秋田のB級グルメの代表と言えば「横手焼きそば」をあげる方は少なくありません。横手焼きそばは秋田を代表するB級グルメで、今では秋田だけでなく全国でも知られています。この記事では秋田名物横手焼きそばの魅力に迫ります。

横手焼きそばは秋田の人気名物焼きそばで、60年以上も地元で愛されてきました。全国のB級グルメの頂点を決める大会「B級グランプリ」では優勝1回、準優勝1回という素晴らしい成績を残しています。今では富士宮焼きそば、上州太田焼きそばと並ぶ日本三大名物焼きそばの1つに数えらています。

すでに絶大な人気を得ている名物・横手焼きそばですが、さらなるレベルアップを目的として「横手焼きそば四天王決定戦」が毎年開催されています。この大会は、エントリーしたお店が横手焼きそばを振る舞い、来場者の投票でトップ4店舗、つまり四天王を決めるという内容です。

普通の焼きそばと横手焼きそばの違いとは何でしょうか？横手焼きそばには、横手焼きそばだけの特徴があり、その特徴の有無で判断されます。どのような特徴が横手焼きそばにあるのでしょうか？その特徴や自宅で作れる簡単レシピを紹介します。

横手焼きそばの特徴の1つ目は「太くてまっすぐな角麺」です。この特徴的な麺は蒸し麺ではなく茹で麺を使用しています。茹で麺を使う事で、もっちりとした食感を生み出しています。

横手焼きそばの特徴の2つ目は「具」です。横手焼きそばの具はシンプルで、キャベツと豚のひき肉が使われます。さらに店によってはホルモンを具として使っている所もあります。

横手焼きそばの3つ目の特徴は「トッピング」です。横手焼きそばには紅ショウガではなく福神漬けが添えられ、目玉焼きが麺の上にドンと乗ります。これこそが、横手焼きそばの最大の特徴と言われています。味付けのソースはお店によってアレンジされているので、具やトッピングが同じでも味付けで差別化が図られています。

横手焼きそばを自宅で作れる簡単レシピを紹介します。自宅で作るレシピで大切なのは焼きそば用の蒸し麺を使うのではなくて中華麺を使う事です。味付けのレシピはウスターソースとお好み焼きソースで、ウスターソースを多めにブレンドします。

具のレシピは豚ミンチとキャベツで、ホルモンを具として使うかは自由です。中華麺は軽く水洗いしておきます。キャベツ、豚ミンチ、麺、ソースの順番に入れ、最後に塩コショウで味を調え、目玉焼きを乗せ、福神漬けを添えれば完成です。簡単レシピで自宅で横手焼きそばに挑戦してください。

横手焼きそばのレシピや特徴をまとめてきました。簡単レシピで自宅でも作る事はできますが、簡単レシピとお店で食べるものは、やはり違います。ここからは横手焼きそば人気の名店を紹介します。おすすめのお店を14選に絞りました。

ここは横手焼きそば四天王に12年連続で選ばれている人気店です。秋田には多くの横手焼きそばのお店がありますが、ここはトップとも評価されています。お店の看板メニューは勿論、横手焼きそばで、甘めにソースにもっちりとした太麺と半熟の目玉焼きが絡み絶品です。値段は500円とリーズナブルな値段設定です。

このお店は横手焼きそばの通信販売を行っているので、取り寄せられば名店の味を自宅で味わう事ができます。公式HPから購入できます。

藤華食堂は横手焼きそばの専門店で、四天王に選ばれた名店です。ここの横手焼きそばは具は豚ひき肉とキャベツとシンプル。ソースは多めで、つゆだくという印象を受けるかもしれません。味はあっさりしているので、濃い味付けが苦手という方には特におすすめです。薄いと感じる時にはソースを足す事もできます。

このお店は初代横手焼きそば四天王に選ばれたお店です。具はキャベツ、豚ひき肉で、定番の目玉焼きが乗っています。味付けは甘めで優しい味。量が少な目なので女性や子供におすすめです。値段は550円と低価格です。お肉をがっつり食べたい人は黒毛和牛焼きそばもおすすめです。

