山形の大判焼き「あじまん」が絶品!人気商品・販売店舗や営業時間は?

山形県天童市発祥の山形名物「あじまん」は、薄い皮にぎっしりと餡がつまった「山形版の大判焼き」です。週末限定のあじまんや、一緒に販売されているたこ焼きの「たこポン」も要チェックです。山形県民に冬を知らせる「あじまん」の魅力をご紹介します。

山形の大判焼き「あじまん」が絶品!人気商品・販売店舗や営業時間は?のイメージ

目次

  1. 1山形の大判焼き「あじまん」とは
  2. 2山形の大判焼き「あじまん」の歴史と特徴
  3. 3山形の大判焼き「あじまん」の定番商品
  4. 4山形の大判焼き「あじまん」の限定商品
  5. 5山形の大判焼き「あじまん」の詳細情報
  6. 6山形で愛される銘菓「あじまん」を堪能しよう!

山形の大判焼き「あじまん」とは

関東では「今川焼き」、関西や九州などでは「回転焼き」と呼ばれる「大判焼き」があります。小麦粉と卵でつくった生地につぶあんなどを入れて焼いた和菓子で、店舗やお祭りの露店などでも売られ、日本全国で食べられています。

山形の冬の名物「あじまん」は山形版の大判焼きといえる商品で、厳選されたあんこがたっぷりとつまっていて皮が薄いのが特徴です。毎年寒くなる頃、山形県内のスーパーマーケットなどの店舗前に期間限定で出店されます。しっとりした生地が特徴の「たこ焼きたこポン」も人気です。

山形で愛されるソウルフード

秋頃から出店が始まる「あじまん」の店舗は、山形県民に冬の訪れを知らせてくれます。たっぷりとつまった熱々のあんこやクリームと薄皮のバランスがよく、冬になると食べたくなる県民のソウルフードともいえる名物です。

定番商品は「つぶあん」と「カスタードクリーム」で、近年では月替りで土日と祝日の限定商品も登場します。「あじまん」で販売される「たこ焼きたこポン」も、しっとりとした生地と大ぶりのタコが入っていて人気があります。

山形の大判焼き「あじまん」の歴史と特徴

「あじまん」は、1965年(昭和40年)に販売された大判焼きが原点の山形名物です。ひとつの値段も手頃で、おやつや手土産としても人気です。販売は毎年寒い時期だけの限定で、「あじまん」の店舗が出始めると冬の到来を感じる県民も多い、地元で愛されるスイーツです。

現社長のお母さんがルーツ

「あじまん」は、現在の社長のご両親が地元の天童市にスーパーマーケットを開業したことに始まります。あるとき十勝産小豆を売っているおばあさんが訪れ、その小豆で炊いた甘さ控えめのあんこをたっぷりとつめた大判焼きを店先で売り出したところ、大変好評を得たそうです。

その後、残念ながらスーパーは廃業してしまいましたが、スーパー跡地に大判焼き屋の小屋を建てて、現社長の母親が商売を続けていました。「あんこをたくさん入れるとお客さんによろこんでもらえる」と語っていたそうです。

昭和40年から販売開始されたロングセラー商品

「あじまん」のルーツとなった天童市のスーパーマーケットは、1965年(昭和40年)に創業しました。店頭で販売されていた大判焼きの販売開始も同時期で、「あじまん」は地元山形で50年以上の歴史を持ち愛されるロングセラー商品となっています。

スーパーの跡地で細々と営業を続けていた大判焼き屋は、だんだんと評判になり、1980年(昭和55年)に「あじまん」としてチェーン展開が開始されました。現在では山形県のみならず、東北の他県や隣県の新潟県、関東や九州など約300店舗が営業しています。

毎年、季節と期間を限定して販売

スーパーマーケットなどの店頭に店舗を構える「あじまん」は、毎年9月末から10月上旬にかけて営業を開始します。営業開始日は店舗によって異なりますが、「あじまん」のホームページ上で確認ができます。

「あじまん」は冬季間のみの販売で、4月中に営業を終了します。営業終了日も店舗によってそれぞれですが、「あじまん」はおおよそ10月から3月頃までの期間限定販売となっています。営業時間はおおむね10時から18時ですが、こちらも店舗によって異なります。

冬季間しか販売しない理由として、甘さ控えめで糖分が少ないため、夏場は品質が劣化しやすいということがあります。また、冬は熱々でほかほかの「あじまん」が一番美味しく食べられる時期だということもあるようです。

地域限定オリジナル味のあじまんも人気

「あじまん」は、山形県と秋田県での期間限定の商品も人気です。この限定商品は、山形限定で発売した翌月に秋田限定として販売されたりもするので、シーズン中のうちに住んでいる地域でも発売される可能性があります。人気のある商品は復活もします。

