熊本の名物グルメランキングTOP32！ご当地ならではの絶品料理を！

馬刺しやラーメンなど美味しいグルメが豊富な熊本県ですが、有名な物のほかにも熊本には美味しい名物が多く揃っています。ご当地グルメやソウルフードなども多くあるので、熊本旅行の際はチェックしてみてはいかがでしょうか。

今回の記事では、熊本で人気がある有名な郷土料理や、おすすめの名物などについても紹介します。あまり知られていない物やユニークな名前のものについても紹介するので、熊本のご当地グルメを一気にチェックしていきましょう。

それでは、早速熊本の名物グルメランキングを紹介します。こちらの大見出しでは32～4位までの名物を一気に紹介していくので、知っているものはどれだけあるかチェックしてみて下さい。

熊本の八代はメロンや晩白柚などの名物グルメがありますが、美味しいトマトも名産品となっています。八代で作られるやつしろトマトは「はちべえトマト」とも呼ばれているのだそうで、これを使用した料理コンテストなども開催されています。

コンテストの入賞作品の中には、トマトうどんやトマトのビール煮、白ワインゼリーなどの見た目も鮮やかなデザートなどもあります。JAやつしろの公式サイトではレシピも併せて紹介されているので、自宅で試してみてはいかがでしょうか。

甘いものが好きな方におすすめしたいご当地スイーツが、杖立プリンです。杖立温泉では昔から茶わん蒸しに砂糖を加えた様なお菓子である「甘玉子」といったご当地料理があったのですが、こちらを現代風にアレンジしたのが杖立プリンです。

杖立プリンは宿ごとに色々な種類があり、シンプルなたまごプリンからほうじ茶プリン、カタラーナまで味わいも様々です。杖立プリンの食べ歩きもおすすめですし、持ち帰り可能な物もあるのでテイクアウトして頂くのもおすすめです。

豆腐は冷ややっこや麻婆豆腐などで頂く事が多いですが、熊本には豆腐の味噌漬けといった名物料理もあります。その名の通り豆腐を味噌に漬け込んで作る料理で、完成までには1週間から半年ほど時間がかかります。

江戸時代に出版された豆腐のレシピをまとめた一冊「豆腐百珍」にも掲載されているほど歴史がある様で、その味わいはチーズやその味噌漬けの様なものになる様です。熊本では平家の落ち武者によって伝えられたのだそうで、保存食として親しまれてきました。

現在ではシソ風味のものや燻製したものなど色々なバリエーションがあるので、気に入った味を見つけてみてはいかがでしょうか。

熊本と言えば、焼酎を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。熊本ならではの焼酎を楽しみたい方には、球磨焼酎をおすすめします。球磨焼酎とは球磨郡や人吉市で造られる米焼酎のことで、寿福酒造場や播磨焼酎株式など28の蔵元があります。

球磨焼酎が造られる盆地では冠山の差が激しく、この気候と豊かな大地の恵みによって美味しい焼酎が出来上がる様です。パッケージや味わいもさまざまななので、気に入った一杯を見つけてみてください。

熊本の球磨地方などでは栗が名物でもあり、生産量はなんと全国2位となっています。栗はそのまま食べても美味しいのですが、やまえ栗といったご当地スイーツなどで楽しむ事もできます。特に熊本の新たな熊本名物として注目を集めているのが、「栗千里」です。

栗千里は熊本県産の和栗にこだわって作られた焼モンブランで、ニッポン全国ご当地おやつランキングで第1位にも選ばれています。優しい味わいが魅力の美味しいお菓子で、個包装になっているのでお土産にもピッタリです。

「水俣スイーツ」といった言葉を聞いた事がありますか？水俣は昔からお菓子のお店が多いことで有名なのだそうで、駅チカで美味しい和菓子や洋菓子を販売しているお店が多く集まっています。

創業60年以上となる「三太郎餅本舗」や、添加物や保存料などが不使用の「アルルカン」、「鉢楽饅頭」といったお店などがあります。蜂楽饅頭では饅頭のほか夏季限定のコバルトアイスも有名なので、こちらもぜひチェックしてみてください。

熊本で洋風のご当地グルメを楽しみたい方には、阿蘇ハヤシライスをおすすめします。阿蘇ハヤシライスは2009年に誕生した比較的新しいご当地グルメで、熊本県産のトマトやお米、名物であるあか牛を使用しているのが特徴である様です。

仕上げには「阿蘇高原ミルクソース」をかけて頂くスタイルも特徴的で、熊本県では30店舗以上でこの阿蘇ハヤシライスを楽しめるそうです。おしゃれなお店も多いので一度味わってみてはいかがでしょうか。

