【日本の滝百選】唐津「見帰りの滝」はあじさいの絶景名所!祭り情報も!

見帰りの滝は、日本の滝百選にも選ばれている唐津の有名な滝です。あじさいの季節には有名なあじさいまつりが開かれる他、桜や紅葉など、四季折々の絶景を楽しむことができます。見帰りの滝の名前の由来や楽しみ方、期間限定のライトアップや駐車場情報などについてご紹介します。

【日本の滝百選】唐津「見帰りの滝」はあじさいの絶景名所!祭り情報も!のイメージ

目次

  1. 1「見帰りの滝」とは
  2. 2「見帰りの滝」の楽しみ方
  3. 3「見帰りの滝」の季節の絶景
  4. 4「見帰りの滝」の周辺のスポット
  5. 5「見帰りの滝」の詳細情報
  6. 6「見帰りの滝」に絶景を見に行こう!

「見帰りの滝」とは

佐賀県唐津市にある、見帰りの滝という滝をご存知でしょうか。佐賀県内の中でも有数の観光スポットで、特に梅雨の時期には多くの観光客が見帰りの滝を訪れるのですが、どうして通常客足が途絶えるはずの梅雨の時期に、多くの人がやってくるのでしょうか。この記事では、見帰りの滝の楽しみ方や見所、名前の由来、アクセス情報などについてご紹介します。

唐津市の天山県立自然公園内にある滝

見帰りの滝は、佐賀県の唐津市にある「天山県立自然公園」という公園の中にあります。佐賀県の中央部にある公園で、見帰りの滝以外にももう一つ、公園内には「清水の滝」という滝があるのですが、どちらも「天山」という山から流れ落ちていて、特に見帰りの滝が観光客にも人気の観光スポットになっています。

日本の滝百選に選定

どうしてこんなにも見帰りの滝が観光客に人気なのかというと、見帰りの滝が日本の滝百選にも選ばれるほどの絶景ポイントだからです。駐車場も完備されていますし、定期的にまつりが開催され、見帰りの滝と周辺の自然が美しくライトアップされるということもあり、特にまつり期間中は多くの人が訪れているようです。

「見帰りの滝」の楽しみ方

では、実際に見帰りの滝がどのような楽しみ方ができるのか、について見てみることにしましょう。ここでは、見帰りの滝の楽しみ方や見所をご紹介します。

楽しみ方①落差100mの迫力満点の滝

見帰りの滝は、落差がなんと100mもあります。非常に豪快に水が流れ落ちてくる様は圧巻で、幅はそんなに広くないものの、迫力のある風景は観光客にも人気が高く、大きな見所の一つとなっています。また、滝の近くはマイナスイオンも多いので、癒しを求めてやってくる人も多いですね。

楽しみ方②四季の景色と滝のコラボ

見帰りの滝の魅力はなんと言っても、滝と一緒に見ることのできる四季折々の自然です。春は桜、夏は深緑、秋は紅葉…というように、それぞれの季節ならではの景色と滝の豪快さが絶妙にマッチして、目に楽しいものとなっています。特に、見帰りの滝といえばあじさいの名所としても非常に有名で、あじさいの咲く季節になると多くの人が見帰りの滝に訪れます。

楽しみ方③橋にある昆虫のオブジェ

さらに、見帰りの滝の近くにある「ほたる橋」には、とても精密な昆虫のオブジェが並んでいます。橋げた部分に並んだ、銀色で統一された昆虫のオブジェは、様々なシチュエーションが再現されていて見る人を楽しませてくれます。子供連れで訪れれば、どの昆虫なのか、どんな色をしているのか、などの話題でも盛り上がれるかもしれません。

楽しみ方④ほたる橋付近で川遊び

見帰りの滝は天山県立自然公園の中にある観光スポットなので、普通に公園として遊びにやってくる人も多いです。中でも、夏になると見帰りの滝のすぐ近くにあるほたる橋周辺は川遊びができるようになっているため、子供と一緒に川遊びができる、という楽しみ方も可能です。

夏の暑い時期になると、川遊びにやってきた子供たちの楽しそうな声が、見帰りの滝にまで響いてきます。近年、こんな風に川遊びができる場所も限られてきているので、家族連れで夏に見帰りの滝を訪れる際にはぜひ、川遊びも楽しんでみてはいかがでしょうか。

楽しみ方⑤遊歩道の散策

見帰りの滝周辺は、見帰りの滝を楽しむ人たちのために遊歩道が整備されています。自然豊富な天山県立自然公園の景色を楽しみながら歩く見帰りの滝までの道のりは、夏場でもひんやり涼しく、気持ち良いひとときを楽しむことができるようになっています。

