宇宙の魅力を知る!種子島宇宙センターの見学情報やお土産を紹介!
鹿児島県種子島にある種子島宇宙センターでは宇宙の魅力やロケットの歴史について学ぶとこができます。また、職員食堂で食事をすることもでき、大人でも楽しめる内容が満載です。今回は種子島宇宙センターの見学情報やアクセス方法、お土産についてご案内します。
目次
「種子島宇宙センター」とは
種子島宇宙センター!!
— 居倉健 (@ikuraguitar) November 23, 2019
wkwkする!! pic.twitter.com/Z4zliwv6S7
「種子島宇宙センター」とは鹿児島県の種子島、南種子町にある日本最大のロケット発射施設です。種子島と言えば鉄砲の伝来の歴史で有名ですが、今ではこの地で最先端の宇宙開発が行われているのです。
宇宙の歴史や魅力を知れるセンター
種子島宇宙センターでは宇宙の歴史や魅力を知ることができます。宇宙の成り立ちの歴史や世界各国で打ち上げられてきたロケットの歴史、JAXAの宇宙研究の歴史などについて学ぶことができます。
「種子島宇宙センター」の魅力とは?
種子島宇宙センターは世界でも珍しい海の近くに配置されていて宇宙の魅力や歴史について学べることが分かりました。そんな種子島宇宙センターの特徴について詳しく解説します。
宇宙開発について学べる!
種子島宇宙センターでは宇宙開発について学ぶことができます。種子島宇宙センターでは人工衛星の打ち上げが行われています。人工衛星は通信、放送、気象観測やGPSなど現代の私たちの生活に欠かせない情報を提供してくれます。
種子島宇宙センターでは人工衛星に搭載するロケットの組み立て、整備、点検・打ち上げ、打ち上げ後のロケットの追跡を行っており、日本の宇宙開発の中心的な役割を担っています。
日本で唯一の離島にある宇宙センター
@種子島宇宙センター。(今日は雨ですが。。。)
— 星出 彰彦 (JAXA宇宙飛行士) (@Aki_Hoshide) June 4, 2016
こうのとり6号機のインターフェイス確認のために、来ています。 pic.twitter.com/8MPk6fbi0m
種子島宇宙センターは日本で唯一離島にある日本最大の宇宙センターです。発射台がサンゴ礁に囲まれた岬に設置されていることから「世界一美しいロケット基地」ともいわれています。
宇宙センターがここ種子島に設置された理由としてはロケット打ち上げの条件として東南方向の発射に対して陸海空の安全の支障がなく、地球の自転を利用するために有利な赤道に比較的近いことがあげられます。
東京ディズニーランド20個分の広さ
種子島宇宙センターは東京ディズニーランド20個分もの広さがあります。広大な敷地の中にロケットや宇宙衛星を組み立てて実験し、打ち上げまでされる施設がすべて整っています。
ディズニーランド20個分といったらかなり広く感じますが、実際は種子島の2%程の面積です。世界中のロケット打ち上げ施設と比較するとコンパクトにまとまっています。
無料で館内とツアー見学ができる
種子島宇宙センター!!
