秋田「赤れんが郷土館」で明治の近代化を体感!外観や優雅な内装とは?
秋田市にある旧秋田銀行の建物を利用した「赤れんが郷土館」。ルネッサンス様式やバロック様式など様々な洋風建築の技術が施されており、国の重要文化財にも指定されています。この記事では明治時代の日本の近代化の波を感じられる「赤れんが郷土館」の情報についてまとめました。
秋田の「赤れんが郷土館」とは
赤れんが郷土館は、明治時代の旧秋田銀行の貴重な洋風建築の記録を後世に遺すために、秋田市が修復して開館したものです。この記事では秋田市の赤れんが郷土館についての詳細や見どころ、観光する際に必要な情報などをまとめています。
昭和60年に開館
旧秋田銀行本店本館(秋田県秋田市)①
— 陽氣發處 (@mamu_610taka) October 6, 2017
明治45年7月7日竣功、昭和56年に秋田市に寄贈された。現在、秋田市立赤れんが郷土館として多くの来館者が訪れている。 pic.twitter.com/H5Z1njW3Mu
明治時代に洋風建築の技術を用いて建設された旧秋田銀行ですが、長い時を経て昭和56年に秋田市へと寄贈されました。秋田市はこの洋風建築の文化を多くの人に広めるべく、修復を行って昭和60年に赤れんが郷土館として開館しました。
3つの建物から構成
ルネサンス様式の赤れんが館(旧秋田銀行)なかなか良かった。
— 広㌠ (@hirosanteam) August 13, 2015
こういう建物、凄く好きです(*゚▽゚*) pic.twitter.com/j9GHPwEDvr
赤れんが郷土館は主に3つの建物で構成されています。当時の秋田銀行本店の洋風建築の様子が残った「赤れんが館」をメインとして、新たに建てられた「新館」や「収蔵庫」が続きます。
「赤れんが館」は国の重要文化財に
秋田市 赤れんが郷土館。
— watanabe youhei (@na_be_yo_uuu) September 15, 2017
重要文化財。めちゃくちゃ立派な建物。 pic.twitter.com/NjPkiSdKG7
赤れんが郷土館を構成する3つの建物「赤れんが館」「新館」「収蔵庫」のうち、「赤れんが館」は国の重要文化財に指定されています。明治45年に建てられた洋風の建築物としての歴史的価値の高さが重要文化財の指定につながったようです。
「赤れんが郷土館」の「赤れんが館」の見どころ
583系撮影の合間に・・・モダン秋田県の近代建築!赤れんが郷土館(旧秋田銀行本店)1912(明治45)年竣工、設計・山口直昭、星野男三郎、本館は外観・内部共によく原形を留めている為、秋田市内に現存する近代建築の中でも非常に貴重な建築とされ、国指定重要文化財指定となっております。 pic.twitter.com/UAkrtvwKUL
— ジョリートロリー (@bli1TBPrsEShCWz) April 13, 2017
明治時代の香りを残した赤れんが郷土館は、豪華な洋風建築が好きな人にはたまらない内部の装飾など見どころ満載です。ここからは赤れんが郷土館の魅力について1つずつ取り上げていきます。
見どころ①ルネッサンス様式の外観
赤れんが郷土館
— NAO #CiONTU ^_−☆⛸⛸⛸ (@nao_yuzu1207) September 9, 2017
旧秋田銀行本店本館 pic.twitter.com/i41M4pLPPR
赤れんが郷土館の外観は、ルネッサンス様式のれんが造りが採用されています。赤と白で構成された優雅な外観からは、華やかさと落ち着きを両立した味わい深い趣きを感じます。
見どころ②バロック様式の旧営業室
かつて秋田銀行の店舗として使用された、秋田市立赤れんが郷土館。
— あきたびじょん (@akitavision) March 15, 2016
れんが造りの外観はルネサンス様式を基調とし、内部はバロックの手法を取り入れています。
モダンな香りただよう、明治時代の代表的な洋風建築です。 pic.twitter.com/fO2N39cXxz
赤れんが郷土館の中に入ると、内部に施された豪華なバロック様式の装飾が出迎えてくれます。バロック様式は16世紀のイタリアを起源にもつ建築様式ですが、浮世離れした美しい営業室の内観は一見の価値アリです。
見どころ③贅沢な装飾が施された旧貴賓室
その後も旧秋田銀行の赤れんが郷土館では、秋田美人の受付の方が優しく民族芸能館の行事を勧めて下さったり、中もモダンなシャンデリアや頭取室、貴賓室など古き良き日本な感じです! pic.twitter.com/2yGyevlL0O
— たかさん (@taka_s0401) September 9, 2019
明治時代当時に大切なお客を迎え入れるために用意されていた旧貴賓室は、象嵌(ぞうがん)が施されたけやきの高級扉に寄席張りの床など、赤れんが郷土館の中で最も豪華な装飾があしらわれています。
見どころ④明治時代に作られた鉄製シャッター
赤れんが郷土館では、明治時代に日本国内でつくられたシャッターを見ることができます。非常に珍しいタイプのシャッターで、鉄製ハンドルを使って開館時にシャッターを開ける様子からは、まるで明治時代にタイムスリップしたかのような感覚を味わえます。
見どころ⑤年代物の大きな金庫室
あ、あと秋田の赤れんが郷土館は、地下の金庫室にある尋常じゃなく重そうな巨大金庫の中が観光用ビデオになっていたのでほっこりした。あと記念写真撮った。 pic.twitter.com/6uP86pTPsE
