北海道のじゃがいも品種一覧を紹介!産地や収穫時期・味の特徴まで解説!

北海道は全国1位のじゃがいも収穫量を誇っています。そんな北海道には様々な品種のじゃがいもが存在しており、品種によって特徴が異なります。今回は、北海道で収穫されるじゃがいもの品種ごとに収穫時期や味、産地などの情報をご紹介します。

北海道のじゃがいも品種一覧を紹介!産地や収穫時期・味の特徴まで解説!のイメージ

目次

  1. 1じゃがいもの有名な産地北海道!
  2. 2北海道のじゃがいも品種・人気の種類一覧!
  3. 3様々な北海道産じゃがいもの品種を味わってみよう!

じゃがいもの有名な産地北海道!

じゃがいもといえば北海道と言われるほど、じゃがいもの生産地として有名になっています。実際、北海道では豊富な種類のじゃがいもがあり、収穫量も多くなっています。

じゃがいも収穫量全国一位!

北海道のじゃがいもの種類は数十種類あり、その収穫量は全国1位を誇っています。北海道のじゃがいも収穫量は全体の約8割を占めており、スーパーで売られているじゃがいもの多くは北海道産となっています。

じゃがいもごとに特徴が違えば味も違う!

豊富な種類があるじゃがいもは品種によって、見た目の特徴や味が全く違います。また品種によって向いている調理法などもあり、じゃがいもの調理は品種にも注意が必要になります。

北海道で人気の食べ方「イカの塩辛のせ」

北海道ではじゃがいもの人気な食べ方が存在しています。それは、ふかしたじゃがいもにイカの塩辛をのせて食べるというものです。道外では驚かれることも多くありますが、北海道内では一般的な食べ方とされています。

北海道のじゃがいも品種・人気の種類一覧!

北海道で収穫されるじゃがいもの様々な品種をたくさんご紹介していきます。特徴や味、調理法など様々な情報をご紹介しますので、ご家庭での調理などに参考にしてください。

北海道のじゃがいも①メークイン

北海道のじゃがいもの品種1つめはメークインです。メークインは全国的にも有名な人気のある種類となっていて、主な産地は十勝・網走地方で盛んに栽培されています。形は長楕円形でやや下膨れしている特徴があり、収穫時期は7月頃が多くなっています。

メークインの味は甘みが強いのが特徴的で、糖分が多いため揚げ物には適していません。ただ、煮崩れしにくい特徴があり、カレーや肉じゃがなど煮込み料理に適している品種となっています。

北海道のじゃがいも②男爵

北海道のじゃがいもの品種2つめは男爵です。男爵もメークインに並ぶ有名な人気のある種類となっていて、主な産地は十勝・網走地方で盛んに栽培されています。形は丸くゴツゴツしている特徴があり、収穫時期は5月~8月頃が多くなっています。

男爵はホクホクとした食感が特徴的で、ポテトサラダやフライドポテト、コロッケなどの料理に適している種類です。メークインと違い、煮崩れしやすいため煮込み料理には向いていません。

北海道のじゃがいも③インカのめざめ

北海道のじゃがいもの品種3つめはインカのめざめです。じゃがいもが多く獲れる北海道でもなかなか目にすることがない貴重な種類となっていて、主な産地は十勝地方となっています。形は卵型で断面が綺麗な黄色なのが特徴的で、収穫時期は5月~7月頃が多くなっています。

味は栗やサツマイモに似た甘みがあり、糖度が6~8度ほどあります。そのため蒸かしイモやお菓子にも適した種類となっています。また、煮崩れしにくい種類で煮物にも最適です。

北海道のじゃがいも④こがね丸

北海道のじゃがいもの品種4つめはこがね丸です。「ムサマル」と「十勝こがね」を親に持つじゃがいもの種類です。主な産地は十勝・オホーツク地方となっています。形は卵型で芽が深くなく皮が剥きやすいのが特徴的で、収穫時期は8月頃が多くなっています。

ホクホクとした食感が特徴的で、フライドポテトに適した品種として有名で人気があります。フライドポテト以外にもチップスやコロッケにも最適です。また、少々煮崩れはしますが煮物にすることもできます。

北海道のじゃがいも⑤シャドークイーン

北海道のじゃがいもの品種5つめはシャドークイーンです。シャドークイーンは長い卵型で皮や断面が紫色なのが特徴のじゃがいもで、主な産地はオホーツク地方となっています。収穫時期は6月~7月頃が多くなっています。

見た目は紫色で変わっていますが、味は普通のじゃがいもと変わりません。シャドークイーンは加熱しても色は変わらず、色を活かせるお菓子やポタージュなどがおすすめです。煮崩れはしやすいため煮物料理にはあまり向いていません。

北海道のじゃがいも⑥さやあかね

北海道のじゃがいもの品種6つめはさやあかねです。さやあかねは皮がうすいピンク色で表面がゴツゴツしていないため、皮が剥きやすい種類です。主な産地は網走地方となっていて、収穫時期は7月頃が多くなっています。