横手焼きそば四天王に選ばれた名店で、ここの横手焼きそばは「湯気まで美味しい」と絶賛されています。横手焼きそばは香りから楽しむのが作法と言われており、香りが良いのが名店と言われます。麺はモチモチしており食べ応え十分で、お腹いっぱいになる横手焼きそばです。

このお店の名物は実は横手焼きそばではなく、焼肉ライスが名物となっています。1人は食べきるのは難しいですが、2人で行く時は秋田名物・横手焼きそばと安楽食堂名物・焼肉ライスを頼んでシェアして食べるのがおすすめです。

横手焼きそば四天王に選ばれたお店で、このお店のおすすめは四天王を受賞した時に振舞った「角煮焼きそば（630円）」です、横手焼きそばの横に豚の角煮がトッピングされており、肉をもっと食べたい方には特におすすめです。

ステーキ店に横手焼きそばがある事に違和感を覚えるかもしれませんが、横手焼きそばは名物なので、色々なジャンルの飲食店で提供されています。このお店では「牛うま煮そば」などステーキ店らしいアレンジがされています。1番人気があるのは四天王に選ばれた「牛そぼろやきそば」です。ステーキもボリュームがあり美味しいのでおすすめです。

8年間挑戦して四天王に選ばれた名店です。四天王を勝ち取った時に振舞ったのは「シーフード焼きそば」で、大きな海鮮がゴロゴロ入っているのが特徴です。通常の横手焼きそばは量を最大で3玉まで選ぶ事ができるので、がっつり食べたい時にはおすすめです。具も味付けもシンプル、ですがシンプルだからこそ量を食べれる焼きそばです。

横手焼きそば発祥の店が「元祖　神谷焼きそば屋」です。名物・横手焼きそば発祥のお店という事で店内はいつも賑わっています。60年以上続いている老舗で今は3代目の店主が奥さんと切り盛りしています。メニューは焼きそばしかありませんが、具や量をアレンジする事が可能です。お持ち帰りもできるので自宅で元祖の味を楽しむ事もできます。

このお店の横手焼きそばの特徴は、焼きそばの横にたっぷり盛られた千切りのキャベツです。生のキャベツと焼きそばと絡めて食べる事で他店とは違った食感を楽しめます。ソースは甘辛く食欲がモリモリわいてきます。駅から近いのでアクセスが良いのもおすすめポイントです。

このお店は焼き鳥屋が本業ですが、実は横手焼きそばも出しているという隠れた名店です。人気メニューは「特製ホルモン焼きそば」で、綺麗に下処理された絶品のホルモンがおしげもなく使われています。県外にもファンがいる程の逸品です。

横手市十文字町にあるラーメン屋で、ここの横手ホルモンやきそばは、柔らかく煮込まれた豚ホルモンがたっぷり入っており、ホルモンと麺と特製のつゆが絡んだ絶品焼きそばです。看板メニューの「十文字ラーメン」もおすすめです。

昔ながらの味で、自家製麺を使用し、嬉しい大盛無料です。芸能人も訪れる程の名店として知られています。おすすめは「肉玉子焼きそば」で1度食べたら病みつきになる味です。シンプルで美味しい横手焼きそばを食べたい時には是非行きたいお店です。

ここではカレーと横手焼きそばが合わさったレアな逸品をいただけます。このお店は本業はカレー屋なので、ルーの味はお墨付きです。そのカレーに横手焼きそばが合わさった「カレー焼きそば」が人気です。カレーをかけているのではなく、鉄板で焼き、その工程により焼きそばとカレーが違和感なく合わさっています。

横手焼きそばを500円というリーズナブルな価格で提供しています。シンプルな横手焼きそばに刺激が欲しい時にはシーフード焼きそばやミートソース焼きそばにする事もできます。量は少な目ですが、100円足して大盛にでます。何を食べても美味しく、通いたくなる名店と絶賛されています。

秋田名物・横手焼きそばの魅力、レシピ、名店を紹介してきました。横手焼きそばは具がシンプルなので家でもレシピを見て作る事ができます。家で食べても良し、店で食べても良しの秋田が誇るB級グルメです。特徴が同じでも店によって個性があります。秋田に訪れた際には、食べ比べをして違いを感じてみるのはいかがでしょうか？