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函館市青函連絡船記念館「摩周丸」で見学!所要時間や過去の事件とは? | 旅行・お出かけの情報メディア
















函館市青函連絡船記念館「摩周丸」で見学!所要時間や過去の事件とは?

摩周丸は最後の青函連絡船の一隻です。国鉄時代、洞爺丸沈没事故をきっかけに青函トンネルへの要望の機運が高まり、1988年(昭和63年)青函トンネル開通とともに青函連絡船は廃止されました。今は青函連絡船記念館となっている摩周丸の船内やその歴史などをご紹介します。

函館市青函連絡船記念館「摩周丸」で見学!所要時間や過去の事件とは?のイメージ

目次

  1. 1函館市青函連絡船記念館「摩周丸」とは
  2. 2函館市青函連絡船記念館「摩周丸」のアクセス
  3. 3函館市青函連絡船記念館「摩周丸」の魅力
  4. 4函館市青函連絡船記念館「摩周丸」の人気サロン
  5. 5函館市青函連絡船記念館「摩周丸」の歴史
  6. 6函館市青函連絡船記念館「摩周丸」で歴史を体感!
    1. 目次
  1. 函館市青函連絡船記念館「摩周丸」とは
    1. 青函連絡船の船体ミュージアム
  2. 函館市青函連絡船記念館「摩周丸」のアクセス
    1. 公共機関はJRか市電!
      1. JRを利用したルート
    2. 市電を利用したルート
    3. 車の場合は付近の有料駐車場を!
  3. 函館市青函連絡船記念館「摩周丸」の魅力
    1. 船内で「摩周丸」の歴史を体感!
      1. おすすめ歴史スポット①青函連絡船のあゆみ
      2. おすすめ歴史スポット②船の仕組み
    2. ロマンチック・ビューが満喫できる!
      1. コンパス甲板はまさに「海の展望台」
    3. 売店ではオリジナルグッズが買える!
    4. もっと詳しく知りたい場合はツアーも!
      1. 対応時間や所要時間について
  4. 函館市青函連絡船記念館「摩周丸」の人気サロン
    1. 3階展示室の前方にあるサロン!
      1. 無料の体験メニューで船員気分
    2. 喫茶ニューサロン海峡ではちょっと休憩!
      1. 喫茶ニューサロン海峡の基本情報
  5. 函館市青函連絡船記念館「摩周丸」の歴史
    1. 摩周丸の歩み
      1. 明治41年に国鉄直営連絡船が開設
      2. 昭和39年に海の新幹線「津軽丸」登場
      3. 昭和63年に惜しまれつつ廃止
    2. 「摩周丸」にまつわる過去の事件について
      1. 昭和29年に洞爺丸事故が発生
      2. 昭和59年には函館を出港した瓶で火災が!
  6. 函館市青函連絡船記念館「摩周丸」で歴史を体感!
    1. 函館市青函連絡船記念館「摩周丸」の基本情報
    2. おすすめ関連記事
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函館市青函連絡船記念館「摩周丸」とは

摩周丸は函館ー青森を結んでいた国鉄・JR直営の最後の連絡船の一隻で、青函連絡船は本州からの夜行列車、あるいは北海道からの特急列車などを連絡する役目を果たしていました。

1988年(昭和63年)に青函トンネル開通と同時に廃止されて31年経つのですが、その青函連絡船が就航していた面影を後世に伝えるために青函連絡船記念館として開館しました。本来ならお役御免の船体はどこかの外国へ売却されるか、廃船になるのですが、摩周丸は記念船として再生されました。

青函連絡船時代は、東京から北海道へは夜行列車利用が一般的でした。石川さゆりが歌う「津軽海峡冬景色」は当時の青函連絡船の様子をよく歌っています。今は飛行機、新幹線が一般的になりましたが、この摩周丸が活躍していた時代は、この歌の旅情が当たり前な時代でした。

