「南湖公園」は日本最古の公園!紅葉や桜の絶景が圧巻!駐車場情報も!

福島の観光名所「南湖公園」についてご紹介致します。桜や紅葉の開花やライトアップ情報、花月の名物だんごや湖畔亭の人気ラーメンなど情報盛りだくさんです。駐車場やアクセスなど基本情報も記載していますので、南湖公園へ訪れた際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

「南湖公園」は日本最古の公園!紅葉や桜の絶景が圧巻!駐車場情報も!のイメージ

目次

  1. 1福島の「南湖公園」とは
  2. 2「南湖公園」の歴史は?
  3. 3「南湖公園」のイベント案内
  4. 4「南湖公園」にある施設案内
  5. 5 「南湖公園」詳細情報
  6. 6日本最古の公園の絶景を堪能しよう!

福島の「南湖公園」とは

福島の名物観光スポット"南湖公園"についてご紹介致します。南湖公園は四季折々の景色に彩られ、桜や紅葉の開花に合わせ、庭をライトアップしたりと、撮影スポットも盛りだくさんです。駐車場やアクセスなど基本情報もぜひ参考にしてみてくださいね。

「南湖公園」は国指定史跡!

南湖公園はその美しさを認められ、大正13年には"国の指定史跡"となりました。松平定信が1801年に築造してから今もなお、人々を魅了する"南湖公園"についてみていきましょう。

「南湖公園」の歴史は?

まず始めに、南湖公園の歴史についてご紹介致します。「南湖公園は日本最古の公園?」「南湖公園を作った人物は?」「何の目的に作ったの?」といった謎に迫ります。

日本最古の公園といわれる理由は?

南湖公園は"日本最古の公園"と言われ、1801年に寛政の改革で知られる松平定信公によって築造されました。築造の際の理念は、"身分の差なく誰もが共に楽しめる場所"でした。公園という概念は明治時代にできたものの、人々の癒しの場として公園の意味をもつこの場所は、日本最古の公園だと言えるでしょう。

白河藩主松平定信が造成

南湖公園を築造したのは、12代白河藩主である松平定信(楽翁公)です。定信は、「士民共楽」という理念を掲げ、身分の差など関係なく誰もが憩える場所をこの地に造りました。いつでも誰でも訪れることができるこの場所は、憩いの場として今も人々から愛され続けています。

南湖の名前の由来

南湖公園は、当初「南湖」と称されていました。南湖の名は、李白(中国唐時代の詩人)が洞庭湖に詠んだ詩「南湖秋水夜無煙」に由来しているとも、小峰城の南に位置することから名付けられたとも伝えられます。

もともとは湿地帯だった

白河市南湖地内にある南湖公園あたり一体は、もともとは「大沼」と呼ばれる湿地帯でした。定信はこの場所に堤を造り水を貯め、造成しました。

領内の人員を投入し整えた場所

南湖公園の築造は、領内の人員を投入し整えられました。投入された人々には水利権などの"報酬"を与えて、"区割り"という請負も導入しながら完成させたと言われています。

洗練された庭園のもとになった

南湖公園を造る際、風流を楽しむため、などを植えたり、茶室を作ったりしましたが、基本的には自然をそのまま生かし、築造されました。南湖公園は洗練された庭園発達の素になった言われています。

日本の名庭百選

日本の名庭百選には、南湖公園に関する記述が載せられています。池泉庭園の中では、日本で最も大きい庭の1つであると同時に、民衆のために造られたことや、自然本意の造園であることを褒め称えています。

公園が造られた目的は?

続いては、南湖公園が造られた目的について詳しくみていきましょう。大きく分けて5つの目的があります。南湖公園についてさらに理解を深めましょう。

目的①貧民の救済

江戸幕府八代将軍で徳川吉宗の孫でもある、松平定信は"天明の大飢饉"から貧民を救済するべく、自らも倹約し、食糧救済措置を行いました。南湖公園に用水を貯め、稲作の便を図ったのもその政策の一つです。定信の時代、白河薄からは餓死者を一人も出さなかったと伝えられています。

目的②用水を確保

南湖公園は元々「大沼」と呼ばれていました。この湿地帯に定信は堤を作って水を貯めました。この場所を庭園の要素を取り入れ、観賞を楽しみましたが、目的は"新田開発"に使う用水を確保するためであったと言われています。

