中山平温泉のしんとろの湯は、天然温泉に立ち寄り湯ができる日帰りの温泉施設です。加水が一切ない天然温泉100％の源泉で、「美人の湯」や「美肌の湯」と言われるほど泉質がよいので、アトピーなどの肌で悩む人にも「しんとろの湯」はおすすめな温泉です。土日は混雑が予想されるので、この記事を参考に計画を立てて行くことがおすすめです。

しんとろの湯は、宮城県の大崎市鳴子温泉に位置する公衆浴場で、リーズナブルな料金で入浴できるため気軽に立ち寄れるのも嬉しいポイントとなっています。周辺にあるおすすめな食事処と一緒に「中山平温泉 しんとろの湯」についてご紹介します。

中山平温泉のしんとろの湯の魅力について深掘りし、紹介いたします。アトピーなどの肌トラブルに悩む人だけではなく、温泉好きな人も大満足の泉質にご注目ください。

中山平温泉のしんとろの湯は、加水なしの源泉100％が魅力です。湧出地から源泉が木の道を通り、自然にお湯の温度を下げて浴室に運ばれています。木で作られた道は約200ｍの長さがあり、浴槽に注がれる時にはちょうどよい温度になっている仕組みとなっています。

中山平温泉のしんとろの湯は、とろとろしたお湯であることが特徴です。「うなぎの湯」と例えられるほどにトロミがあり、肌にまとわりつくような感触を味わえます。このトロミのあるお湯には上質な泉質があり、美人の湯や美肌の湯として人気を博しています。

中山平温泉のしんとろの湯は湧出地では93度ある湯です。泉質には、含硫黄－ナトリウム－炭酸水素塩・塩化物泉が含まれています。

塩化物泉は、入浴によって肌に塩分が付き、保温効果を高め湯冷めしにくい効果があります。そのため、このような泉質が含まれている温泉は「熱の湯」とも呼ばれます。しんとろの湯は、高齢者や子供にも優しい泉質なので、幅広い年齢層に愛される泉質と言えます。

中山平温泉のしんとろの湯には「低張性アルカリ性高温泉」という泉質名も付けられています。環境省が定義の規定に当てはまれば使用してよいと認めている泉質名となっているため、しんとろの湯は療養泉として認められている温泉と言えます。

中山平温泉のしんとろの湯の効能には、一般的適応症と泉質別適応症があります。どのような効能があるか、表を参考にして見ていきましょう。
 

アトピーのある肌は、乾燥しやすく、かゆみから肌をかきむしってしまったりなど、肌トラブルが絶えない肌で悩んでいる人も多くいる症状です。子供に症状が出る場合も多く、悩みの種になっている人も多くいます。

中山平温泉のしんとろの湯は、アトピーで悩む人がしんとろの湯の温泉に入るために集まる場所にもなっているほど美肌効果の高い温泉となっています。温泉地の多い東北地方でもずば抜けているほど、美肌成分が強力なので、アトピーで悩んでいる人にはしんとろの湯の入浴をおすすめできる温泉です。

中山平温泉のしんとろの湯では、男湯と女湯に分かれ、大きな浴槽のある内湯があるのみです。小さな子どもでも入浴できるようにとベビーバスの用意があるので、浴室の湯が熱いときなどは子ども向けの浴槽として利用できます。

泉質がよく、効能に期待ができる「しんとろの湯」の館内施設や混雑状況について紹介します。お土産におすすめな温泉たまごにもご注目してご覧ください。

しんとろの湯には交流室と呼ばれる休憩室があります。畳の部屋に長テーブルが設置され、待合室として利用できるスペースとなっています。目の前には自販機コーナーがあるので、湯上りの水分補給におすすめです。

しんとろの湯で作られた手作りの温泉たまご（6個入り350円）が、しんとろの湯では販売されています。ほのかに硫黄の香りが付いた卵は、白身がぷるぷるしていて、美味しいと評判です。美肌成分が強い泉質を持った源泉で作った温泉たまごは、食すことで身体の中から綺麗になれそうな温泉たまごとなっています。

公衆浴場と聞くと、石鹸などを持参するイメージですが、しんとろの湯ではボディソープとリンスインシャンプーが浴室に設置されています。無料で利用できるので、石鹸を持参しなくても洗うことが可能です。

さらに、ドライヤーの用意もあるのも嬉しいポイントです。有料でバスタオル（650円）やカミソリ（200円）の販売があります。しんとろの湯オリジナルタオル（350円）はお土産にもなるのでタオルを持参しても持って帰りたいグッズとなっています。

しんとろの湯は、泉質のよさから有名は入浴施設となっており、土日は混雑しやすいスポットです。洗い場が限られているので混雑時は順番待ちになってしまうことがあります。混雑を避けるために平日の昼間や、一般的な食事時の時間など、時間をずらして入ることがおすすめです。

入浴料金は大人440円、小学生220円、未就学児無料という家族連れに嬉しいリーズナブルな料金で利用ができます。リピートしてしんとろの湯を活用するのであれば、回数券の購入がお得です。

回数券

しんとろの湯への入浴と一緒に、ご当地グルメを楽しむためのおすすめな食事処をご紹介します。しんとろの湯周辺にある食事処なので、アクセスしやすく入浴とセットで楽しむことができるのでおすすめです。

ゆの駅しんとろは、しんとろの湯の隣に隣接している「ゆの駅」です。ゆの駅には食堂のほかに軽食コーナー、ご当地物産などの直売所があり、新鮮な野菜も売られているのでお土産を購入できるスポットとしての利用もおすすめです。

ゆの駅しんとろに入っている食堂には、うな丼、カレー、うどん、おにぎりなどが提供されています。しんとろの湯で作られている温泉たまごも食せるので、ゆの駅しんとろならではのトッピングをして食事を召し上がる食べ方が、ゆの駅のおすすめです。

鳴子峡レストハウスは、紅葉の名所と言われる鳴子峡を眺めることのできるスポットで、しんとろの湯からほど近い場所に位置しています。ドライブの休憩スポットにもなっているので、つまめるような軽食もおすすめです。

食事処では定食やパスタ、ラーメンや蕎麦などのバリエーションで展開され、軽食だけではなく、しっかりと食事を楽しみたい人にも嬉しい食事処となっています。景観を楽しみながら食事をしたい人は鳴子峡レストハウスがおすすめです。

鳴子で作ったお米を使ったおにぎりを中心にして食事ができる食事処が「ゆきむすび」です。お持ち帰りもできるので、店内で食事を取る時間がない人や、子供が小さい人におすすめです。おにぎりの他にきのこ蕎麦やおろし蕎麦など、季節の食材を使ったお蕎麦も食せます。

温泉たまごをトッピングしたカレーも人気があったりと、鳴子のご当地グルメを食したい人にはおすすめの食事処となっています。

しんとろの湯の近くに構えるお店で、小さなお蕎麦屋さんでありながら、名店と親しまれリピーター続出のお蕎麦屋さんです。2018年に閉店しましたが、移転してリニューアルオープンしました。メニューの中でも板蕎麦が有名で、ボリュームがありながらコスパがよいと大満足の食べ応えです。美味しさはもちろんリピートしたくなる美味しさ。お蕎麦好きな人にはおすすめです。

美肌効果に期待ができる「しんとろの湯」の魅力についてご紹介しました。アトピーだけではなく、肌トラブルにお悩みの人もぜひ入浴してみてほしいイチオシの温泉です。ご当地のグルメを楽しみながら入浴し、心も身体もリラックスして過ごしましょう。