すこしその当時の情景を思い起こすのも趣があるかもしれません。ここではその記念館について見ていきます。

青函連絡船の船体ミュージアム

この青函連絡船記念館摩周丸は航路廃止までの当時の姿を残した船で、船体自体が記念館となっております。連絡船廃止の日まで進み続けた摩周丸の艦橋も見学自由で機器も自由に触ることができます。今はない国鉄・JR発行の連絡船用の乗船券を展示しているなど青函連絡船を知るシニア層や鉄道マニアにはたまらないスポットです。

また、元乗組員による船上ガイドツアーを無料でやっており、青函連絡船当時の歴史をもう少し知りたい方にはおススメです。

函館市青函連絡船記念館「摩周丸」のアクセス

函館市青函連絡船記念館「摩周丸」へのアクセスは函館駅の近くということもあり、便利な所に立地してます。函館の中心街にありますので、交通機関は陸上交通機関の方が便利がいいです。ここでは函館市青函連絡船記念館「摩周丸」へのアクセスを具体的に見ていきます。

公共機関はJRか市電!

函館市青函連絡船記念館「摩周丸」へのアクセスは函館駅ちかくということもあり、鉄道が最もアクセスに便利な公共交通機関です。ここではもう少し具体的に鉄道でのアクセスを見ていきます。

JRを利用したルート

函館市青函連絡船記念館「摩周丸」へJRでのアクセスは元々が函館駅自体が青函連絡船を想定したつくりなので、連絡船と接続できるような構造になっていました。31年経った今ではともえ大橋建設で連絡通路がなくなりましたが、摩周丸が係船されている岸壁は元々は青函連絡船が発着されていた岸壁でした。

ですので、当然ながらJRでのアクセスが至便な所にあります。函館駅から徒歩3分で行くことができます。

市電を利用したルート

函館市青函連絡船記念館「摩周丸」の近さはJRの駅と比べると少し離れていますが、函館市電からのアクセスも便利な位置にあります。

降りる電停はどの系統とも「函館駅前」電停下車でそこから徒歩5分の位置にあります。方向は函館駅方面へ歩いてまっすぐ行くとともえ大橋がかかる海が見えますので、その海のあたりが函館市青函連絡船記念館「摩周丸」がある岸壁です。

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車の場合は付近の有料駐車場を!

函館市青函連絡船記念館「摩周丸」への車でのアクセスは、近くまで来ると大型バス専用駐車場入口への進入路へ入ります。その道を進むと函館市青函連絡船記念館「摩周丸」の前まで入っていくことができます。但し大型バス専用駐車場には、停めることができませんので注意が必要です。

函館市青函連絡船記念館「摩周丸」に普通自動車駐車場はありません。付近の駐車場を利用することになりますが、「函館駅前広場駐車場」と2019年11月から「函館朝市第1駐車場」に駐車すると摩周丸の入館者は2時間まで無料です。「函館駅前広場駐車場」と「函館朝市第1駐車場」は基本的に有料です。

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函館市青函連絡船記念館「摩周丸」の魅力

1965年(昭和40年)6月30日から就航し、以来1988年(昭和63年)3月13日青函連絡船廃止まで23年、津軽海峡を走り続けた摩周丸は青函連絡船の歴史を歩み続けた船でした。

「海の鉄道」という役目を果たしてきた摩周丸の船内に青函連絡船の歩み、船の仕組みなどを展示しており、また船ならではの魅力も感じることができます。ここではその摩周丸の魅力をお伝えします。

船内で「摩周丸」の歴史を体感!