「見帰りの滝」の季節の絶景

見帰りの滝は、滝そのものだけでなく、四季折々の景色を楽しむことができるようになっています。中でも、特におすすめしたい季節と、その時期に行われるイベント情報についてもご紹介していこうと思います。

約50種類4万株のあじさい

見帰りの滝は、あじさいの名所としても全国的に有名な場所です。あじさいが咲く季節になると、なんと見帰りの滝周辺には約4万株ものあじさいが咲き誇ります。種類も豊富で、ブルーやピンク、紫というように、約50種類のあじさいが色とりどりの花を咲かせる姿を見ることができるのです。

あじさいの見頃は

見帰りの滝のあじさいは、毎年だいたい6月上旬頃から開花し始め、6月中旬から下旬にかけてが最も良い見頃となります。梅雨の時期で雨も多く、足元がぬかるんでいる日もあるため、訪れる際には天気予報に十分注意しておくことをおすすめします。

毎年6月には「あじさいまつり」を開催

あじさいが咲き誇る季節になると、天山県立自然公園では毎年「あじさいまつり」が開催され、見帰りの滝とあじさいのコラボを楽しみ、まつりの賑わいを味わうために、多くの人が見帰りの滝へと足を運びます。この期間中、見帰りの滝周辺は交通規制が行われ、滝周辺までは行くことができないので、見帰りの滝を近くで楽しみたいのであれば、逆にあじさいまつりの時期と被らないよう注意してください。

夜にはライトアップや蛍観賞も!

ちなみに、まつりの期間中は、見帰りの滝に夜に訪れるとあじさいが美しくライトアップされます。昼間は滝とあじさいのコラボを楽しみ、夜はライトアップされたあじさいを楽しむ…というように、2種類の楽しみ方ができるのも魅力ですね。

また、見帰りの滝周辺にはまだ蛍が生息しており、ちょうどあじさいまつりの時期になると蛍が姿を見せ始めます。そういった楽しみ方ができるのも、見帰りの滝ならではかもしれません。人工的なライトアップと、蛍の粋な光のコラボを見にきてください。

滝一体が真っ赤に染まる紅葉

見帰りの滝といえばあじさいの時期が最も有名ですが、実は紅葉の季節も非常に美しく、地域の人だけでなく県外からも多くの人が紅葉を見に見帰りの滝へと訪れます。見帰りの滝の紅葉は、滝に鮮やかな色合いが映り込み、一面真っ赤に染まる様が絶景なので、ぜひ紅葉の季節にも足を運んでみることをおすすめします。

紅葉の見頃

見帰りの滝の紅葉は、だいたい毎年11月頃に見頃を迎えます。上旬から下旬まで、長い期間楽しむことができますので、ぜひ訪れてみてください。見帰りの滝周辺には様々な種類の木があり、紅葉の時期には黄色や赤、茶色など、様々な色合いを見せてくれるのが特徴です。

毎年11月には「竹あかり紅葉祭」を開催

紅葉の見頃である11月になると、見帰りの滝では「竹あかり紅葉祭」というおまつりが開催されます。おまつりの時期になると多くの人が見帰りの滝を訪れ、紅葉と滝のコントラストを楽しんでいるようです。あじさいとはまた違った風情を楽しめるということで、こちらも人気のイベントとなっています。

夜にはライトアップやコンサートも!

この時期になると、あじさいまつりのように紅葉がライトアップされます。その名の通り、竹あかりを使用したライトアップはとても風情があり、多くの人を魅了しています。また、琴や和太鼓などの各種コンサートも開催されており、より一層紅葉と見帰りの滝の美しさを引き立てる役割を果たしてくれています。

特に、ライトアップはあじさいまつりのときに負けず劣らず、非常に幻想的な光景を生み出してくれますので、訪れるのであればぜひ、日が暮れてからの時間帯をおすすめします。

ピンクの可憐な河津桜

見帰りの滝は、桜の時期も人気です。見帰りの滝に向かう途中のほたる橋付近には、河津桜という種類の桜が植えられており、満開になるととてもきれいなピンク色の花を見せてくれます。日本では最も有名なソメイヨシノとはまた違う趣の花で、花弁の中央に向かうほど濃いピンクに色づきます。

河津桜の見頃は

見帰りの滝で咲く河津桜は、ソメイヨシノよりも開花時期が早めで、早咲きの桜としても有名です。例年はだいたい2月の下旬から3月の中旬までが見頃となっています。少し寒い時期ではありますが、夜になるとライトアップもされますので、ぜひ寒さ対策をして、日没以降にも訪れてみてください。

