九州にある空港一覧！国際線の有無や運行会社などわかりやすく解説！

遠くに旅行する際、電車やバスの他に飛行機を利用する場合も多いでしょう。今回の記事では、九州にある空港を一覧で紹介していきます。運航会社や国際線の有無、スリーレターコードなどについても紹介するので、一覧は空の旅に出かける前に参考にしてみてください。

九州エリアには各県に1つ以上空港があるので、飛行機に乗ってどの県へも向かう事ができます。一覧では島にある空港についてもしっかり網羅しているので、こちらも併せてチェックしてみてください。

まずは、九州旅行や出張の際に使う頻度が多いと思われる、主要空港9か所を一覧で紹介していきます。1つの件に2つ空港がある県もあるので、どちらが良いかの参考にもどうぞ。

福岡空港のスリーレターコードはFUKで、国内線、国際線の両方を運行しています。羽田や関西空港などをはじめ、宮古や五島福江、小松空港などへも就航しています。年間の着陸回数は87000回以上にもなるのだそうで、九州で最も乗降客数が多い大型空港でもあります。

海外へはソウルやグアムなどの発着便があり、夏季限定でヘルシンキへも運行しています。また、JR博多から徒歩5分の所にあり、アクセスも抜群です。福岡へ旅行に行きたい時は、まずチェックしておきたい空港と言えるでしょう。

福岡にある二つ目の空港は、北九州空港です。こちらは関西空港の様に人工島に造られた空港で、スリーレターコードはKKJとなっています。こちらも国内線・国際線両方を運行している空港となっており、東京や名古屋小牧、海外へは台北やソウルなどへ就航しています。

また、北九州空港は九州で唯一24時間離発着が可能な空港でもあります。展望デッキや足湯などもあり、飛行機が出るまで時間がある時も空港内で有意義に過ごすことができそうです。地下鉄を利用すれば、博多駅から5分ほどでアクセスすることができます。

九州佐賀国際空港は佐賀にある唯一の空港で、スリーレターコードはHSGです。国内線は羽田空港・成田空港と東京便のみの就航となっていますが、国際線は上海、台北、ソウルなどへ運行しています。

また、こちらは空港公園があるのも特徴です。公園は4ヘクタールの広さがあり、アスレチックや遊歩道などもある様です。戦後初めての国産旅客機も展示されており実際に期待に触れることができるので、飛行機好きの方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

大分県の唯一の空港となっているのは、大分空港です。大分空港のスリーレターコードはOITで、グッドデザイン賞を受賞している空港でもあります。手荷物引き渡し所は海をイメージしたブルーで統一されており、天井には公募で集められる原寸大魚拓も描かれており、楽しい気分にさせてくれます。

国内線では羽田、成田、伊丹、中部国際空港へ運行しています。3階には展望デッキもあり、最終便の出発時間まで利用する事ができます。双眼鏡も置いてあり、天気の良い日には四国も見渡すことができます。スロープもあるので、ベビーカーを利用する方でも利用する事ができます。

長崎空港は1975年に開港した空港で、島を埋め立てて造られた空港としては、世界初なのだそうです。スリーレターコードはNGSで、国内線は東京のほか名古屋や沖縄、そして対馬などへの離島へも運行しています。国際線は、上海、香港、ソウル便が運航しています。

また、長崎空港の3階には展望デッキや幸運の羽、幸せの鐘といったスポットもあります。幸せの鐘は鳴らした人が鐘の音を聞いた人に幸せが届くようにとの願いが込められているので、長崎空港を利用の際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

スリーレターコードがKMJの阿蘇くまもと空港は、国内線では羽田空港や伊丹空港、中部国際空港や天草空港などへ、国際線ではソウルや台湾、香港などへ運行しています。

熊本らしさが満載の空港で、空港内にはくまモンが様々な場所で登場している様です。売店では熊本名物であるいきなり団子も販売されているので、観光で利用する際はぜひのぞいてみてください。

また、阿蘇くまもと空港は2012年の夏に国内線ターミナルをリニューアルしているのですが、2023年にはまたリニューアルオープンを迎える様です。新空港情報もぜひチェックしてみてください。

天草空港は年間着陸回数1345回で、空港面積も31ヘクタールと上記で紹介した空港と比べると、小型の空港です。スリーレターコードはAXJで、福岡便、そして熊本便のみを運航している様です。天草空港で運行している会社は天草エアラインのみなのですが、この天草エアラインは日本最小の航空会社でありながら、魅力にあふれた会社であると話題です。

天草エアライン唯一の機体はイルカをイメージした可愛い物となっており、機内では手作りの機内誌などを楽しむ事もできます。キャビンアテンダントの方の紹介ページがあるなど、親しみやすく、ほかの航空会社とは違ったサービスが魅力となっている様です。

宮崎空港のスリーレターコードはKMIで、元々は旧海軍の飛行基地として建設されたという歴史があります。宮崎空港は2014年からは宮崎ブーゲンビリア空港という愛称も決まり、ブーゲンビリアのプレゼントや盆栽教室なども行われている様です。

国内線は羽田や成田を始めとして、関西、那覇空港まで運行しています。国際線への運行は、ソウル、台北、香港となっています。実際に飛行機を展示している展望デッキなどもあるので、期待に興味がある方にはおすすめのスポットでもあります。

鹿児島空港のスリーレターコードはKOJとなっており、国内線では東京や大阪、神戸などのほか、屋久島や喜界島、沖永良部島など多くの島へも運行があるのが特徴です。また、国際線はソウルや上海、香港への運航があります。

また、鹿児島空港では「SORA STAGE」というスポットもあります。「誰もが楽しめる空港」をコンセプトとしたエリアで、機体のモデルプレーンやパネル、エンジンパーツの一部なども展示しています。天然温泉を使用した足湯もあるので、こちらで疲れを癒してみてはいかがでしょうか。