摩周丸は就航から23年走り続けてきました。青函連絡船記念館として係留されている摩周丸は2代目で洞爺丸事故の影響を受けて、造船された当時最新鋭のディーゼルで「海の新幹線」と言われた性能でした。

その摩周丸が歩んだ歴史を摩周丸船内で体感できます。事実はあちこち当時就航していた跡が外観からも出ていて、母港の変遷の跡が外から観ることができます。船内では今はない国鉄発行の乗船券などを展示してます。ここではその歴史体感できるスポットをご紹介します。

おすすめ歴史スポット①青函連絡船のあゆみ

摩周丸は7隻あった青函連絡船の内の一隻でした。青函連絡船航路開航は当時の明治政府が富国強兵政策と対ロシア軍事上の緩衝地に北海道の重要性を感じて開発してきたことが発端でした。北海道のから産出する石炭を本州に鉄道で運ぶ重要な航路として青函連絡船が開設されました。

同時に人の輸送も重要な役目を果たし、本州と北海道を結ぶ名実と共に日本の大動脈を果たしました。動画は現役当時の船内の様子を映したものですが、青函連絡船記念館「摩周丸」は船内でその往時を展示してます。当時の時間を感じてみてはいかがでしょうか?記念グッズも過去就航した船名のTシャツグッズを販売してます。

この動画は2時間ある長い動画ですが青函連絡船について歴史と航路開設の経緯、当時の船内の風情と乗組員の働いている姿、船のしくみなどをまとめていますので、摩周丸を訪れる前に予習として見ておきたい動画です。

動画自体が長いですので、お時間の空いているときにご覧ください。青函連絡船のことがより理解できると思います。

おすすめ歴史スポット②船の仕組み

1954年(昭和29年)洞爺丸台風のよる沈没事故の教訓を生かして、摩周丸は防水区画を設け以前よりさらに当時の最新技術を用いて造船されました。改善点はエンジンの変更、機関室の自動化、操舵室の航行自動化などです。

従前の蒸気タービン方式より人手が少なくしかもより高性能になったことから摩周丸は「海の新幹線」の1隻に数えられました。青函連絡船記念館「摩周丸」はその船の仕組みを見学することができます。

この摩周丸のある岸壁に着くと当時の青函連絡船が行き来していた当時を知る方はもちろん、当時を知らない人も港町函館を感じることができるスポットです。

ロマンチック・ビューが満喫できる!

摩周丸の甲板の上から函館市街を眺めるのはおすすめです。海風を肌で感じながら、船から眺める風景は格別です。夜には函館の夜景を楽しむことができる絶品のスポットです。また海の上から眺めることができるのは摩周丸だけです。

また摩周丸のデッキには照明が取り付けられているので、夏の花火の季節に夜間開館している日がある時に訪れてみるのも趣があります。船内甲板から函館の風景を楽しむことができますが、大雨、強風、積雪や冬の甲板の凍結時には甲板を利用することができません。

コンパス甲板はまさに「海の展望台」

摩周丸の一番屋上、操舵室の屋上の階に函館市内全景が見えるコンパス甲板があります。ここは、函館山・五稜郭タワーと並ぶ風景が一望できます。北海道新幹線が開通した時にブルーインパルスが仙台松島基地から祝賀飛行に来ましたが、このブルーインパルスの動きを360度海の上から観ることができたのは、摩周丸のコンパス甲板のおかげです。

普段の時間を忘れて、摩周丸のコンパス甲板から周りをぐるっと一望できますので、またこの摩周丸からの夜景も素晴らしいものがあります。「はこだてロマンチック・ビュー」と名付けられた眺めを背景に記念撮影することもおすすめです。

売店ではオリジナルグッズが買える!

摩周丸の売店には青函連絡船グッズが豊富に取り揃えています。摩周丸船内しか売っていないグッズばかりですが、一番人気のグッズは、この青函連絡船記念館摩周丸の運営母体であるNPO法人語りつぐ青函連絡船の会作成の冊子「青函連絡船100年」と洞爺丸事故についてまとめた冊子「台風との斗い」です。

他の人気のグッズは記念Tシャツも販売していて、摩周丸と青函連絡船80年間に在籍した54隻の名前をプリントしたグッズと、摩周丸と北海道新幹線とマッチングしたプリントのシャツのグッズ2種類あって、青函連絡船80年在籍した54隻のプリントは大人が、北海道新幹線の方は子供に人気のグッズとなってます。

もっと詳しく知りたい場合はツアーも!

