【福岡】小呂島の観光情報ガイド!フェリーでのアクセスも解説!

福岡市の西に浮かぶ「小呂島(おろのしま)」は、周囲が3.5kmの小さな離島です。釣り好きには有名なスポットで、近年では島の猫を目当てに訪れる観光客も多くいます。見どころ満載な小呂島の魅力を島の歴史や祭り、宿泊情報や食事事情などと共に徹底的に解説していきます。

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目次

  1. 1福岡「小呂島」の観光情報を完全網羅!
  2. 2「小呂島」へのフェリーでのアクセス方法
  3. 3「小呂島」のおすすめ観光スポット7選
  4. 4「小呂島」の食事や宿泊情報
  5. 5「小呂島」で行われる祭りや歴史
  6. 6「小呂島」でのんびり島時間を優雅に過ごそう!

福岡「小呂島」の観光情報を完全網羅!

玄界灘にポツンと浮かぶ小呂島は、福岡市から40kmほど西側にある小さな離島です。人口はおよそ200人、漁業が盛んな離島として知られています。青い海に囲まれた長閑で自然豊かな観光地として注目を集めています。

釣り好きには有名なスポットですが、近年は島に住む島猫を見に訪れる観光客も後を経ちません。青い海と豊かな緑に囲まれた小さな離島「小呂島」の観光スポットをご紹介していきます。

穏やかな気候と美しい海の離島

ひょうたんの形をした小さな離島「小呂島」は、暖流の影響もあって冬でも雪が降らず穏やかな気候に恵まれています。島は真っ青な海に囲まれ、緑が豊かで自然が溢れたとても美しい離島として観光客に人気があります。

漁業が盛んな島なので、年間を通して多くの釣り好きが訪れる島としても知られています。歴史のある離島で年間を通じて祭りなどの行事も多く癒しを求める観光客が数多く足を運ぶ離島です。

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「小呂島」へのフェリーでのアクセス方法

歴史ある小さなな離島「小呂島」へは、福岡市の姪浜渡船場からフェリーでのみアクセスが可能です。フェリーは頻繁には出ていないので、事前にしっかりと運行日程を確認してから小呂島を訪れることをおすすめします。

「ニューおろしま」で小呂島へ!

歴史ある漁業の島「小呂島」へのアクセスは、福岡市の姪浜渡船場から出ているフェリー「ニューおろしま」を利用します。所要時間はおよそ60分。青い海と緑豊かな大自然に囲まれた長閑な小呂島に到着します。

フェリーは運行日や時間などが限られています。小呂島へのアクセスには欠かせないフェリー「ニューおろしま」について詳しくご紹介していきます。

船酔いに注意

小呂島は玄界灘にポツンと浮かぶ離島で、アクセスはフェリーのみとなります。玄界灘の荒波に揉まれる可能性もあるので、船酔いしやすい方は事前に酔い止めを服用するなどの対策をしてフェリーを利用するのがおすすめです。

フェリーの所要時間や料金

歴史ある緑豊かな離島「小呂島」へのアクセスはフェリーのみとなります。フェリーは福岡市の姪浜渡船場が発着で、所要時間は片道65分ほどです。曜日によって1日2本運行の日と1本のみの日があります。

小呂島へのフェリーの運賃は中学生以上の大人が片道1,760円小学生以上の小人は880円です。1歳以上〜小学生未満の小人は大人1人につき1人目は無料で乗船できます。2人目以降は小人料金がかかります。

フェリー運航時間の注意点

歴史のある離島「小呂島」は見どころ満載ですが、宿泊施設やお食事処は島内にありません。アクセスするにはフェリーが必要ですが、本数に限りがあるので逃さないように事前の計画をしっかりと立てることをおすすめします。

特に月水金は1日1便しかなく、日帰りはできません。小呂島を日帰りで訪れるなら、1日2便運行する火木土日の朝一の便を利用します。波の状況によって欠航してしまうこともあるので、天気予報なども合わせてチェックしておくのがおすすめです。

姪浜渡船場へのアクセス情報

小呂島と福岡市を結ぶフェリーは姪浜渡船場より運行しています。福岡市内から姪浜渡船場へのアクセスは路線バスの利用が便利です。西鉄福岡駅から路線バスで40分ほどでアクセセスでき、乗り換えもないので便利です。

また、空港線の姪浜駅からは徒歩で24分ほどです。ただし、小呂島ヘ行く朝一番のフェリーはとても早い時間なので車の利用をおすすめします。

姪浜渡船場の基本情報

【住所】 福岡県福岡市 西区愛宕浜3丁目1-1
【電話】 092-291-1084
【公式サイト】 福岡市港湾空港局

「小呂島」のおすすめ観光スポット7選

歴史と自然の豊かな離島「小呂島」は、釣り好きが多く集まる離島としても知られています。近年では島でのんびりと暮らす猫を見に多くの観光客が訪れています。小さな島ですが小呂島には見どころが満載です。