3年前から「河津桜まつり」を開催

見帰りの滝の河津桜は、平成14年に苗を購入して植えられたものなのですが、しっかりと河津桜が咲くようになってきた3年前から、あじさいまつりや竹あかり紅葉祭同様、「河津桜まつり」というまつりが開催されるようになりました。琴や太鼓の生演奏イベントなども行われており、一足先に春を感じることができるイベントになっています。

「見帰りの滝」の周辺のスポット

見帰りの滝がある唐津には、他にも見所たっぷりの観光スポットがたくさん存在しています。ここでは、特におすすめしたい唐津の観光スポット5箇所をご紹介しようと思います。

周辺スポット①虹の松原

虹の松原は、日本三大松原の一つにも数えられている、国の特別名勝地です。唐津湾の海浜に、0.5kmの幅で4.5kmも続いていくクロマツの群生は、約100万本もあると言われています。さらに、この地には八つの不思議な伝説があるとも言われています。ぜひ、真偽を確かめにこの地に訪れてみてください。

周辺スポット②唐津城

唐津城は、豊臣秀吉の家臣が1602年に完成させたお城です。7ヶ月もの歳月をかけて作りあげられたお城は、1871年の廃藩置県で一度廃城となったあと、1966年に復元されました。鶴が翼を広げているようにも見えることから、別名「舞鶴城」とも呼ばれており、特に桜や藤の季節になると、多くの人が花を愛でに訪れます。

住所 唐津市東城内8-1
TEL 0955-72-5697
料金 一般 500円
小・中学生 250円
未就学児無料
※団体割引 20名様以上 2割引
営業時間 9:00~17:00(入館は16:40まで)
※季節により開館時間変更
アクセス ■ 自動車 JR唐津駅より7分
■ 徒歩 JR唐津駅より20分

周辺スポット③環境芸術の森

唐津市にある作礼山の中腹にある私有林に、「人が手を加えることで森の美しさを守りたい」という願いを込めて作られたのが「環境芸術の森」という庭園です。四季折々の景色を、庭園を散策しながら心ゆくまで楽しむことができる他、「風遊山荘」という建物の中で写真を撮ったり、春と秋の観覧期間中はカフェでお茶をいただくことも可能です。

住所 佐賀県唐津市厳木町平之667
TEL 0955-63-2433
営業時間 午前9時~午後4時
料金 大人・高校生・・・・・700円
小・中学生・・・・・・・300円
幼児・・・・・・・・・・・・・無料
団体20名様以上・・・600円
公式HP https://mori-saga.com/

周辺スポット④鏡山温泉茶屋 美人の湯

唐津で楽しめる日帰り温泉といえば、「鏡山温泉茶屋 美人の湯」です。JR虹ノ松原駅から徒歩10分のところにあるというアクセスの良さで、観光客だけでなく地元民も多く利用している温泉施設となります。源泉掛け流しの温泉は、地下1,600mから湧き出ているもので、食事処や特産品を揃えたショップも併設されていることから、旅行の最後に訪れる人が特に多いようです。

住所 〒847-0022 佐賀県唐津市鏡4733番地
TEL 0955-70-6333
営業時間 10:00~22:00(最終入店 21:30)
レストラン 11:00~21:30(LO 21:00)
※日祝以外は15:00~17:00休憩
料金 大人650円 17時以降550円
小人(2歳~小学生)330円 17時以降280円   
駐車場 50台
アクセス 唐津道路浜玉ICより約5分
JR筑肥線虹の松原駅より徒歩約8分
唐津ジャスコバス停下車徒歩5分
公式HP http://kagamiyamaonsenchaya.com/

周辺スポット⑤清流荘

清流荘は、見帰りの滝のすぐ近くにある川魚料理専門店です。鯉の洗いや鮎の塩焼き、うなぎの蒲焼きなど、定番料理からここでしか食べられないようなものまで幅広く取り揃えられていて、少し変わったものを食べたい人にはぴったりです。

清流荘と見帰りの滝にはある逸話があります。今では見帰りの滝の名物ともなっているあじさいですが、実はこのあじさいを最初に植えたのは、清流荘のおばあさんだったそうです。そこから町おこしのために、どんどん株を増やしていき、今の状態になったといいます。見帰りの滝を一大観光地にした影の立役者が、清流荘だったということです。

住所 佐賀県唐津市相知町伊岐佐511-5
TEL 0955-62-2211
アクセス 相知駅から2,901m
食べログ https://tabelog.com/saga/A4102/A410201/41001035/

「見帰りの滝」の詳細情報

最後に、見帰りの滝の名前の由来と、アクセス方法についてご紹介します。特に、見帰りの滝の名前の由来はとても興味深いものなので、ぜひ訪れる前に知っておいてください。

見帰りの滝の名前の由来は?