— 居倉健 (@ikuraguitar) November 23, 2019
wkwkする!! pic.twitter.com/Z4zliwv6S7
種子島宇宙センターにある宇宙科学技術館は無料で見学することができます。施設内には宇宙やロケットについて知ったり体験することができる展示品があります。申し込めばガイド付きのツアーに参加することもできます。ツアーももちろん無料です。
ツアー見学ではセキュリティエリアにある「ロケットガレージ」「総合指令棟」「ロケットの丘展望所」「大型ロケット発射場」のうちのいずれかを回ることができます。後ほど詳しく説明します。
「種子島宇宙センター」の宇宙科学技術館
種子島宇宙センター行ったよー pic.twitter.com/sDUhAbTsqP
— こりん@🐉❤️? (@kotori__jp) December 12, 2019
種子島宇宙センターの概要について説明してきました。宇宙科学技術館は宇宙開発の歴史について学ぶことができ、無料で入館できるのでおすすめです。そんな「種子島宇宙センター」宇宙科学技術館の見所についてもう少し詳しく解説したいと思います。
「種子島宇宙センター」宇宙科学技術館では普段ここでしか目にすることができない、歴史的にも価値のある展示品が目白押しです。また、フルスクリーンでロケット打ち上げを体験できたり、宇宙空間にいるかのような写真がとれるフォトスポットなどもあります。
見所①ロケットの展示
H-Ⅱロケット実物大模型がある竹崎射場エリア@種子島宇宙センター pic.twitter.com/3vfkgPs4jn
— なえぴゃん (@naepyan) March 17, 2014
宇宙科学技術館には世界各国のロケットの模型が展示されていてロケットの歴史について学ぶことができます。同じロケットでも国によってデザインの違いなども比較できます。また、日本の歴代のロケット模型も展示されていて、日本のロケット開発の歴史についても知ることができます。
種子島宇宙センターの広大な敷地内にはH-IIロケットの実物大模型が展示されています。H-IIロケットの全長は50mほどあり、中央には180㎝台ほどの宇宙服モデルが立っていて、ロケットがいかに大きい物かをわかりやすく伝えています。
見所②リフトオフシアター
ロケットエンジンシアターではリフトオフシアターを見学することができます。リフトオフシアターでは壁面にある超大型の壁面スクリーンと床面の映像を駆使していてロケットの打ち上げの瞬間を体験することができます。
リフトオフシアターにはスモークなどの演出もあり、本番の打ち上げさながらで大人でも興奮する迫力満点の仕上がりとなっています。
見所③ホンモノ体験ロケットガレージ
種子島宇宙センターのロケットガレージには実際に打ち上げられるはずだったH-IIロケットの7号機の実機を間近で見学することができます。もちろん模型ではなく、本物のロケットです。このロケットは国立科学博物館が認定する重要科学技術資料に登録されています。
ロケットガレージにはロケットエンジンの一部も展示されています。このエンジン1基分でジェット機エンジンの4基分の威力があります。また、展示品に触れることはできませんが、唯一ロケットを運ぶ台車のタイヤを触ることができます。このタイヤは直径1ⅿ程で台車に56個のタイヤがつけれられており、タイヤ一つ辺りに最大25トンもの荷重がかかるといいます。
ロケットガレージは自由に出入りできないセキュリティエリアにありますので、見学する際にはツアーに申し込みましょう。ツアーももちろん無料で申し込みできます。
見所④きぼう フォトスポット
「きぼう」は種子島宇宙センターによって開発されている有人実験施設です。きぼうの展示品の中は入れるようになっており、面白い写真が撮れるフォトスポットとなっています。
中の展示品は果物やパソコン、コードなどが宙に浮いているように配置され、まるで無重力空間に入るかのような演出が施されています。宙に浮いているようなポーズが取れるようになっていて、あたかも宇宙飛行士になったかのような写真を撮ることができます。
見所⑤きぼう 日本実験棟実物大モデル
「きぼう」は宇宙で現在も建設が進んでいる国際宇宙ステーションです。宇宙科学技術館ではその一部の実寸大モデルが展示されています。希望実寸大モデルは内部を見学することもできます。
「きぼう」の全長はサッカー場ほどの大きさがあります。「きぼう」を含むで国際宇宙ステーション計画にはアメリカ、ロシア、ヨーロッパ、日本などの15か国が参加しており、実物大モデルでは世界の最先端技術を見学することができます。
「種子島宇宙センター」施設案内ツアーの見所
種子島宇宙センターに行ったらは施設案内ツアーに申し込みましょう。施設案内ツアーでは自由に出入りできないセキュリティエリアを見学することができるのでかなりおすすめです。もちろんガイド付きですので、ロケットの実機を見ながら歴史などについても質問することができます。
種子島宇宙センターやばい。
— そーこくん (@kachiagarenai) January 24, 2020
ここ最近で一番興奮した。
あとカレーがかわいい。笑 pic.twitter.com/ouBNHy2VLu
料金は無料で見学できますが、定員があるため事前に電話などで予約をするようにしてください。施設案内ツアーは1日3回開催されます。開始時間は11:00、13:30、15:30です。それではツアーの見所について少しご説明していきます。
また、ツアー以外にも職員が利用する食堂を利用することができます。食堂が利用できる時間帯は限られていますので、事前に食堂の情報を確認しておいて下さい。
見所①ロケットの丘展望所
種子島宇宙センターの吉信射場とH-IIB#信仰する宗派の御本尊を貼ってコロナ終息祈願 pic.twitter.com/lGuw9RRBEJ
— ZplusC1Bst (@ZplusC1Bst) April 12, 2020
ロケットの丘展望所は種子島宇宙センターのロケット打ち上げ場が見学できる展望所です。発射場から2キロ離れた先にあり、一般公開されていてロケットの発射台を見学することができます。
実際の発射の際には立ち入り禁止になりますが、ロケットへの燃料注入までは見学することが可能なので、打ち上げ前には発射場にセットされたロケットを見ることができます。
見所②H-IIロケットの実機
筑波宇宙センターからは、シンボル的存在のH-IIロケットのノズルスカートをご紹介!