熊本のラーメンはご当地グルメとして昔から有名ですが、そのルーツとなったのが玉名ラーメンなのだそうです。玉名ラーメンは濃厚な豚骨スープや焦がしニンニクチップが入っているのが特徴で、玉名市内には美味しい玉名ラーメンを楽しめるお店も多く揃っています。

お店でこだわりの一杯を楽しむのもおすすめですが、持ち帰り用の玉名ラーメンもあるのでお土産などにもぴったりです。スタンプラリー企画などが開催されている場合もあるので、ぜひチェックしてみてください。

高森田楽は、熊本県阿蘇郡高森町の郷土料理の一つです。高森田楽とは鶴の子芋をより長期間美味しく愉しめる様にと考えられたもので、700年以上前から愉しまれていたというかなり歴史がある郷土料理です。

鶴の子芋は阿蘇の火山灰土から作られるのが特徴で、この地方でしか採れない名物でもある様です。高森田楽の元祖のお店でもある「高森田楽保存会」では、鶴の子芋のほかにも山女魚や、生揚げなどを楽しむことができます。

日奈久ちくわは明治16年に退場したご当地グルメで、岩崎和兵衛氏が竹に巻いて回転させながら焼き上げたのが発祥であるとされています。

八代海で獲れたハモやイトヨリダイ、スケソウダラなどを原料として作られており、日奈久温泉街で人気の名物となっています。今ではチーズやソーセージが入ったものなどさまざまなものがあり、食べながら温泉街を歩く人も多いのだそうです。

熊本の人吉では焼酎やうなぎなどでも有名ですが、ガッツリ系の名物を愉しみたい方には人吉餃子もおすすめです。人吉は昔から餃子の美味しいお店が多いのだそうで、地元の人からも、観光で訪れた人からも人気が高いご当地グルメの一つでもあります。

人吉餃子を楽しめるお店は多く、ジューシーでパリパリの皮を楽しめるものも多い様です。持ち帰り専門店もあるので、お土産でチョイスしてみてはいかがでしょうか。

有名な名物料理も良いけれど、あまり知られていないご当地グルメも愉しんでみたい、といった方は「まじゃく」を頂いてみてはいかがでしょうか。まじゃくとはアナジャコのことで、干潟に生息している甲殻類の一種です。

結婚式での料理に使用されることもあり、近年ではまじゃくの市場価値もどんどん上がっているといわれています。天ぷらやから揚げ、塩ゆでなどで美味しくいただけるので、好みの調理法で愉しみましょう。また、習字の筆を使用して「まじゃく釣り」ができるスポットもある様です。

坂田水産が養殖しているみやび鯛は、天草の人気名物である鯛のブランド名です。美味しさの目安としてアミノ酸の数値が使用されるのですが、みやび鯛の数値はなんと一般的な天然鯛の3倍となっています。

放養密度を標準以下にする、餌はオリジナルのものを使用する、など5つのこだわりを持って育てられており、九州では認知度ナンバー1であるそうです。臭みがなく、甘みが強いのが特徴であるそうなので、魚介類があまり得意でない方も味わってみてはいかがでしょうか？

続いても、熊本で愉しめる魚介類の名物グルメを紹介します。「ふぐ」というと一般的には山口の下関などが有名ですが、フグに詳しい方の中では、牛深金ぶくも下関のものと同様に有名で、美味しいと人気があるそうです。

牛深金ぶくと認められるためには、天草の沖合で獲れたもの、大きさ150g以上であること、金色をしていて美しいもの、など5つの基準を満たす必要があります。関東などではあまり流通量が無いので、旅行などの際はぜひチェックしてみてください。

家庭的なご当地食材を楽しみたい方には、南関あげをおすすめします。南関あげはいわゆる揚げ豆腐なのですが、常温で3か月という長期保存ができて、食感もふっくらとしているのが特徴となっています。煮込み料理に使うのがおすすめだそうで、出汁の染み込みも良いのでジューシーな食感も愉しめます。

郷土料理のだご汁の具材やカレー、ピザ生地に活用するなど様々な使い方ができるので、揚げ豆腐が好きな方は一般的なものとの違いを愉しんでみてはいかがでしょうか。

熊本県では、豆腐料理もおすすめです。美味しい豆腐料理を楽しみたい方は、創業明治という老舗の岡本とうふ店をチェックしてみてはいかがでしょうか？山の湧き水を使用した昔ながらの豆腐を楽しめるお店で、とうふ定食や大ざる豆腐、田舎豆腐などを堪能する事ができます。

