対馬「和多都美神社」は龍宮伝説が残るパワスポ!満潮時の海中鳥居は絶景!

龍宮伝説で有名な長崎県対馬にある「和多都美神社」。珍しい三柱の鳥居や満潮時に海中にそびえ立つ海中鳥居の景観が絶景で、訪れる人たちを魅了しています。今回はそんな「和多都美神社」に関する詳細やそのご利益、御朱印やお守りなど、事細かにその魅力をご紹介していきます。

対馬「和多都美神社」は龍宮伝説が残るパワスポ!満潮時の海中鳥居は絶景!のイメージ

目次

  1. 1対馬のパワスポ「和多都美神社」
  2. 2対馬の龍宮城「和多都美神社」のご利益や御朱印
  3. 3「和多都美神社」の見所&パワースポット
  4. 4「和多都美神社」のアクセス&駐車場情報
  5. 5「和多都美神社」で神秘的な雰囲気を感じよう!

対馬のパワスポ「和多都美神社」

長崎県の対馬にある「和多都美神社」。古事記によると、「和多都美神社」は海神豊玉彦尊(とよたまひこのみこと)が海の安全を護るために建立した神社とされており、御祭神も娘である豊玉姫命(とよたまひめのみこと)と、その夫の彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)になっています。

海神を祀っている神社は、この「和多都美神社」以外にも日本全国にありますが、その中でもこの「和多都美神社」が最も古い神社とされています。神代の頃からのその悠久の歴史を感じる古社の「和多都美神社」。満潮時になると鳥居が海中に沈む「海中鳥居」を見ることができて、その美しさは一見の価値ありです。さっそく、ご覧ください。

海中鳥居が絶景の神社

この対馬がある位置ですが、お隣韓国に近いこともあり、かつてはそんな韓国を含み大陸との沿岸貿易に栄えていたとされています。また、この地形が満潮時には海水に浸るというリアス式海岸になっており、鳥居が建立された場所はまさに、満潮時になると鳥居の三分の一ほどが海中へと沈んでいきます。

その様子から「海中鳥居」と呼ばれ、幻想的で美的感覚あふれた景観が絶景として、「和多都美神社」を有名な神社の仲間入りにしました。満潮時に海中に沈んでいる時は、船でこの「海中鳥居」を見学できます。船から望めるこの「海中鳥居」の絶景は一見の価値がありますので、ぜひ、見に行ってみてください。

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対馬の龍宮城「和多都美神社」のご利益や御朱印

さて、そんな「和多都美神社」ですが、海神を祀っているということもあり、龍宮伝説の舞台とされています。また目と鼻の先が韓国ということもあり、韓国人の観光客も多く訪れ、最近では、その韓国人観光客が本殿などに落書きをしたり、そこを目撃された日本人とのトラブルがあったりで、韓国人の参拝が禁止になったことでも有名になってしまいました。

いささか残念なニュースで知れ渡った部分も否めない「和多都美神社」ですが、ここからはその対馬の龍宮城である「和多都美神社」に関しての龍宮伝説のお話や、御祭神、御朱印やお守りなどについての、その詳細をお伝えしていきます。

和多都美神社の御祭神

この「和多都美神社」の御祭神ですが、海神豊玉彦尊(とよたまひこのみこと)の娘の豊玉姫命(とよたまひめのみこと)と、その夫の彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)が祀られています。この夫婦神が海の安全と対馬の町、人々の暮らしを護っています。

和多都美神社に伝わる龍宮伝説

「和多都美神社」の御祭神である豊玉姫命(とよたまひめのみこと)と、その夫の彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)に関するお話が「和多都美神社」に伝わる龍宮伝説となっているようです。古事記に出てくる「海幸山幸」のお話が、この「和多都美神社」に伝わる龍宮伝説の基となるお話のようです。

