札幌と旭川の距離&所要時間!JR/バス/車の比較まとめ!おすすめ移動手段は?

札幌と旭川は北海道第一の都市と第二の都市で往来が盛んな区間です。移動手段も豊富で公共交通機関の運転も頻発してます。また車での移動も高速道路がつながっており移動時間も短く楽に移動できます。今回は札幌、旭川間の移動手段のメリット・デメリットなど比較をまとめました。

札幌と旭川の距離&所要時間!JR/バス/車の比較まとめ!おすすめ移動手段は?のイメージ

目次

  1. 1札幌から旭川間の距離とは
  2. 2札幌から旭川を高速バスで移動する場合
  3. 3札幌から旭川をJR電車で移動する場合
  4. 4札幌から旭川を車で移動する場合
  5. 5札幌から旭川間の各交通手段のメリット・デメリット
  6. 6札幌から旭川間までのおすすめ移動手段とは?
  7. 7札幌と旭川間の移動手段は臨機応変に選ぼう!

札幌から旭川間の距離とは

日本で一番広い面積を持つ都道府県、北海道は移動距離が半端なく長いです。北海道で人口第一、第二の都市の近隣都市札幌と旭川間は隣と言っても本州の大都市の感覚とは離れた場所にあります。

また旭川は有名な北海道を代表する旭山動物園があるほか、富良野のラベンダー、美瑛、遠くは稚内、サロマ湖などがある道東の網走方面など交通の要衝の地です。

ここでは札幌と旭川の距離の感覚についての違いをご紹介するとともに、往来の頻度についてご紹介します。

札幌と旭川は人気の観光地

札幌と旭川は北海道を代表する人気観光地です。札幌市内には時計台、すすきのの繁華街、札幌オリンピックミュージアムがあり秋には郊外には豊平峡ダム、札幌市内には北海道大学イチョウ並木の美しい紅葉を観ることができます。冬にはさっぽろ雪まつりが開催され多くの人で賑わいます。

札幌と並ぶ北海道の観光地、旭川市内にはテレビでも話題になった北海道を代表する人気動物園、旭山動物園と映画「アナと雪の女王」の世界にいるような感覚を体験できる雪の美術館があります。

郊外に出るとラベンダーの季節に満喫できる富良野・美瑛のラベンダー畑が広がっています。札幌と旭川はどれも見どころが多い観光地が点在しており、北海道旅行へのプラン作りに欠かせない観光地です。

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札幌と旭川の距離

札幌と旭川は距離にして約140kmあり、JR(特急乗車)、車でも約2時間ほどかかります。これを東京駅からの距離に比較すると神奈川県を超え、富士山の麓の静岡県富士市まで行ってしまいます。

近畿からみると大阪駅起点で名古屋まで行き、ほとんど新幹線の距離に該当します。

北海道のジンギスカンマスコットキャラクター、ジンギスカンのジンくんが北海道民と道外の方の距離感覚の違いについてつぶやいています。道外の方が北海道の大都市の距離感覚を理解していないため、隣町の感覚で呼び出すことが往々にしてあるそうです。

実際に向かうにはどんな交通機関でも片道2時間かかり、新幹線はありません。北海道は近隣大都市と言っても東京や大阪などの感覚とは違います。札幌からの大都市として参考までに旭川より近距離ですが、小樽までの交通手段の比較記事をご紹介しますので参考にしてください。

札幌から旭川を高速バスで移動する場合

札幌~旭川間を高速バスで移動する場合、北海道中央バス・JR北海道バス・道北バスが共同運行する昼行のあさひかわ号が便利です。札幌駅前から7時を始発に30分に1本で運行しており、最終の21時45分まで高頻度に出発してます。

ここでは高速バスで移動した場合の料金と所要時間とルートとおトクなチケットをご紹介します。

札幌&旭川のバス移動の料金

札幌から旭川への高速バスの料金は片道だと2060円、往復割引乗車券を購入すると3860円かかります。JRに比べると料金は廉価なので、出来るだけ費用を押えたい方は、往復割引乗車券を購入した方がおトクです。