目的③市民の享楽

松平定信は"士民共楽"という理念を掲げ、南湖公園を築造しました。塀がなく、身分の差を超えて誰もがくつろげる場所を提供しました。また定信は、"共楽亭"という茶室も同時に建て、庶民と茶を共にしたと伝えられています。

目的④操舟を習う

定信は南湖公園の創設に際し、"五徳を得る"としました。その内の1つが"操舟"であったと言われています。船を浮かべ操舟を習うことは、当時水練の練習場所がなかった、白河藩の水練と操船の場として役立ちました。

目的⑤水泳の術を習得

目的の最後5つ目は、"水泳の術の習得"です。操舟の理由と同様に、水無し藩白河の藩士のため、この池泉で操舟や水練の武技修練を計画していたと言われています。

自然をそのまま利用した絶景

南湖公園は、人の手による造園を用いずに、"自然本意の造園"すなわち、自然主義を提唱、実践しています。だからこそ、訪れた人々の心を穏やかにし、人々が安らげる場所となっているのでしょう。

「南湖公園」のイベント案内

次に、南湖公園で行われるイベント情報についてご紹介致します。翠楽苑の紅葉ライトアップや、灯籠茶会十五夜月見会についてです。ぜひ参考にしてくださいね。

イベント①南湖公園 翠楽苑 紅葉ライトアップ

南湖公園の翠楽苑"紅葉ライトアップ"についてご紹介致します。翠楽苑とは、南湖の湖畔に隣接する日本庭園です。翠楽苑は紅葉見頃時期になると、庭一面に赤や黄色の鮮やかな紅葉で彩られ、人々の目を楽しませてくれます。

翠楽苑での昼間の紅葉狩りも風情がありますが、夜の紅葉ライトアップも昼間とは違い幻想的です。紅葉ライトアップは期間限定となっていますので、紅葉開花時期に南湖公園へ訪れた際はぜひへ足を運びましょう。

開催期間や時間は?

翠楽苑での紅葉が開花する、紅葉ライトアップ開催時期は、例年10月末から11月初旬までです。通常開園は9:00から17:00までですが、翠楽苑紅葉ライトアップは日没~20:00まで行われます。翠楽苑紅葉ライトアップの初日には、演奏会(有料)も行われます。紅葉開花時期には、日本庭園"翠楽苑"の紅葉ライトアップで、秋の夜長を楽しみましょう。

イベント②灯籠茶会

続いて、南湖公園の翠楽苑にて行われる"灯籠茶会"についてご紹介致します。イベント内容や時期、料金についてご案内しますので、参考にしてください。

どんなイベント?

灯籠茶会とは、毎年夏に開催される物故者へ捧げる供養の茶会です。南湖公園内の日本庭園ではいくつもの灯篭が浮かべられ、幻想的な景色をみることができます。

開催期間や時間は?

灯籠茶会は、白河茶道連盟の主催により、南湖公園「翠楽苑」にて例年8月の初旬に開催されます。約500基もの灯籠が灯される夜のイベントとして年に1度行われます。その美しい景色をぜひご覧ください。

参加料金は?

翠楽苑への入場料は、大人310円、小中高校生150円、呈茶500円、呈茶セット券730円となっています。

イベント⓷十五夜月見会

最後に、南湖公園の翠楽苑にて行われる"十五夜月見会"についてご紹介致します。イベント内容や時期、料金についてご案内しますので、参考にしてください。

どんなイベント?

十五夜月見会は、翠楽苑の庭園で、楽器の生演奏を聴きながらお月見をするというイベントです。翠楽苑の池にはたくさんの灯籠が並び、大変幻想的な景色の中、生演奏とお月見を楽しむことができます。限定の生菓子、抹茶もいただけるのが嬉しいです。

開催期間や時間は?

開催時期は、例年9月下旬頃に3日間に渡り行われます。時間は、例年午後5時30分から8時3までです。

参加料金は?

