銀山温泉「藤屋」は世界的デザイナーズ設計の旅館!非日常空間を満喫!

ドラマ「おしん」の舞台として有名になった山形の銀山温泉。大正ロマン漂う銀山温泉の中でも「藤屋」はこだわりが詰まった旅館として非日常的な雰囲気を味わいながら地元の食材を使った料理が楽しめるお宿です。そんな銀山温泉の「藤屋」の詳細、アクセスについてご紹介します!

銀山温泉「藤屋」は世界的デザイナーズ設計の旅館!非日常空間を満喫!のイメージ

目次

  1. 1「銀山温泉」とは
  2. 2銀山温泉「藤屋」の特徴
  3. 3銀山温泉「藤屋」の温泉
  4. 4銀山温泉「藤屋」のお部屋・料金
  5. 5銀山温泉「藤屋」の料理
  6. 6銀山温泉「藤屋」の関連情報
  7. 7銀山温泉「藤屋」で贅沢な安らぎのひとときを

「銀山温泉」とは

旅館「藤屋」がある銀山温泉は山形の尾花沢市にある温泉街。奥州街道から約12km入った山間部にある温泉街ですが、昔はとてもアクセスも悪く、長い間秘境の温泉としてありました。そんな銀山温泉が一躍有名となったのは1983年の放送されたドラマ「おしん」がきっかけでした。

ドラマ「おしん」は1983年に放送されたNHK連続テレビ小説で、激動の時代を生き抜いた一人の女性の物語として最高視聴率62.9%という驚異的な数字を残した国民的ドラマです。銀山温泉はそのドラマの舞台として全国的に有名な温泉街となったのです。

ノスタルジックな山形の温泉街

銀山温泉は山間に流れる銀山川を挟んで温泉旅館が立ち並ぶ温泉街です。歴史はとても古く、1689年に銀山が閉山したのち温泉宿が建てられ始めました。その後の大洪水で温泉街は壊滅してしまいましたが復興し、現在の温泉街の風景が作られたということです。

銀山温泉の温泉街の風景は大正ロマンを感じる建物と夜はガス灯や建物からの灯りが幻想的でノスタルジックな雰囲気を味わえると訪れる人を魅了しています。市街地からのアクセスが悪いため秘境の湯と言われていましたが、近年は道も整備されアクセスしやすくなり国内外からのお客さんが多く訪れるようになりました。

「銀山温泉」の由来

そんな銀山温泉ですが由来は古く、江戸時代初期に大銀山として栄えた「延沢銀山」の名前に由来しています。1456年に発見された「延沢銀山」は1631年に最盛期を迎え1689年に廃山になるまでその栄華を誇ります。今も続く銀山温泉の建物は大正から昭和初期にかけて建てられた当時の雰囲気を保っています。

存在感のある高級旅館「藤屋」

大正ロマンの雰囲気が漂う銀山温泉の中でもひと際存在感がある高級旅館が「藤屋」です。この記事では山形の銀山温泉の中でも大人気の高級旅館「藤屋」について詳しくご紹介いたします!こだわり抜かれた和モダンな建物や地元・山形や東北の食材を使った料理など日常の喧騒から離れて贅沢な時間を過ごすにはぴったりの旅館です。

銀山温泉「藤屋」の特徴

まずは銀山温泉の旅館「藤屋」の建築的な特徴についてご紹介します。銀山温泉の「藤屋」は世界的建築家がこだわり抜いた木造三層構造の建物と、自然光を取り入れた和を感じさせるデザインでありながらモダンな建築美が非日常的な時間を演出します。

特徴①建物設計は世界的建築家・隈研吾

銀山温泉の旅館「藤屋」を設計したのは世界的建築家・隈研吾。福岡県太宰府市にある外装が特徴的なスターバックスや東京のスターバックスリザーブ、歌舞伎座、ティファニー銀座などの建築デザインを担っています。2020年の東京オリンピック・メイン会場のデザインもこの隈研吾氏のデザインが採用されています。