札幌&旭川のバス移動の所要時間

高速バス、あさひかわ号の移動時間は約2時間5分ぐらいです。道路状況により時間が変化することもありますので時間は大目に見ておいた方が無難です。

札幌&旭川のバス移動のルート

高速あさひかわ号は札幌市内を出ると道央自動車道を経由して旭川市内に入ります。途中の高速バス停は小まめにありますが、乗降は少ないので大量に乗ってくる心配はありません。

高速バスの車内設備は4列シートでシートピッチは比較的広く取られています。wifiとトイレも完備で発車後にバス前方にテレビが放映されます。ヘッドホンが席についていて備え付けのイヤホンジャックでラジオとテレビ音声が車内で楽しめます。なおリクライニングは浅めです。
 

お得な券も購入できる!

高速あさひかわ号には宿泊や旭川の観光地へ行くお得なチケットがあります。ここではそのお得なチケットをご紹介します。

旭川宿泊付きパック

旭川の宿泊と高速あさひかわ号の往復乗車券がセットになったチケットです。料金は一泊朝食付き7200円から17800円の間で、ホテルは3か所選択できます。発売は通年で、申し込みは北海道中央バスグループの旅行会社に、電話かネットの申し込みフォームから申し込むことができます。

旭山動物園往復バスセット

旭川を代表する人気動物園、旭山動物園の入園券とバス往復乗車券がセットになった乗車券です。チケットの中には高速バス往復乗車券と旭山動物園入園券の他、旭川駅前と旭川動物園を結ぶシャトルバス往復乗車券が含まれています。

値段は通常より860円安い4700円でお得なチケットです。人気の旭山動物園の他、旭川ラーメンを楽しむなど旭川観光に便利に使えるチケットです。

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バスターミナル

高速あさひかわ号の札幌側ののりばは2か所です。札幌駅前バスターミナル14番のりばと、大通りにある中央バス札幌ターミナル3番のりばから出発します。

旭川側は、旭川駅前ツルハビル内の道北バス旭川駅前営業所前にある、旭川駅前バス停7番のりばから発着します。

チケットは予約が必要?

高速あさひかわ号は予約制ではありません。座席定員制で早くチケットを買った人から席が埋まるようになっています。チケットはバスの時刻と座席を指定して販売しているわけでありません。チケットを買った直後に満席になってバスが出発しても、頻発しているので次の便に乗ることができます。

バスのチケットは直接窓口へ行って購入するか、窓口近くにある自動販売機で購入することができます。もしどうしても乗りたい時間の便に乗車したかったら、混雑状況もあるので早めにバスチケット売り場で購入して並んだ方が最善です。

札幌から旭川をJR電車で移動する場合

札幌から旭川間をJRでの移動は特急利用が便利です。移動時間はバスより早く運行間隔も頻繁です。ここではJRでの特急料金の比較と所要時間、具体的な運行間隔の頻度とおトクなチケットをご紹介します。

札幌&旭川の電車の料金

札幌ー旭川間のJRでの移動は、特急利用が一般的な方法です。JR特急には普通車自由席とグリーン車指定席がありそれぞれ料金が違います。基本札幌ー旭川間の運賃(2490円 片道)はどの席に座っても変わりませんが、特急を利用する席のタイプによって料金が違ってきます。

ここでは普通車自由席とグリーン車指定席の料金の違いについて比較します。

自由席

自由席は特急料金しかかかりません。実はここでは紹介してないのですが、札幌ー旭川を結ぶ特急は4系統あり、それぞれ普通車指定席をつないでいます。

自由席特急料金は1800円ですので運賃と合わせると4290円になります。

この座席は特急カムイのUシート指定席車です。自由席よりは枕カバーがついていて普通車よりゆったりとした席を備えているのが特徴です。パソコン専用コンセントも常備してます。

Uシートを備えているのは特急カムイだけですが、他の3系統も普通車指定席を連結してます。料金は指定席料金520円を加算した指定席特急料金2320円で運賃2490円を合わせて4810円になります。

