましょう。

バイクや自転車も同じようにそれぞれ料金が設定されています。自転車は1,620円、原動機付自転車は3,200円です。自動二輪は排気量によって料金が違っていて、125cc未満が3,200円、750cc未満は4,770円、750cc以上は6,330円です。こちらも通常期間と特別・繁忙期間で異なりますので確認が必要です。

ペットの乗船も可能!

フェリーにペットも乗船できるかはフェリー会社によってそれぞれ決まっています。阪九フェリーにはペット専用客室があるので、ペットの乗船も可能です。フェリーにある専用のペット部屋を利用し、公開中はケージの中にペットを入れておくだけでOKです。ペット用のケージはチェックイン時に借りることをおすすめします。

客室の種類

福岡と大阪を結ぶ阪九フェリーの客室はロイヤル、デラックス和洋室、スタンダード洋室、スタンダード和室の4種類があります。ロイヤル客室は1人25,200円ほどでスタンダード和室は6,680円が相場です。時期やチケットの購入方法によって値段が変動するので、予約時にチェックしましょう。

また、フェリーが早朝に到着しても予定まで時間があるという人には「ゆっくりステイ」のプランがおすすめです。6時に着岸後、7時半まで船内で寛ぐことができます。このときにレストランで食事を楽しんだり大浴場を利用したりすることが可能です。

船内の施設

阪九フェリーの船内は3フロアの吹き抜けになったロビーがあり、開放感があります。阪九フェリーの船内にはレストランがあり、好きなおかずをとって精算を行うスタイルです。その他にも九州や関西のお土産やアメニティ、軽食が販売されている売店もあります。売店では朝にパンの販売が行われることもあります。

また、阪九フェリーの大浴場には露天風呂もついており、人気があります。洗い場も浴槽も広めでゆっくりと過ごすことができます。客室のタイプに応じてアメニティが違いますのでタオルなどを持参することを忘れないようにしましょう。

デッキからの景色も抜群ですが、風が強いときや寒いときにおすすめしたいのが展望ルームです。ソファー席やペア席などがあり、カップルにもおすすめです。夜間は消灯されるので船内からも夜景や星空を望むことができます。

その他にも阪九フェリーの船内には自販機コーナーやロッカールーム、ゲームコーナーや喫煙室があり、初めてフェリー旅をする人でも快適に過ごせるよう随所に工夫が施されています。

阪九フェリーの基本情報

住所 大阪府大阪市北区梅田1丁目1−3
営業時間 9時~最終便まで
定休日 なし
アクセス 新門司港:九州自動車道門司ICから約12分
     九州自動車道新門司ICから約8分
泉大津港:阪神高速泉大津ICから約5分
     南海大津駅から泉大津港まで無料送迎あり
料金 ロイヤル 25,200円~
デラックス和洋室 13,800円~
スタンダード洋室 7,710円~
スタンダード和室 6,680円~
駐車場 あり
URL 公式サイト

②名門大洋フェリーについて紹介

同じ港から発着してるフェリー会社があると、どちらを利用すればよいのか迷ってしまいます。料金やサービスに大きな違いがあるのでしょうか。阪九フェリーに続いて同じように福岡と大阪間を運航している名門大洋フェリーについてご紹介します。

フェリーの乗り場

福岡~大阪間の名門大洋フェリーの乗り場は福岡側は新門司港で、大阪側は南港フェリーターミナルです。大阪市内にあり、公共交通機関でもアクセスしやすいのが魅力です。電車を使って名門大洋フェリーの乗り場にアクセスする場合は、ニュートラムの「フェリーターミナル」が最寄り駅です。

運航ダイヤと所要時間

福岡~大阪間の名門大洋フェリーの運航ダイヤについてご紹介します。大阪南港から福岡の新門司港まで1日2便あり、福岡の新門司港と大阪南港それぞれの第一便は17時発、翌日5時半着で第二便は19時50分発で翌日8時半着です。

料金と割引・予約方法は?

名門大洋フェリーはインターネットから予約をすると割引があります。日程や客室のタイプによって異なりますが、20%以上の割引になることもあります。特別室のスイートやデラックスは18,850円、一等洋室と一等和室、一等和洋室は13,200円です。また、二等洋室は7,180円で雑魚寝タイプのエコノミーは6,280円です。

繁忙期は2,000円ほど追加になりますので予約時にチェックしましょう。また、特別室を予約する場合は特別室使用量として別途5,000円必要です。

車やバイクの輸送料金

名門大洋フェリー乗船時に車を一緒に輸送してもらう場合は、阪九フェリーと同じように車輛の長さによって料金が決まります。3m未満は13,410円、6m未満は26,610円です。繁忙期は500円~1,300円ほど高くなります。

また、自転車は1,570円で運んでもらうことができます。原付自転車は3,150円、自動二輪は阪九フェリーと異なって料金が2つに分かれており、750cc未満が4,720円で750cc以上の場合は6,280円です。こちらも通常期の値段のため、繁忙期は200円追加で必要になります。

ペットの乗船は不可!

