長崎の美しい海で夏を満喫！おすすめ海水浴場&ビーチ16選！

歴史的にも重要な位置を占める長崎県。観光スポットも非常に多いですが、九州の美しい海に面し、かつ多島でリアス式海岸を有する長崎県には、目を見張るような綺麗なビーチもたくさんあります。この記事では、そんな長崎の人気のビーチから穴場のビーチまで、幅広く全16のビーチを紹介します。

長崎と言ってもそのエリアは大きく、長崎、島原、県央、県北、五島、対馬、壱岐エリアの7つに分かれます。五島、対馬、壱岐は海を渡らないとそれ以外のエリアからアクセスできません。なお基本的に、海の家は夏だけしかオープンしていませんが、ビーチそのものにはいつでもアクセスできます。ただ中には、夏にしか船が出ていない、まさに夏限定穴場の無人島ビーチなどもあります。

あちらこちらに海岸線を有する長崎では、穴場のビーチで、バーベキューを楽しめる場所もあります。キャンプ場や飯盒場などが併設されている場所もあり、絶景の海を眺めながら、青空の下で、家族や仲間と、開放的な空間を楽しめること請け合いです。

これから紹介するどの長崎のビーチも、とても美しくまさに絶景といえるでしょう。青空の下で美しいビーチもあれば、夕日の絶景ポイントとしておすすめされているビーチもあります。

大きな施設を有する人気のビーチの情報はたくさんあるのですが、穴場の、地元の人が愛する、小さな湾のビーチの情報はなかなか手に入りません。この記事では、紹介する全ビーチに動画を含め、その美しさと雰囲気をお見せします。

それでは早速、長崎のおすすめビーチと、さらにおすすめの海水浴場を紹介します。コマーシャル、写真集、グラビアなどで見たことのある綺麗なビーチが盛りだくさんです。

大浜海水浴場という名前のビーチは日本にたくさんありますが、ここで紹介するのは佐世保の大浜(おおはま)海水浴場です。佐世保ではありますが、西海国立公園内の島、九十九島にあり船で行くことになります。

遠浅の美しい砂浜が約1 kmに渡って続くコバルトブルーの海は、環境省が選定した「美しく」「清らかで」 「安らげて」「優しく」「豊か」な水辺である快水浴場百選にも選ばれています。砂浜の左手には岩場があり、磯遊びなどもできます。また、沖合の無人島　古志岐島（コシキジマ）は釣りのメッカとして有名だそうで、海を遊びつくせる人気のビーチです。

海水浴場にはキャンプ場も隣接しており、シャワー、トイレ、炊飯等が整備されています。テントや飯盒（はんごう）などもレンタルでき、バーベキューも楽しめます。海開きのシーズン以外でも楽しめて人気のエリアです。食材などに関しては予約時に聞いてみましょう。

蛤浜（はまぐりはま）海水浴場も、西海国立公園内にあるにんきのビーチですが、こちらは五島にあります。波打ち際の長さは約500ｍで、白浜と松林が美しく、安らげる水辺星5の快水浴場百選に選ばれています。エメラルドグリーンの海の色が、天候や時間で刻々と変わる絶景は、ずっと見ていても飽きません。

毎年7月20日頃の海開きイベント「蛤浜で遊ぼデー」では、バナナボート、ビーチフラッグなどで盛り上がります。ビーチではバーベキューはできませんが、すぐ傍の山に有川青少年旅行村というレジャー施設があり、ログハウス付きのキャンプ場でバーベキュー、スポーツ広場、アスレチック施設などなど、海も山も楽しめます。

長崎市内から車で行けるリゾートアイランド、伊王島（いおうじま）。その大きさは2.26平方キロメートルくらいで、沖縄との橋ができたのは、実は2011年と最近です。2018年4月にエンターテインメントリゾート「i+Land nagasaki(アイランド ナガサキ)」としてリニューアルし、その流れで出来たのが、子供連れでも安心の人気ビーチ、伊王島海水浴場 コスタ・デル・ソルです。

コスタ・デル・ソルとは、スペイン語で太陽海岸という意味で、その言葉通りにすべてが明るいビーチです。子供用のプールも備え付けられてるほか、夏限定の海上アスレチックなどもあり、楽しめること請け合いです。遊泳期間は夏だけです。

また島には温泉も、オーシャンビューの全天候型のバーベキューエリアもあります。長崎市内から伊王島ターミナルまでシャトルバス（約50分）が出ているほか、長崎市内から伊王島までで船で約20分で行けます。

錦浜（にしきはま）海水浴場は、壱岐にある大人向けのビーチです。透明度が格段に高く綺麗で、沖の方は水深10 m程。サンゴ礁や魚を見ることができるダイビングスポットとしても人気です。

その透明度を活かし、ジェットスキー、バナナボード、シーカヤック、ウィンドサーフィン、ダイビングなどなど、様々な海のスポーツやアクティビティーが、手軽に体験できます。貝殻で出来た砂浜も綺麗で、さくら貝が多く拾えるとか。眺めているだけでも至福の絶景スポットです。