隈研吾氏のデザインの特徴は、木材を使って「和」を感じさせつつモダンでありながらも実用的な要素もあるのが特徴です。日本だけじゃなく海外でも高い評価を受けていて、2019年には紫綬勲章を受章しました。

特徴②竹細工に包まれたおしゃれなロビー

銀山温泉の旅館「藤屋」の特徴である非日常感は宿に入った瞬間から始まります。「藤屋」のロビーには「すむしこ」と呼ばれる細い竹細工が薄いスクリーンの役割をして日の光を優しく取り入れています。そこに薄い緑のステンドグラスを重ね、巧みな建築技術でおしゃれな和の空間を演出しています。

特徴③客室は8室

建築技術の粋を集めた銀山温泉の旅館「藤屋」は8室というごく少数の部屋で運営されています。「藤屋」では日常を忘れ、非日常の空間へ足を踏み入れていく段階を建築デザインで表現されています。不必要な案内板や突起物がなく、部屋の入り口すらわかりにくいデザイン。廊下を進んでいくとさらに、部屋番号やドアノブですら見当たらないことに驚くはずです。

特徴④部屋の窓から温泉街が望める

銀山温泉の旅館「藤屋」は全室銀山温泉の温泉街と銀山川を部屋から眺められるようになっています。昼は優しく日の光が部屋に入る建築デザインとなり、夜は外のガス灯と他の旅館からの灯りが照らすノスタルジックな温泉街の様子を宿泊する部屋から眺めることができます。

そんなひとときも非日常的な時間となり銀山温泉「藤屋」での滞在をなお一層盛り上げるのではないでしょうか。

銀山温泉「藤屋」の温泉

ここからは銀山温泉の旅館「藤屋」の温泉・お風呂についてご紹介いたします!やはり旅館に滞在するのであれば温泉を楽しむのがメインイベント。「藤屋」には5つの貸し切り温泉がありますのでひとつずつご案内いたします。

5つのプライベート温泉を貸し切り

銀山温泉の旅館「藤屋」にある5つの貸し切り温泉。ひとつずつ趣が異なり、滞在中は好きなお風呂を好きなだけ、好きな時間に楽しむことができます。もちろん、貸し切りなので完全にプライベートな空間。「藤屋」の温泉を誰にも邪魔されずゆっくりと楽しむことができます。

ひばのお風呂

1つ目の貸し切り温泉は「ひばのお風呂」です。名前の「ひば」とは建築材料に使われる青森ヒバのこと。ヒノキ科の針葉樹で育つと樹高30mにもなる高木です。古くから社寺仏閣の建築材料として重宝されてきました。

そんな青森ヒバを浴槽、側壁、床、洗面台などすべてに惜しみなく使った「ひばのお風呂」。その香りには精神安定作用があるとされ、そんな香りに包まれたゆったりとした時間を過ごしてもらえるようにデザインされました。

石のお風呂

続いてご紹介する貸し切り風呂は「石のお風呂」です。総山西黒造りの高級感のある広々とした貸し切り風呂です。使われているのは黒御影石の最高級石材。黒く艶やかな色が特徴で現在では採掘量が減り稀少な石材でもあります。露天ではありませんが、天井は開放感のある作りになっていて明るい時間に入るのもおすすめです。

地下のお風呂

地下のお風呂」と呼ばれる貸し切り風呂はもともと藤屋のお風呂があった場所に作られた静かな空間の貸し切り風呂。薄暗い空間で熱めの温度が設定されているので子供には不向きかもしれません。薄暗くお湯の音だけが聞こえる空間でヒーリング効果が期待できます。日頃の喧騒を忘れてスッキリできると好評の貸し切り風呂です。

