「鎮国寺」は空海創設のパワースポット!美しい花々や御朱印など見所満載!

福岡県宗像市にある「鎮国寺」をご存知でしょうか?鎮国寺は空海が創設したパワースポットとして知られています。梅やつつじ、桜などが美しく咲き誇るお寺としても有名です。鎮国寺を訪れたらチェックしたい梅やつつじなどの季節の見どころや御朱印などについてご紹介します。

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目次

  1. 1真言宗のお寺!福岡県宗像市「鎮国寺」
  2. 2「鎮国寺」はどんなお寺?
  3. 3「鎮国寺」の注目パワースポット
  4. 4「鎮国寺」の御朱印&御朱印帳
  5. 5「鎮国寺」へのアクセス&駐車場情報
  6. 6「鎮国寺」で歴史を感じるパワースポット巡りを!

真言宗のお寺!福岡県宗像市「鎮国寺」

「鎮国寺」は福岡県宗像市にある真言宗の寺院です。弘法大師という異名をもつ空海が開いたお寺だといわれています。宗像観光には欠かせないスポットで多くの人が訪れるお寺です。

空海創設のパワースポット!

福岡県でも髄一の真言宗のお寺である「鎮国寺」は、空海が創設したパワースポットとしても有名です。日本の各地に数々のお寺を建てたとされている空海ですが、遣唐使から日本に戻ってきて最初に建てたお寺が鎮国寺だといわれています。

空海ってどんな人物?

空海は774年に生まれた平安時代の初期の僧です。弘法大師という名前でも広く知られており、日本天台宗を開いた最澄と共に中国から真言密教をもたらしたといわれています。また、能書家としても名高く、嵯峨天皇や橘逸勢と共に三筆のひとりとして数えられています。

空海は793年に大学での勉強では足りなかったため、19歳のころから山で修行するようになったといわれています。24歳の時には俗世の考えが正しくないとする書物を著しました。

803年に難波津から出航して博多を経由して唐に向かいました。当時は4隻の船で向かいましたが、わずか2席のみが唐に辿り着きました。空海が乗った船は途中で嵐にあったため804年の8月10日に中国に辿り着いたといいます。

空海は唐で密教を学び、梵語に磨きをかけたといわれています。梵語の教本や新薬経典を与えられ勉学に励みました。唐に着いてから2年後に博多に帰りつきます。以後真言密教の布教のために国に尽くし人々に尽くしながら寺院を立てたり自らの修行に励んだりしました。

空海は真言宗の開祖として知られており、今も高野山に隠れているとされていて50年ごとに空海をしのぶ「御遠忌」という法要が行われています。前回行われた1150年御遠忌の際は過去最大の参詣客が高野山を訪れました。

また、書家としても空海は有名です。唐に滞在していた時に書を学び、入木道の祖ともいわれています。大師流といわれている能書家で、聾瞽指帰(ろうこしいき)や灌頂歴名(かんじょうれきめい)、風信帖(ふうしんじょう)などを著しています。

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「鎮国寺」はどんなお寺?

空海創設のパワースポットとして名高い、福岡県宗像市の鎮国寺。つつじや梅など季節の花々が美しいことでも有名です。1年を通して多くの人が参拝に訪れていますが、どのようなお寺なのかご利益なども含めてご紹介します。

宗像大社と縁の深いお寺

「鎮国寺」は、宗像大社と縁が深いお寺としても広く知られています。これは、空海が遣唐使として唐に向かったときのエピソードに関連しています。唐に向かう際に空海が乗った船は激しい暴風雨に見舞われます。このときに海の守護神とされていた宗像大神や様々な仏や菩薩にお祈りしたといいます。

そうすることで不動明王が現れて荒い波風を納めたため、唐に渡ることができました。唐での滞在を終えて日本に帰ってきた空海は暴風雨にあったときのお礼参りに宗像大社を訪れました。その際に良い兆しを表す彩雲を見つけ、その場所に岩窟を発見して修行を始めました。

岩窟で修行していた空海はお告げを受けます。岩窟がある土地が匡を守護する場所であるということから、鎮護国家から文字をとって「鎮国寺」と名付けてお寺を開いたといわれています。創設時から宗像大社と関係があるという鎮国寺ですが、昔だけでなく現在も互いに交流があります。

ご利益は?厄払いスポット?

空海が創設したといわれている「鎮国寺」ですが、ご利益はあらゆる災いから守ってくれることだといわれています。これは「鎮国寺」に空海が自ら彫ったとされている「身代わり不動明王」が安置されていることに由来しているからです。

そのため、厄除けや災いを除けるというご利益を求めて参拝に訪れる人が多いです。空海が乗った船を助けたときのように不動明王に守られるというご利益を授かることができるかもしれません。

つつじ・梅・桜などの花々が美しい!