名門大洋フェリーは阪九フェリーと違ってペットの乗船はできません。船内にペットが同伴できる客室がなく、車の中にペットを残して乗船することは可能です。なお、出港すると着岸まで車に戻ることはできませんので、餌やトイレなどの対策を行って乗船することが必要です。

客室の種類

名門大洋フェリーには特別室、一等洋室、一等和室、二等洋室、二等和室があります。特別室は豪華な雰囲気のスイートとスイートよりも小さめのデラックスがあります。一等客室はシングル、ツイン、4名用の客室があります。二等洋室は相部屋になっており、レディースルームもあるので、女性の一人旅でも安心です。

船内の施設

船内では外の電波が届きにくくなっているため、Wi-Fiサービスを使うことができます。1日30分を3回利用することができますので注意しましょう。もしWi-Fiを使わずに電波を利用したい場合は、船内のラウンジやデッキを利用することをおすすめします。

名門大洋フェリーでおすすめしたいのが展望ストリートです。ボックス席のようになっており、海を眺めながら食事をしたりお酒を飲んだりしてゆっくりと福岡~大阪間の旅を過ごすことができます。船内の中でも開放感を感じながら寛げる場所なので、出港前から席が埋まってしまうことも少なくありません。

その他にも名門大洋フェリーの船内には福岡や関西のお土産や軽食が購入できる売店やレストランがあります。レストランの食事はバイキング形式で大人1,550円です。いずれも値段は少し高めの設定になっています。

また、フェリーの船旅の楽しみといえばお風呂。船内に大浴場があり、利用することができます。シャンプーや石鹸などの他にドライヤーも完備なので便利です。利用時間も乗船時から深夜までと早朝から着岸までと十分時間があるので、タイミングの良いときに利用しましょう。

名門大洋フェリーの基本情報

住所 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目9−6
営業時間 旅客予約センター:9時~18時半
定休日 なし
アクセス 新門司港:九州自動車道門司ICから約12分
     九州自動車道新門司ICから約8分
大阪南港:ニュートラム「フェリーターミナル」から徒歩約5分
     ※送迎バスもあり
     南港中出口または南港j南出口から約5分
料金 特別室(スイート・デラックス) 18,850円
一等(洋室・和室・和洋室) 13,200円
二等洋室 7,180円
エコノミー 6,280円
※繁忙期は追加料金が必要
駐車場 あり
URL 公式サイト

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フェリー旅のメリットについて

移動しながら宿泊できるフェリー旅は、長距離移動をする際におすすすめの交通手段のひとつです。フェリーの設備は近年ホテル並みになってきており、快適に過ごせるようになっています。フェリー旅のメリットについてご紹介します。

料金が安い

フェリーで移動すると移動と宿泊がセットになるので、新幹線とホテルでの宿泊と比べると料金が安くなります。新幹線で新大阪から福岡の博多まで乗車した場合、大人1人あたり15,800円必要ですが、フェリーの場合は客室の等級にこだわらなければ5,000円ぐらいからととても安いです。

1人や2人の場合はそれほど料金の差を感じないかもしれませんが、ファミリーなど3~4人以上になると料金の合計金額に大きな差ができます。

船内が広くて開放的!

新幹線や自家用車、バイクと比較すると、フェリーは船内が広くて開放的なのが魅力です。長時間移動する際に過ごす場所が狭いと少なからずストレスが溜まってしまいます。フェリーなら客室だけでなく大浴場、デッキ、レストランと広々としているので、退屈になってきたら船内を少し散歩することもできます。

車やバイクを持って行ける

フェリー旅をすると、車やバイクを持って行くことができます。車やバイクに乗って移動するとどうしても運転手は長時間運転しなければなりません。フェリー旅なら運転手も移動中ゆっくりと過ごすことができ、お酒も楽しむことが可能です。

また、車だと自宅に載せた荷物をおろすことなくそのまま目的地まで行くことが可能です。レンタカーを目的地で利用するのも格安で便利ですが、荷物を積んだり下ろしたりする回数が圧倒的に少なく遠慮せず必要なものを持参できるのでおすすめです。

美しい夜景が見られる

船に乗るとそれ自体が非日常体験になります。フェリー旅をすると美しい夜景を見ることも可能です。大坂と福岡の間には瀬戸大橋や明石海峡大橋があり、下を通るときにはフェリーからでしか見られない美しい絶景が見られます。

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フェリー旅のデメリットについて

ホテル並みの充実した施設と非日常感を味わえるフェリー旅は、トータルで考えると料金がリーズナブルで移動する際の体力の消耗を抑えることができるなど様々なメリットがあります。一方でフェリー旅を選ばないという選択をする人もいます。フェリー旅のデメリットについてお伝えします。

時間がかかる!

フェリー旅のデメリットに感じられやすいのが、移動に時間がかかることです。乗船手続きから下船までをトータルで考えると12時間以上かかるケースがほとんどです。新幹線での移動と比較すると所要時間だけで考えるとどうしても長くなってしまいます。

乗り場へのアクセスが不便

フェリー旅をする場合、乗り場へのアクセスが不便であることが気になる人もいます。大阪南港は大阪市内にありますが、難波や梅田などの中心地からは少し時間がかかります。また、泉大津は大阪市内から1時間弱かかるため不便に感じる人もいます。

福岡の新門司港も同様に車やバイクを載せて利用する場合はあまり気になりませんが、公共交通機関のみを利用してフェリー旅をする場合はアクセスが不便に感じる人もいます。フェリー会社によっては無料シャトルバスを運行しているところもあるので、活用することをおすすめします。

人によっては船酔いする

近年フェリーは揺れへの対策が講じられているため、昔と比較するとそれほど揺れを感じないようになってきています。しかし、揺れはゼロではありませんし天候によってはどうしても揺れが強くなることもあります。そのため、瀬戸内海を運航する福岡と大阪の間の航路でも人によっては船酔いしてしまうケースもあります。

大阪~福岡間の移動手段にフェリーもおすすめ!

大阪~福岡間を移動するときは新幹線や自家用車も便利ですが、宿泊しながら移動するフェリーもおすすめです。往復フェリーだと1日多く必要になるため、片道だけフェリーを利用するのも良いでしょう。大阪~福岡間の移動手段にフェリーも検討してみてください。

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この記事のライター
nanairohatch
地元奈良が大好きな東京都民です。趣味は神社仏閣巡り、今年は車で北海道キャンプ旅行を企画中!

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