断面は普通のじゃがいもと変わりなく、味は甘みがあるのが特徴です。煮崩れしにくいため煮物に最適な種類ですが、甘みがあるためサラダにもおすすめです。

北海道のじゃがいも⑦ベニアカリ

北海道のじゃがいもの品種7つめはベニアカリです。ベニアカリは赤い皮に断面が白色の特徴があり、ゴツゴツしていないため皮が剥きやすい種類です。主な産地は夕張地方となっていて、収穫時期は5月~6月頃が多くなっています。

調理後も変色せず、調理がしやすいと人気があります。加熱時間が短く調理することができ、コロッケやサラダに向いているじゃがいもです。また、パンケーキなどのスイーツにもおすすめです。

北海道のじゃがいも⑧きたあかり

北海道のじゃがいもの品種8つめはきたあかりです。スーパーでも売られている有名な人気のある種類です。男爵と形が似ており、芽の部分が少し赤いのが特徴的です。主な産地は十勝・網走地方となっていて、収穫時期は9月~10月頃が多くなっています。

味は男爵と比べ甘みが強く人気があります。調理方法はコロッケやサラダなど味を活かしたものがおすすめです。また、男爵と同じで煮崩れしやすく煮物には向いていません。

北海道のじゃがいも⑨ピルカ

北海道のじゃがいもの品種9つめはピルカです。ピルカはアイヌ語で「美しい」を意味しており、長楕円型で形が整っているものが多い特徴があります。主な産地は十勝地方となっていて、収穫時期は6月頃が多くなっています。

味はほんのり甘く、素揚げで調理することでカリッとした食感とじゃがいも本来の味を楽しめるためおすすめです。また、煮崩れしにくく煮物にも適しています。

北海道のじゃがいも⑩はるか

北海道のじゃがいもの品種10つめははるかです。はるかは形がメークインに似ており、芽の部分が赤いのが特徴の種類です。主な産地は網走地方となっていて、収穫時期は5月~6月が多くなっています。

味は甘みが強く、生で食べることが出来るのがはるかの特徴です。生食ができるためサラダに適しており、サクサクとした食感を楽しむことができます。また、煮崩れしにくく煮物にもおすすめです。

北海道のじゃがいも⑪スノーマーチ

北海道のじゃがいもの品種11つめはスノーマーチです。スノーマーチは名前の通り冬に旬を迎えるじゃがいもで、形が卵型で皮が剥きやすい品種です。主な産地は北見地方となっていて、収穫時期は12月~1月頃が多くなっています。

旬の時期の味は甘みが強く、シチューやグラタンなどクリーム系の料理は甘さを引き立てるたおすすめです。クリーム系の料理以外にもポトフやポテトサラダなどの調理も人気です。

北海道のじゃがいも⑫ひかる

北海道のじゃがいもの品種12つめはひかるです。ひかるの形はメークインに似ており、男爵のような特徴を持っています。主な産地は十勝地方となっていて、収穫時期は7月頃が多くなっています。

しっとりとした舌触りで、味はほのかな甘みがあります。蒸かしイモやコロッケ、サラダなどシンプルな料理がじゃがいも本来の味を楽しめおすすめです。また、味付けが塩コショウのみのがレットで食べるのも人気があります。

北海道のじゃがいも⑬きたかむい

北海道のじゃがいもの品種13つめはきたかむいです。倶知安じゃがいもの中で有名な種類で、主な産地は虻田地方となっています。形は丸く、断面が白色なのが特徴的です。収穫時期は6月頃が多くなっています。

甘い味が特徴で、じゃがいもの身が柔く加熱時間が短縮できるため調理に人気の種類です。調理の幅は広く、煮物、サラダ、揚げ物などどの調理法にも使用できます。甘みを活かすならサラダがおすすめです。

北海道のじゃがいも⑭マチルダ

北海道のじゃがいもの品種14つめはマチルダです。マチルダはキウイフルーツに似た形、手触りが特徴的なじゃがいもです。主な産地は十勝地方となっていて、収穫時期は11月頃が多くなっています。

マチルダは小粒の大きさでも味が美味しく、ホールポテトの加工用として有名です。調理後の変色が少なくサラダにもおすすめです。また、マチルダは糖分を多く含んでいるため揚げ物には向いていません。

北海道のじゃがいも⑮ゆきつぶら

北海道のじゃがいもの品種15つめはゆきつぶらです。じゃがいもの断面が白く、円(つぶら)な形をしていることからゆきつぶらと名称がつけられました。主な産地は十勝地方となっていて、収穫時期は7月~8月頃が多くなっています。

なめらかな舌触りがあり食感はホクホク、味はほんのり甘みがあります。調理はサラダがおすすめです。ゆきつぶらは揚げることで色が変わりやすいため、揚げ物にはおすすめではありません。

北海道のじゃがいも⑯ホッカイコガネ

北海道のじゃがいもの品種16つめはホッカイコガネです。ホッカイコガネは加工用として有名ですが普通の調理にも適している種類です。皮が黄色みを帯びていて、形はメークインに似ています。主な産地は十勝地方となっていて、収穫時期は5月~6月が多くなっています。

