大河原町の桜の名所「白石川堤一目千本桜」の開花情報!桜まつり情報も!
大河原町にある「白石川堤一目千本桜」は、宮城一の桜の名所で知られています。大正12年に1200本の桜が植樹されてから、毎年多くの人が大河原町に観光に訪れるという、歴史あるお花見スポットです。開花に合わせて開催されるまつりやライトアップ情報などをご紹介します。
目次
大河原の人気スポット「白石川堤一目千本桜」
大河原町にある、宮城一のお花見スポットと言えば、なんと言っても「白石川堤一目千本桜」が有名です。1200本もの桜が作りだすピンクのトンネルが8キロ以上も続く光景は圧巻の一言で、毎年国内外を問わず多くの人が、「白石川堤一目千本桜」を見るために大河原町を訪れています。
この記事では、大河原町の一大観光名所となっている「白石川一目千本桜」の開花情報や歴史、桜のライトアップなどが実施されるイベント情報などについて、詳しくお伝えしていこうと思います。今年のお花見はぜひ、大河原町で行うことも検討してみてください。
大河原町の有名な桜トンネル!
宮城県の一目千本桜の夕景。桜並木と東北線と雪の残る蔵王と。 pic.twitter.com/PsmnrvIJXt
— Tad (@TadTwi2011) April 14, 2019
大河原町にある、「白石川堤一目千本桜」が織りなす桜のトンネルは非常に有名で、日本国内のみならず、海外の人たちからも興味を持たれている場所でもあります。特に海外からは、「白石川堤一目千本桜」が満開の様子をSNSにアップすると、多くのアクセスやコメントが投稿されます。
総距離は8キロ以上
大河原町の「白石川堤一目千本桜」が織りなす桜のトンネルは、全長8キロ以上という驚異的な長さです。どこまで歩いても一面ピンクの景色が続く様は全く見飽きることがなく、ただ遊歩道を歩くだけでも楽しくなってきます。すぐ近くをJRが通っていますが、総距離が8キロもあるので、電車からでも十分桜を楽しむことができますよ。
大河原「白石川堤一目千本桜」の歴史や見頃
大河原町の「白石川堤一目千本桜」は、実に1200本もの桜が花を咲かせています。どうしてこんなにも多くの桜の木が生えているのか、いつから大河原町が桜の名所として知られるようになったのか、気になる人も多いと思います。実は一目千本桜には、心温まる歴史が隠されていました。
大河原町出身の、ある一人の実業家の願いが込められた「白石川堤一目千本桜」の歴史について、ここでは詳しくご紹介します。
大正12年に植樹
「白石川堤一目千本桜」は、大正12年に大河原町に植樹された歴史ある桜です。当時、大河原町で生まれ育った実業家・高山開治郎氏が「地元に、名所になるような桜並木を作りたい」という思いで植樹した約1,000本の桜たちは、今では約1,200本にもなりました。今では、日本国内でも一、二を争う桜の名所として、多くの人が大河原町に訪れています。
およそ100年前に植えられた、歴史ある桜たちは、今や日本のみならず世界中から大河原町に人を呼ぶほどの一大名所となりました。こうした歴史を知って眺めてみると、一目千本桜の花がまた違ったものに見えてくるはずです。
品種はソメイヨシノが9割
満開で華やかなソメイヨシノも
— Q (@QQQA50) February 25, 2020
好きですが、
つぼみも、可愛いです#桜 #三部咲き #もうすぐ春 #photograph #スナップ #キリトリセカイ#ファインダー越しの私の世界 pic.twitter.com/dNLpW8BMLg
ちなみに、「白石川堤一目千本桜」に植えられている桜の9割は、日本では最も有名な「ソメイヨシノ」という品種です。大河原町のみならず全国的にも馴染み深い品種で、葉よりも先に花が満開になり、その姿が非常に華やかなことから、多くの人に愛されています。ちなみに、残り1割は「シロヤマザクラ」という品種です。
見頃の時期は4月中旬
大河原町の「白石川堤一目千本桜」の桜は、毎年大体4月中旬頃に見頃を迎えます。極端に暖冬であったり、4月になっても寒い日が続いたり、ということになれば見頃の時期がずれてしまうこともありますが、大河原町に桜を見に訪れるのであれば、大体4月中旬が見頃である、と覚えておくといいでしょう。
開花は4月上旬頃
白石川堤一目千本桜の見頃は4月中旬ですが、開花が始まるのは例年4月上旬頃となります。開花から見頃を迎えるまで、大体1週間〜10日程度なので、開花が始まったな、と思ったら、翌週末くらいが見頃になると覚えておくのがいいですね。
少し足を伸ばして大河原町まで桜を見に行く、ということであれば、大河原町の観光サイトなどでその年の開花情報はチェックできますので、そちらを元に見頃の時期を推測することをおすすめします。
遊歩道の撮影スポット情報!