ダイバーショップはカフェバーにもなっており、カクテルなどのドリンクやバーベキュー、ランチも楽しめます。販売されているオリジナルマリングッズがおすすめとの声も。基本的には夏のみの営業ですが、予約すれば夏以外でも利用可能です。ペンションでの宿泊も可能です。

長崎駅からバスで行ける高浜海水浴場は、白い砂浜と、遠浅でエメラルドグリーンの海が綺麗な、延長800 mの絶景ビーチです。清らかな水辺星５、安らげる水辺星５、と、星5が2つの快水浴場百選に選ばれています。三方を山に囲まれ、目の前ビーチのさきには軍艦島が見えます。

海水浴は10:00-17:00まで。パラセーリングなどのアクティビティも受け付けており、11:00-19:00まではレストランも開いています。バーベキュー場はありますが、炊事場設備は整ってはいないので、出張バーベキューなどを頼むのがおすすめです。

東シナ海に沈んでいく夕日が格別に美しく、大日本水産会などが選んだ日本の渚百選にも選ばれています。また、冬にはウミガメの産卵も見られるとか。

長崎から車でアクセス可能。歴史的にも有名な平戸にある根獅子(ねしこ)の浜海水浴場は、根獅子海水浴場とも呼ばれ、約1kmに渡る白浜が綺麗なビーチです。環境省が2001年に選んだ「水質、自然環境・景観」「コミュニティ、クリーン」「安全性」「利便性」が満たされた日本の水浴場88選に入っています。

「綺麗だけど遠浅すぎて、大人はものたりないかも」という声があるくらい、遠くまでプールのような海が続き、お子様連れに特におすすめです。バーベキューや花火は禁止なので気をつけましょう。動画からは分かりにくいですが、シャワーや桟敷席もあります。また近くには、隠れキリシタンの資料が展示されている切支丹資料館もあり、長崎の歴史の一端を学べます。

壱岐から船で5分、北に進むとある無人島、辰ノ島(たつのしま)。3月〜10月の間だけ船が出る、ドラゴンブルーの海で知られるこの島にも、綺麗な辰ノ島海水浴場があります。弓なりになった白い遠浅の砂浜に、どこまでも透明な海が広がっています。

無人島の海水浴場なので、休憩所、シャワー、トイレ、カップラーメンの販売機、などはありますが、食堂などはありません。船に乗る前にお弁当やジュースなどを買いましょう。船の中で、壱岐の絶景の海を眺めながらのお弁当もおすすめです。なお、島のシャワーは常温です。使う時は管理人の方に言って、水栓を開けていただきましょう。

茂木浜(もてぎはま)海水浴場は、全長400 mの遠浅な白浜が続く、対馬最大の天然の砂浜です。その入口にある石碑は、日露戦争の際に撃沈された、ロシア艦の乗組員が上陸した証です。国境付近の海にいることを、ひしひしと感じさせます。ビーチを楽しむだけではなく、歴史を体感するのにもおすすめです。

岩場の多い対馬の海岸の中で、この茂木浜海水浴場は、ウミガメが訪れる最後の砂浜だそう。長崎県自然環境保全地域に指定されている、穴場の綺麗な海です。トイレ、シャワー、更衣室、水道があります。

韓国と日本の間の玄界灘に位置する壱岐は、日本書紀、元寇など、日本の歴史に多く登場し、日本遺産にも選ばれています。そんな壱岐の三大浜の1つ、筒城浜(つつきはま)海水浴場は、約600 mに渡る白浜と、遠浅の透明な海が広がる絶景ビーチです。清らかな水辺星5、安らげる水辺星5の2冠の日本の快水浴場100選に、そして日本の渚100選にも選ばれているビーチです。

ビーチには複数の海の家があります。シュノーケルや、フライボード、ウェイクボード、パドルボード、マリンjジェット、シーカヤック、ウェイクボードなどなど、マリンスポーツも充実しており、いくつかの海の家では、問い合わせをすれば港や宿と海の家とを無料送迎してくれます。

予約すればバーベキューができる海の家もありますが、隣にある筒城浜ふれあい広場のレストハウスでも、キャンプ場、ジョギングロード、バーベキューができる場所があります。バレー、バドミントンなどができる体育館などもあり、この一帯は壱岐の中でも人気のエリアとなっています。

長崎市から車でアクセス可能な、西海市の尻久砂里（しりくさり）海浜公園。かわった名前の由来は、ビーチの美しさに見とれているうちにお尻が腐ってしまう、ことだそう。浅い穏やかな海が、ものすごく遠くまで広がっています。こじんまりとした湾が美しい森林で囲まれた穴場で、その絶景は確かに人を飽きさせません。岩場遊びもできます。

人里離れた穴場ビーチのため、たどりつくまで秘境感があります。また、飯盒炊飯場がついたキャンプ場が、海が眺められる位置にあり、バーベキューも楽しめます。なお、テントを張る場所は予約が必要です。