歴史を感じる神社や戦争の爪痕が残る歴史的建造物、豊かな自然が生み出した島特有の植物など、小呂島を訪れたらぜひ足を運びたい、おすすめスポットをご紹介していきます。

①七社神社

小呂島のおすすめ観光スポット1つ目「七社神社」です。港のほど近くに鎮座する歴史のある神社で、漁業が中心の小呂島の漁師たちの海上での安全を見守る神社です。島に数ある神社の中でも、特に島民に親しまれている神社です。

島で毎年7月に行われるお祭り「山笠」や8月のお祭り「万年願」の時には七社神社の鳥居の前には飾り山という装飾が施されます。島民が順番に氏子を務める、昔から大切にされてきた歴史のある神社です。

七社神社の基本情報

【住所】 福岡県福岡市西区小呂島13
【公式HP】 小呂島ホームページ

②嶽宮神社

小呂島のおすすめ観光スポット2つ目「嶽宮神社」です。小さな小呂島で最も標高が高い宮山の中腹に鎮座するとても歴史のある神社です。豊かな緑に囲まれているので森林浴にぴったりのおすすめの神社です。

生息している植物は亜熱帯植物で、本州ではなかなかお目にかかれない珍しい木々が生い茂っています。木漏れ日のさす拝殿は、島の歴史をものがったっています。

嶽宮神社の基本情報

【住所】 福岡県福岡市西区小呂島
【公式HP】 小呂島ホームページ

③大ソテツ

小呂島のおすすめ観光スポット3つ目「大ソテツ」です。小呂島は温暖な気候に恵まれているため、亜熱帯性の植物が多く生息しています。七社神社にそびえ立つ大ソテツはその名の通りとても巨大で、どこまでも高くそびえ立っています。

大ソテツの基本情報

【住所】 福岡県福岡市西区大字小呂島13(七社神社内)
【公式HP】 小呂島ホームページ

④旧海軍望楼跡

小呂島のおすすめ観光スポット4つ目「旧海軍望楼跡」です。かつて小呂島には軍事施設が建てられ、300人ほどの兵隊が住んでいました。戦争自体の歴史的建造物が島にはいくつも取り残されています。

旧海軍望楼跡は敵の侵入を見張るための建物で、島で最も標高が高い場所に建てられています。亜熱帯性の植物が生い茂る中にぽつんと佇む旧海軍望楼跡は、標高も高いため眼下に広がる玄界灘を360度のパノラマで望むことができます。

旧海軍望楼跡の基本情報

【住所】 福岡県福岡市西区小呂島304
【公式HP】 小呂島ホームページ

⑤砲台&弾薬庫跡

小呂島のおすすめ観光スポット5つ目「砲台&弾薬庫跡」です。軍事施設が建てられていた小呂島の旧海軍望楼跡の側には、砲台の跡地や弾薬庫の跡地が今も当時の姿のまま残されています

広く頑丈に作られた弾薬庫跡は夏の暑い日でもひんやりしていて、独特の雰囲気を醸し出しています。周囲には当時掘られた井戸なども残されていて、歴史がそのまま止まってしまったかのような不思議な空気が流れています。

砲台&弾薬庫跡の基本情報

【住所】 福岡県福岡市西区小呂島304
【公式HP】 小呂島ホームページ

⑥小呂島公園

小呂島のおすすめ観光スポット6つ目「小呂島公園」です。海が見渡せる公園で、絶景と心地の良い風を楽しむことができます。宿泊施設がないので、釣り人が度々テントを張って宿泊している姿も見られます。

どこまでも広がる青い海を見ながら、のんびりと癒しの時間が過ごせるおすすめスポットです。

小呂島公園の基本情報

【住所】 福岡県福岡市西区小呂島
【公式HP】 小呂島ホームページ

⑦自生ビロウ樹

小呂島のおすすめ観光スポット7つ目「自生ビロウ樹」です。南国では定番のビロウ樹が日本で自生する北限が小呂島と言われています。本州ではなかなかお目にかかれない珍しいビロウ樹は、七社神社の拝殿の裏に自生しています。

自生ビロウ樹の基本情報

【住所】 福岡県福岡市西区小呂島13(七社神社拝殿裏)
【公式HP】 小呂島ホームページ

釣りを楽しむのもおすすめ!

玄界灘にポツンと浮かぶ小呂島はほとんどの人が釣りを目当てに訪れています。小呂島の島民もほとんどが漁師でブリの一本釣りなどで生計をたてている島なので、魚の数は豊富で釣り好きにはたまらないスポットです。

宿泊施設のない小呂島では、公園にテントを張って宿泊する釣り人も多く、食事処もないので釣った魚を調理する釣り人も多く見受けます。釣り付きなら一度は訪れたい、人気の釣りスポットでもあります。

猫島としての楽しみ方も!

