熊本「出水神社」は商売繁盛&縁結びのご利益あり!御朱印やお守り情報も!

「長寿の水」や「薪能」で有名な熊本の「出水神社」。今回はその「出水神社」についての概要、ご利益、御朱印やお守り、お祓いなどの情報をお伝えします。西南戦争で熊本城下が焼け野原と化したことを憂いた細川藩の旧藩主たちが、藩主所縁の水前寺成趣園内に創建した神社です。

熊本「出水神社」は商売繁盛&縁結びのご利益あり!御朱印やお守り情報も!のイメージ

目次

  1. 1細川藩主を祀る「出水神社」
  2. 2「出水神社」の概要とご利益
  3. 3「出水神社」の見所について
  4. 4「出水神社」の御朱印とお守り情報
  5. 5「出水神社」のアクセス方法や駐車場
  6. 6庭園を眺めながら「出水神社」を参拝しよう!

細川藩主を祀る「出水神社」

熊本県の有名な観光スポット「水前寺成趣園」、その見事な桃山様式の回遊式庭園(安土・桃山時代の観賞用のための庭園。)の中に、今回ご紹介する出水神社があります。江戸時代、加藤家から細川家に引き継がれた熊本藩、その細川家の3代藩主忠利公が茶屋として作ったこの「水前寺成趣園」内に、堂々とその姿を披露してくれています。

明治10年に起きた西南戦争、熊本城下のこの地も激戦区となって焼け野原と化してしまいました。そんな折、当時の熊本の人々への勇気づけ、そして、復興のシンボルとして、この出水神社が創建されました。

社会貢献的な役割で創建された「出水神社」、今回はそんな「出水神社」のこと、有名な「薪能」や「長寿の水」、ご利益、御朱印やお守りなどの情報をお伝えしていきます。

見所・御朱印やお守り情報など紹介!

そんな「出水神社」ですが、神社に併設されている能楽堂での「薪能」と神社の周りから湧き出ている「長寿の水」が有名、さらにお祓いも特徴的です。ほかにもその見所やご利益、御朱印やお守りなど気になりますね。

有名な「薪能」の演目も然り、「長寿の水」も然り、お祓いも然り、御朱印やお守りなどはどのようなものがあるのでしょうか。これからその詳細をお伝えしていきますので、ぜひ、ご覧ください。

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「出水神社」の概要とご利益

さっそく、「出水神社」の概要をお伝えしていきます。「出水神社」は、明治11年10月7日に創建されました。御祭神として細川藩の歴代の藩主とあの有名な細川ガラシャ夫人が鎮座しています。かつての西南戦争で焼け野原になった熊本城下の復興のため、人々への心の拠り所として誕生しました。

細川家に縁深い「水前寺成趣園」内に社殿を建立し、当初は細川初代から3代までの藩主を祀り、その後で歴代の藩主とガラシャ夫人が祀られることになって、現在の出水神社として完成しました。

また、桃山様式の回遊式庭園ということもあり、「出水神社」の周りには、この神社の「出水」の名前の通り多くの泉が沸き出ており、「長寿の水」などで全国的に有名になっています。

ご利益は「商売繁盛&縁結び」

さて、神社といえばご利益ですね。この「出水神社」のご利益はどのようなものでしょうか。パワースポットとしても有名な「出水神社」。そのご利益は商売繫盛、無病息災、良縁(縁結び)となっています。商売をするには人との縁、無病息災には健康との縁、家庭の幸せには結婚の縁。すべてにおける縁結びのご利益が期待できそうですね。

水前寺成趣園内に併設される

何度かお伝えしてきていますが、「出水神社」は、熊本藩主細川家の歴代の藩主が祀られており、その社殿は、細川家お気に入りと言われていた水前寺成趣園内に併設されています。この見るも見事な、息を飲むような美しさの桃山様式の回遊式庭園に建立された「出水神社」。ご利益もさることながら、この場所にいるだけでも十分満足できてしまいます。

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熊本復興を願い明治時代に創建される

「出水神社」が建立されたそもそもの目的は、西南戦争で焼け野原と化した熊本城下のこの場所の復興のために、戦争で疲弊してしまった町の人々の心の拠り所のために創建されたと記録が残っています。神社の役割は人々の心の拠り所、「出水神社」はその役割を当時からしっかりと果たし、そして、現在に至ってもなお、力強くその役割を担ってくれています。

大きな祭典も行われる

「出水神社」ですが、神社に併設されている能楽堂の「薪能」も有名ですが、流鏑馬式の祭典、古武道、剣術の祭典などもあり、訪れる人々の目にもご利益を授けてもらえます。颯爽と走る馬の背から的に向けて放つ矢。日本の伝統芸能の凄さを直に見て、日本人の手先の器用さと有能さを味わってみるのも醍醐味ですね。

夏祭奉納行事「薪能」は有名!