ホクホクとした食感が特徴的で、フライドポテトなど揚げ物に適している種類です。また、煮崩れはしにくく煮物にも向いています。

北海道のじゃがいも⑰アンデスレッド

北海道のじゃがいもの品種17つめはアンデスレッドです。アンデスレッドは皮が赤く、丸いこぶし状の形が特徴のじゃがいもです。主な産地は富良野地方となっていて、収穫時期は6月~7月が多くなっています。

アンデスレッドは甘みと旨味があり、調理としてはサラダやコロッケなどがおすすめです。煮崩れはしやすいため煮物には不向きです。また、焼き芋にすると身が固くなりやすくおすすめはしていません。

北海道のじゃがいも⑱シェリー

北海道のじゃがいもの品種18つめはシェリーです。原産地であるフランスでは有名な種類のじゃがいもで、サツマイモのように皮が赤く、断面は淡い黄色が特徴です。主な産地は十勝地方となっていて、収穫時期は7月~8月が多くなっています。

ホクホクとした食感が特徴的で、煮崩れがしにくいためポトフや肉じゃがなど煮込み料理に最適です。加熱から時間が経つことで、身が固くなるため作り置きには不向きとなっています。

北海道のじゃがいも⑲トヨシロ

北海道のじゃがいもの品種19つめはトヨシロです。収穫量が豊富で色が白いため「トヨシロ」と名称がつけられた、加工品として有名なじゃがいもです。主な産地は十勝地方となっていて、収穫時期は8月~9月頃が多くなっています。

トヨシロは揚げ物調理が向いており、フライドポテトやコロッケなどが人気の調理法となっています。煮物にすることも可能ではありますが、少々煮崩れしやすいため注意が必要になります。

北海道のじゃがいも⑳とうや

北海道のじゃがいもの品種20つめはとうやです。とうやは身が黄色いのが特徴で「とうや」という名前は洞爺湖から由来されています。主な産地は虻田地方となっていて、収穫時期は11月頃が多くなっています。

なめらかな食感が特徴で煮崩れしにくいため煮物に最適な種類となっています。加熱してもホクホク感はないため、揚げ物などには不向きとなっています。

北海道のじゃがいも㉑ノーザンルビー

北海道のじゃがいもの品種21つめはノーザンルビーです。形、大きさ共にメークインに似ており、皮や断面がピンク色の特徴があります。主な産地は十勝地方となっていて、収穫時期は7月頃が多くなっています。

加熱後もピンク色が残るため、色を活かしたお菓子やスープ、サラダなどがおすすめです。また、煮崩れもしにくいため煮物の調理にも向いています。

北海道のじゃがいも㉒レッドムーン

北海道のじゃがいもの品種22つめはレッドムーンです。形はメークインに似ており、皮が赤いのが特徴的です。見た目から「紅じゃがいも」と呼ばれることもあります。主な産地は富良野地方となっていて、収穫時期は7月~8月頃が多くなっています。

サツマイモのような甘さがあり、煮崩れがしにくいため肉じゃがやシチューなどの煮込み料理に最適です。炒め物でも形が綺麗に残るためおすすめとなっています。また、甘みを活かしたポタージュにするのも人気があります。

北海道のじゃがいも㉓スノーデン

北海道のじゃがいもの品種23つめはスノーデンです。スノーデンは形が丸く、断面は白いのが特徴的で加工用として有名なじゃがいもです。主な産地は十勝地方となっていて、収穫時期は9月頃が多くなっています。

スノーデンは加工用として生産されたじゃがいもなため、揚げ物などに適しています。フライドポテトやガレットなどの料理がおすすめとなっています。また、ジャーマンポテトにするのも人気があります。

北海道のじゃがいも㉔シンシア

北海道のじゃがいもの品種24つめはシンシアです。シンシアはフランスが原産で形はメークインに似ており、断面は黄色が特徴です。主な産地は十勝地方となっていて、収穫時期は6月頃が多くなっています。

ねっとりとした食感があり、煮崩れしにくいためカレーやシチューなど煮込み料理に適しています。また、クリーム系やバターとの相性が抜群となっていて、じゃがバターなどでシンプルに食べるのもおすすめです。

北海道のじゃがいも㉕キタムラサキ

北海道のじゃがいもの品種25つめはキタムラサキです。キタムラサキは名前の通り皮や断面が紫色なのが特徴です。主な産地は十勝地方となっていて、収穫時期は7月頃が多くなっています。

加熱後も色が残るため、お菓子やサラダ、スープなどの調理がおすすめです。また、煮崩れしにくい品種のため煮込み料理にも向いています。

様々な北海道産じゃがいもの品種を味わってみよう!

北海道の様々な品種をご紹介しました。北海道の品種によって異なる味や食感を、様々な調理法で味わってみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
haru
ご当地名物などの観光地ならではのグルメ巡りが趣味です。旅行の際は様々なグルメを満喫しています。

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