「海幸山幸」の概要は、海幸彦(兄で山の猟師)、山幸彦(弟で海の漁師)の二人の兄弟がいて、ある日、弟の山幸彦が兄の大切にしていた釣り針を失くし、その釣り針を探しに行くよう命じられて訪れた場所が豊玉姫命(とよたまひめのみこと)のいる龍宮城でした。その後、彼らは恋に落ちて夫婦になったとされています。

和多都美神社のご利益

さて、そんな龍宮伝説の残る「和多都美神社」のご利益ですが、海神が祀られているということもあり、航海安全全般のご利益と、豊玉姫命(とよたまひめのみこと)と、その夫の彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)の夫婦神が祭ってあることから、縁結びのご利益と子宝のご利益があります。

不漁のときや良縁を求めている時などに訪れると彼らからのパワーをもらえるかもしれません。ぜひ、そのご利益のパワーを授かってきて幸せになってください。

和多都美神社の御朱印

つづいては、神社に欠かせない御朱印です。「和多都美神社」の御朱印は2種類あって、ひとつは式内にある内社の波良波神社といっしょになっているものと「龍宮城」とある御朱印があります。波良波神社といっしょになっている御朱印に関しては、御朱印の用紙が菊と桜の2種類あるようですが、こちらは随時変わっていて選べないようです。

和多都美神社のお守り「槐守」

つづいてはお守りです。「和多都美神社」には「槐守」というお守りがあります。お守りにある「槐」ですが、原産地が中国の落葉高木。中国ではこの木を庭に植えると出世するという言い伝えがあるようです。

そのことから「幸運を呼ぶ木」といわれており、そんな木を使っているこのお守りのご利益は厄除、出世、健康、幸福になります。身につけていたら幸せを引き寄せそうですね。

韓国人youtuberとのトラブルとは

この対馬はお隣韓国が目と鼻の先、そのことからも韓国人の観光客が幸せを願いにこの「和多都美神社」に訪れてきます。「和多都美神社」内には小石が積み上げられた場所があり、何でも韓国人の間では、願い事を念じて小石を積み上げると願いが叶うという風習があるようです。

その風習が「和多都美神社」に訪れる日本人にもなじんで、その後、韓国人に限らず「和多都美神社」でも小石を積み上げて願い事をしていく日本人が増えたようです。

そんな素敵な話がある反面、韓国人の観光客が本殿などに落書きをしたり、それを目撃した日本人のyoutuberとトラブルになったりして、とうとう、この「和多都美神社」への韓国人の参拝が禁止されてしまいました。人々を救う、そして願いを叶えるはずの神社なのに、とても残念で悲しいお話です。

「和多都美神社」の見所&パワースポット

さあ、気を取り直して、ここからは「和多都美神社」の見所&パワースポットをご紹介していきます。すでにご紹介しました満潮時の「海中鳥居」やこちらも海に浸かる三柱鳥居など、その他の見所なども詳しくお伝えしていきます。

見所①満潮時に出現!「海中鳥居」

ここまで何度かお伝えしてきています。「和多都美神社」の最大の見所といっても良いでしょう。満潮時に海に沈む「海中鳥居」です。「和多都美神社」には5つの鳥居があって、海中に沈むのはそのうちの2つになっています。

干潮時は近くで見る事が可能

さて、満潮時には海中に沈む「海中鳥居」ですが、干潮時には歩いてこの鳥居まで行くことができます。リアス式海岸のこの辺りの海岸線の特徴ですね。ただ、ぬかるみになるので足元にはお気を付けください。

船上から眺める景色は格別

満潮時の「海中鳥居」は船に乗っても見ることができます。対馬はかつて、道路が整備されるまでの主な交通手段は船でした。今でも渡海船が地元の人たちの交通手段として使われています。この「海中鳥居」はその渡海船から眺めるのもおすすめです。

見所②海に浸かる三柱鳥居

つづいての見所は、「和多都美神社」の5つの鳥居のうちの3番目と4番目の間にある小さな「三柱鳥居」になります。3番目と4番目の間にある小さな「三柱鳥居」には、つづいてご紹介する「磯良恵比須」という鱗状の模様のついた石が祀られており、そしてまたこの場所も海中にあるので、満潮時には海に浸かってしまします。