なお、「白石川堤一目千本桜」を楽しむためにぴったりな遊歩道には、桜を美しく撮影するのにぴったりなスポットがたくさんあります。今年の春は是非、カメラを持って大河原町に向かい、満開に咲いた白石川堤一目千本桜を写真におさめてみてはいかがでしょうか。
撮影スポット①韮神堰
おはようございます!
— 宮城県柴田町観光物産協会 (@ShibataInfo) April 13, 2017
今朝は絶好の桜日和となりました。
仕事の前に大河原町方面へ
韮神堰からお馴染みの絶景をどうぞ★
(こちらはしばた千桜橋から歩いて10分程です。折角の一目千本桜、船岡城址公園だけじゃ勿体ないよ!) pic.twitter.com/XT9GNQ11oF
まず、白石川堤一目千本桜の最も有名な撮影スポットとして挙げられるのが「韮神堰(にらがみせき)」です。一目千本桜の目の前には、白石川という川が流れていますが、この川を挟んで向かい側から、一目千本桜を撮影する、というのが人気の撮影スポットとなります。
天気が良い日であれば、どこまでも続く桜並木と青空、そして白石川に映り込む桜並木のコントラストがとても美しく、絶好の撮影スポットとなります。
撮影スポット②しばた千桜橋
#2017しばた桜まつり
— 宮城県柴田町観光物産協会 (@ShibataInfo) April 16, 2017
朝のうち雲で霞んでいた蔵王連峰が、ようやく美しいお姿でお出ましになられました★待ってたよ~!!
しばた千桜橋から pic.twitter.com/lLIC4iQvUl
2015年3月に新たに作られた撮影スポットが「しばた千桜橋」です。一目千本桜と船岡城址公園を徒歩で行き来できるようにするため作られた歩道橋のことで、ここからの桜の姿が絶景である、と話題になっています。
歩道橋の中央には、ちょっとした踊り場のようなスペースがあり、ここから写真を撮影する人が多いようです。一目千本桜の横を走る電車と一緒に桜を撮影する、という構図が人気で、桜の季節になると多くの人がSNSなどに写真をアップしています。
撮影スポット③日本一太い桜の木
あった❗️あった‼️
— 温羅(うら)🤖🍓👹 (@ura_onisama) March 29, 2019
日本一太いソメイヨシノ桜🌸
ってか、役場の人が標札打ってて分かった。
…けど、さっき凄まじい枝ぶりの樹があるからって偶然写真撮ってた。
一本だけ凄まじい。植樹されてから100年近いからね。✨ pic.twitter.com/7PnFOyexFq
最後に、一目千本桜にある「日本一太い桜の木」をご紹介します。船岡駅から下車し、白石川堤に着いたら、通常であれば左側に曲がると思うのですが、是非右手側に向かってみてください。こちらに「日本一太いソメイヨシノの巨木」があります。
幹周りは約4.35m、東西26m、南北24m、高さ16mもあるというこの歴史あるソメイヨシノは、満開になるとそれは見事な姿を見せてくれます。大河原町に桜を見にきたのであれば、是非一度はこのソメイヨシノの巨木にも訪れてみることをおすすめします。
大河原の人気イベント「おおがわら桜まつり」
宮城を代表するサクラの名所の一つ、「一目千本桜」がきょう満開となりました。大河原町では「おおがわら桜まつり」が始まり、さっそく大勢の人でにぎわいました。 pic.twitter.com/FAE5RxaeIf
— TBC東北放送 報道部 (@TBC_houdou) April 5, 2018
大河原町では、桜の季節になると毎年「おおがわら桜まつり」という有名なおまつりが開催されます。全国的にも人気が高いおまつりで、多くの人が全国から訪れるということもあって、毎年楽しみにしている人が多いイベントでもあります。
さらに、イベント開催中は桜のライトアップなども行われるため、わざわざこのライトアップの時期に合わせてお花見日程を組む、という人も多いと聞きます。ここでは、開催日程やイベントの内容などについて、ご紹介します。
例年の開催日程
「おおがわら桜まつり」は、毎年4月上旬〜中旬にかけて行われます。ちょうど一目千本桜が開花〜見頃の時期に合わせて開催されているので、訪れる人たちは一目千本桜の見頃な桜並木と、「おおがわら桜まつり」の華やかな賑わいの両方を楽しむことができるのが特徴です。
様々な出店が登場!