特に生揚げはここでしか楽しめない一品で、中でもおすすめしたいメニューとなっています。持ち帰りもあるので、テイクアウトで楽しむ事もできます。

高菜めしは他の県でも愉しまれることが多くなったグルメですが、熊本で愛され続けているソウルフードの一つでもあります。高菜めしとは高菜漬けをご飯、卵と炒め、味付をしたというシンプルな料理で、「ドライブインあそ路」で作られたのが元祖となっています。

高菜チャーハンとはまた違う素朴な味わいで、郷土料理の一つとしても愛されています。阿蘇地域などでは道路でもよく高菜めしと書かれた看板を目にするほどだそうなので、ドライブの途中で立ち寄ってみるのもおすすめです。

デコナスとはいわゆる長ナスのことで、熊本県で生産された筑陽のなすが「デコナス」として販売されているのだそうです。デコナスはビニール栽培も行われているので長い間楽しめますし、舌触りの滑らかさなどが特徴となっています。「デコナス」という名前で販売されているナスを見かけたら、一度試してみてはいかがでしょうか。

温泉などでも人気の観光地である人吉ですが、美味しいうなぎを楽しむ事が出来るお店も多く揃っています。創業100年を超えるという老舗店の「上村うなぎや」や、リーズナブルな価格で美味しいうな重を楽しめると人気の「うなぎ料理専門店しらいし」といったお店などがあります。

炭火焼きで丁寧に焼き上げられたうなぎを楽しめるお店も多いですし、持ち帰り用のウナギを提供しているお店もあるのでそれぞれのスタイルで美味しいうなぎを楽しむことができます。

ご当地料理のちゃんぽんは長崎や滋賀県のものが有名ですが、熊本の天草ちゃんぽんもソウルフードとして、天草の地元の方々に愛されてきたグルメである様です。天草ちゃんぽんは野菜や魚介類などの具材がたっぷりと麺の上にのっているのが特徴で、ボリューミーなご当地グルメとなっているそうです。

「天草ちゃんぽん」と言ってもそのバリエーションは様々で、中にはワタリガニが入った物や、ヒオウギ貝がトッピングされているという斬新な物もあります。色々なお店で、自分好みの天草ちゃんぽんを見つけてみてはいかがでしょうか。

お寿司が好きな方には、コノシロをおすすめします。コノシロは出世魚の一つであり、シンコ、コハダ、ナガツミ、コノシロ、といった順で成長するごとに名前が変わるのが特徴です。コハダはお寿司でも定番のネタですが、コノシロを食べる機会はあまりないのではないでしょうか。

コノシロは小骨が多いといった特徴もありますが、旬の時期のものは脂が乗っており、身が締まった絶品食材でもあります。スーパーでお刺身でも販売されていますし、回転寿司で気軽に愉しむ事もできる熊本ではお馴染みの食材である様です。

熊本の郷土料理を味わいたい方におすすめなのが、だご汁です。だご汁とは小麦粉を練り、平らな団子状や麺の形にしたものを具材とした汁物のことです。熊本ではだんごのことを「だご」と呼ぶことから、だご汁と呼ばれるようになりました。

元々は貴重なお米を節約するために食べられていた料理だそうですが、現在ではさまざまなレシピで愉しまれています。阿蘇地方では味噌ベースとなっているものが多く、有明海沿岸の辺りでは澄まし汁風のレシピとなっている様です。旅行などで熊本を訪れた際は、その地方の味を愉しんでみてはいかがでしょうか。

ぽこっとしたビジュアルが特徴のデコポンも、熊本グルメの一つです。デコポンはポンカンと清見とを交配させて誕生したもので、品種名は「不知火」と言います。全ての不知火がデコポンとなれるわけではなく、糖度やクエン酸などをチェックし、数値をクリアした物だけがデコポンとなるのだそうです。

光センサーによるチェックをクリアしているため、デコポンとして発売されているものはどれも甘くておいしいものばかりです。房の袋は薄いので、そのまま食べる事もできます。

お酒が好きな方は、熊本の赤酒をチェックしてみてはいかがでしょうか。あか酒は「灰持酒」と呼ばれるお酒の一種で、製造過程で木灰を使用するのが特徴となっています。赤酒が赤いのはこの木灰が原因である様で、アミノ酸などが反応することで変色が起こる様です。

赤酒は上品な甘みとしっかりしたうま味を楽しめる調味料としても人気で、みりんの代わりをして使用されることもあるそうです。熊本では昔から料理に活用されてきましたが、現在では全国の料理人の方に愛用されているそうです。

太平燕とは元々はアヒルのゆで卵を入れた中国の福州市の郷土料理であったのですが、華僑の方によって日本にも伝えられ、日本で入手しやすい食材でアレンジされたことによりスープワンタンから春雨を使用した麺料理へ変化した様です。