宗像の自然豊かな場所に立地している鎮国寺ですが、1年を通してつつじや梅など季節折々の美しい自然を楽しむことができるのも魅力です。春にはつつじや桜が見頃を迎えますし、梅雨時期には紫陽花が咲き誇ります。また、秋には紅葉や銀杏などで色鮮やかな美しい風景を見に多くの人が訪れます。

冬から春に向けての時期には梅が美しいです。1年の中でも最も美しいといわれているのが11月末から12月にかけて見ごろを迎える紅葉で、タイミングが良ければ山茶花の桃色と銀杏の黄色、紅葉の赤の美しいコラボレーションが見られます。

鎮国寺の駐車場の西側には「桜美苑」があり、80本もの桜が植えられています。桜の種類が20種類ほどと多いため、3月中旬から4月下旬ぐらいまで美しい桜の花を見て楽しむことができます。中でも4月中旬から下旬にかけて見ごろを迎える紅枝枝垂れ桜はとても美しいと評判です。

また、つつじも境内の斜面に2万本も植えられているので満開の時は斜面一面がカラフルなつつじのじゅうたんのようになります。宗像大社からもこのつつじのじゅうたんが見えるため、つつじの季節は宗像大社から鎮国寺まで歩いて訪れるのもおすすめです。

毎年4月に柴灯大護摩供が行われる

梅や桜などが美しいことで知られている鎮国寺は、毎年4月に柴灯大護摩供(さいとうおおごまく)が行われています。柴灯大護摩供とは、「大きな規模で野外で開催される護摩」で、毎年1万人以上の人が柴灯大護摩供に訪れるため鎮国寺最大のイベントとして知られています。

柴灯大護摩供の日には普段は秘仏として見ることができない、奥の院の不動明王像を直接拝むことができます。不動明王の厄除けや災除けのご利益をいただきたい人はこの日に鎮国寺を訪れることをおすすめします。

「鎮国寺」の注目パワースポット

空海創始のお寺として知られている鎮国寺は梅や桜、ツツジなどの花々をはじめ、厄除けのご利益がある柴灯大護摩供といった大きなイベントも開催されているお寺です。また、パワースポットとして鎮国寺を訪れる人も多いです。鎮国寺を訪れたら立ち寄りたい注目のパワースポットをご紹介します。

空海が修行をした「奥の院」

「鎮国寺」全体がパワースポットとされていますが、中でも空海が修行をしたとされている「奥の院」は注目のパワースポットとして知られています。空海は「鎮国寺」を創設する前に岩窟を発見して修行したといわれていますが、奥の院の奥にある岩窟で修行をしたと伝えられています。

「鎮国寺」の奥の院には、唐に向かう際に空海を助けたとされている不動明王の石像や線刻釈迦如来石仏などが安置されています。奥の院の岩窟に入ることはできませんが、奥の院のお堂には上がってお参りすることが可能です。なお、奥の院は自由に見学できるようになっています。

5体の仏像が祀られる「本堂」

「鎮国寺」のパワースポットとして知られている本堂では5体の仏像が祀られているのを見ることができます。そのため、本堂は別名を「五仏堂」といいます。鎮国寺の本堂に入ってみると、5体の仏像が横一列に並んで鎮座しています。

5体あるうちの真ん中の3体は宗像大社の三女神の本地仏だといわれています。真ん中の大日如来が宗像大社の沖津宮に祀られている田心姫神(たごりひめのかみ)で、大日如来の右側の釈迦如来が中津宮に祀られている湍津姫神(たぎつひめのかみ)、左側にいる薬師如来が市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)だといわれています。

宗像大社の三女神は神様でありながらも姿形があるとしてお祀りされています。これは神仏習合のため、当時神道と仏教の違いが不明確であったことに由来しているからです。

本堂にある5体の仏像のうち、宗像大社の三女神の本地仏は空海が自ら彫ったものだといわれています。海上安全や交通安全のご利益があると伝えられている仏像です。

四国八十八ヶ所「お遍路巡り」

「鎮国寺」の境内を歩いていると、奥の院へ向かう道のあちこちに小さな仏像がたくさんあることに気が付きます。これは、奥の院に参拝しに行くことで四国八十八所の「お遍路巡り」をしながらご利益が得られるようにされているのです。

九州にある「鎮国寺」で四国八十八所めぐりと聞くと疑問に思う人もいるかもしれませんが、お遍路は空海の足跡をたどってお寺をめぐっていくことです。空海ゆかりの「鎮国寺」で四国八十八ヶ所めぐりに直接は行けないという人が鎮国寺でお遍路巡りの体験をすることもあります。

護摩堂の「不動明王様」

「鎮国寺」の奥の院にある護摩堂に祀られている不動明王像は、霊験あらたかな仏像であり空海が自ら制作したものだと伝えられています。不動明王像は国の重要文化財にしていされている秘仏で普段は見ることができません。