竹のお風呂

4つ目の貸し切り風呂は「竹のお風呂」です。側壁を竹垣で囲まれたお風呂で、時折吹く風が熱くなった身体を優しく冷ましてくれます。日本では古来から竹は神聖な植物とされ、まっすぐ伸びる姿や繁殖力の高さなどその縁起からお正月飾りや門松などにも使われています。

そんな竹には不思議な癒し効果があるとされています。この「竹のお風呂」も利用する人が竹の癒し効果を得られるようにと純和風のデザインで作られました。

半露天風呂

最後にご紹介する貸し切り風呂は屋根のある「半露天風呂」です。お風呂を隠す格子は可動式になっていて自由に空間を作ることができます。四季折々の美しい景観や風のにおい、外の温度などを直接お風呂に入りながら感じることができる旅館「藤屋」の一番人気の貸し切り風呂となります。

春の新緑、夏の虫の鳴き声、秋は紅葉、冬は銀世界など目でも耳でも四季を感じられるこの半露天の貸し切り風呂も世界レベルの建築技術が施されています。和モダンな空間の温泉で素晴らしい癒しの時間を過ごしてください。

泉質・効能

銀山温泉の旅館「藤屋」の温泉の泉質は含食塩硫化水素泉です。温泉に入ると塩分が皮膚の膜を張るのでつるつるの手触りに。硫化水素とは硫黄のことで、かすかに硫黄臭がする泉質です。

温泉の効能は、神経痛・関節痛・冷え性・疲労回復などたくさんあります。温泉水を飲むことで得られる効能もあるのだとか。もちろん、湯舟のお湯は飲用ではないので飲まないようにご注意ください。

銀山温泉「藤屋」のお部屋・料金

それでは、銀山温泉の旅館「藤屋」のお部屋とその料金についてご紹介いたします。銀山温泉「藤屋」はたった8室だけの特別な空間となっています。温泉旅館とは思えないほどのモダンでプライベートな空間の作り方をぜひ堪能してみてください。

「藤屋」のお部屋のタイプは3つの種類に分かれていて、すべてのお部屋にはウォシュレット付きのトイレと洗面台が付いています。ベッドは高さがなく起き上がるのも優雅に。そういった細かいところにまで非日常感が演出されています。

料金は3名1室料金と2名1室料金、また、平日利用と休前日利用で変わってきます。年末年始は各料金に1人あたりプラス4,000円。年末年始は特別日用の料理が提供されます。今回ご紹介した料金のほかにも様々なプランが用意されているので銀山温泉「藤屋」のホームページもチェックしてみてください。

Aタイプ

「藤屋」のAタイプのお部屋の料金は3名1室利用の1人あたり、平日利用で46,000円/泊(税抜)となります。休前日利用では48,000円(税抜)。Aタイプのお部屋は和室と洋室が選べます。BタイプやCタイプより広く、ダイニングスペースやプライベートバスが付いています。

Bタイプ

旅館「藤屋」の3階部分にあるBタイプのお部屋はCタイプより広く3階からの景観を楽しむことができます。広縁とは奥行きがる広い縁側のことをいいます。広縁に置かれた椅子で寛ぎながら銀山川沿いに並ぶノスタルジックな街並みを楽しむことができます。

料金は3名1室利用で1人あたり平日利用が33,800円(税抜)/泊。休前日は35,800円(税抜)/泊となります。

Cタイプ

Cタイプのお部屋は和室10畳と広縁、トイレ・洗面台があるお部屋で、「藤屋」では一番お手頃なお部屋です。料金は3名1室利用1人当たり平日利用で27,800円(税抜)/泊。休前日利用で29,800円(税抜)/泊となります。

部屋の備え付け&アメニティ

お部屋の備え付けにはベッドと洗面台、広縁に置かれた椅子と机というとてもシンプルなインテリア。テレビや電話はもちろんお部屋に備え付けられています。加湿器は貸し出しされているので乾燥の気になる季節には利用したいですね。アメニティはボディソープなどのバス用品、歯磨きセット、くしなどです。