九州地方の主要空港一覧を紹介しましたが、九州にある空港はまだほかにもあります。ここからはその他の空港についても一覧で紹介していくので、こちらも併せてチェックしてみてください。

スリーレターコードTSJの対馬空港は、対馬やまねこ空港という愛称でも知られています。国内便は福岡空港や、長崎空港へ運行しています。こちらに就航している航空会社は、ANA、そしてORCとなっています。対馬空港第1ビルでは、不定期で韓国からのチャーター便も就航している様です。

空港内にあるヤマネコ空港売店では、対馬銘菓である「かすまき」や、地酒である「白嶽」などを販売しています。カレーやうどんなどの軽食を楽しめるコーナーなどもあるので、お腹を満たしたい時にもおすすめです。

壱岐空港は運行会社がORC(オリエンタルエアブリッジ)のみという空港で、スリーレターコードはそのままIKIとなっています。運航会社がORCのみであるだけでなく、就航路線が壱岐ー長崎のみとなっているのも特徴です。船とバスとを乗り継ぐよりも飛行機とバスを利用した方が移動時間が短く、移動時間を短縮したい方に重宝されている様です。

五島福江空港のスリーレターコードはFUJで、少し短縮して福江空港や、五島つばき空港の愛称で呼ばれることもあります。五島福江空港では長崎空港便と福岡空港便とがあり、それぞれ運行会社はORC、そしてORCとANAとなっています。

空港内にあるレストランの「カメリア」は、滑走路や飛行機などを見ながら食事を愉しむことができるおすすめスポットでもあります。五島名物である五島うどんを楽しむ事もできるので、観光で訪れた方は昼食などで愉しんでみてはいかがでしょうか。

奄美大島空港のスリーレターコードはASJで、奄美群島国定公園内の海域を埋め立てて造られた空港です。島にある空港ではありますが、就航している航空会社はJAL、JAC、RAC、APJ、SKYと5つの会社があります。就航地も羽田や関西などを始め、喜界島や那覇、与論など多くの就航地があります。

国内線のみで、国際線は無い様です。食事処は2店舗あり、ジョイフルJr奄美空港店と、カレースタンドASJとがあります。どちらのお店の2階にあり、搭乗待合室のすぐそばにあります。

スリーレターコードがKUMの屋久島空港は、屋久島の東側の海岸に造られた空港です。運行会社は日本エアコミューターのみとなっており、就航空港は伊丹、福岡、鹿児島のみとなっています。

東京などほかの地域からでもアクセス可能ですが、上記の空港を経由していく必要があります。また、伊丹と福岡空港とを結ぶ便は、1日1便となっています。機体はプロペラ機で小型なので、座席数がそれほど多くない点についても注意が必要です。

離島である種子島にも、空港はあります。スリーレターコードがTNEである種子島空港は、コスモポート種子島という愛称でも親しまれている空港です。種子島の中央辺りにある空港で、新種子島空港が完成した際、プロペラ機のみではなく小型ジェット機も就航できるようになりました。

就航している運行会社はJACとJ-AIRとなっており、鹿児島空港、伊丹空港へ運行しています。ただ、昔は伊丹空港-種子島は定期便があったのですが、現在では夏季、冬季の季節運航となっている様です。

与論空港は鹿児島県の与論島にある空港で、スリーレターコードはRNJとなっています。運行会社はJACとRACのみとなっており、就航地は鹿児島空港、奄美空港、そして那覇空港のみとなっています。

以前は沖永良部空港へも運行していましたが、現在は休航中となっている様です。与論島には路線バスがありますが、空港に立ち寄る路線のものは無いそうです。街中から空港へ向かう場合は、タクシーなどを利用しましょう。

喜界島空港は鹿児島県喜界島にある空港で、スリーレターコードはKKXです。喜界島空港に就航している運行会社は日本エアコミューターのみとなっており、就航地も鹿児島空港と奄美空港のみとなっています。奄美空港と喜界島空港とはかなり距離が近く、飛行時間はなんと5分ほどとなっている様です。

沖永良部空港は鹿児島空港の沖永良部島にある空港で、スリーレターコードはOKEとなっています。2016年には一般公募で愛称も募集され、「えらぶゆりの島空港」という名前でも呼ばれています。

運行会社はJACのみとなっており、鹿児島空港、奄美空港、那覇空港行の便があります。以前は沖永良部空港から与論空港へも便があったそうですが、2020年現在では休航している様です。

徳之島空港は鹿児島県徳之島にある空港で、徳之島子宝空港という愛称でも知られています。徳之島空港のスリーレターコードはTKNで、運行会社は日本航空、そして日本エアコミューターのみとなっています。鹿児島空港や、奄美空港、沖永良部空港経由で那覇空港などへ運行しています。旅行で島めぐりなどをするときなどにもお世話になる空港でしょう。

薩摩硫黄島飛行場も鹿児島にある空港となっており、三島村が管理者を行っている飛行場となります。こちらは空港ではなく飛行場であり、スリーレターコードなどは無いようです。

かつては枕崎飛行場との間にチャーター便があったのですが、就航している路線は硫黄島飛行場-鹿児島空港のみとなっているので、硫黄島へ行きたい場合には鹿児島空港へ向かう必要があります。今記事で紹介している空港の中ではコンパクトですが、窓ガラスで開放感もある待合案内などもあります。

今回の記事では、九州旅行の際に活用したい、空港情報について一覧で紹介しました。九州には全ての県に空港があり、就航している会社、国内線や国際線での行先なども様々です。それぞれの空港情報一覧を参考にして、九州旅行の際に役立ててみてください。