見帰りの滝という名前の由来は、意外なところにあります。昔、この滝を見に行った人々が、坂道を登り、見帰りの滝を見て帰るとき、「もう一度見たい…」と思ってしまうことから、あの坂道を立ち帰っても見たい滝」→「見帰りの滝」と言われるようになったそうです。日本の滝百選に選ばれたり、あじさいを使っての町おこしが行われる前から、非常に美しい滝だったということが、この由来から伺えます。

よく、見帰りの滝のことを「見返りの滝」と表記していることがありますが、この由来を知ると、「見返りの滝」というのが誤りであることがよくわかります。見帰りの滝を訪れる際には、本当にこの由来通りの美しさなのかどうか、にも注目してみてください。

アクセスの詳細

見帰りの滝の由来の次は、アクセス方法についてご紹介します。公共機関でのアクセスだけでなく、車を利用する場合のアクセスや駐車場情報についても触れていきますので、観光に訪れる前にはぜひ、チェックしておくことをおすすめします。

公共機関はJR相知駅からバスで約5分

まず公共交通機関を利用する場合は、JR唐津線に乗車し、相知駅で下車してください。相知駅から出ている「花タウンバス」に乗車して約5分のところにある「伊岐佐上中」バス停で下車すると、見帰りの滝の第一駐車場までは徒歩3分の道のりです。

ちなみに、この花タウンバスは日曜と祝日は運休しています。日曜や祝日に見帰りの滝を訪れる際は、タクシーを利用するのが便利です。タクシーを利用しても約7分程度ですので、ぜひ利用を検討してみてくださいね。

車は長崎道多久ICから国道203号経由で約30分

車で訪れる際には、まず長崎自動車道の多久ICを降りて、国道203号線を唐津方面に進んでください。しばらく進んでいくと相知町の中に「浜白橋」という交差点が見えるはずなので、この交差点を右折します。そのまま走っていくと見帰りの滝に到着します。

10台停車できる無料の駐車場あり

ちなみに、見帰りの滝には無料駐車場が存在します。ただし、この無料駐車場は10台分の車しか停められるスペースがないので、こちらの駐車場を利用したいのであれば、朝の早い時間から見帰りの滝を訪れるつもりで準備する必要があります。特に観光シーズン中は一気に埋まってしまうので、注意が必要です。

付近に大きな有料駐車場もあり

なお、有料になってしまっても良いということであれば、近隣にある有料駐車場を利用することをおすすめします。駐車場料金もお手頃で、普通車や軽自動車であれば1日500円、バイクなら200円で利用が可能です。こちらの駐車場には、普通車やバイクだけでなく、マイクロバスや大型バスも駐車可能なので、そういった大型車で訪れた場合は、有料駐車場を目指してください。

「見帰りの滝」の基本情報

【名称】 見帰りの滝
【住所】 佐賀県唐津市相知町伊岐佐
【お問い合わせ先】 0955-51-8312
【駐車場】 無料駐車場あり
※無料駐車場が満車の場合は、付近に有料駐車場もあり
 【アクセス】 ▼車の場合▼
長崎自動車道・多久ICより約25分
(国道203号線を唐津方面に進み、
 相知町「浜白橋」交差点を右折)
▼電車の場合▼
JR唐津線・相知駅を下車し、タクシーで約7分

「見帰りの滝」に絶景を見に行こう!

いかがだったでしょうか。見帰りの滝が唐津の一大観光地で、地元の人にも観光客にも愛されている場所であることがおわかりいただけたと思います。特徴的な滝の名前の由来や見所もご紹介させていただいたので、よりこの滝に興味を持ってもらえたのではないかと思います。

唐津に訪れた際にはぜひ、この見帰りの滝にも立ち寄ってみてください。本当に名前の由来通りに美しい場所なのか、ライトアップの美しさや四季折々の景色も合わせて楽しめること間違いなしです。また、夏になれば川遊びも楽しい時期なので、家族連れの方にもぴったりですよ。

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この記事のライター
ゆきえ
三児の子育てをしながら兼業ライターをやっています♪ 趣味は旅行で、独身時代は海外もちょこちょこ行っていましたが、...

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