川原(かわはら)海水浴場は、ビーチの端の方に長く伸びる、人工的な構造が入った海岸線となっています。このビーチを語るには、川原大池（かわはらおおいけ）という、長崎県最大の淡水湖の話を避けては通れません。この池の周囲には、野鳥や淡水魚が多く生息し、川原大池樹林として、長崎県指定天然記念物になっています。川原海水浴場は、この池と海がつながったところにあり、この一帯は川原大池公園となっています。

池と海がつながっているため、釣り目当てのお客さんも多いです。ビーチの奥には、雲仙・天草が広がっています。川原大池公園内にはキャンプ場も隣接しており、バーベキューも楽しめます。釣った魚をその場で焼くのもおいしそうです。なおキャンプ場は使用前の申し込みが必要なので、必ず予約しておきましょう。ビーチの海の家は夏限定です。

長崎から南西15 kmほどのところにある島、高島。同じ区域には軍艦島もあります。この高島海水浴場は、人工の海岸線をもつ海水浴場ですが、日本の海水浴場88選に選ばれています。深いコバルトブルーの色合いが美しい海に、珊瑚礁が望めます。ウッドデッキや休憩所も完備されています。

海水浴場のそばには常設テントが建っているキャンプ場もあり、バーベキューなどももちろん楽しめます。船で渡る島ですが、食材は現地調達できます。

面白い施設として、海水の温浴施設、高島いやしの湯という、水着着用で楽しめる施設があり、海水ミストや洞窟風呂などもあります。天気の悪い日でも遊べるところがあるのは安心です。海水浴場や温浴施設に関しては、島までの乗船券がセットになったチケットが各種揃っているので、お買い求めの際に選んでみましょう。

長崎市からバスでアクセスできる脇岬(わきみさき)海水浴場は、白浜が2 kmも続く、日本の海水浴場88選に選ばれている、水質の綺麗な絶景ビーチです。ハマユウ、というヒガンバナ科の白い花が自生しており、花も海も愛でながら、マリンスポーツを楽しめる場所として人気です。

脇岬海水浴場は、アクティビティの中でも、特にウィンドサーフィンのメッカとして知られています。また、ビーチロックと呼ばれる、炭酸カルシウムからできている石灰質の自然の岩場で、磯遊びも楽しめます。

美しい夕日と、ウミガメの産卵で知られる、西海市の雪浦(ゆきのうら)海浜公園。400mの砂浜と、数百本もの松の木が並ぶ景色は、昔話に迷い込んだような絶景です。長崎市から車でアクセスできますが、中心地からは遠いため、地元に愛された穴場のビーチです。

サーフィンにうってつけの波がくるので、サーファーにも人気です。シャワー施設には、サーファーの方が経営しているお店があり、グッズが買えます。海に入れる夏のシーズン以外にも、釣りなどを楽しみにくる人もいるそうです。

美しいエメラルドグリーンの海が広がる、五島の小浦(こうら)海水浴場。同じ名前の「小浦海水浴場」は長崎県以外に和歌山県などにもあるので、調べるときは注意しましょう。玉之浦町の端にあるため、玉之浦小浦海水浴場、と呼ばれることも。ここも船と車でないと行けない、地元の方に人気の穴場のビーチです。

波が静かなちいさな湾なので、予約すればカヌー体験もできます。原則、3日前までの予約が必要ですが、1回の受入人数が1名～36名と幅広く、思い出作りにも最適な穴場スポットと言えるでしょう。カヌーに必要なものは、全てレンタルできます。また、シャワー施設もあります。

壱岐エリア、500 mに渡って広がる砂浜が美しい清石浜（くよしはま）海水浴場。砂浜の形が、長崎によくあるU字型ではなく、M字型になっているのが特徴です。遠浅ですが、波を弱めるテトラポッドが奥の方に設置されています。

7月にはマリンスポーツのお祭りである「夏夢祭（なつゆめまつり）」が行われ、各種インストラクターが常駐して、さまざまなアクティビティを楽しむことができます。イベントも盛りだくさんで、ラムネ早飲みやフラダンス、ビーチフラッグなども。ライフセービングの講習などもあります。

海水浴シーズンには、シャワーとトイレが設置されています。自動販売機しかないそうなので、食べ物は持っていくことをおすすめします。オフシーズンには、サーフィンやバードウォッチングでにぎわう、地元に人気のビーチです。特に冬にはカモメの大群がやってくるそう。

以上、長崎の綺麗な海を、人気ビーチ穴場ビーチ問わず、動画付きで紹介しました。エメラルドグリーンの海、コバルトブルーの海、どちらも絶景で、捨てがたい魅力があります。また、施設のない無人島のビーチ、島ごとレジャーアイランド化したビーチなど、そのビーチの様子もさまざまです。歴史もあり、きれいな海もある長崎。ぜひ一度、観光にいらしてください。