グリーン席

グリーン車はJRの4系統の特急のうち特急カムイを除く3系統に連結してます。写真は特急ライラックのグリーン車ですが席は1両の半分しかない1編成でプレミアムな席です。

席の横幅のシートピッチは広めで隣を気にすることなく上質な空間の中でゆったりと過ごせます。グリーン車で行くにはグリーン料金2750円と自由席特急料金1800円に、運賃2490円を合わせた合計額7040円になります。

札幌&旭川の電車の所要時間

JRでの移動は時間に正確なので予定が立てやすいのが利点です。決まった時間に出発し決まった時間に到着するので、効率よい予定が立てられます。移動時間も他の交通機関に比べて少なめです。

ここでは特急列車で行った場合の所要時間と特急を使わず普通列車で行った場合の所要時間をご紹介します。

特急列車の場合

札幌ー旭川を結ぶJR特急利用での所要時間は平均して約1時間30分です。特急の種類、出発時刻便のダイヤ編成によって多少所要時間は若干違います。特急オホーツクは1時間39分、特急宗谷は1時間30分、特急ライラックとカムイは1時間25分です。

これは使っている車両が電車か気動車かによる性能と、車両自体新しいか古いかによる差ですが、平均してそんなに差がないようにJRはダイヤを組んでいますので、あまり気にする必要はありません。どのみち安定した時間編成で運行してますので、他の交通機関より正確に早く到着することができます。時間を大切に旅行したい方にお勧めです。

普通列車でも行ける?

札幌からJR普通列車で行く場合、直通は朝6時ちょうど始発の旭川行1本のみです。旭川8時54分着で2時間54分かかります。その直通の旭川行を除くと、途中駅の滝川か岩見沢で乗り換えとなります。

札幌から普通列車は途中の江別までは頻度が高くなりますが、岩見沢まで行くと頻度が減りそこから先はあまり列車が走っていません。

JRで普通列車のみ旭川へ行く場合、早朝の直通を除くと途中の乗り継ぎ便は1日に5本です。札幌駅から10時36分、13時3分、14時36分、16時3分の区間快速のいしかりライナー岩見沢行で終点岩見沢で旭川行に乗り継ぎの便と、最終の札幌始発19時38分の普通列車滝川行で終点滝川で旭川行に乗り継ぎの便です。(2019年9月現在時刻表)

札幌から旭川へJR普通列車で向かおうとすると日に6本しかありませんから、携帯時刻表を片手に旅行することをお勧めします。なお時刻は今後変わることもありますので、最新の時刻表を忘れずに持っておくほうがおすすめです。

なお、JR普通列車のみの所要時間は便によってばらつきがあり、途中の乗り継ぎ駅での待合時間を含めて2時間から3時間の間です。便によっては途中駅での待合時間が長い便もあり、待合時間をどのように過ごすのかも旅の楽しみ方の一つです。

札幌&旭川の特急列車の運行間隔

JRの特急列車4系統の運転間隔は、道内最大の運転本数で1時間に1~2本の運転間隔です。旭川以遠へ向かう早朝の7時30分の特急宗谷1本と、6時56分と17時30分の特急オホーツク計3本のほかは、札幌ー旭川区間運行の特急ライラックとカムイで、4系統で6時から23時5分まで運行しています。(2019年9月現在の札幌発車時刻。)

「カムイ」「ライラック」「宗谷」「オホーツク」の違い

JRで札幌から旭川へ向かうときどの特急に乗ればいいかということですが、旭川へ向かうJR特急は「カムイ」「ライラック」「オホーツク」「宗谷」の4種類です。このうち旭川以遠へ向かう系統は「オホーツク」「宗谷」の2系統です。

「オホーツク」は道東の網走へ向かう列車で、「宗谷」は旭川から北海道の北の果て稚内へ向かう列車です。

特急「ライラック」と「カムイ」は札幌ー旭川区間運転です。「カムイ」は5両編成でグリーン車は連結してませんが、Uシートのような少し質を高めた指定席車を連結しています。「ライラック」は6両編成で自由席、指定席とも席の質は同じですが、グリーン車がついているのが特徴です。