参加料金は日(演奏項目)によって異なりますが、1日目、2日目の前売り券は、1,000円程度、当日券は1,200円程度です。3日目最終日は200枚限定で2,000円程度となっております。

「南湖公園」にある施設案内

続いては、南湖公園内にある施設のご紹介です。共楽亭や、ラーメンが美味しい湖畔亭、桜の開花時期には多くの人で賑わう南湖神社についてや桜開花情報など、盛りだくさんです。

施設①共楽亭

南湖公園にある施設1つ目の場所は、共楽亭です。南湖を見渡せる眺めの良い場所にあり、奇棟造りの木造木端葺(こばぶき)平屋の茶亭です。

定信が建てた茶室

共楽亭は松平定信によってたてられました。定信は「共楽亭」と題した和歌も詠んでいます。「山水の高きひきき(低き)もへだてなく 共に楽しきまどい(円居)すらしも」という和歌です。

内部には鴨居や敷居がない

定信は、あえて共楽亭の8畳2間の室内に、鴨居や敷居を立てませんでした。この理由は、身分関係なく"士民共楽"という理念を掲げた定信の思いによるものだと言われています。

南湖の十七の景勝の一つ

共楽亭は"南湖の十七の景勝"の1つにも数えられています。南湖公園に訪れた際は、ぜひ共楽亭を観察してみましょう。

見学時間や料金は?

白河市南湖地内にある共楽亭は、外観のみの見学は自由に行うことができます。基本的に建物内部の公開は通常行っていません。

施設②翠楽苑

南湖公園にある施設2つ目の場所は、翠楽苑です。翠楽苑では様々なイベントが開催されます。南湖公園に訪れた際は、翠楽苑に立ち寄ってみましょう。

日本文化の伝承を体現する施設

翠楽苑は、松平定信の"庭園理念"を受け継ぎ、日本文化の伝承を体現するべく造られた日本庭園です。春夏秋冬どの季節も美しいその庭園は、訪れる人々を感動させます。

「南湖公園」の一角にある

南湖公園の一角にある翠楽苑は、なんと面積約24,700㎡の敷地を所有しています。"翠楽苑"の名称は、南湖の""と、湖と水に通じる""です。

回遊式庭園

翠楽苑は、"池泉回遊式庭園"で、3つのゾーンに分かれています。松楽亭なとがある「野辺」のゾーン、「」のゾーン、「まち」のゾーンです。3つのゾーンにも注目してお庭探索を楽しみましょう。

「松楽亭」でお茶が楽しめる!

松の中にあることと、楽翁公からとって名づけられた「松楽亭」では、お茶を楽しむことができます。千代の間(春)、松風の間(夏)、錦の間(秋)、常盤の間(冬)は、どの部屋も開放的で心が安らぎます。

茶室秋水庵がある

翠楽苑には、池に面した松楽亭の他に、茶室秋水庵があります。茶道の大茶会の他にも、8月には灯籠茶会、9月と10月には月見会などのイベントが催されます。

茶会や茶道体験が開催される!

翠楽苑に訪れた際、おすすめしたいのが茶道体験です。入園料と呈茶のセットでチケットを購入するがおすすめです。素敵なお庭を眺めながら茶道を体験し、非日常感を味わいましょう。

入園料や入園時間は?

翠楽苑の入園料は大人320円、小・中学生160円です。入園料と抹茶のセットは大人780円、小・中学生630円(生菓子付)となっています。営業時間は9時~17時までですが、7・12から3月の第2水曜日(祝日の場合翌日)、年末年始(元旦除く)は休苑日ですので注意しましょう。

施設③湖畔亭

最後3つ目は湖畔亭をご紹介します。南湖公園で散歩、ハイキングを楽しんだ後はランチにラーメンやそばでもいかかでしょうか?湖畔亭の詳細についてみていきましょう。

「南湖公園」のほとりにある

南湖公園のほとりにある"湖畔亭"は、白河ラーメンで有名なお店です。湖畔亭ではラーメンもそばも手打ちされ、チャーシューはこだわりの炭火焼きです。

おすすめメニュー①手打からしねぎラーメン

湖畔亭の一押しメニューは、"手打からしねぎラーメン"です。ピリッとしたシャキシャキのからしねぎとラーメンがよく合います。ラーメンのスープは鶏ガラであっさりとしており、くせになる味です。ラーメンの価格は600円とリーズナブルです。

おすすめメニュー②そば定食

湖畔亭のおすすめメニュー2つ目は、"そば定食"です。麺はラーメン、もりそば、かけそば、かけうどんの4種類から選択することができ、エビフライや焼肉など日替わりのおかずに加え、小鉢やお新香も付いてきます。お値段はこれで750円とお得です。

おすすめメニュー⓷だんご汁

変わり種の"だんご汁"の人気メニューの1つです。具だくさんの豚汁の中に特製そばだんごが入っています。豚汁のだしとだんごがマッチし、絶品です。

営業時間は?