春雨スープにエビやイカ、タケノコなどの五目炒めや揚げ玉子が入っているのが特徴で、天草のソウルフードともいえる人気グルメです。全国展開している味千ラーメンではレトルトパックも販売されているので、こちらを試してみるのもおすすめです。

さきほど、熊本ラーメンの元祖とされている玉名ラーメンを紹介しましたが、熊本定番のソウルフードとしてはやはり熊本ラーメンもおすすめです。その名の通り熊本市を中心として食べられているラーメンで、玉名ラーメンと比較すると太麺で、鶏ガラをスープに使用している場合が多いのが特徴である様です。

豚骨臭に関しては少し感じる程度のものから店中に豚骨のにおいが充満しているほどのお店まで、程度は様々である様です。また、火を通したにんにくを使用するといった特徴もある様です。

熊本には、自宅でも簡単に作れる郷土料理もあります。熊本のお総菜屋さんなどで販売されているちくわサラダはサラダにちくわが入った物ではなく、ちくわの天ぷらのことを言います。

ちくわの中にはポテトサラダが詰め込まれており、おかずとしてもお酒のおつまみとしてもピッタリの一品になっています。好きな調味料につけて愉しめるので、自分好みの味わいで頂ける熊本のソウルフードとなっています。

続いては、ユニークな名前の熊本の郷土料理を紹介します。一文字ぐるぐるは江戸時代に出された倹約令がきっかけで誕生した郷土料理で、「ひともじ」の葉を、根元の部分にぐるぐる巻きにして作ることからこの名前となった様です。

酢味噌や辛子味噌を付けて頂く料理で、ぬたにも似ている料理です。郷土料理を楽しめる居酒屋で愉しめる事も多いので、メニューで見かけた時はお酒と一緒に味わってみてはいかがでしょうか。

いきなり団子は、近年では熊本以外でも販売されることが多くなったので、食べた事がある方も多いのではないでしょうか。熊本県内では和菓子屋さんでも販売されているソウルフードともいえる人気のお菓子で、だご汁と同じようにいきなり団子ではなく、「いきなりだご」と呼ばれている様です。

いきなり団子とはさつまいもを小麦で作った皮で包み、そのまま蒸したというシンプルながら美味しいお菓子です。近年ではバリエーションも増え、生地に紫芋を使用した物やりんごのコンポートを使用した洋風な物も登場している様です。

ここからは、いよいよ熊本の人気名物グルメのトップ3を紹介します。熊本に行った際にはぜひ楽しみたいソウルフード、郷土料理がラインナップされているので、こちらも続けてチェックしてみて下さい。

日本には多くの人気ブランド牛がありますが、熊本には「あか牛」というブランド牛があります。あか牛は球磨地方などの在来種とシンメンタール種との交配によって誕生した種類なのだそうで、赤身が多くて肉質は柔らかく、旨味もしっかり楽しめます。

あか牛は和牛の1種なのですが、黒毛和牛が95％ほどを占めているのであか牛は和牛の中でも貴重なブランド牛ともいえるでしょう。機会があれば、一度その味わを堪能してみてはいかがでしょうか。

定番の有名熊本グルメを押さえておきたい、といった方にはやはり辛子レンコンがおすすめです。熊本のソウルフードとも言える辛子レンコンとは熊本の郷土料理の一つで、レンコンの穴に辛子味噌を詰めて、衣をつけて揚げた料理です。

元々は江戸時代に滋養強壮を目的として考え出された料理だそうですが、現在ではお酒のおつまみとして楽しまれることが多い様です。レンコンのシャリシャリとした食感と辛子のピリッと感がクセになる熊本のソウルフードで、輪切りにしてお皿に乗せるだけで最高の酒の肴になります。熊本の美味しい焼酎と併せて楽しみたいですね。

2位の辛子レンコン同様、同じくお酒のおつまみとしてもおすすめな熊本のソウルフードが馬刺しです。熊本で馬刺しが郷土料理として食べられるようになった理由は定かではありませんが、加藤清正が出兵して食料が尽きたとき、軍馬を食べた事がルーツとなっているといった説もあります。

馬肉は癖のない味わいで食べやすく、低脂肪、高たんぱくでヘルシーな食材としても人気がある様です。一口に「馬刺し」と言っても部位によって味わいはさまざまで、タテガミの根元部分などはこりっとした食感を楽しめる様です。お店によっては一皿で色々な味わいを愉しめる馬刺しメニューもあるので、食べ比べをしてみるのもおすすめです。

今回の記事では、熊本でおすすめしたいご当地グルメや郷土料理をランキング形式で紹介しました。熊本には有名な定番人気グルメも多いですが、あまり知られていないユニークなものも多くあります。熊本にお出かけの際は、魅力的なソウルフードを味わってみてはいかがでしょうか。