「秋田だまこ鍋」を食べよう!だまこもちの作り方や崩れない方法は?

だまこもちはうるち米を半殺しにして作る秋田の郷土料理です。だまこもちの作り方や型崩れを防ぐ方法、名前の由来についてやだまこ鍋のレシピを詳しく紹介します。秋田県のだまこ鍋を食べれるお店も紹介していますので秋田へお越しの際にはぜひだまこ鍋をご賞味下さい。

「秋田だまこ鍋」を食べよう!だまこもちの作り方や崩れない方法は?のイメージ

目次

  1. 1「だまこもち」とは
  2. 2「だまこもち」の由来
  3. 3「だまこもち」の作り方
  4. 4「だまこもち」を使った「だまこ鍋」を作ろう!
  5. 5「だまこもち」を使った「だまこ鍋」が食べれるお店
  6. 6「だまこもち」を使った郷土料理を堪能しよう

「だまこもち」とは

だまこもちはうるち米で作る秋田の郷土料理のひとつで丸い形をしています。秋田の郷土料理、だもこもちは家庭で簡単に作ることができます。また、だまこもちを入れて作るだまこ鍋は冬に嬉しい鍋料理です。

秋田の郷土料理だまこもちの作り方やだまこもちを入れて作るだまこ鍋のレシピ、だまこもちの由来について等だまこもちを詳しく紹介します。

秋田の郷土料理

秋田にはしょっつる(塩魚汁)やハタハタいずし、きりたんぽ、かやきなど様々な郷土料理が存在します。だまこもちも秋田の郷土料理のひとつです。作り方は秋田の郷土料理として有名なきりたんぽとよく似ています。

きりたんぽとだまこもちの決定的な違いは形です。きりたんぽが細長く成型されるのに対してだまこもちは丸い形をしています。

「だまこもち」の「だまこ」とは?

秋田の郷土料理だまこもちの「だまこ」の意味ですが「玉」に秋田弁の指小辞である「こ」がついたものです。指小辞とは主に名詞や形容詞につくものです。感情的に小さい又は少しといった意味を表す接辞です。
 

だまこもちは手のひらで丸い形をつくります。手の中に納まる小さめの玉の形で「だまこ」と呼びます。余談ですが東北地方の方言にお手玉の事をだまっこと呼んだり幼児のことをわらすっこと呼ぶ地域があります。

お手玉は手のひらにおさまるサイズですし、小さい子供のことや少しという意味を指して最後に「こ」が着いている事が東北地方の方言ではよくあります。

「だまこもち」の由来

秋田の郷土料理「だまこもち」の由来は諸説あります。諸説あるだまこもちの由来の中からだまこもちの由来を2つ紹介します。だまこもちは、つけご料理が原型又は山林労働者の特徴的なお弁当の食べ方に由来していると言われています。

秋田の郷土料理のだまこもちは、きりたんぽと作り方がよく似ています。その為、きりたんぽの原型がだまこもちであるとも言われています。

由来①原型は「つけご」料理

秋田の郷土料理だまこもちの由来の1つはつけご料理です。つけご料理は八郎潟町周辺で食べられていた料理で潰したご飯を箸で一口大にしてかやきの汁に浸してたべる料理です。このつけご料理がだまこもちの原型と考えられています。

八郎潟町は昭和31年に一日市と面潟市が合併してできた町で秋田県のほぼ中央に位置しています。町の面積はあまり広くありませんが平らの地域が多く自然災害が少ない事が特徴です。

由来②山林労働者の独特なお弁当の食べ方

秋田の郷土料理だまこもちの2つめの由来は、山林労働者の独特なお弁当の食べ方です。八郎潟周辺の山林で働いていた労働者が弁当のご飯を切り株の上に乗せて斧の背で潰したものがはじまりと言われています。またマタギ料理から発想を得たという説もあります。

八郎潟はかつては琵琶湖に次ぐ面積があった秋田の湖です。かつては日本2位の面積を誇っていましたが大部分の水域が干拓によって陸地かされ陸地部分が大潟村になりました。

「だまこもち」の作り方

秋田の郷土料理だまこもちはご家庭で簡単に作ることが出来ます。秋田の郷土料理だまこもちの材料や作り方を紹介します。

材料

秋田の郷土料理だまこもちの作り方の前に先ずはだまこもちの材料を紹介します。秋田の郷土料理だまこもちはうるち米を使用して作ります。うるち米は普段食べている普通のお米の事を言います。秋田の郷土料理のだまこもちを作る材料は「ご飯」です。

作り方①炊いたうるち米を半殺しにする

秋田の郷土料理だまこもちの作り方はとても簡単です。まずは炊いたうるち米を半殺しにします。本殺しや皆殺しとちょっと物騒な呼び方をTV等で聞いた事がある方も多いかもしれません。餡子でいいますと皆殺しはこしあん、半殺しはつぶあんのことです。