— すわ。スワ。 (@55swkk) May 15, 2019
また赤れんが郷土館には、頑丈な壁に覆われた20畳ほどの広い空間があります。旧秋田銀行本店の金庫室として使われていたスペースで、金庫をなでることで金運アップを願う利用客の方も大勢いるのだそうです。
「赤れんが郷土館」の関連情報
大町へお出かけのついでに赤れんが郷土館へいってきたんだよっ。明治時代に秋田銀行本店として建てられたたてもので、昭和44年までじっさいに銀行として使われてたんだって。赤と白のコントラストがとってもきれいだよね! pic.twitter.com/73bHvl8ax2
— 矢留アキ@秋田応援キャラクター (@Aki_Yadome) October 7, 2019
明治時代に建てられた洋風建築の魅力を味わい尽くせる赤れんが郷土館ですが、ここからは営業時間や利用料金、アクセス方法など実際に訪れる際の注意点についてまとめています。
「赤れんが郷土館」の開館時間・休館日
秋田市立赤れんが郷土館。明治45年(1912)に旧秋田銀行本店本館として竣工。国指定重要文化財。
— 徹明 (@moggy1000) September 7, 2017
正面左右にヨーロッパ城館風の隅塔を持つロマンティックな外観もさる事ながら、あたかもダンスホールのような優雅さを持つ2階吹き抜けの営業室や、各部屋の内装の重厚さは正に圧巻の一言だった。 pic.twitter.com/ZlF6ELqnpS
赤れんが郷土館の開館時間は、9:30~16:30です。展示を不定期で変更する際に休館になってしまう時があるようなので、絶対に見学したい場合は問いあわせて確認してみましょう。
「赤れんが郷土館」の入場料金
今日は秋田市の赤れんが郷土館へ😊
— コトネ東北 (@cotone_tohoku) August 17, 2019
明治45年に建てられた旧秋田銀行本店。昭和44年まで銀行として使われていたそう✨
ルネサンス様式の華やかな建築だけど、耐震構造で過去何回か起こった大地震にもびくともしなかったとか!
タイムスリップを味わえる観覧料は一般200円💡
#赤れんが郷土館 pic.twitter.com/8MUKU82ewC
赤れんが郷土館の入場料金は大人200円、高校生以下の子供は無料です。秋田市が運営している施設なので、非常に安い料金で赤れんが郷土館を楽しむことができます。
「赤れんが郷土館」へのアクセス
【82. 秋田市立赤れんが郷土館/秋田駅】
— Naoto (@naoto_0n) January 20, 2018
秋田駅から徒歩15分ほどの所にある、旧秋田銀行の本店を修繕した建物。明治期の貴重な洋風建築がほぼそのまま残されている。
中には銀線細工などの秋田市の伝統工芸品が常設展示されており、秋田の郷土について学ぶことができる。#のっとのめも pic.twitter.com/ocbFermBT3
ここからは赤れんが郷土館のアクセス方法について取り上げます。徒歩で行く場合は、JR秋田駅の西口から15分ほど歩いた先に赤れんが郷土館があります。それなりに距離があるので地図でしっかり下調べをしておきましょう。
バスで行く
バスで赤れんが郷土館にアクセスする場合は、「JR秋田駅西口」で乗り「交通公社前」で降りるようにしましょう。交通公社前からは徒歩1分の距離なのですぐに赤れんが郷土館を見つけることができます。
車で行く
赤れんが郷土館は、秋田中央インターを降りて車で20分の場所にあります。車の場合はかなりの距離を運転しなければならないので、目的地の赤れんが郷土館を地図やカーナビで確認しておきましょう。
駐車場情報
赤れんが郷土館駐車場の紅葉がいい感じ🍁(しかし休館中)#秋田市#赤れんが郷土館 pic.twitter.com/Oju3S27Pu0
— 山内 a.k.a. しかサン (@moycuo1190) November 22, 2019
赤れんが郷土館には、建物の横に無料の専用駐車場が設けてありますが、8台分の駐車スペースしかありません。土日など混雑する場合はまず駐車できないことを念頭におき、周囲にある有料駐車場を利用することを検討してください。
「赤れんが郷土館」の基本情報
【住所】 | 秋田県秋田市大町3-3-21 |
【営業時間】 | 9:30~16:30 ※不定休 |
【アクセス】 | JR秋田駅西口から徒歩で15分 |
【料金】 | 大人200円 高校生以下無料 |
【電話番号】 | 018-864-6851 |
【参考サイト】 | https://www.city.akita.lg.jp/kanko/kanrenshisetsu/1003617/ |
※令和2年2月29日まで休館
明治の近代的な洋風建築を楽しめる赤れんが郷土館ですが、工事のため令和2年2月29日まで全ての館が休館しています。赤れんが郷土館を観光のプランに入れている場合は注意してください。
近代化遺産「赤れんが郷土館」を訪れよう
今夜、赤れんが郷土館 特設ステージで行われた
— shimu@僕の歩く町 (@44982441shimu) July 5, 2019
キャンドルライトとジャズの夕べ pic.twitter.com/V6WOyehmjJ
明治時代の近代的な雰囲気をそのまま切り取ったような赤れんが郷土館は、魅力あふれる観光スポットです。ぜひ秋田市を訪れる際は、赤れんが郷土館で日本の昔の姿に思いを馳せてみてください。