— JAXA筑波宇宙センター (@TKSC_JAXA) October 18, 2018
担当者に確認したところ、業界用語でノズルスカートの上の布の部分はパンツと呼ぶのだそうで、「うちのは展示用に透かしてるんだよね」とのこと。#ミニスカートの日 pic.twitter.com/EvMlLg3I3r
H-IIロケット7号機の実機はロケットガレージ展示されています。中身も見えるようになっていますので、何千万個もの部品がロケットの機体の内部に複雑かつちみつに組み合わされている様を見学することができます。
ロケットガレージに展示されているロケットは本来打ち上げられる予定でした。ツアーガイドからなぜ打ち上げされなかったなどの経緯も聞くことができます。
見所③総合指令棟
種子島宇宙センターの見学コースに総合指令棟も復活してますが、それなら倉庫で寝ているJ-Iロケットも見たいような気もします。 pic.twitter.com/kma2OwmJTM
— 柴田孔明 (@koumeiShibata) March 28, 2015
総合指令棟はロケット打ち上げの際に使用される指令塔です。よくテレビやドラマでロケット打ち上げが成功してガッツポーズをとる場面として印象的ですよね。実際に使用されている場所を見学できますので、臨場感が溢れます。
見所④種子島宇宙センター 職員食堂
種子島宇宙センターでは実際にJAXA職員が使っている職員食堂で食事することができます。食堂からはH-IIロケットの模型が展示されている広場とその向こうに海が見えて眺めがとても最高です。
ちょっと時間が出来たので島の南へ
— ひろにゃん🐾 (@discoaster) February 26, 2020
お昼は種子島宇宙センター食堂でロケットカレーをいただきました🚀
らすたー💫 pic.twitter.com/sgPPSBHm0N
2019年4月には観光客用にメニューがリニューアルされました。食堂長おすすめは「こうのとり御前」(要予約)で南種子町の特産品である赤米を始め、季節ごとにとれる地元の特産品が盛り付けられています。その他「赤米deロコモコ」にも赤米が使用され、安納芋のポテトサラダが添えられています。
大人でもこの食堂でJAXA職員になれた気分が味わえますし、子供なら将来種子島宇宙センターで働くことを想像できるかもしれません。なお、職員食堂の一般開放は平日のみの12:30~13:30ですので、その時間に食堂に行くようにしてください。
「種子島宇宙センター」のおすすめお土産
宇宙と言えば宇宙食が気になりますね。種子島宇宙センターには宇宙食に対応したおすすめのお土産がたくさんあります。昔は栄養だけが取れるようなものから、最近では地上と同じような見た目や味が楽しめるように進化しています。見た目が普通でも無重力空間で食べるための工夫がされていたりしています。
おすすめお土産①宇宙食スペースフード カレー
宇宙食カレー
— オギ👻🐒? (@ogi_salmon_run) April 20, 2019
見た目めっちゃ普通 pic.twitter.com/KAR4oMPSx7
種子島宇宙センターの宇宙食スペースフード カレーは人気でおすすめのお土産です。ハウス食品がJAXAと共に開発し、2007年に宇宙食として公式認定されました。
宇宙食スペースフード カレー土産は見た目は普通のカレーと同じですが、ウコンやカルシウムなどが含まれており、無重力空間で不足しがちな栄養素を補えるように工夫されています。無重力空間ではお湯で温めずに専用の加熱トレーで温めます。
おすすめお土産②宇宙食おにぎり
初、宇宙食!!!!