餡子の種類で半殺しや皆殺しと呼ぶ地域もありますが、ご飯の潰し方で半殺しや本殺しと呼ぶ地域もあります。半殺しや皆殺しと言う呼び方は方言です。ここではご飯の潰し方を指しています。炊いたご飯を半殺しにするとは、ご飯粒が残る程度にご飯を潰す事を言います。

作り方②直径3㎝程に丸める

米粒が残る程度に潰したご飯を手のひらで直径3㎝ほどの大きさに丸めます。家庭によってはこれに塩を振る場合もあります。だまこもちの作り方は以上です。とても簡単にご家庭で作る事ができます。

だまこもちの型崩れを防ぐには?

秋田のだまこもちは型崩れを防ぐために軽く火で炙ることがあります。家庭によっては炙る前の丸めた所で完成の場合もありますが、型崩れを防ぎたい場合は炙った方が良いでしょう。そのまま食べても美味しいだまこもちの完成です。

「だまこもち」を使った「だまこ鍋」を作ろう!

だまこもちを使っただまこ鍋のレシピを紹介します。秋田の郷土料理のひとつであるだまこもち、それを使っただまこ鍋は冬の季節に美味しく頂ける鍋料理です。だまこ鍋の特徴やレシピを紹介しますのでぜひご家庭で作ってみて下さい。

「だまこ鍋」の特徴

秋田の郷土料理だまこ鍋の一番の特徴は炊いたうるち米を半殺しにして作るだまこもちが丸々入っている事です。炊いたうるち米を使用していますので腹持ちが良いです。その他のだまこ鍋の特徴は家庭によって多少味が違う事です。

「だまこ鍋」の材料

だまこ鍋を家庭で作る時の材料を紹介します。まず必要なのが鶏がらの出汁と醤油です。それと鶏肉。他にはねぎやごぼう、まいたけ、せりなどの野菜類をご用意下さい。勿論、だまこもちも作って用意しましょう。

「だまこ鍋」のレシピ

秋田の郷土料理、うるち米を半殺しにして作るだまこもちを使っただまこ鍋のレシピはとても簡単です。ご家庭で簡単に作れて体も温まる秋田の郷土料理、だまこ鍋のレシピを説明します。先ずは最初に鶏がらの出しに醤油などで味を調えて下さい。

用意した鶏肉、せり、ごぼう、まいたけと共にだまこもちを煮て下さい。だまこ鍋の基本的なレシピは以上です。出汁と醤油で味を整える所は各家庭で多少の差があります。だまこもちは火で炙らずに鍋に入れてしまうと煮崩れする場合があります。

だまこもちはきりたんぽと違い基本的には焼かないものですが、型崩れや煮崩れを防ぐ為に火で炙る事もあります。具材と一緒に煮込む事でだまこもちが崩れてしまうのが嫌だけど火で炙らないという場合、だまこもちを後から浸して食べるという家庭もあります。

だまこもちの崩れを防ぎたい場合は、だまこ鍋を作る際に型崩れや煮崩れを防ぐ為に火で軽く炙る方法をぜひお試し下さい。スーパーや土産店、秋田の物産店などでレトルトパウチされただまこもちが販売されている事があります。

だまこもちの作り方やだまこ鍋のレシピはとても簡単ですが、手軽に買えると手間がひとつ省けて嬉しいですね。レシピを参考に秋田の郷土料理をぜひご家庭で作ってみて下さい。

「だまこもち」を使った「だまこ鍋」が食べれるお店

うるち米を半殺しにして作る秋田の郷土料理、だまこもちを使っただまこ鍋が食べられる秋田のお店を紹介します。だまこ鍋のレシピは難しくないのでご家庭でも簡単に作ることが出来ます。家庭の味のだまこ鍋もおすすめですがお店で味わうだまこ鍋もおすすめです。

だまこ鍋を味わえる飲食店や居酒屋、道の駅などを紹介しますので秋田にお越しの際はぜひ足をお運びください。そして秋田のだまこもちを使った郷土料理をぜひご賞味下さい。

おすすめ①唐橋茶屋

唐橋茶屋は秋田駅から徒歩30分程度の場所にある飲食店です。ホテルa-1にありますがホテルへ宿泊のお客様だけでなく一般のお客様のご利用も可能です。唐橋茶屋は夜は居酒屋になります。

唐橋茶屋のメニューには秋田の郷土料理であるきりたんぽや比内地鶏などがあります。県外から旅行でお越しの方におすすめの秋田の味御前というきりたんぽ鍋やえご刺し、いぶりがっこなどが揃った御前もあります。