「出水神社」といえば、併設されている能楽堂で披露される夏祭奉納行事の「薪能」が全国的にとても有名です。

薪能」は主に夏の夜の能楽堂か野外で行われる、火を焚いて演目を演じる能楽のことを指します。「薪能」の起源は、さかのぼること平安時代中期、奈良県にある興福寺で催されたものが最初だと記録に残っています。

暑い夏の夜、熱い火が焚かれた中観る「薪能」。もともとは厄払いの意味のある「薪能」ですが、一度この「出水神社」の有名な「薪能」を観て、その「薪能」のご利益を感じてみてはいかがでしょうか。

お祓いも行うことができる

「出水神社」が創建された目的は、江戸の終わり明治の初めの西南戦争で焼け野原と化してしまったこの熊本の街の復興と、その戦争で心身ともに傷ついた人たちのためでした。そんな負のパワーを削ぎ取るべく存在している出水神社、当然削ぎ取るためのお祓いは欠かせません。

出水神社のご利益は商売繫盛、無病息災、良縁です。商売繫盛では、商売を邪魔する厄を祓い、無病息災では健康を害する厄を祓い、家内安全で家庭内の健康を害する厄を祓い、良縁では、良きパートナーを引き寄せ、悪いパートナーを引き寄せないための厄を祓い、その厄祓いの頼もしさが心強いですね。

また、「出水神社」では、自動車の厄祓いも行っていますので、自動車で訪れた際は、愛車の厄祓いもしてもらうと良いでしょう。

「出水神社」の見所について

さて、ここまでは「出水神社」の概要、そのご利益やお祓いについて、そして、お守りや御朱印などの簡単な情報をお伝えしてきましたが、ここからは、「出水神社」の見所として、もう少し詳しく「出水神社」についてお伝えしていきます。

「出水神社」のメインの見所といえば、安土桃山時代に作られた桃山様式の庭園内を鑑賞する目的として造られる回遊式庭園である水前寺成趣園ですが、この水前寺成趣園以外にも、全国的に有名な「長寿の水」を始めとした見所などがたくさんあります。

細川家藩主を祀る「社殿」

最初にご紹介する見所は、水前寺成趣園内に堂々とその姿を披露してくれる社殿。細川藩の歴代藩主が御祭神として祀られているこの社殿ですが、実は第二次世界大戦にほとんどが焼失してしまいました。

しかし、「出水神社」は復興のシンボル。焼失という悲惨な出来事にもめげずに昭和48年に再度復興を遂げます。七転び八起き、何度転んでも立ち上がる、そんな力強さを感じる復興のシンボル。そして、実は、日本人ってそういった民族でもあるのです。

地震で何度街を失っても立ち上がる、日本人という民族にはそんな力強さがあります。「出水神社」やこの社殿も、まさにそんな日本人の特徴をとらえているような、そんな気さえします。

樹齢約400年の「五葉の松」

つづいての見所は、3代目藩主細川忠利公が愛用していた盆栽「五葉の松」。回遊式庭園の水前寺成趣園といい、この「五葉の松」といい、細川藩の美的センスには脱帽します。そして、この「五葉の松」ですが、樹齢がおよそ400年。400年生きながらえる生命力の強さに、忠利公の愛情と復興の精神が見て取れるようです。

健康祈願「長寿の水」

「出水神社」の社殿の建っている水前寺成趣園は、この地にもともとあった湧水地の上に造成されています。

そういった関係から、この周辺には天然の清らかな湧き水がこんこんと湧き出ているところが数多くあり、そして、そんな湧き出ている天然水の中でも秀でて特に有名なのが、今回ご紹介する「長寿の水」です。

この「長寿の水」ですが、「長寿の水」と称されている井戸からの水を飲むと長生きするとのいわれがあり、全国からこの「長寿の水」の飲用を求めて多くの参拝客が姿を現します。復興のシンボルの神社で、不老不死の「長寿の水」を飲んだら、人生もう怖いものなしですね。

社殿再建の記念碑「光復」

「出水神社」の見所、つづいては「光復」です。「光復」とは、「復興すること」「かつての栄光を取り戻すこと」という意味合になっています。「出水神社」は、西南戦争で焼け野原と化した熊本の街の復興のシンボルとして創建された神社ですから、復興の記念碑は欠かせない存在になります。

人々の心と体を蝕む戦争は起こってはいけないものです。「出水神社」に訪れて、この「光復」の碑を眺め、平和への思いを強くするのも良いでしょう。

境内末社「稲荷神社」

つづいては、連なる赤鳥居が印象的な「出水神社」の境内にある「稲荷神社」のご紹介です。細川10代藩主斉茲公により創建された神社になっています。京都伏見にある稲荷大社からその御霊を分霊して創建されました。目のくらむような鮮やかな朱色の赤鳥居をくぐり抜けてお参りすると2倍の効果がありそうです。

肥後藩主「細川公の銅像」

つづいての見所は、「出水神社」の御祭神、御祭神の中でも主座に鎮座する御祭神の初代細川藤孝公とその孫にあたる3代目忠利公の銅像です。

この「出水神社」には細川藩の歴代の藩主が御祭神として祀られていますが、取り分けてその中でも、肥後藩主として加藤家から引き継いだ3代目の忠利公と細川藩の初代藩主を取り上げて、「出水神社」が鎮座して10年の記念として銅像が造られたようです。

歴史を感じる「古今伝授の間」

この「出水神社」のある場所は、細川藩3代目藩主忠利公が茶室として造った桃山様式の回遊式庭園水前寺成趣園内にあります。その茶室が「古今伝授の間」。この歴史を感じる茶室「古今伝授の間」に訪れて、悠久の歴史を感じてみるのも良いでしょう。

お抹茶が頂ける!