摩周丸の船の仕組み、青函連絡船の歴史をもう少し知りたい場合、元乗組員による船内ガイドが受けられます。動画は元船長によるガイドツアーですが、他にも元甲板長や他のスタッフによるツアーも受けられます。クルーも応対が親切丁寧ですので、こころよくガイドを受けられます。

対応時間や所要時間について

摩周丸の船上ガイドツアーは3日前までの要予約ですが、当日の対応時間帯は9時から16時までで対応人数は30人までできます。所要時間は30分から1時間の間で人数によって時間が変わることもあります。

おひとり様、少人数のグループなど集まった人数が少人数の場合は、まとめて案内することがありますので、あらかじめ合同の案内と最初から思っておいた方が受けやすいと思います。

函館市青函連絡船記念館「摩周丸」の人気サロン

摩周丸の船内でゆっくり学んだ後、人気のグッズをひとしきり見たあとは3階の一番船首側に移動しましょう。ここは函館湾を船内から眺めることができる絶景ポイントです。ここで食事やビールを飲みながら楽しむのも良し、仲間と楽しく談笑することもできる憩いのスペースです。

ここでは青函連絡船記念館摩周丸の一息つける人気サロンや楽しみ方、また喫茶コーナーなどをご案内します。

3階展示室の前方にあるサロン!

3階の船首側へ行くと見晴の良い景色を眺めることができます。そこへ行くと一息つける場所がサロンです。ここは青函連絡船関連グッズやクイズ・ゲームコーナー、喫茶ニューサロン海峡、船員気分を味わえる船員体験コーナーがあります。

無料の体験メニューで船員気分

サロンでは船長になりきり体験を楽しむことができます。サロンに設置している船長服をきてコスプレを楽しむことができます。子供の船長服もあるので親子そろって記念撮影も面白そうです。

女性は水色のマリンガール制服がおすすめ。マリンガールは1980年(昭和55年)から7年間と青函連絡船最終日の日に、乗客の案内や放送をおこなっていた女性職員のことです。家族一緒でみんな揃って船長姿やマリンガール姿にコスプレして記念撮影は如何でしょうか?楽しい旅の記憶の1ページになります。

喫茶ニューサロン海峡ではちょっと休憩!

サロンの見晴がいい場所に喫茶コーナー、「喫茶ニューサロン海峡」があります。操舵室の真下に位置しているので、船首から観た函館の街をお茶をしながら一望できるスポットです。

現役時代の摩周丸は現在の「喫茶ニューサロン海峡」と同じところにサロン「海峡」がありました。津軽海峡の波を蹴りながら進んでいく船首を観て喫茶や食事をするのは格別だったようです。

往時を知る方は往時を忍んで函館の港を船首から観ながら喫茶をするもロマンがあるかもしれません。知らない方も函館の港を観ながら喫茶をするのもまた趣があります。


現役の時代のメニューは海峡ラーメンが人気でした。青函連絡船から海を観ながらラーメンをすするのはまた格別だったようです。

青函連絡船記念館となった今ではラーメンなどの食事のメニューはカレーライスしかありませんが、コーヒー、ビール、ジュース、ケーキなど簡単な喫茶ぐらいの軽食が取れます。あと甘酒、梅酒もありますが、摩周丸の名前の由来の摩周湖の乳牛の生乳からの手づくりの「摩周湖のあいす」も頂けます。