しかし、毎年4月28日の柴灯大護摩供のときのみ開帳されているため貴重な不動明王像の姿を拝むことができます。柴灯大護摩供の際は奥の院まで足を延ばして不動明王像を見て参拝すると良いでしょう。不動明王像は厄や災いから身を守ってくれるご利益があるといわれています。

空海が刻んだ「梵字岩」

鎮国寺には空海が刻んだとされる梵字岩があります。これは空海が奥の院となる岩窟で修行を行っていた際に刻んだものだといわれています。2つの梵字岩があり、岩の表面に4つの梵字が刻まれています。参道を歩いていると「梵字岩」という案内札があるので、それを参考に訪れることができます。

「鎮国寺」の御朱印&御朱印帳

神社やお寺を参拝したら、その場所の神様やご本尊とご縁を結んでくれる御朱印をいただくのも楽しみの一つです。鎮国寺の御朱印や御朱印帳について詳しくご紹介します。

大日如来様のご朱印が立派!

鎮国寺の御朱印の中でも話題となっているのが、大日如来様の御朱印です。迫力のある文字と朱印はとても立派です。

種類はなんと5種類もある?

御朱印は、大日如来のものだけでなく5種類もの御朱印があります。これは鎮国寺が九州西国霊場第31番や九州三十六不動第34番、九州八十八ヶ所第88番、九州三十三観音第1番であるためです。それぞれの御朱印の仏様が異なるので、それぞれの御朱印をいただくのも良いかもしれません。

おしゃれな御朱印帳も必見!

御朱印の種類が多い鎮国寺ですが、おしゃれな御朱印帳も注目です。御朱印帳の素材は布と和紙の2種類があり、1,000円でいただくことができます。御朱印帳のデザインがシンプルなので、記念に購入する人もいます。

受付時間や初穂料は?

鎮国寺の受付時間は午前9時から午後4時までです。御朱印の初穂料は300円です。祈願や供養の受付時間も御朱印と同様なので時間に余裕をもって訪れるようにしましょう。

お守り販売は?

鎮国寺では、御朱印や御朱印帳の他にもお守りをいただくことができます。不動明王の身代りお守りは、災いから守ってもらえるというご利益があり古くから多くの人に親しまれている鎮国寺ならではのお守りです。

その他にも人生をいきいきとした笑顔と元気で過ごせることを祈念されたボケ封じの「いきいき観音お守り」や、護摩供の炭が入ったお守りなどもあります。いただけるご利益に合わせてお守りを選ぶと良いでしょう。

「鎮国寺」へのアクセス&駐車場情報

宗像大社からほど近い場所にある鎮国寺は梅や桜も美しいと定評があり、地元の人だけでなく国内外の観光客も多く訪れます。鎮国寺のアクセスや駐車場の情報について詳しくお伝えします。

アクセス方法

鎮国寺まで公共交通機関で訪れる際は、新幹線なら博多駅から小倉駅、飛行機の場合は福岡空港を利用するのが便利です。博多駅からJR鹿児島本線で最寄の東郷駅まで向かいます。

東郷駅からはバスで宗像大社前まで向かいます。バスターミナルから路線バスが出ているのでそちらに乗りましょう。東郷駅から宗像大社前までの所要時間は約15分と長いので、もしバスのタイミングに合わなかった場合はタクシーで向かうのもおすすめです。

車で鎮国寺を訪れる際は、九州自動車道の若宮ICから20分ほどでアクセスできます。もしくは古賀ICからも25分ほどで訪れることができるので近い方のインターチェンジを利用するようにしましょう。

駐車場はある?

鎮国寺には駐車場が完備されています。大型バスや乗用車を含めて140台駐車可能なので、広々としています。また、春には駐車場からつつじの花の絨毯を見ることができます。桜や梅が美しい桜美苑へのアクセスも便利です。

鎮国寺の基本情報

住所 福岡県宗像市吉田966
営業時間 9時~16時
定休日 なし
アクセス 東郷駅からバスで15分
料金 なし
駐車場  あり
URL 公式サイト

「鎮国寺」で歴史を感じるパワースポット巡りを!

https://www.photo-ac.com/main/detail/3367578?title=%E3%81%A4%E3%81%A4%E3%81%98%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8B%E9%A2%A8%E6%99%AF

鎮国寺は、空海が創設したお寺であることから境内では歴史を感じるパワースポットがたくさんあります。また、季節折々の花が美しく梅や桜、つつじや紫陽花など様残なあ表情を楽しめるのも魅力です。鎮国寺で歴史を感じるパワースポット巡りをしてご利益をいただきましょう。

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この記事のライター
nanairohatch
地元奈良が大好きな東京都民です。趣味は神社仏閣巡り、今年は車で北海道キャンプ旅行を企画中!

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