銀山温泉「藤屋」の料理

銀山温泉の旅館「藤屋」は宿泊料金に2食分の食事料金とサービス料が含まれています。「藤屋」で提供される料理はすべてお部屋でいただくことができます。

地元・東北の食材を使った料理

銀山温泉は山形県にある温泉街ということで旅館「藤屋」で出される料理も地元・山形や東北の食材を使った料理が提供されます。「藤屋」では建物やお部屋の非日常感を料理でもさらに感じられるように料理の盛り付けも日常ではなかなか味わえないような工夫を凝らした盛り付け、また、旬の食材をしっかりと味わえる調理方法で提供されています。

部屋で街並みを見ながらの食事

旅館「藤屋」のお部屋はすべて銀山川に面した銀山温泉の景観を楽しめるようになっています。もちろん、お部屋での食事の時間もゆったりと景観を楽しみながら過ごすことができ、他のお客さんを気にせずゆっくりと語り合いを楽しむのも良し、ただ景観や料理を楽しむのも良しな時間を過ごすことができます。

銀山温泉「藤屋」の関連情報

ひと昔前はアクセスが悪く、秘境の湯といわれていた銀山温泉。現在では道も整備されアクセスしやすくなっています。ここからは旅館「藤屋」を始め、銀山温泉を訪れる際のアクセス方法についてご紹介いたします。

アクセス

銀山温泉がある尾花沢市は山形駅から車で約1時間、公共交通機関では約2時間ほどの距離にあり、山形県の最北東部に位置しています。「銀山温泉」はそのさらに山間部に位置しています。銀山温泉にアクセスするにはバスか車での移動が必要になります。

電車で行く

銀山温泉「藤屋」に行く場合、最寄の鉄道駅がありません。電車では山形駅からは新幹線か在来線で「大石田」駅まで出た後、バスで移動が必要です。大石田駅からバスで銀山温泉までは40分程。冬季は厳しい気象条件による運行のため、運航時刻に大きな乱れが出る場合もありますので時間には余裕を持って訪れるようにしてください。

車で行く

車でのアクセスは東北自動車道を利用します。山形空港からは国道347号線で銀山温泉までは1時間です。道が整備されてアクセスしやすくはなりましたが、冬は通行止めの道(古川方面からの国道347号線)や村山市からの県道29号線など不慣れな場合はとても険しい道もありますので交通情報などをしっかり確認しながら運転してください。

駐車場情報

銀山温泉「藤屋」へ車でアクセスされる場合、尾花沢市内からの道を走り銀山温泉の入り口付近に「藤屋」の駐車場があります。そこから徒歩8分程で「藤屋」に到着しますが、宿泊者はさらに奥のしろがね橋まで車でアクセスし、宿に連絡することで駐車場までは「藤屋」のスタッフが車を運んでくれるようになっています。

基本情報

【名称】 旅館「藤屋」
【住所】 山形県尾花沢市大字銀山新畑443
【アクセス】 山形空港から車で約1時間
大石田駅からバスで約40分
【料金】 平日:3名1室利用1人あたり27,800円~(1泊2食付き)
休前日:3名1室利用1人あたり29,800円~(1泊2食付き)
【駐車場】 有り
【公式サイト】 http://www.fujiya-ginzan.com/index.shtml

銀山温泉「藤屋」で贅沢な安らぎのひとときを

銀山温泉の高級旅館「藤屋」。普段の日常とはかけ離れた至福の時間を過ごすにはぴったりの温泉宿です。「藤屋」に訪れた際には非日常感に身を浸して大正ロマン漂う銀山温泉の温泉街と景観とともに美味しい料理に舌鼓を打ちつつ贅沢で安らげるひとときを過ごしてください。

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この記事のライター
ぶんゆみ
一人旅、時々現地集合な旅が好きです。海外・国内・ご近所も暇さえあれば飛んでいきます。

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