「ライラック」の方が指定席料金520円で飛行機で例えるとビジネスクラスの席に座れるのに対し、「ライラック」はグリーン料金でファーストクラスの席に座れるのも特筆すべきものです。コストパフォーマンスは「ライラック」の方がいいように感じます。

札幌&旭川の電車の移動ルート

JRでの旭川へのアプローチは高速運転が可能な幹線、函館本線を利用します。函館本線の札幌ー旭川間を結ぶこの区間は、最高120kmの特急の高速性能を発揮できる線路環境を有しています。これがバス、車などの交通機関より速く安全に到達できる秘訣です。
 

JR特急の基本的な途中の停車駅は札幌を出ると岩見沢、美唄、砂川、滝川、深川、終点旭川の順に止まります。但し下り(旭川行)の停車駅はどの4系統の便も規則正しく停車しますが、上り(札幌行)のライラック、カムイと宗谷、一部のオホーツクの停車駅は違います。

ライラックとカムイは上下とも停車駅は同じです。しかし旭川9時47分発のオホーツク2号と同じ旭川を21時30分発の宗谷は途中、砂川、美唄を通過します。(2019年9月現在時刻表)この2便を除けば基本停車駅は統一されてます。そこをポイントとして覚えていたら問題ないです。

お得な券も購入できる!

JRでは乗車券、特急券の他にお得なトクトクきっぷを販売してます。周遊タイプと区間割引タイプのほか観光施設入場券付往復割引切符など様々な種類を発売してます。

ここでは旭川へのお得なきっぷをご案内します。

自由席往復割引きっぷ

自由席往復割引きっぷ(Sきっぷ)は乗車券と特急普通車自由席がセットになった有効期間6日の往復割引きっぷです。普通なら片道自由席特急券込みで4290円かかりますが、それが往復5080円で行けてしまうきっぷで実に60%の割引率なのです。

またこのきっぷを購入した後、指定席やグリーン席に料金を払えば手数料なしに変更できます。購入はJR北海道のおもな駅のみどりの窓口と指定席券売機、旅行代理店にて取り扱っています。

えきねっとの割引切符

JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」でJR北海道の指定席特急券が購入できます。その中でインターネット予約サービス限定の割引サービスがあります。札幌ー旭川間では割引サービスが設定されていて、「えきねっとトクだ値」がお得な価格で購入できます。

このきっぷは乗車券と指定席特急券がセットになったきっぷで発売開始の出発1か月前から14日前の間に買うと割引率が45%の2630円になるきっぷです。「えきねっと」は事前登録が必要ですが片道のみのきっぷなので、帰りの方法が決まってない場合便利なきっぷです。

チケットの購入方法

JRのチケットは駅のみどりの窓口とみどりの券売機、旅行代理店、JR東日本のネット予約サイト、えきねっとで1か月前から販売してます。

「えきねっと」で事前予約

JRのきっぷは駅の窓口などリアルで予約する方法以外にネットでの事前予約もできます。JR東日本・北海道のネット予約サービス「えきねっと」ではJRの東日本・JR北海道とJR西日本北陸エリアの新幹線と在来線特急列車を予約できます。

受付開始は乗車日の1か月前の1週間前の5時30分から乗車日1か月前の9時54分までです。

札幌から旭川を車で移動する場合

車での移動は広い北海道を移動するに欠かせない交通手段です。バス、鉄道で移動できないところを自由に移動できるのも車での移動ならではです。

今回は車での移動の場合での移動時間とレンタカーの料金、レンタカーの乗り捨てはお得かどうか見ていきます。

札幌&旭川の車の移動時間

何度も言うと思いますが、北海道の移動距離はハンパなく広大です。車でドライブを続けているうちに北海道の広さを肌で実感できると思います。札幌から旭川の間は途中広大な農地が広がるところもあります。その農地の空気を感じながら進むのもいいでしょう。