— 西永彩奈?サンスポGOGOクイーングランプリ (@nishinagaayana) September 17, 2019
おかゆっぽいおにぎりになりました(笑)
でも鮭おいしい👏👏 #宇宙食 pic.twitter.com/TzAlja7Ges
宇宙食おにぎりも最も人気なお土産のひとつです。宇宙食おにぎりには煮炊き不要のアルファ米が使われており、宇宙ステーション内で供給できる80℃のお湯で戻して食べることができます。日本のお米がだべたくなるのは海外へ行った時と同じで宇宙でも食べたくなるのでしょうね。
宇宙空間では味覚が少し鈍感になりますので、宇宙食おにぎりには普通のお米よりも少し粘り気の強く、冷めても食感が強い「低アミロース米」が使われています。味付けには鮭や赤飯などがあります。保存食なのでお土産にも最適です。
おすすめお土産③宇宙の種水
「宇宙」関連。「宇宙の種水 宇宙飛行士が飲む種子島の天然水」。#ij954 pic.twitter.com/5zp0Yeun5A
— 白鯨 (@white198305) October 10, 2016
宇宙の種水は種子島の南種子町でくみ上げられた水です。宇宙の種水は宇宙ステーション補給機の「こうのとり」によって輸送され、国際宇宙ステーションの生活水としても利用されています。いつか遥か遠くの惑星でもこの水が利用される日が来るかもしれませんね。
ただのお水がお土産になるなんてすごいですね。宇宙食おにぎりのお土産とセットにして宇宙食気分を満喫していただくのはいかがでしょうか。
「種子島宇宙センター」のアクセスや基本情報
種子島宇宙センターの魅力やおすすめのお土産について説明してきました。最後に種子島宇宙センターへのアクセスや駐車場、種子島宇宙センターの基本情報について説明します。
アクセス方法は?
種子島宇宙センターへは飛行機でアクセス方法とフェリーでアクセスする方法があります。飛行機でアクセスする場合はまずは鹿児島まで飛行機で向かい、その後飛行機を乗り継ぐか、フェリーで向かいます。鹿児島空港から種子島空港までのアクセスは約30~40分程です。
鹿児島からフェリーでアクセスする場合は鹿児島本港から乗船します。鹿児島空港まで飛行機で来られる方は、港まで出ているリムジンバスを利用してアクセスすると便利です。空港から高速船ターミナルまでのアクセスは約60分、料金は大人1300円、小人650円です。
駐車場はある?
種子島宇宙センターに駐車場はあります。種子島は車で端から端まで1時間くらいの小さな島ですが、観光スポットが散在してますので、レンタカーでのアクセスが便利です。
「種子島宇宙センター」の基本情報
名称 | 種子島宇宙センター |
住所 | 鹿児島県熊毛郡南種子町茎永麻津 |
アクセス | 種子島空港より車で約40分 種子島港より車で約1時間 |
TEL | 0997-26-2111 |
営業時間 | 9:00~17:30 ※社員食堂利用可能時間 12:30~13:30 |
定休日 | 毎週月曜日 (月曜日が祝日の場合は火曜日、8月は無休) 12/29~1/1 |
入館料 | 無料 |
駐車場 | あり (30台) |
公式HP | http://fanfun.jaxa.jp/visit/tanegashima |
「種子島宇宙センター」で宇宙を学ぼう!
種子島宇宙センターはいいぞ! pic.twitter.com/pKGDthpogM
— ばーーや (@tiger_rose30) April 4, 2020
いかがでしたでしょうか。種子島宇宙センターでは宇宙の歴史を学べるだけでなく、迫力満点のロケット打ち上げを体験できたり最先端の科学技術を目にすることができます。また、総合指令塔を見学できたり食堂も利用できJAXA職員の気分にもなれます。種子島にお越しの際は是非「種子島宇宙センター」で宇宙につながる未来を感じ取ってください!