謎に包まれた石「磯良恵比須」

次にご紹介するのは3番目と4番目の間にある小さな「三柱鳥居」に守られている「磯良恵比須」。この石は、神道の神、海の神とされ、また、「綿津見命(わだつみのみこと)」とその子の「穂高見命(ほたかみのみこと)」を祖先に持つ安曇氏(阿曇氏)の祖神とされる阿曇磯良のご神体だといわれています。

この石の諸説はありますが、この地が海を護る地であることからも、主に海上を活動の拠点としているこの阿曇磯良のご神体である仮説が一番有力視されているようです。

拝殿横にも三柱が!

「和多都美神社」には「磯良恵比須」を守護する「三柱鳥居」の他にも、拝殿の横に「三柱鳥居」があります。この「三柱鳥居」に関しては、御祭神の豊玉姫命(とよたまひめのみこと)の父親で創建者の海神三柱鳥居豊玉彦命(とよたまひこのみこと)の墳墓だとされています。

見所③本殿近くの巨木

つづいてご紹介するのは、まるで海の神龍神が天に昇っていくような様子を描いている本殿近くにある巨木です。その龍神の姿のような様子からパワーがもらえるとして、パワースポットとして人気です。

この木の近くにくるとまるで龍神が自分を護っているかのように感じ、さらにマイナスイオンのパワーで癒されてリフレッシュもできそうです。ぜひ、足を運んでパワーをもらってください。

見所④豊玉姫之墳墓

最後にご紹介する見所とパワースポットは、御祭神の豊玉姫命(とよたまひめのみこと)のお墓といわれている場所です。本殿裏には巨木が立ち並んでおり、その一角の苔の生えた鳥居のところにこの豊玉姫命(とよたまひめのみこと)のお墓があります。

豊玉姫命(とよたまひめのみこと)のお墓がある場所は、「和多都美神社」の中で最も強力なパワースポットとされていて、強力な力をもらいに毎日のように多くの悩める人たちが訪れています。

「和多都美神社」のアクセス&駐車場情報

「和多都美神社」の概要と見所はいかがでしたか。ここからは「和多都美神社」までのアクセスなどの交通手段についてお伝えしていきます。

アクセス情報

「和多都美神社」へは、飛行機と船、そして、車という手段を使って行くことができます。対馬空港から車で30分、船で行く場合は、厳原港から車で45分です。電車で行くというより飛行機や船を使ってですので、飛行機や船の時刻などをしっかり把握して訪れたほうが良いですね。

駐車場は?

駐車場は無料で20台ほど置ける場所があります。時期によっては満車になる可能性が高くなりますので、状況を把握してから訪れると良いでしょう。

和多都美神社の基本情報

住所 長崎県対馬市豊玉町仁位字和宮55  
拝観時間 9:00~17:00(12:00~13:00除く)  
休観日 外祭、兼務社例大祭時。  
アクセス 対馬空港から車で40分。  
駐車場 有り。  
公式HP 公式(Facebook)  

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「和多都美神社」で神秘的な雰囲気を感じよう!

海の神が祀ってある「和多都美神社」。有名な海中にそびえ立つ「海中鳥居」や海中に浸かる「三柱鳥居」は龍宮伝説に相応しい神社を思わせます。御祭神である豊玉姫命(とよたまひめのみこと)と、その夫の彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)は仲睦まじい夫婦神で有名です。

末永く仲良く連れ添っていきたい夫婦や、そんな相手を求める独身の男女には最高の縁結びの神社となるでしょう。神秘的な「和多都美神社」に訪れて、ぜひ、良縁と幸せをつかんでみてください。

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この記事のライター
田中さちこ
ようこそ(^^)/わたしが文字でつむいだトラベルームへ。 お読みいただいている方が、「わぁ、懐かしい~、また...

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