湖畔亭の営業時間は11時から17時までです。湖畔亭はテーブル、座敷合わせ100席用意されていますので、お昼時も回転が良いのが嬉しいです。駐車場も15台あります。

施設④南湖神社

南湖公園の施設4つ目の場所は、南湖神社です。南湖神社の見どころをたくさんご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

「楽翁桜」を見に行こう!

南湖神社といったら、美しい"楽翁桜"(紅しだれ桜)が有名です。開花時期になると楽翁桜が南湖神社の参道を華やかに彩り、多くの人々で賑わいます。

開花時期や見頃は?

楽翁桜開花時期、見事についてご紹介します。推定樹齢約200年のこの桜は、紅色が濃く、小さくて可憐な花を咲かせるのが特徴です。例年の開花時期は、4月中旬で、見頃は、4月中旬から下旬頃です。春の桜の開花時期にはぜひ南湖神社を訪れてみましょう。

境内には松風亭羅月庵がある

南湖神社の境内には、定信ゆかりの茶室である"松風亭蘿月庵"があります。"蘿月"とは蔦の葉の間から見える月のことを示します。質素な茶室ではありますが、温もりが感じられる風情のある茶室です。

祭神は松平定信

南湖神社は、松平定信を祭神として大正11年に建立されました。渋沢栄一翁の援助のもと建てられたと伝えられます。南湖神社境内には、公の遺品、渋沢翁の書を収めた「南湖神社宝物館」があります。大人350円・子供200円で見学可能です。

「南湖公園」詳細情報

最後に、南湖公園の気になる詳細情報についてご紹介致します。駐車場やアクセスなどの基本情報や、名物の花月のだんごについても合わせてご案内します。

アクセス詳細は?

南湖公園のアクセス情報については、東北新幹線の新白河駅からですと、JRバスで10分(棚倉行き)「南湖公園」で下車します。徒歩で1分で目的地に到着です。

駐車場はある?

南湖公園内には、250台分の無料駐車場があるので、車で来ても安心です。おススメの駐車場は、神社の近く、お茶処の前ですが、こちらは混雑が予想されます。菅生舘駐車場、東駐車場、鬼越駐車場がありますのでチェックしましょう。

利用料金は?

南湖公園は見学自由で、いつでも入り休憩することができます。南湖公園内のカフェや庭などの1部施設に関しては、有料ですので注意しましょう。

入園時間はある?

南湖公園は入園自由で無休ですが、翠楽苑は9時から17時で、入園受付は終了30分前までとなっており、有料です。

花月に名物を食べに行こう!

南湖公園に訪れた際は、安政4年より南湖公園の湖畔で茶屋を営んでいる"花月"で、一息つくことをおすすめします。花月では元祖南湖だんごをはじめ、その他、花月おすすめの甘味やお食事を提供しています。創業以来伝統の花月の味をぜひご堪能ください。

名物は元祖南湖だんご

花月の名物といえば、なんといっても"南湖だんご"です。花月のだんごは皿や折箱に盛られ提供され、様々な種類があります。花月名物南湖だんごは、あん、みたらし、ごま、ずんだなどなど。ぜひ花月名物南湖だんごをご賞味ください。

営業時間は?

花月の営業時間は、午前9時から午後18時までです。休みは不定休のため注意しましょう。座席数は45席あり、駐車場も10台分あります。

「南湖公園」基本情報

【住所】 福島県白河市南湖1
【営業時間】 見学自由
【料金】 無料
【アクセス】 東北新幹線 新白河駅からJRバスで10分(棚倉行き)
「南湖公園」から徒歩で1分
【駐車場】 有り
【公式HP】 http://shirakawa315.com/sightseeing/nanko.html

日本最古の公園の絶景を堪能しよう!

福島の人気観光名所「南湖公園」についてご紹介致しました。桜や紅葉のライトアップなど南湖公園では四季折々の景色を楽しむことができます。また、花月の名物だんごや湖畔亭のラーメンなど美味しい食べ物も盛りだくさんです。

福島に訪れた際は、カップルや家族、友達と楽しめる南湖公園へ足を運んでみましょう!ぜひ参考にしてみてくださいね。

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hattori.m
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