ここでは一般道に進んだ場合と高速道路に進んだ場合の移動時間をご紹介します。

一般道

旭川へ一般道での移動には国道12号線と国道275号線の2ルートありますが、最短なのは国道12号線利用で時間にして2時間40分ぐらいかかります。国道275号線経由だと3時間10分ぐらいですので国道12号線経由がおすすめです。

国道12号線経由のおすすめの理由は、写真の距離29.2kmの美唄市から滝川市に渡る日本一長い直線道路が途中にあるからです。写真の通りのまっすぐな直線で地図をみなくてもそのまま走ることができます。広大な石狩平野の風景を横目に見ながら楽しめるのも国道12号経由ならではです。

有料道路

札幌から旭川への有料道路は道央自動車道のみで、旭川への140kmの距離を最も車で最短時間で行けるルートです。所要時間は約1時間50分程度です。

札幌ICから高速道路に乗ると旭川鷹栖ICまで4車線の道路になってますので、快適なドライブが楽しめます。

札幌&旭川の車の料金

北海道の移動距離を効率よく進めたいのならレンタカーがおすすめです。ここでは気になるレンタカー料金について見ていきます。レンタカーは乗る人数と車種によりますが、レギュラーシーズンとハイシーズンで料金が違います。ハイシーズンは7月1日から8月31日まででハイシーズンが高くなっています。

料金はレギュラーシーズンで最安値の車種で1日4860円から最高値の車種16200円まで、ハイシーズンで6280円から21060円まであります。

レンタカーの乗り捨てがお得?

場所と時間に制約されずに自由に北海道内の移動ができる車の旅ですが、最後に借りた場所へ返却しなければならなったら面倒な制約が発生します。北海道は広大ですから自分の今いる位置が遠かったら場所によってはすぐに返せず、場合によっては2日かけて返却する手間が発生します。

そんな制約を取り払うサービスが、レンタカー会社の最寄りの他の営業所へ返却する「乗り捨て」ができます。旅行プランの工程で例えば旭川の営業所で借りて富良野へ観光し、翌日札幌へ移動してすすきので遊んでそのまま千歳空港から飛行機で帰るような場合に便利なプランです。

乗り捨て料金は8000円から10800円ほどかかりますが、その金額を払って得かどうかは旅行プランによると思いますので、事前にプラン作りの時によく検討しましょう。乗り捨て料金を払って返却する時間を買うのも一つの手です。

札幌から旭川間の各交通手段のメリット・デメリット

ここまでバス・JR・車など各交通機関について詳しく見てきました。それぞれ特性もあり、またデメリットもありました。ここでは各交通機関の長所と短所をまとめてみます。

①JRの電車のメリット&デメリット

JRを利用するメリットは席の種類が多いのでどのタイプの席を選ぶか自由に選べ、また座席数が多く着席チャンスが高いです。もう一つは他の交通機関の中で一番早く確実な定時性があります。本数も6時台から23時台まで1時間に1~2本と頻発しているのでいつでも利用できるのも強みです。
 

デメリットは他の交通機関の中で料金が一番高く、通常で往復8580円、割引切符は5080円と割高です。えきねっとで高速バスの値段ぐらいの価格で販売している割引切符がありますが、会員登録が必要で乗車日の14日前までの限定商品ですので、駅の窓口で気軽に買えないのもえきねっとのデメリットです。

②高速バスのメリット&デメリット

高速バスを利用するメリットは運賃が格安な点が挙げられます。往復運賃はJRの片道運賃分でお釣りがくるほどです。所要時間はJRより30分ほど遅いですが、それでも2時間程度なので日帰りでも十分使えます。

またバスの便は7時から21時まで30分に1本出発とJRより頻度が高いのもメリットです。

バスのでデメリットは予約制では無いため、事前に予約することはできません。写真のように前もって並ばなければならないため、乗りたい時刻の便に直前だと乗れないこともあります。またJRより席が少なく窮屈なので、混雑時は後ろに配慮して席を倒す必要があるなど、周りの配慮がJRより気を遣う必要があります。

バスはある程度定時制は保たれていますが、交通事故や渋滞など交通状況によって遅れる場合があるのもデメリットの一つです。

 