喫茶ニューサロン海峡の基本情報

名称 喫茶ニューサロン海峡
住所 北海道函館市若松町12番地 青函連絡船記念館 摩周丸 3F
アクセス JR函館本線 函館駅下車 徒歩1~2分
函館市電 函館駅前下車 徒歩5分
営業時間 10時~15時30分
定休日 木曜日
メニューの料金 摩周湖のあいす 300円 ロシアンティー 350円 
ホットコーヒー 300円 アイスコーヒー 350円
ジュース(リンゴ・みかん・トマト) 350円 ビール 400円
カレーライス 500円 
本日の日替わりケーキ (ない日もあり) 200円
*価格は2019年9月現在のものです。
URL https://tabelog.com/hokkaido/A0105/A010501/1040203/
備考 喫煙不可(禁煙)
駐車場の有無は函館市青函連絡船記念館「摩周丸」のアクセスに準ずる。

函館駅から摩周丸のある第2岸壁までの連絡通路跡にともえ大橋がかかっています。そこから眺める景色もまた格別です。ともえ大橋について詳しく紹介している記事があります。下記からご覧ください。

絶景のビュースポット「ともえ大橋」!函館港や花火大会の観覧に人気!

函館市青函連絡船記念館「摩周丸」の歴史

長らく日本の北の大動脈として活躍し続けてきた青函連絡船摩周丸は、多くの歴史と交流を観てきました。そして80年にわたる青函連絡船航路は日本が高度成長期を歩んできた成長そのものでありました。

またその陰では、悲しい事件・事故も起こりました。その事件・事故の一つ洞爺丸事故は青函トンネル建設の機運を起こした大きな事故でした。そんな事件・事故を含めた摩周丸の歴史をみていきましょう。

摩周丸の歩み

1965年(昭和40年)に2代目として就航した摩周丸は1988年(昭和63年)に役目を終えるまで青函連絡船として走り続けてきましたが、それは明治から続いた航路の足跡でもありました。

その青函連絡船が本州と北海道を結ぶ日本の重要な航路として歴史を重ねてきた足跡をここでは紹介します。

明治41年に国鉄直営連絡船が開設

青函連絡船は北海道開発の需要な航路として1908年(明治41年)に開設されました。当時のおもな交通手段は鉄道で東京から東北本線を経由して青森に至ってましたが、当時北海道の最大の都市、函館を結ぶ幹線が必要でした。そして北海道の夕張炭鉱など主な北海道の炭鉱を鉄道で結んでいたので、物資の鉄道連絡輸送手段が併せて必要でした。

その両方を結ぶ海の鉄道連絡手段が必要なこともあり、当時今の東北本線(IGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道を含む)を所有していた日本鉄道がイギリスに最新鋭蒸気タービンエンジンを持つ2隻を発注、日本に到着する前に鉄道国有法により国有化されたため国鉄直営の鉄道連絡船として誕生しました。

その後船での積み下ろしは荷役中心で作業効率が悪いので、鉄道の貨車をそのまま船に積み込む貨車航送船が開発されました。青函連絡船は他の航路よりこの点が独特で、鉄道のレールをそのまま船内に延ばすようなイメージです。今の摩周丸にも直接見学できませんが、モニターで観ることができます。

そして戦争になり、事件が起こりました。終戦直前に米軍の攻撃で全隻が沈没したのです。日本の重要な航路と認知して分断しようとしたのですが、戦後になって別の船を調達し復興を遂げました。そして洞爺丸事故をきっかけに蒸気タービン船から「海の新幹線」といわれるディーゼルエンジン船へと変わっていったのです。

昭和39年に海の新幹線「津軽丸」登場

昭和29年に北海道を襲った洞爺丸台風による沈没事故が発生、歴史上最悪の大惨事となった事故の原因は座礁した洞爺丸に高波が真後ろの貨車甲板に進入、その水が機関室に浸水し船の機能が完全に停止した後に、横からの大波を受けて転覆したことでした。青函トンネル開通の機運になったこの事故ですが、同時に船の構造を根底から変える原因にもなりました。

まず直接の原因になった貨車甲板の入口を密閉、次に船内に水が浸入した時に最小限に食い止める区画隔壁を設けて阻止、機関室を蒸気を作るボイラー室をなくして密閉型のディーゼルエンジンに変更して、コンピューターで集中制御自動管理を採用などの変更点を加えた船を、7隻建造したのが「津軽丸」型です。