秋田駅から徒歩30分程の唐橋茶屋のメニューにはだまこ鍋もありますので、ぜひ秋田のだまこ鍋を味わいにお越し下さい。

名称 唐橋茶屋
住所 秋田県秋田市中通4-16-2ホテルa-1 1F
定休日 なし
アクセス JR秋田駅から徒歩30分程度
参考サイト https://www.jalan.net/gourmet/grm_foomoojH000209605/

おすすめ②ちゃわん屋

秋田駅から徒歩17分程度の場所にあるちゃわん屋は旬の秋田料理が自慢のお店です。秋田の郷土料理であるきりたんぽ鍋やだまっこ鍋もお楽しみ頂けます。比内地鶏は勿論、旬な地魚もご用意しております。

ちゃわん屋のだまっこ鍋に入っているだまこもちはえびのすり身が入っています。ご家庭で作るだまこもちとは一味違う味わいが楽しめます。ちゃわん屋は午後17時から開店の居酒屋ですが、お子様連れでの入店も可能です。

お子様連れでのご来店を希望のお客様はちゃわん屋HPから詳細をお問い合わせ下さい。秋田へお越しの際には旬の秋田料理が自慢のちゃわん屋へ秋田の味を食しにぜひお越し下さい。

名称 秋田料理 ちゃわん屋
住所 秋田県秋田市大町4-2-7
営業時間 午後17時~午後23時
定休日 月曜日
アクセス JR秋田駅から徒歩17分程度
公式HP https://akitaryori-tyawanya.gorp.jp/
備考 駐車場無し

おすすめ③食事処 だまこ庵

だまこ庵は秋田の郷土料理だまこもちを使っただまこ鍋が年中味わうことができるおすすめのお店です。だまこ庵は秋田の道の駅、五城目の敷地内にある食事処です。

食事処だまこ庵の営業時間は午前11時から午後15時半までです。だまこ庵のだまこ鍋は「だまっこ鍋定食」という名称でメニューにのっています。お値段は\1,200円。だまこ庵には他にもとんかつ定食や若鶏の唐揚定食などの人気の定番メニューもあります。

道の駅五城目にはだまこ鍋が年中味わえる食事処だまこ庵の他に軽食メニューがあるCfa&GalleryのHIROGANOがあります。ちょっと小腹を満たしたいなと言う時はこちらのCafeをご利用下さい。

名称 食事処 だまこ庵(道の駅 五城目敷地内)
住所 秋田県南秋田郡五城目富津内下山内字上広ヶ野76-1
営業時間 だまこ庵 午前11時~午後15時30分

物産館と軽食 午前9時~午後18時
※12月~3月は午後17時まで
アクセス JR秋田駅から車で40分程度
公式HP https://gojome-st.jp/

おすすめ④秋田比内や

秋田比内やは比内地鶏を美味しく頂けるお店です。比内鶏は主に秋田県北部米代川流域の比内地方で飼育されています。天然記念物に指定されています。比内鶏の食用として一般に流通しているものを比内地鶏と呼んでいます。

秋田比内やでは秋田の郷土料理のきりたんぽ鍋やだまこ鍋もお楽しみ頂けます。秋田へお越しの際には美味しい比内地鶏が味わえる秋田比内やへぜひお越し下さい。秋田比内やでは秋田の郷土料理をご家庭で簡単に作れるセットを販売しています。

秋田の郷土料理きりたんぽ鍋やだまこ鍋を作るためのセット「きりたんぽ鍋セット」と「だまこ鍋」セットがあります。鍋セットは3~4人前\4,800円からあります。ご家庭で簡単に秋田比内やのきりたんぽ鍋やだまこ鍋が堪能できます。

鍋セット注文ページ https://www.akitahinaiya.co.jp/page8-9

名称 秋田比内や
住所 秋田県大館市大町21
営業時間 昼の部
午前11時~午後14時

夜の部
午後17時~午後22時
定休日 水曜日
公式HP https://www.akitahinaiya.co.jp/page12
備考 営業時間の詳細は公式HPからご確認下さい

「だまこもち」を使った郷土料理を堪能しよう

うるち米を半殺しにして作る秋田の郷土料理だまこもちについて詳しく紹介しました。だまこもちの由来やだまこもちの作り方、だまこもちを使っただまこ鍋のレシピはとても簡単ですのでぜひご家庭で作ってみて下さい。

家庭の味のだまこ鍋もおすすめですが、秋田の郷土料理だまこもちを使っただまこ鍋はお店で堪能することが出来ます。だまこ鍋が味わえるお店も紹介していますので秋田へお越しの際にはぜひ秋田のだまこもちを使った郷土料理を堪能しに店に足をお運び下さい。

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この記事のライター
やえざくら
文章書いたりイラスト描いたりしています。道の駅や神社、水族館等が好きでよく日帰り旅行に行きます。

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