③車でのメリット&デメリット

レンタカーなどの車のメリットはなんといてもいつでもどこでも自由に移動できることです。JR・バス利用で行けないところに行けてしまうのも大きな利点です。また5人、10人などグループでの交通費もレンタカー料金込みで頭割りで計算すると、JR・バスより安く行けてしまいます。

もう一つは車内で好きなことに時間を使えます。専用の空間があるので周りに配慮する必要がありません。どんなことでも好きに過ごすことができます。小さなこども・お年寄り連れの方ならおすすめかもしれません。

車でのデメリットは事故や交通渋滞のリスクが高まることです。道路状況によって変化も出てくるので正確な時間が読めません。交通規則を守れば問題ないですが、コンプアライアンスが運転者にかかってくるのもデメリットです。それに雪が積もる期間はスリップなどに気をつけなければいけません。

また運転の負担と疲労も見逃せないデメリットです。レンタカーなら手続きを踏んでいれば問題ないですが、定められた返却日と返却場所に戻さなければなりません。駅や空港から離れている場所に返却しなければならない場合、それだけ手間がかかります。

札幌から旭川間までのおすすめ移動手段とは?

ここまで3つの交通機関の特徴とメリット・デメリットを見てきました。北海道を移動するにも旅の目的、人数、状況などによって移動の手段が変わってくると思います。状況に合わせた旅の移動手段に合わせてプランを作っていくポイントとして各交通手段をまとめてみました。

おススメ手段①多くの観光地へ行くなら車

札幌、旭川の他に富良野のラベンダー、ニセコなど北海道のあちこちの観光地を回るなら車がおすすめです。どこへでも好きな時に行けますし、距離に関係なくどんな場所も思いのままに自由自在に行くことができます。

北海道は東京、大阪みたいな交通機関が発達していない場所が多いですので、車の方が効率的なこともあります。グループ、子供連れ、お年寄りを連れているなど、グループの移動も車が最適な移動手段です。

おすすめ手段②効率重視なら電車

車ほど多くの観光地は回らないけど、旭川、札幌の観光地を効率よく回りたいのであれば電車がおすすめです。1時間30分程度で結ぶJRは他の交通機関より早いので移動時間が短くて正確です。移動時間を気にする必要がないので、目的の観光地を効率よく回れます。

早朝の特急で旭川へ向かい、午前中は旭山動物園、昼は「アナと雪の女王」の世界を感じれる雪の美術館を回って旭川市内を観光し、夕方列車に乗る前に旭川ラーメンをすすって帰るってこともできますよ。

おすすめ手段③節約するなら高速バス

車ほど移動する必要がない、交通費を節約したいのなら、高速バスが最も最適な移動手段です。コストパフォーマンスはJRの片道料金の半分で済みますし、そんなに時間に急がないというのならバスも視野に入れてみてはどうでしょうか。

窓口へ行くだけで気軽に乗れるのも利点ですし、旭山動物園などのセット券もJRを使うより安く設定されています。とにかくコストを下げたいっていう方は高速バスがおすすめです。

札幌と旭川間の移動手段は臨機応変に選ぼう!

札幌と旭川間は本州の大都市の感覚とは違い、距離にして140km離れた北海道で第一と第二の都市です。この年の交通は道内最大の交通頻度で結ばれているほど交通が盛んです。交通手段は道内では恵まれていて、鉄道、バス、車とどれも2時間以内で到着できます。

札幌と旭川の旅はそれぞれ目的、人数、状態など状況に合わせて、どの交通機関を選ぶか変わってくると思います。グループなど多い人数なら車の方が効率的かもしれませんし、車ほどそんなにまわらないなら鉄道を使うのも手だと思います。またコスト重視ならバスという選択肢もありますし、総合的な旅のプランで色々検討するのも旅の楽しみだと思います。

いずれにせよ、どんな交通機関を選択したとしてもそれなりに旅の楽しみはありますし、仲間といれば増幅すると思います。どんな旅でも楽しめるよういい思い出になればいいですね。プランを立てるとき仲間と色々検討するのも面白いと思います。

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この記事のライター
渡部和幸

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