その結果従前の船よりも馬力と航行性能がより向上し、操舵室と機関室もをコンピューターでの集中自動管理方式にしたので、少ない人員で作業効率も向上しました。その自動制御システムとスピードが向上したので「海の新幹線」と当時呼ばれるようになったのです。因みにこの津軽丸型から甲板に車の駐車場を作り車両航送も始めてます。

昭和63年に惜しまれつつ廃止

船の構造と性能を向上は洞爺丸事故による教訓からの学びにもなりましたが、台風などの荒天時の運行における問題を根本的に完結するものではありませんでした。その問題を根本的に解決する方策が青函トンネル開通でした。

青函トンネルは洞爺丸事故を受けて1964年(昭和39年)着工、本州の竜飛岬から北海道の吉岡に向けて海底を掘削する工事で全長53km、総工費6900億円、工期24年の歳月を経て1985年(昭和60年)貫通しました。

この間相当な難工事で1974年(昭和49年)毎分10トンものトンネルへの異常出水が発生、機械もろとも水没するというアクシデントが起こるなど掘削には相当な労力がかかりました。動員された作業員は1400万人、殉職者は34名とまさに辛苦を乗り越えた大工事でした。

そうした想像を超える難工事を乗り越え、青函トンネルは1988年(昭和63年)3月13日に開業の日を迎えました。と、同時に青函連絡船の廃止の日が近づいていることも意味しました。

そうして迎えた1988年(昭和63年)3月13日、青函トンネル開業と廃止の日を迎えました。青森駅は一番列車快速海峡号の華やかな発車セレモニーが行われる中、同じ青森桟橋には廃止を惜しむ多くの乗船客が甲板から手を振っている姿で溢れてました。行きかう対向の連絡船同士が別れの汽笛を鳴らしあい、乗客同士が別れの手を振って廃止を惜しみました。

「青函トンネル記念館」で壮大な歴史を体験!地下140mの海底を歩く!

「摩周丸」にまつわる過去の事件について

摩周丸は就航から青函連絡船廃止まで23年間現役で頑張っていました。その間事件や火災事件、ハプニングなどいろいろな出来事がありました。青函連絡船80年の歴史も戦争を体験して色々な出来事が繰り広げられました。ここでは摩周丸にまつわる過去の事件について見ていきます。

昭和29年に洞爺丸事故が発生

青函連絡船の中で一番大きな出来事と言えばこの洞爺丸沈没事故です。1954年(昭和29年)9月26日日本海上を時速100kmの高速で向かっていた洞爺丸台風が北海道に直撃、台風の危険範囲である右の部分が洞爺丸のいた青森港を直撃しました。

今より日本海に観測拠点をを置いていないなど、気象観測技術が未熟な時代で台風の進路予測が困難でした。しかし大方の予想では台風は東北地方を縦断するだろうとのことで、その見方に基づいて船長は出港判断を下したのです。かくして風速50mの中を午後7時に1127名の乗客を乗せて出港しました。

青森港を出港すると船は防波堤を越えたところから、大波に見舞われて前に進むことができなくなり、波が収まるまで錨を下したところ走錨という下した錨が海底での波にさらわれる現象で青森湾の七重浜に座礁。そこへ貨車甲板に大波が襲って浸水し下の階の機関室を機能不全にしました。

機関室がやられると航行機能、船内の電源などすべての機能が全滅です。なすすべなく波に翻弄されるだけの船体に、そこへ座礁している底ごとはぎ取る大波が横から襲って午後10時過ぎごろ転覆しました。

この事故で乗客乗員合わせて1155名が死亡・行方不明となり日本海難事故史上最悪の海難事故となりました。また不名誉なことですが、世界の海難事故でもあのタイタニック号に次ぐ有名な海難事故の一つになりました。65年時間が経ったいまでも法要が行われています。

この事故以降、本州と北海道を陸続きにする青函トンネル構想の推進の原動力になり、実現に結びつきました。またこの海難事故を教訓にして、船の構造の仕組みを設計段階から強化する原動力になりました。またこの事故を人災事件と審判されてますが、船長が遭難した現在でも本当の真相は分かりません。

昭和59年には函館を出港した瓶で火災が!