こちらは、大河原の一目千本桜で開催されている「おおがわら桜まつり」の会場ですっ 川沿いにある長い建物…これ、ぜんぶ出店なのですよ! わくわくしますよねっ pic.twitter.com/UqaR8zA5Zk
— ゆめさの☆ぱぁ〜しあ (@Yumesano_Parcia) April 15, 2017
「おおがわら桜まつり」では、大小様々な出店が登場します。こちらのおまつりでは、たこ焼きや焼きそば、チョコバナナなどの定番商品から、地元の企業などの出店まで、幅広いお店が出揃います。なので、手ぶらでこちらの会場にきても、食べるものには全く困りませんし、お土産をおまつり会場で購入することも可能です。
お花見弁当も販売!
しばた千桜橋を渡って橋の下のさくらマルシェでお昼ご飯。
— ハチ88 (@hachi_8_88) April 15, 2019
お花見弁当と白石うーめん、デザートも兼ねてコーヒーゼリーinミルクコーヒーをいただきました。
風が強い中飛ばされそうになりながら川沿いの一目千本桜の並木を散歩。
だいぶ花びらが散ってましたので今週末までは持たないかなぁ。#桜巡り pic.twitter.com/6um8rlAZ08
また、おおがわら桜まつりでは、毎年複数のお花見弁当が会場内で販売されています。これらのお花見弁当は、地元の飲食店やお弁当屋さんなどが出店していて、当日会場内で購入することができます。ただし、数に限りがありますので、どうしてもこのお店のお花見弁当が食べたい!ということがあるなら、4日前までに各店舗にお電話して、予約しておくのがおすすめです。
音楽演奏や郷土芸能を鑑賞
おおがわら桜まつりでは様々な催し物がありますが、中でも人気が高いのが音楽演奏や郷土芸能です。大河原町と言えば、なんと言っても堤神楽が有名です。また、バンド演奏なども行われますので、老若男女問わずイベントを楽しむことができます。
お花見屋形船が運行
サクラの名所、宮城県大河原町の一目千本桜。お花見屋形船の運航が始まりました。 pic.twitter.com/uF2rRsbdbA
— TBC東北放送 報道部 (@TBC_houdou) April 6, 2016
「おおがわら桜まつり」の目玉として多くの人が楽しみにしているものの一つに「お花見屋形船」があります。中学生以上の大人が1,500円、子供が800円で、白石川を運行する屋形船に乗り、船の上からゆったりと桜を楽しむことができるというものです。
朝の10時から夕方4時まで運行していますし、何より疲れを感じることなく、のんびりした時間の流れの中で眺めることのできる桜は、また格別です。ぜひ一度は乗ってみることをおすすめします。
夜間には桜のライトアップ
夜桜を見たくなって急遽、出かけて来ました。大河原町の一目千本桜ライトアップ。晴れて穏やかな夜となりました。 pic.twitter.com/HaX01gDto7
— Tad (@TadTwi2011) April 7, 2018
先ほどもお話しした通り、夜6時から10時の間は、桜のライトアップ姿を楽しむことができます。ライトアップによって暗闇にふわっと浮かび上がる一面ピンクの桜の姿は、一見の価値あり、という絶景です。ライトアップされた桜は非常に幻想的で、その風景を見ながら一目千本桜の歴史を感じる、という人も少なくありません。
こちらのライトアップについては、何か別料金が必要、ということはないので、ぜひ夜でも温かい日を狙って外出してみてくださいl。
例年の混雑状況や駐車場情報
ここまでの情報で、実際に大河原町の白石川堤一目千本桜を見に行こうと思った方も多いのではないでしょうか。ここで気になるのが、周辺の混雑状況や駐車場情報だと思います。行ってみたはいいけれど、混雑しすぎていて車の中から一瞬見えただけ…というようなことにならないように、例年の混雑具合や周辺の駐車場情報について、ご紹介します。
見頃の週末は特に混雑
当然のことではありますが、大河原町の桜を見に来た人たちで特に混雑するのは、見頃を迎える4月中旬の週末です。見頃になった一目千本桜の景色は本当に見事なので、見に来たがる人が多いのは当然と言えます。ですので、狙い目は見頃を迎えた平日の昼間ですね。仕事などで難しい人もいるかもしれませんが、おすすめです。
祭り開催時は臨時駐車場が!