よく販売される限定商品には、コロコロにカットされたさつまいもが入ったあんと生地にごまが入った「おさつあじまん」や、ごまあんともちもちの白い皮が特徴の「もっちりごまあじまん」などがあります。さつまいもやよもぎなど、季節を感じる商品も目立ちます。

山形の大判焼き「あじまん」の定番商品

「あじまん」の定番商品には、「つぶあん」と「カスタードクリーム」があります。これらは地元で一番認知され親しまれている商品です。どちらもこだわり素材が使用されています。「あじまん」自慢の「十勝あん」のみを購入することもできます。

また、「あじまん」の店舗ではたこ焼きの「たこポン」も販売されています。「たこポン」は東北地方と新潟のみで販売されていて、大ぶりのタコが魅力です。「あじまん」同様におやつや軽食にぴったりの商品です。

①つぶあん

「あじまん」といえば「つぶあん」と、一番の定番商品です。小豆は北海道十勝産のものが100%使用されています。甘さはかなり控えめで、薄めに焼かれた生地の中にぎっしりとつまっています。鋼釜でじっくりと炊かれた自家製の絶品あんこです。

地元の山形県民の中には、買ってきた「あじまん」をこたつに入れて保温する家庭もあります。時間が経って冷たくなってしまったら、電子レンジであたためてトースターでカリッとさせるのもおすすめです。

②カスタードクリーム

厳選されたこだわりの牛乳と卵でつくられる「カスタードクリーム」も定番です。とろっとした口あたりの甘くて美味しいカスタードクリームは、つぶあんが苦手な方や子供のおやつにもぴったりです。地元では、定番のつぶあんとカスタードクリームを半分ずつ購入する人が多くいます。

つぶあんの「あじまん」は緑茶によく合いますが、カスタードクリームはコーヒーと一緒にティータイムのおともとして食べるのもおすすめです。

③たこ焼きたこポン

「たこ焼きたこポン」はしっとりとした生地が特徴のたこ焼きで、キャベツはシャキシャキ、中に入っているタコは大きめにカットされています。ボリューム満点の「たこポン」は子供のおやつにも最適です。

「たこ焼きたこポン」は、現在のところ東北地方と新潟県にある店舗のみで販売されています。「あじまん」は関東地方や九州地方などにも店舗を展開していますが、「たこ焼きたこポン」は取り扱いがありません。「たこ焼きたこポン」の値段は5個入りで250円、10個入りで500円です。

④あじまんの十勝あん

定番商品の「あじまん」に使用される「十勝あん」のみを購入することもできます。値段は1袋500g入りで400円です。甘さ控えめのつぶあんで、あんぱんを作ったりおしるこにしたりとそれぞれの家庭で楽しめます。通販サイトからの購入も可能です。

山形の大判焼き「あじまん」の限定商品

つぶあんなどが定番の「あじまん」ですが、山形県や秋田県では月替りで土日と祝日限定の商品も販売されます。この限定商品は、人気があるものは別の年に復活することもあるので、逃してしまってもまた食べられる可能性があります。

限定の商品には、りんごやさつまいも、クリームチーズやチョコレートなどが使用されます。常にある商品ではないので、見かけたら購入してみましょう。中身のあんによってはコーヒーなどと合うものもあり、おやつタイムにぴったりです。

これらの「あじまん」の値段は、定番商品と同じ1個110円で購入できます。材料などによっては早めに売り切れてしまうこともあるので、早めの時間に購入するのがおすすめです。

①ずんだチーズあじまん

茹でた枝豆をすりつぶした「ずんだ」とチーズが入った「ずんだチーズあじまん」。ずんだあんには豆乳が入っていてまろやかな風味です。チーズクリームはレアチーズ風味で、ずんだとチーズがマッチした人気商品です。

「ずんだチーズあじまん」は、2020年1月の山形限定です。以前に販売されたものから改良され新しくなったずんだあんの「あじまん」です。値段は1個110円です。

②安納芋チーズあじまん

濃厚さと甘さが特徴の安納芋を使用した「安納芋チーズあじまん」は、上品な甘さの安納芋あんとクリームチーズの組み合わせの「あじまん」です。2018年に山形県と秋田県で販売され、値段は1個105円でした。

限定商品の「あじまん」には、ほかにもコロコロのさつまいもに黒ごまがプラスされた生地の「おさつあじまん」や、紅いもを使用した「むらさきいもあじまん」などのさつまいもの「あじまん」があります。