玄界灘にポツンと浮かぶ小さな離島の小呂島ですが、たくさんの猫と触れ合える島として猫好きからも注目を集めています。のんびりとした時間の流れる小呂島に暮らす猫たちはとても人懐っこくて、人が座っているとたくさんの猫が集まってきます。

餌やりや移動は禁止なので注意

猫とのふれあいを求めて島を訪れる人も後を立ちませんが、猫が可愛いからと言って猫に餌をあげたり無理やり連れ回すのは禁止です。思いやりを持って猫に接すれば、自然と周りに可愛い猫たちが集まってきます。

「小呂島」の食事や宿泊情報

玄界灘にポツンと浮かぶ小さな離島の小呂島ですが、島には宿泊施設や食事処などはないので注意が必要です。フェリーも本数が限られているので、食事は各自で用意をして宿泊はできないので日帰りで計画を立てて訪れることをおすすめします。

島に民宿はない

釣り好きに人気の小呂島ですが、島内には宿泊できる民宿などの施設はありません。宿泊をするなら島内にある小呂島公園にテントを張って宿泊するしかありません。また、食事ができる施設もないので、滞在中の食事は事前に準備が必要です。

急な欠航時は待合所で待機

宿泊施設のない小呂島は天候などによっては、フェリーが欠航して帰れなくなる場合もあります。その場合、テントなどの宿泊の準備をしていない人は屋根付きのフェリーの待合所で待機するしかないので注意が必要です。

テントで宿泊する人もいる?

小呂島に釣りや観光目的で数日間滞在する場合、テントを持参してキャンプをする人も多くいます。キャンプをする人のほとんどが小呂島公園を利用しています。食事ができる場所やスーパーなどはないので、食事の準備は事前にしておくことをおすすめします。

食事は農協の購買所のみ!

小呂島はとても小さな島なので、島内にはスーパーやコンビニがありません。あるのは港の近くの農協の購買所のみです。こちらは土日がお休みなので、日帰りでもキャンプでも小呂島を訪れる際、事前に食事の準備は必要となります。

食料は事前調達がおすすめ!

小呂島にはスーパーもコンビニも、食事処もないので訪れる際はお弁当などを持参するのがおすすめです。周りを真っ青な海に囲まれた小呂島で、美しい景色を見ながら外で食べるお弁当は格別です。

「小呂島」で行われる祭りや歴史

玄界灘にポツンと浮かぶ小さな離島「小呂島」では年間を通していくつもの伝統的なお祭りが開催されています。小呂島全体が盛り上がりを見せる伝統的なお祭りの数々をご紹介していきます。

5月には旋網漁の初出漁が!

小呂島では毎年5月の旋網漁の初出漁時には、海での安全とその年の大漁を祈願して島民全員が初漁に向かう漁船を見送ります。勇敢に海に向かう数々の漁船と、それを見送る島民の心が一つになるとても大切な行事なのです。

島全体が賑わう「小呂山笠」

小呂島の伝統的なお祭りの中でも、特に盛り上がりを見せるのが毎年7月15日に行われる「小呂山笠」です。博多の祇園山笠と同じ日に開催されて、規模こそ小さいですが小呂島の山笠も島民全員が参加して大変な盛り上がりを見せます。

早朝、夕方に山笠を担いで島を廻ります。お昼には島の小学生全員と男子中学生による子供山笠も島内を廻ります。お祭りが終わると山笠の飾りを各家に魔除として飾ります。小呂島の夏の風物詩とも言えるとても盛り上がるお祭りです。

無病息災と大漁祈願「万年願」

小呂島の伝統的なお祭りの一つ「万年願」毎年8月18日に行われるお祭りで、島で暮らす島民と島の主要な産業である旋網漁の大漁を祈願して行われます。島の小学5年生と6年生によって歌舞伎の三番叟が踊られます。

元々は島の男性が歌舞伎を神社に奉納していましたが、現在はなくなり子供の歌舞伎のみとなっています。長い年月で形は変わりましたが、お祭りは今でも毎年同じ日に開催されています。

男達の一大イベント「おくんち」

小呂島では毎年10月21日に「おくんち」が行われます。大漁旗を掲げた漁船が早朝から海に出て、島の周りを大きな波しぶきを上げながら勇壮に船を走らせます。漁師の島ならではのとても壮大なお祭りです。

島に住む男の子たちは赤ちゃんから中学生まで全員が船に乗せられ、漁師としての心意気を学びます。島の男性が特に熱くなるお祭りです。

7つの神社にお参り「秋祭り」

小呂島では秋になると「秋祭り」が行われます。開催日は11月8日で、この日は特別に外部から神主さんが島を訪れて、島にある7つの全ての神社をお参りして大漁を祈願します。島の男性は正装に着替え神主さんと一緒に7つの神社をお参りします。

7つの神社へのお参りが終わると神主さんと島の男性は公民館に集まり御神酒やお刺身といった御馳走が振る舞われます。漁業が主要産業の小呂島ならではの大漁祈願の大切なお祭りです、

「小呂島」でのんびり島時間を優雅に過ごそう!

福岡市の西の沖合にポツンと浮かぶ小さな離島の小呂島は、青い海と豊かな自然に囲まれた美しい離島です。福岡市からフェリーでのみアクセスできて、海釣り好きにはとても人気のある漁場として知られています。

宿泊施設や飲食店はありませんが、素晴らしい景色と歴史的なスポットや神社を巡ることができます。アクセスは少し不便ですがしっかり計画を立てれば日帰りで訪れることもできます。小呂島で絶景に癒されてみてはいかがでしょうか。

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