なお、「おおがわら桜まつり」が開催されている時期に限定されてはしまいますが、河川敷に有料の臨時駐車場が設けられます。また、一目千本桜から多少離れてはしまいますが、土日限定で合同庁舎、大河原町小学校の校庭、大河原町中学校のグラウンドが無料開放されますので、こちらもぜひ利用してみてください。
会社のみんなでバスを借りて見に行きたい、という方は、バス専用の駐車場も用意されています。大川原駅前のタクシープールや、駅前のセブンイレブン駐車場などが提供されますので、バスを利用されるのであればこちらを利用するのがおすすめです。
駐車場の料金
ちなみに、河川敷の臨時駐車場は普通車が1台500円、バス専用の駐車場であれば1台3,000円で利用することが可能です。そこまで大きな金額では決してないので、利便性も考えると有料駐車場を利用するのがおすすめです。
JR東北本線は徐行運転で運行
宮城県南の大河原町と柴田町は桜の名所。
— さいたま@ヤマハYZF-R3はいいぞ🏍 (@mx5_saitama) March 3, 2016
白石川の川沿いとJR東北本線の線路沿いは一目千本桜(ひとめせんぼんざくら)と呼ばれる桜の回廊。
東北本線はこの時期、通勤時間帯を除き徐行運転するよ
🌸???🌸
さあ桜を愛でに宮城においでよ pic.twitter.com/Z5fiIgB3QX
あと、おすすめの一目千本桜の楽しみ方として、JR東北本線の電車に乗って桜を眺める、というものがあります。実はJR東北本線は、桜の見頃を迎える時期に限って、一目千本桜沿いを電車が通る際には徐行運転をする、という粋な計らいをしてくれています(通勤時間帯を除く)。
徐行運転中は、ゆったりと桜を眺めることができますので、電車を使って大河原町に向かえる人は、ぜひJR東北本線に乗ってやってくることをおすすめします。
大河原「白石川堤一目千本桜」のスポット詳細情報
最後に、白石川堤一目千本桜のアクセス方法などについてご紹介します。こちらの情報を参考にして、今年はぜひ、白石川堤一目千本桜を見に大河原町を訪れてみてください。これまでに見たこともない桜の絶景に、心奪われること間違いなしですよ。
白石川右岸河川敷公園へのアクセス
まずは白石川堤一目千本桜がある、白石川右岸河川敷公園へのアクセスについてご紹介します。白石川右岸河川敷公園へは、車、もしくは電車で行くのが便利です。電車の場合は、JR東北本線に乗車し、船岡駅で下車すれば、西口側の「さくら歩道橋」からすぐ公園を見つけることができます。
車で公園に向かう場合、白石ICから車で約20分ほどで向かうことができます。車の場合、白石川右岸河川敷公園にはおまつり期間中であれば有料駐車場が開設されていますので、ぜひそちらを利用してください。
白石川右岸河川敷公園の基本情報
【名称】 | 白石川右岸河川敷公園 |
【住所】 | 宮城県柴田郡柴田町船岡川端 |
【参考サイト】 | https://www.pref.miyagi.jp/ soshiki/ok-doboku/ks2-funaoka.html |
【お問い合わせ先】 | 0224-55-2120 |
【駐車場】 | あり |
【アクセス】 | JR東北本線・船岡駅で下車し、西口側「さくら歩道橋」よりすぐ |
近隣の公園でしばた桜まつりも開催!
Miyagi, Japan. しばた桜まつり🌸🌸🌸
— Nan (@Nan27133975) March 3, 2019
東北有数の桜の名所として知られ、満開時には山一帯が桜色に包まれる船岡城址公園。スロープカーに乗れば、美しい桜のトンネルを抜けることが出来る。 pic.twitter.com/JT2R5wLXHD
ちなみに、近隣にある「船岡城址公園」でも、「しばた桜まつり」という別のイベントが開催されます。こちらの「船岡城址公園」も桜の名所として知られており、特にスロープカーに乗ってくぐっていく桜のトンネルは見事です。かなり近くに桜を見ることができますので、ぜひこちらの公園にも足を伸ばしてみてください。
船岡城址公園の基本情報
【名称】 | 船岡城址公園 |
【住所】 | 宮城県柴田郡柴田町船岡字舘山 |
【参考サイト】 | https://www.jalan.net/ kankou/spt_04323ah3330040856/ |
【お問い合わせ先】 | 0224-55-2123 |
【駐車場】 | あり (大型車5台、普通車150台) |
【アクセス】 | ・東北本線・JR船岡駅より徒歩で約15分 ・東北自動車道村田・白石ICより車で約15分 |
大河原の絶景の桜の下でお花見を!
大河原町の桜が、世界的にも有名な桜の名所であることをお分かりいただけたでしょうか。歴史ある桜の名所を見るために、毎年多くの人が開花時期になるとこの場所に足を運んでいます。さらに、おおがわら桜まつりの時期になると、ライトアップされた桜が非常に人気となります。
歴史ある一目千本桜を見ていると、かつてこの地に桜を植樹した事業家の願いに想いを馳せずにはいられません。今では多くの光にライトアップされ、多くの人を楽しませてくれているこの桜を見に、ぜひ大河原町を訪れてみてください。