③もっちりごまあじまん

タピオカ粉入りのもちもちとした白い生地に、黒ごまのあんがたっぷりとつめ込まれた「もっちりごまあじまん」。最近では、2019年12月に山形県と秋田県限定で販売され、値段は1個110円でした。「あじまん」とは違ったもっちりした生地が特徴です。

「もっちりごまあじまん」は生地がもちもちの商品ですが、「あじまん」の限定消費の中にはあんに白玉を一粒入れた「抹茶あじまん」などもあります。

④よもぎあじまん

「よもぎあじまん」は、2018年2月に秋田限定、2018年4月に山形限定で発売されました。春の植物のよもぎを使用した緑色の生地に十勝あんがたっぷりと入っていて、値段は1個105円で販売されていました。記事にはタピオカ粉が練りこまれ、もちもちとした食感が特徴です。

⑤アーモンドチョコあじまん

2020年1月に秋田限定で販売されている「アーモンドチョコあじまん」。あじまんの薄い皮にはアーモンドスライスがトッピングされています。中には濃厚でチョコレートクリームが入っています。値段は1個で110円です。2019年11月には山形限定で販売されていた限定商品です。

⑥カフェラテあじまん

「カフェラテあじまん」は、2017年12月に山形県で、2018年1月に秋田県限定で発売されました。コーヒー風味のクリームに、生地にはアーモンドスライスがトッピングされた「あじまん」です。値段は105円でした。

山形の大判焼き「あじまん」の詳細情報

ひとつ110円で買える山形で定番の冬のおやつ「あじまん」。スーパーマーケットやホームセンターの敷地内に店舗があり、買い物のついでなどについつい足を運んでしまいます。山形県以外にも東北地方や関東地方などにも出店しています。

定休日や営業時間は出店先のスーパーなどに準ずるため、店舗によって少々異なります。お昼の時間などには販売員の方の休憩時間もあり閉まっていることがあるため、買いに行く際には時間をみて行きましょう。

あじまんの値段は?

手土産におやつにぴったりの「あじまん」の現在の値段は、定番商品・限定商品を問わず1個110円です。増税などの影響により値上がりはありますが、昔から手頃な価格が魅力で地元の人々に親しまれています。

販売店舗は?

「あじまん」を販売する店舗は、山形県を中心として主にスーパーマーケットなどの入り口に小さな店を構えて販売を行っています。店員はひとりで「あじまん」の製造と販売をしていることが多く、次々と生地を流してあんこを落とす手際も見事です。

毎年「あじまん」の季節が近づくと求人が行われ、新人研修などの体勢もしっかりと整っています。農閑期に毎年勤めている農家の人たちなどベテランさんたちが多いのが特徴です。

東北各県の他、全国各地で展開

現在「あじまん」は、山形県をはじめ東北地方の6県、関東地方では東京都と他6県、新潟県、山口県、九州地方では福岡県、大分県、佐賀県に出店していて、全部で約300もの店舗があり、拡がりをみせています。

東北地方や新潟県、関東地方のほとんどの店舗が10月上旬には営業を開始しますが、中には遅れて11月や12月開始といった店舗もあります。九州地方など南に行くほど10月中旬や下旬以降など開店日が遅くなる傾向があります。

スーパーやホームセンターにある店舗で購入可能

「あじまん」の店舗は、スーパーマーケットやホームセンターの入り口近くなどに店を構えていることが多いです。そのため、出店先のスーパーやホームセンターの定休日には、基本的に「あじまん」店舗も休業となります。

営業時間は?

「あじまん」の営業時間は、出店先のスーパーマーケットやホームセンターの営業時間内で、おおむね10時から17時、または18時までのところが多くなっています。「あじまん」は休憩時間もあり、ひとりで営業していることが多いため昼時間などにはお店が閉まっていることがあります。

あじまんの基本情報

名称 あじまん
販売場所 主に山形県内スーパーマーケットの店舗前
販売時間 10:00~18:00(店舗により異なる)
公式HP http://ajiman.co.jp/

山形で愛される銘菓「あじまん」を堪能しよう!

山形県民の冬の定番でソウルフードの「あじまん」。ほかほかの「あじまん」を一番美味しく食べられる、寒くなる時期から春先にかけてのみ出店されます。「あじまん」はたっぷりのつぶあんと薄い皮が特徴です。

東北地方と新潟県の店舗でのみ販売される「たこ焼きたこポン」は、独特のしっとりしたたこ焼きで大きめのタコが魅力です。たこ焼きを食べて、食後に「あじまん」もおすすめです。冬の山形を訪れたら、「あじまん」店舗を探してみましょう!

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この記事のライター
はたやまむつみ
旅行先は都会の観光地よりもアウトドア派です。

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