そして、この「古今伝授の間」では、お抹茶と熊本銘菓の和菓子がいただけます。細川藩が愛した茶室、その茶室でお抹茶と熊本銘菓を味わう、とても贅沢な時間を過ごしてみませんか。

桃山式庭園「水前寺成趣園」

最後にご紹介するのは、ここまで何度もお伝えしてきました「水前寺成趣園」です。細川藩所縁のこの桃山様式の回遊式庭園、天然の泉が沸くこの庭園で散策をしてみると心が洗われる気がします。古の時代の細川藩の藩主たちも、この場所でそんな同じ時間を共有していると考えると、趣深い時間と悠久の時間を体験できますね。

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「出水神社」の御朱印とお守り情報

さあ、ここからは御朱印やお守りについてお伝えしていきます。どんな種類の御朱印やお守りがあるのでしょうか。

御朱印と美しい御朱印帳

先ずは、「出水神社」の御朱印と御朱印帳のご紹介です。「出水神社」の御朱印は1種類、御朱印帳には趣深い「水前寺成趣園」と「出水神社」が描かれている御朱印帳や御祭神である細川ガラシャ夫人が描かれている御朱印帳の2種類があります。

2つともサムライブルーの濃紺がベースの色合いで描かれている美しい御朱印帳になっていて人気を博しています。ぜひ、お好きなほうを、もしくは2冊とも手に入れて、その美しさを味わってみましょう。

受付時間と初穂料

さて、気になる御朱印帳や初穂料の料金はいくらになっているのでしょうか。御朱印拝受時間ですが、 8:30〜17:00になっています。その時間帯順次受け付けておりますので、時間を逸しないように訪れてみてください。また、初穂料ですが、 御朱印300円、御朱印帳1,500円になります。ぜひ、参考にしてください。

お守りの種類は?

つづいてはお守りです。「出水神社」のお守りには「花まもり」や「えんむすび御守」などの縁結びのお守りや、商売繫盛や無病息災のお守り、交通安全の緑色のステッカーのお守りなど細川家の家紋のついたお守りが用意されています。「出水神社」に訪れたら細川家の守護のもと強運と良縁を手に入れてみましょう。

おみくじも外せない!

つづいては「出水神社」のおみくじ、こちらも欠かせません。一般的なおみくじから開運チャーム付おみくじなど豊富な種類のおみくじがありますので、訪れた際にはいろいろな種類のおみくじで運試ししてみてください。

「出水神社」のアクセス方法や駐車場

さて、熊本の復興のシンボル「出水神社」。「出水神社」までのアクセスにはどのような行き方があるでしょうか。お伝えしていきます。

アクセス方法は?

「出水神社」は、比較的熊本の市街地にあって交通の便は良いです。水前寺成趣園内にありますので、公共機関で行く場合の最寄り駅は新水前寺駅になります。自家用車で行く場合だと、九州自動車道熊本ICから国道57号線を経由して、およそ15分から20分以内のところにあります。参考にしてみてください。

駐車場情報

「出水神社」の駐車場情報ですが、「出水神社」の境内、もしくはその領域内に大型車50台、小型車300台駐車できる無料の駐車場があります。また、近隣にも有料の駐車場がありますので、状況によりけりでご利用ください。

出水神社の基本情報

住所 熊本県熊本市中央区水前寺公園8-1
営業時間 3月~11月:7時30分~18時
12月~2月:8時30分~17時
料金 大人:400円 小中学生:200円
アクセス 水前寺公園前駅徒歩約5分
駐車場 大型:50台、小型:300台(近くに有料あり)
URL 公式

庭園を眺めながら「出水神社」を参拝しよう!

いかかでしたか。西南戦争で焼け野原と化した熊本の街の復興を目的として創建された「出水神社」。肥後藩主細川家を御祭神として祀り、その細川家のお気に入りの庭園「水前寺成趣園」の中に凛としてたたずんでいます。

そんな「出水神社」には、「復興」という力強い響きが、当初からそして現代にかけても根付いていて、訪れると何だから勇気をもらえそうです。当時創建に携わった細川藩の藩士たち、そんな彼らが焼け野原と化した熊本の街をどのような思いで見ていたことでしょう。

そして、どのような思いを抱いて「出水神社」を創建したのでしょうか。きっと、そこには熊本の人々を助けたい、その一心があったのではないかと想像できます。今年はぜひ「出水神社」に訪れて、そんなパワーを授けてもらってみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
田中さちこ
ようこそ(^^)/わたしが文字でつむいだトラベルームへ。 お読みいただいている方が、「わぁ、懐かしい~、また...

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