1984年(昭和59年)3月3日、乗客を乗せていない貨物輸送の航行上で起こった事件です。この火災事件は事の真相が調べても不明なことが多く、ミステリー小説の題材になったほどです。

3月3日、函館を2時40分に貨物便で出港した摩周丸は一路青森に向けて舳先を向けていました。その公開中ブリッジ下にある船長室と事務長室の間に、普段は煙突の方に置いてある石油缶が3つ重なって引火し火災が発生、ブリッジがめくれ上がるほどの大火災だったようです。この事故で3名がお亡くなりになりました。

海の上で一度火災が起きたら、消火活動が難しくなります。あまり火災の消火に水を使うと沈没しかねないからです。火災発生後の沈没は免れましたが、ブリッジがめくれ上がるほどの大破でドッグで修理しないと復帰はできないほどだったのです。

この火災事件にいろんな憶測が飛びました。当時国鉄と労働組合は仲が悪かったので火災は過激派の仕業かという憶測でした。この火災事件は国会まで話が及びましたので、廃船間近の同僚船の渡島丸を使った燃焼実験を行うほどの調査をしましたが、火災事件の真相は謎のままです。

函館市青函連絡船記念館「摩周丸」で歴史を体感!

青函連絡船は鉄道連絡航路として青森と函館を結ぶ重要な架け橋として80年間機能してました。その歴史は北海道開拓の歴史であるとともに日本の重要な幹線でもありました。戦争中米軍に狙われたのもその航路の重要性を逆に物語っています。

また船内からの函館の港の景色は格別で函館有数の絶景スポットの一つです。青函連絡船を語り継ぐ記念館として係留されている摩周丸にはいつまでも残ってほしいものですが、起工から55年経っており老朽化も心配です。

青函連絡船の歴史を体感するなら摩周丸があるうちに体感した方がいいでしょう。洞爺丸事故以来当時最新の技術で、航行事故なしなのはその船体のシステムのおかげです。

最後に訪問はできるだけ鉄道がおすすめです。車でも駐車場はありますが、鉄道連絡船という歴史もありより楽しむには函館まで鉄道で来た方が味わいがあると思います。

函館市青函連絡船記念館「摩周丸」の基本情報

名称 函館市青函連絡船記念館「摩周丸」
住所 北海道函館市若松町12番地先
アクセス JR函館本線 「函館駅」 下車 徒歩4分
函館市電 「函館駅前」電停下車 徒歩5分 
開館時間 4月~10月 8時30分~18時(入館17時まで)
11月~3月 9時~17時(入館16時まで)
12月31日~1月3日 10時~15時(変更または休館になる場合あり)
*その他開館時間を延長する日もあり
休館日 基本的に定休日なし
但し4月第2月曜日(2024年は第1月曜日)からその週の金曜日
まで船舶検査と特別清掃のため休館
それ以外の日は荒天などの天候不良と津波注意報発令時臨時休館
(津波発令時その時点で休館)
入館料 大人 500円(大学生から) 
児童・生徒(高校生・中学生・小学生)250円
幼児・未就学児 無料
年間券もあり(有効日数使用開始日から1年間) 
大人 1000円 児童・生徒 500円 
公式HP http://www.mashumaru.com/?
備考 ・近隣駐車場あり「函館駅前広場駐車場」2019年11月から
「函館朝市第1駐車場」の駐車券で
2時間無料の待遇あり

・摩周丸発行の優待割引券・市電・バス1日(2日)乗車券、
その他割引パンフレット、雑誌等持参
その券に表記している割引特典あり

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この記事のライター
渡部和幸

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